
映画「スイマーズ:希望を託して」
を観た。
2022年のイギリス映画。
監督はサリー・エル・ホサイニ。
出演はマナル・イッサ、
ナタリー・イッサほか。
ユスラ・マルディニというシリア
出身の競泳選手が、内戦で母国を
脱してドイツへ渡り、五輪の難民
選手団の一員としてリオ出場を目
指す。実話に基づく物語だ。
なかなか感動的な映画だ。色々と
考えさせられる映画でもある。
内戦が激化するシリア。若者達が
音楽に踊り楽しむ上空で、戦闘機
や戦闘ヘリが飛び交う。
難民も描かれる。シリアの他に、
中東やアフリカからヨーロッパを
めざす難民の群。それを支援する
者たちも様々だ。人道支援の正規
団体もあるが、商売として移動を
援ける者。中には金だけ騙し取ろ
うとする悪徳な者もいる。難民た
ちはお互い助け合うことで自分の
身を守ろうとする。
ユスラと姉サラの姉妹。意思固く、
努力家のユスラ。奔放だが妹思い
のサラ。水泳一家で才能の長けた
妹を見る姉の胸中は複雑だろう。
自分の身を挺して弱い者を援けよ
うとするサラ。偉業を成し遂げた
ユスラと同じくらい印象的だ。
社会も、人物も、スポーツも表現
された、充実の一本でした。