9月25日(木)から27日(土)まで、念願だった会津若松に行ってきました。
当初は予定していなかったんです。今収入がほぼ途絶えているのに、何かと出費ばかりかさんでいるので。
でも、10月から本格的に仕事が始まってしまうと、まとまった休みも取りづらくなる事だろうし、今月は派遣の仕事を少し入れたおかげでお金も少し入ってきました。
「いま行かないと絶対に後悔する」
そう思ったので、出発の一週間前に急遽決めました。
■9月25日(木)
時間はかかりますが、せっかくなので新幹線ではなく、東武~野岩鉄道~会津鉄道のルートで行く事にしました。
家を8時過ぎに出て、春日部に着いたのが10時近く(ここまでが遠かった)、特急リバティ会津田島行きに乗ります。
全席指定ですが、車内はほぼ満席で驚きました。外国人観光客の姿も多く見られます。
鬼怒川温泉でだいぶ空きました。
会津田島に着いたのが12時38分、お弁当とビールを買って12時56分発の会津若松行きに乗り換えます。
駅前のお蕎麦屋さんに寄る事も考えたのですが、次の電車まで1時間半以上あるので時間を優先。
西若松で電車を降りて、まずは鶴ヶ城へ。今にも雨が降りそうな空模様です。

天守閣から見た景色。

外に出たら、しっかりと雨が降っていました。
そして、お城の近くにある宮泉銘醸で試飲して一升瓶を購入。

ここの北側一帯に飲み屋さんが多いようなので、ぶらぶら歩いてみます。
しかし、聞きしに勝る居酒屋の多さ!
「壱」いまいちかなあ。
「魚志」ちょっと敷居が高そう。
「えびす亭」良さそう。
「大統領」こじんまりした感じで良いかも。
そして「よさく」。
さりげないなまこ壁が良い感じ。主張しすぎない看板もいいんじゃない?
そういえば、酒場案内人の塩見なゆさん*1が紹介していたお店がここだったんじゃない?
ここを第一候補にしてホテルにチェックイン。
お風呂に入ってから17時半ごろに行ってみたら、あら開店していない。
しばし辺りをうろうろ。「ばんげや」か「土竜」に入ってしまおうか。「土竜」の方が良いかな。
などと思いながら、6時過ぎにもう一度「よさく」に行ったら開店していました。
よかった。
初めての場所で初めてのお店に入る時の緊張感。
「いらっしゃいませ」
奥のカウンターに通されます。
一杯目はやはりビールを飲みたいと思い、瓶ビール(キリンラガー)を注文。
すぐにお通しが運ばれてきます。
料理は、まずはさくら刺し。そして目についたのが「にしんの山椒漬け」。
なんでも保存食として昔から食べられてきた会津の郷土料理だそうです。
これがとても美味しかった。
もちろん、さくら刺しも口の中でとろけるような美味しさ。

お酒も進みます。
馬のガンパラ煮。あばらの部分を骨ごと煮込んだ料理。思わずしゃぶりついてしまいます。

お客はカウンターに地元の常連さん、テーブル席にも作業服を着た地元のグループ。
いいお店だ。
締めは会津中将の純米300ml瓶

まだ気になるメニューもあるし、翌日また来ようかな。
会計の際に「明日も来るかも」と言ったら、「混雑するので早い時間がいいと思いますよ、明日は5時から開けますので」との事でした。
さて、2軒目は「銀座九丁目」という日本酒のスタンドバー。
会津の日本酒をカクテルグラスで出すお店ですが、お酒の種類が半端なく多いです。改めて会津の底力に驚嘆します。
お刺身も提供していました。お値段は高めでしたが、かさごの刺身をいただきます。
正直かなり飲んでいて味覚も怪しいのですが、ぷりぷりしていて美味しかったです。
東京の豊洲まで直接買い付けに行っているそうです(本当?凄いな)。

骨を揚げてくれました。嬉しい。

飲んだお酒です。沢山飲んでいるように見えますが、一杯の量は少ないですから。
姉妹でやっているそうで、写真に写っている妹さんは接客、お姉さまは調理を担当していました。

10時過ぎ頃に出て宿へ帰りました。
■9月26日(金)
「とにかく歩き回るぞ」の日。
天気はまずまず良いですが、気温は20℃後半になる予想で暑いくらい、半袖のTシャツを持ってきて良かった。
まずは、会津中将の蔵元・鶴乃江酒造へ。

こじんまりとしたお店ながら活気があります。
店員の若い女性も感じが良かったです。
購入するお酒にあたりをつけて、夕方にまた寄ることにしました。
そしてお次は末廣酒造。ここは蔵の見学も出来るのですが、待ち時間が30分以上あったので諦めました。
ここから飯盛山を目指します。バスもあるようですが、3キロくらいの道のりなので歩きます。
旧瀧澤本陣。戊辰戦争の際、会津藩の本陣だった民家だそうです。弾痕の跡などが生々しく残っていました。


国の需要文化財「会津さざえ堂」。1796年建立。内部は二重らせん構造になっており、中に入ると一筆書きで上に登って下りて来られます。不思議な感じ。よくこんな建造物を作ったものです。

あとは、白虎隊記念館や白虎隊自刃の地などを見て回りました。
お昼は、ここから少し歩いた所にあったお蕎麦屋さん。悪くはなかったのですが、自分は十割蕎麦よりも二八の方が好きなのだと思います。
通りがかりにあった平凡なラーメン屋さんに行けば良かったかも知れません。ソースかつ丼ののぼりも立っていたので気になったのですが。

さらに歩いて愛宕神社の階段を登ると鬱蒼とした森の中に入ります。ここから天寧寺の裏手にある近藤勇の墓へ、昼過ぎとは思えない薄暗さの中、小道というより山道を歩いて行きます。
こういう道を歩くとテンションが上がります。

会津にもお墓があるとは知りませんでしたが、会津にとってヒーローのような存在なのかもしれませんね。
多摩地域に住む自分にとっても、近藤や土方にはある種の親近感があります。
さらに歩いて会津武家屋敷の前まで来たのですが、テーマパークのような感じだったので入るのは止めてしまいました。
お城の方に向かって歩きながら後方を振り返ったら磐梯山!ようやくその姿を見る事ができました。
時間に余裕があるのでやはり酒蔵を見ておこうと思い、再び末廣酒造へ。
3時からの回を予約して併設の喫茶店で時間待ち。スタート時間の少し前に蔵の入り口に行ったら、既に集団が蔵の中に入り始めていたので慌ててついて行きます。あれ?周りは外国人だらけ。どうやら間違えて外国人団体客のグループの中に入ってしまったようです(笑)。途中でおかしいと気がつきましたが、そのまま最後まで一緒に見て回りました。
皆さん熱心に写真を撮ったり、同時通訳の人を通して「樽の材質は?」とか「お米の出来によって味は変わるのか?」などの質問をしたりしていて、感心してしまいました。


阿弥陀寺というお寺には、これも新選組・斎藤一のお墓もありました。
この建物も興味深いです。



そして、鶴の江酒造へ舞い戻ってきました。
杜氏で専務のゆりさんがいらっしゃり、色々とお話しできた上にお勧めの日本酒バーまで教えてもらいました。
四合瓶を持ち帰るつもりでしたが、ここでしか買えない「ゆり無ろ過生原酒」など3点をクール便で送ってもらうことに。
これが届いたお酒3本です。

そして、2日目の夜は昨日と同じく「よさく」から。
5時半ごろに行ったら、ちょうど開店する所のようでした。
昨日ホールにいた年配の男性店員(会長と呼ばれていたような)と若い女性がすぐに気づいてくれました。
「昨日はよく飲まれましたね」とか言われたり。そうでもないんですけどね。
そして、昨日は不在だったマスターと女将もいらっしゃり、スタッフ勢揃いのようです。
今回は最初から日本酒で行きます。
まずは馬レバー。これは(も)お酒が進むやつ。

竹の子天ぷら。右のお酒は、マスターが「昨日も来てくれたそうなので」とサービスしてくれた、ここでしか飲めないという花春の限定品。
酒飲みはこういうのに弱いんですよね、分かってらっしゃる。この後、この同じお酒も注文してしまいました。

「ゆり」の純米吟醸もいただきます。透明で綺麗。

えのきバターは予想外の形で出てきました。

締めはお気に入りのにしん山椒で。
グラスのせいなのか、照明のせいなのか、お酒の色がきれいに映えます。このお酒、何だったのか記憶にありません。

店内は大賑わいで、予約もたくさん入っていたようです。
「昨日と全然雰囲気が違うでしょ」
「賑やかでいいですね」
若い外国人男性が一人で入って来て左隣の席に座り、馬刺しを食べながらビールを飲んでいました。
さて、それではゆりさんが教えてくれたお店「我流」に行くとします。場所はここからほど近い、狭い路地を入った所にあります。
教えてもらわなければ、足を踏み入れるのに勇気がいるような一画です。
ここは日本酒バー。若くてお酒の知識が豊富なマスターが一人で切り盛りしています。ここまで会津で飲んだお酒や好みを伝えると、お勧めのお酒を色々と出してくれます。


しばらくすると、同年代くらいと思われる女性が入ってきました。最近足の手術をしたばかりで1月以上リハビリをしていたそうですが、今はすっかり良くなったそうです
明るくてポジティブな方で、話していてとても気分が良かったです。
さらに、若い女性が一人で来店、こちらは奈良から来たそうです。この日は五色沼に行ってきたそうで、とても綺麗だったと言っていました。なんと、泊っている宿も一緒でした。
そして、ここを教えてくれたゆりさんご本人も登場。奥にいる同業者らしい方々に合流していましたが、僕が店を出る時にわざわざ外までお見送りしてくれました。
素敵な方です。ゆりさんに会えただけでも会津に来た甲斐がありました。
www.fukunosake.com
■9月27日(土)
ホテルの食堂で朝食を食べていたら、昨夜の女性が笑いながら入ってきました。
「五色沼への行き方を調べちゃいました」
「行くんですか」
「あんなに言われたら行きたくなりますよ」
そう、最終日は喜多方にでも行こうと思っていたのですが、予定変更です。
来るときは西若松で降りてしまったので、会津若松駅にはじめましてとさようなら。


猪苗代駅に降りたら、目の前に磐梯山が見えます。
オハラ☆ブレイクという音楽フェス会場へのシャトルバスに向かう人たちが沢山いました。

裏磐梯高原駅のバス停で降り、五色沼自然探勝路を歩きます。
五色沼とはよく言ったもので、本当に沼によって色が違います。これは来てよかった!!教えてくれた人に感謝です。

レストハウスで食べたソースかつ丼。ラーメンと迷ったのですが。

帰りのバスまで時間があったので、近くを散策。
吾妻連峰と磐梯山の絶景スポットがありました。いつか登りたいな。


「五色沼ともものミックス」ソフトクリーム

バスで猪苗代駅へ戻りましたが、電車まで50分くらい時間があります。
猪苗代湖を見ようと湖の方角に歩いてみましたが、時間的にこの辺りが限界でした。辛うじて湖面が見えます。

帰りは郡山に出て新幹線で。
郡山から大宮まで53分、あっという間でした。
色々な発見や出会いがあり、濃い3日間。楽しかったな。
会津若松、またいつか行きたいと思います。いや、行きます。
結局、今月稼いだお金を使い果たすどころか足が出てしまいましたが、それはそれという事で。
10月から働くぞ。