放流地点

アイドルとか映画の話をします

2024年で良かったエンタメ(新作映画以外)

※当記事は1-11のツイートを加筆修正した上で続きをまとめたものです。

新作映画は最近個別にまとめを出しているので、それ以外で2024年に触れて良かったエンタメの総括でもしようかと思う。1〜12は音楽関連、13は映画、14と15はゲーム、16も映画。

1. THE VIBESおよびVVS


SixTONES*1のアルバムは『1ST*2』が原点にして頂点みたいに思っているところが今まであったのだが*3、いま他人にどれか彼らのアルバムを聞かせるなら、間違いなくこれを選ぶと思う。ジャンルの幅、歌詞の傾向、コンセプト等のバランスが個人的に今までで1番心地良かった。
この作品を引っ提げたライブツアー『VVS』では、彼らの歌詞を踏まえたロジカルなライブ作りよりはひたすらに実直に音とグルーヴと感情に重きを置くライブ作りがこれまでのライブの中でもかなり冴え渡っており、音が放射線状に広がるセンターステージのメインステージ&生バンドの構成も演出的な難はあれど、非常に相性が良かったと思う。これらを踏まえた『GOLD*4』と『YOUNG OLD*5』への期待も高まる。残念ながら相変わらずサブスクに無いのでとりあえす収録曲の試聴動画を埋め込んでおく。

2. ASSEMBLE24


というか、tripleS(トリプルエス、以下トエス)に関する全て。少女達の等身大のメッセージを歌っているグループで、美化するわけでもなく結構泥臭い部分もあるのがかなり好き。トエスのメンバーは24人いるのだが、2年ほど期間をかけて少しずつメンバーが合流しており、このアルバムは最後の4人が合流して全員揃ってからの最初のアルバム。48Gや坂道などにはあまり縁が無かったので知った時は24人って多いな…と思ったが、無論それだけグループのコンセプトに合うかのように(というか合わせて?)多様性があるし、それでいてグループアイドルとしてのまとまりもあるのが面白いなぁと思う。ある意味で女子校っぽい。本当に色んな子がいるし、みんな可愛いし、あとシンプルに曲(音)がどれもこれも良いので、気になるフォロワーがいたらリプでもDMでも箱でもなんでもいいから報告して欲しい。あと、このアルバムにニュージャックスウィング好きとしてかなり嬉しいうるさニュージャックスウィングが収録されていて良かった。

3. Inner Dance


前述のトエスの最後の4人のユニット曲で、前述のアルバム発売後に発表された。自分がハマったのがこの4人の合流直前だったのもあって妙にこの子達への愛着があり、ユニット曲もお気に入り。集まるとかなりキュートめな印象の4人なのだが、その4人の曲が結構チル系で歌い方も抑えめというバランスが絶妙だった。でもやっぱり可愛いかもしれない。

4. Performante


これもトエス。さすがに24人もいるので、日本の大人数グループを知っている人ならお分かりだと思うが、常にメンバー全員で活動しているわけではなく、普段はその時々で違うメンバー構成のユニットで活動しており、これは秋にかっこいい系統のコンセプトのユニットで出したアルバム。大部分のメンバーはファン投票で決められたのだが、女性ファン人気の高いメンバーがもろに多くて面白かった。ここまで書くと良かったエンタメの話というかほとんどトエスの宣伝をしているだけみたいになっているが、このアルバムも隅から隅までとにかく素晴らしく、毎度アルバムまるごと気に入ってしまう。インスト曲とリード曲はオールドスクールヒップホップの要素もあり、こっから等が好きなスト担はわりと相性が良いんじゃないかと思うので聴いてみて欲しい。

5. Radical Optimism


デュア・リパの新譜。前作『Future Nostalgia』の曲のようなディスコ色強めのものが好きなので個人的にはややインパクトは弱かったが、安定した魅力のポップスアルバムだった。今作の楽曲のパフォーマンスはボーカルにしろダンスにしろかなりパワフルなものが多く、これからも踊るポップスターでいて欲しいなと思わされた。あとせっかく今作のツアーで日本に来てくれたものの参加できなかったのが悔やまれる。またいつでも来て欲しい。

6. NA


TWICEはわりと新曲が出たらとりあえず聴く程度で、お恥ずかしながらナヨンさんのディーバ性にも今まであまり目を向けておらず、こんなにもキュート系ディーバの人なのかと、2000年代ポップスの系統色濃いこのアルバムのリード曲でようやく理解した。MVもとても良い。KISS OF LIFE(以下、キオプ)も好きなので、アルバムにジュリーさんが参加しているのもかなり嬉しいポイント。

7. Midas Touch


キオプの春に出たシングル。キオプらしくセクシーでポップでキュート、かつニュージャックスウィング好き大満足のうるささだった。少し話が逸れるが、最近までマイダス*6と言われるとこの曲の印象だったのだが、SixTONESも次のアルバムで重低音エロ曲枠*7としてマイダスがテーマの曲を出すので(タイトルはそのまま「MIDAS」)聴き比べて楽しもうと思う。

8. RESCENE(リセンヌ)

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今の所トエスがかなり熱いとはいえ、ヨジャドル雑食なのでなんか日本人メンバーがいるらしいという事くらいしか知らないが、新曲出るととりあえず聴いてる。ポストIZ*ONE的なエレガントさ、かつ渋めの落ち着きを感じる方向性が素敵。

9. Whiplash


aespaは本当にいつも一貫した味をしながら新たな良曲を出してくるのですごい。いつも「今回もかっこええですね〜」くらいの感覚だったが、今作はかなりリピートしている。タイトル曲のことは聴く&見る方が早いと思うので割愛するとして、2曲目の「Kill it」が、子供の頃に少しはまっていた妖精帝國的メロディラインをどことなく感じて気に入っている。他の曲ももちろん良かった。

10. Kep1going On


まさかオーディション生まれの期間限定グループが活動延長するとは……。しかし元のメンバー編成で最後のアルバムなので、一応しっかり終わるその時の輝きを閉じ込めたアルバムになっており良かった。下記に埋め込んだ新体制初のアルバムもなかなか良い作品だったので引き続き頑張って欲しい。あと、ここにもニュージャックスウィング好き歓喜のうるさニュージャックスウィングがあり、他にもNewjeansも控えめではあるがニュージャックスウィングをやって音楽系ライターのおじさま達がはしゃいでいたが、2024年のK-popはニュージャックスウィングが流行ってたのだろうか?

11. Bye Bye Bye


2024年下半期私を振り回し続けた映画『デッドプール&ウルヴァリン』(以下、『DP&W』)のサウンドトラックとして使用された*NSYNCイン・シンク)の曲。これは正直映画ベストの方と被るが、今年1番聴いていた曲なのでどうしても言及せざるを得ない。元の曲自体はなんかこじらせている男のめんどくせえ恋愛の曲のはずなのだが、映画のサウンドトラックになるとたちまち別の文脈が生まれるのですごい。振付は素晴らしいダンサーではない人が踊るとかなりダサいが*8、ボーイバンド、というかアイドルのコケティッシュですらある輝きと、デッドプールそのもののコケティッシュさと、主人公のスーパーヒーローがかっこよく戦っている様が悪魔合体して映画冒頭からかなり動悸がした。

12. The Boy from Ozのスコアおよびピーター・アレン


ヒュー・ジャックマンさん*9トニー賞受賞俳優ということはさすがに把握していたが、実は『DP&W』の影響で触れるまでそれがクィアアーティストの自伝ミュージカルという事を知らなかった。しかも、それをキャリア初期かつ各国でほとんど(というか全く?)同性婚が法制化されていないような時期にとは……。『The Boy from Oz』のスコア以外のピーター・アレンの曲はまだ少しずつ大事に聴いているが*10、どれも素晴らしく、色んな意味で『DP&W』に感謝してもしたりないほどである。あとブログでも懲りずに書くが、自担が30代半ばになったらこのミュージカルをやって欲しいと思っているので、それまで日本版を誰もやらないで欲しい。坂本さんの再演はOK。

13. バッド・エデュケーション

filmarks.com
もちろん(?)ペドロ・アルモドバルの方ではなく*11ヒュー・ジャックマン主演の方。『DP&W』に振り回された当初にキスシーンの切り抜きを発見し、まんまと釣られて見てしまった。キスシーン自体もロマンチックで良かったが*12実際の横領事件を元にした作品で、その感想として不謹慎な気もするが、物語が悪い方向に進むごとにどんどん面白くなっていき、ピークを迎えたその時に終わる映画だった。平たく言えば主人公がクソ野郎で、終盤に向かうにつれて本性が顕になっていく様が素晴らしく、この映画でのおヒューの演技が当時キャリア史上最高と言われていたらしいのもわかる。悪い人間のクィアという観点だとステレオタイプではあるのだが、実話が元なのでこれはなんかまた別の評価軸だと感じた。面白い作品だが、テレビ映画なのでテレビ業界の賞だけでいわゆる映画賞における評価はされていないのがかなり勿体無いと思う。おヒューの作品はまだ全然見ていないが、今の所『ローガン』とこれがキャリア史上最高だと思う。

14. Harold Halibut

www.xbox.com
近頃ゲームをやる気力があまりにも薄れ、これは2024年に触れた2本のコンシューマーゲームのうちの1本。6〜7年くらい前の開発中の時期に存在を知り、待って待って待ち続けてようやく発売されたインディーゲー。ゲーム内のグラフィックは全て実際に作ったパペットやミニチュアを3Dスキャンしたものを元に作られており、そりゃ時間かかるわけだなと思う。アナログな手仕事を感じる画が、暖かみと舞台や世界観通りの不気味さの双方を感じる絶妙な塩梅である。まだ結構やりかけなので2025年中にはクリアしたい……。Steamは何故かWindowsしか対応していないが、Xbox Game Pass*13対象作品でかなり気軽に遊べると思うので興味のある人はぜひ。余談だが、この作品に伴って26年ほど前に動作までコマ撮りで記録して作られた『クレイマン・クレイマン』の存在も知ったので、いつかプレイしたいと思う。

15. A Short Hike

store-jp.nintendo.com
今年やったゲームのうちのもう1本で、日本では2020年発売の作品。前々からやろうとは思っていたがなかなか手を出さず、前述の作品の発売前で気力が漲っている時期に何かやりたいなと思い、Xbox Game Passで一気にプレイ。でもデータを残したいので、SteamかSwitchでやれば良かったかもしれない。簡単に言うと『ブレスオブザワイルド』や『LEGENDSアルセウス』に『どうぶつの森』要素も合わさったオープンワールドの登山ゲー。インディーゲームの著名な賞であるIndependent Games Festivalでもグランプリを受賞している。ピクセルアートぽさもある3Dグラフィックと動物のキャラクター達が可愛く、ゲームの目的はありつつ強制ではないので、サイドクエストやミニゲームに横道逸れまくりながら大変楽しく遊んだ。気軽に遊べる値段とゲーム性のわりに意外とやり込み要素もあり、ちょっと何か一気にゲーム遊び尽くしたいなという時にちょうど良いと思う。

16. ライアン・レイノルズの映画

秋〜冬はほとんどライアン・レイノルズ*14の過去作のまだ見ていない作品のマラソンをひたすらやっていた。特に気に入った作品もあるが、まずマラソン自体が楽しかったし、わりと昔からアクション映画としてのキャリアがある人だったのが棚ぼた。あと、『DP&W』公開前にFOXマーベル復習マラソンしている際に「もしかして、ライアン・レイノルズさんってかっこいい……?」という事にようやく気づき、どうしてもやはり最初の印象がかっこいい云々とかより「デッドプールの人」だったので、マラソンをしたことでかっこいいイケイケの俳優がやる役ばっかやってた人なんだなという事をようやく理解した。しかし一個人の俳優として興味が湧いてもどうしても自分の中で「デッドプールの人」であることに変わりなく、いわゆるイケイケの女にモテる役をやっていた事に未だに慣れない。(デッドプールのイケイケ部分への興味が薄すぎでは?)他の作品を色々見ていても、男相手のなんらかの慕情や目線の芝居もかなり輝いている印象なのでもっとやればよいのになと思う。やって欲しい。やるべき。やれ。やりなさい。

おまけ

英語をできるようになりたいとは思っても翻訳機能に頼ってしまったり、自発的に使う機会もあまりなかったりしたのだが、2024年はそこらへんの抵抗がかなり減った年だったと思う。

エスには公式からの情報発信やファン同士の交流などのために基本英語必須の公式discordサーバーがある。サーバー内には頻繁に発売されるデジタルトレカ取引のためのチャンネルもあるのだが*15、取引のためにどうしても英語を使わざるを得ないので、まず上半期はそれで一段階抵抗が減った。それでも一通り交換し終えたら使わなくなるし、やる事は決まっているので取引時の文章もわりと定型文化する。

しかしなぜか下半期にライアン・レイノルズにハマり、秋くらいからツイッターライアン・レイノルズファンのコミュニティでツイートするためにかなり自発的に英語を使うようになった。映画の記録アプリもLetterboxdも使うようになったので、たまに気が向くとレビューを書いている。

楽しい事や意欲がある事でもそれら全てを面倒くさいという感情がいつも飲み込んでしまうのだが、この二段階を経てそういった境地を脱した気がしている。というか英語で文章を作るのが楽しいとすら思う。相変わらず聞き取りはほぼできないし、時間をかけて文章をテキストできても実際の発話スピードには程遠いが、この調子で来年もやっていきたいなと思う。

*1:シックストーンズと書いてストーンズと読むアイドルグループ。

*2:『1ST』が1stアルバムで、『THE VIBES』は4thアルバム。

*3:決して他のアルバムがイマイチという意味ではない。

*4:2025年1月発売予定のアルバム

*5:『GOLD』を引っ提げたツアー。

*6:ギリシャ神話の触れたもの全てを黄金に変える王。

*7:初回盤A、もしくは通常盤の形態限定曲に重めのサウンドにセクシーな歌詞の新曲が収録されることが多いので、勝手にそういう枠があるのだと思っている。

*8:映画で戦闘シーンと交互になぜか映るダンスシーンはニック・ポウリー氏という素晴らしいダンスダブルの方が踊っているので、デッドプールのスーツの外見と合わさることで、単純な振付ながらかなりかっこよさが担保されていると思う。多分。

*9:『DP&W』のウルヴァリンの方の俳優。

*10:既存の楽曲を利用するジュークボックスミュージカルのため、ピーター・アレンが実際に発表した楽曲がミュージカルのスコアとして用いられている。

*11:同名の2004年の映画がある。

*12:成人してからの再会とはいえ、教師が教え子に手を出す事へのやだみはある。

*13:Xboxだけでなく、PCやスマートフォンでも対象の作品をプレイできるゲームのサブスクリプションサービス。

*14:『DP&W』のデッドプールの方の俳優。

*15:他のK-popアイドル同様アルバムの封入特典などで物理のトレカももちろんあるが、専用のアプリでデジタル限定のトレカも頻繁に発売されている。余談だが、物理のカードもカード裏面記載のQRコードをアプリで読み込むことで他のデジタルトレカ同様に閲覧できるようになっている。

本質アイドルソングデッキ〜アイドルの愛と煌めきと矜持

24/7/2更新。引用する歌詞や誤字、細かい言い回しの修正。

こんにちは。かにと申します。

フォロワーの提案に乗り、私も私だけのための本質アイドルソングデッキを組んでみました。計30曲の選出理由を楽曲の発表順に記しましたので、曲を聴ける環境にある方はぜひ聴きながら、歌詞を読みながら暇な時にご覧ください。長いです。

解説

TRUST☆MY DREAM (2009)

TRUST☆MY DREAM

TRUST☆MY DREAM

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恋愛シミュレーションゲーム(いわゆる乙女ゲー)に始まるメディアミックスコンテンツ『うたの☆プリンスさまっ♪』(以下、うたプリ)に登場するアイドルで、作品の顔である一十木音也の楽曲。

ハートのなんかが 3秒でフリーズした

ビビッとSearching eyes この感情は何なんでしょう?

恋愛ゲームの挿入歌として相応しい恋のときめきや、音也の真っ直ぐな性格や音楽への思いがよく反映された歌詞になっているが、それらがファンからアイドルへのどうしようもない魅かれや形容し難い慕情に重なり、この冒頭の歌詞は特にそれが表現されている。

ここに誓うよきっと 君だけのメロディになる事を
だから信じてみて 二人の奇跡を いくぜ! Are you ready!?

もちろんアイドル目線の楽曲であるため、アイドルからファンへのメッセージも読解でき、歌を通して語っていく、ファンにとってかけがえのない存在であるアイドルからの愛や信頼関係が伺える。

アイドル養成学校時代を描いた原作ゲーム1作目の挿入歌、かつ音也にとっても最初の楽曲であり、まさに原点にして頂点とも呼べる楽曲。私は学生時代長らくうたプリおよび一十木音也(と音也が属する後述のグループ)のファンで、アイドル観の大半を二次元といえどそこに描写・顕現するアイドルとしての葛藤や矜持によって形成されたといっても過言ではない。恋愛が作品のベースにあることが転じ、名前も顔も知らぬ誰かであろうと、現実がどんなに無情であろうと、音楽を通して広く愛や理想を歌い抜くことがアイドル*1を構成する一要素に感じることが多々あり*2、私のアイドルオタク人生においてもこの楽曲は原点なのではないかと思う。

Songbird (2010)

Songbird

Songbird

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こちらも二次元アイドルで、『マクロスF』に登場するランカ・リーの楽曲。

ランカはDIVAのシェリル・ノームに憧れ、次第にトップアイドルとして地位を築いていくキャラクターで、この曲は彼女の初心がよく表れている。アイドルや歌を生業とする人々がこのような思いで道を歩んできたとしたらなんと素敵なことかと思わせられる。

この声はどこからやってくるの
私の心の奥 深いところから
だれかに伝えたい思いが生まれて
はるかな遠くから
はるかな旅をして
まっすぐその思いを伝えるために
あふれる気持ち

逆光のフリューゲル (2012)

逆光のフリューゲル

逆光のフリューゲル

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うたプリの原作者が共原作を務める『戦記絶唱シンフォギア』に登場するアイドルデュオ・ツヴァイウィングの楽曲。「1000年後の今日も 生まれ変わって歌いたい」なんて(実際に生まれ変わったらどうするかはともかく)それだけ歌うこと、音楽を愛しているとアイドルが歌ってくれたらファン冥利に尽きるというもの。客体化されがちで、主体性を軽んじられがちなアイドルだからこそ「運命なんてない 物語は自分にある」などのフレーズにも力強く人生の手綱を握る語りにも胸が熱くなるし、聴き手としても非常に勇気づけられる。

ラスサビの「遥か彼方 星が音楽となった…彼の日 たぶん僕は君と出会い 神話の一つのように紡いだ」「二人でなら翼になれるSinging heart もっと高く 太陽よりも高く」といったフレーズもアイドルとファンのかけがえのない出会いを幻想的に、心の礎となるよう表現している。デュオ曲なこともあり特定の「シンメ」に思い入れのあるアイドルオタクなんかは違う効き方がしそうな気もするが…。

Yes, just believe 神様も知らない ヒカリで歴史を創ろう
逆光のシャワー 未来照らす
一緒に飛ばないか?
Just feeling 涙で濡れたハネ 重くて羽撃けない日は Wish
その右手に添えよう 僕のチカラも
二人でなら翼になれる Singing heart

Dear☆Stageへようこそ♡ (2014)

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ここでようやく三次元アイドル。念願叶ったでんぱ組.inc初の武道館ワンマンライブを記念した楽曲。でんぱ組.incの原点である秋葉原ディアステージを舞台に、社会に疲れたサラリーマンがディアステージに来店し、彼女達に元気付けられて退店するまでの一連の模様がアイドルのライブに訪れるファンとも重なる*3。泥臭い過去を歩んだこともあるメンバーが夢を叶えたからこそ歌える、その圧倒的な眩しさに心が浄化される一曲。

ファンにとってアイドルの輝き・祈りは唯一無二のものであり、そこから得られる力は彼ら彼女らであることが何よりもの理由であり、あえて控えめな言い回しを交えながらもこの楽曲はアイドルとしての自負や頼り甲斐すら感じさせる。

広大な広大な宇宙の中の、小さな小さな地球の中の、
小さな小さな日本の中の、小さな小さな君の住んでいる町に、
小さな小さな幸せが舞い降りますように
わたし達は、そんなちっぽけな事しか君のために願えないけど、
きっとこの願いは叶うはずだよ
だって、わたし達はでんぱ組.incだもの
これじゃ、理由にならないかな?

バリ3共和国 (2015)

バリ3共和国

バリ3共和国

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読み方は「バリさんリパブリック」。初の武道館を経験したでんぱ組.incが彼女たちの聖地・秋葉原とアイドルの存在を重ね、誰でも迎え入れる大きな愛がそこにあること、ファンとあわせて愛を世界に広げていくことを歌ったアイドルらしい一曲。

だだだ大歓迎です 老若男女 集合andレッツゴー!
そして!
じっちゃん ばっちゃん かーちゃん とーちゃん
にーちゃん ねーちゃん 総動員で
広げていくんだ 愛を!

だだだ大発見です ばんばんでんぱ 飛ばしてる!
いくぜ!
あっち こっち そっち どっち
四方八方 東西南北
一途な気持ち 世界に届け!

あっち こっち そっち どっち
四方八方 東西南北
僕らの想い 宇宙に飛んでいけ!!!

いつだって!いまだって!君だって!僕だって!誰だって!
夢ばっか!見てるって!いっけー!

天空のミラクルスター (2015)

天空のミラクルスター

天空のミラクルスター

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先述の一十木音也らうたプリのメインキャラクター7人による楽曲。ファンがアイドルを信じ続ける限り、その心の中で眩い存在となって照らし続けてくれる永遠の関係が歌われている。

例えばそう明るい空 星なんてあるわけない
だけどNo,no 心にいつも
想ってくれる限り
ST☆RISH
君だけに永久に煌めく
スタージュエルに

待ってて愛のうた (2016)

待ってて愛のうた

待ってて愛のうた

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スクールアイドルと呼ばれるアイドル部の活動を描いたメディアミックスシリーズの2作目『ラブライブ!サンシャイン!!』に登場する9人組・Aqoursの楽曲。静岡・沼津が舞台の本作らしく海や潮風の風景描写が含まれ、バラード調の楽曲であることも眩い輝きを放つ普段のアイドルとはまた違った魅力を引き出す。

偉大な先達・μ'sを生んだシリーズの後発作品の初期楽曲という背景のもと生まれたこともあり、諦めずいつか輝くその日に焦がれ続けるひたむきさも、ランカの「Songbird」同様駆け出したばかりのアイドルの初々しさを堪能できる。

そんな強い想いなんて
まだわからないけどいつかは
心からの気持ちこめて 歌ってみたいから
(それはいつかな)

WWDBEST (2016)

WWDBEST

WWDBEST

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でんぱ組.inc初のベストアルバムに収録ということもあり、常連作家による合作で制作されたメモリアルで核心を突いた一曲。愛しているアイドルがなんらかの夢を実現した際の達成感と共に、キャリアを積んでも尚貪欲に生きる様をこうやって歌ってくれるのは頼もしく嬉しい。

大人になった 今でもね
明日になった 今でもね
わすれない あきらめたくない きもち だらけ だから
ちゃっと! ちょっと! きゅっと!
ぎゅっと! ちゅっと! ちゅるっと!
愛して!もっと!

WE ARE ST☆RISH!! (2016)

WE ARE ST☆RISH!!

WE ARE ST☆RISH!!

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「天空のミラクルスター」を歌っている7人はアニメ等ではグループアイドル・ST☆RISHとして活動しており、アニメ4期のクライマックスで流れるタイトル通りなST☆RISHの集大成的楽曲。

此処に歌う 愛を込めて
響け 届け
笑顔のアカペラで
闇に光を
荒れ野に花を
心は大空に 世界が今変わる

これぞ夢を実現する/したアイドルによるファンへの最大限の感謝と愛の歌だというような内容で、でんぱ組.incの「Dear☆Stageへようこそ♡」「WWDBEST」と同様、夢のその先の未来へも導くアイドルの真摯さ・自負を感じる。

永遠ってないのか?
楽しいこの日々は
ピリオドを迎えるのか?
いやそれは違う
今を全力で
歌うそれが
ST☆RISHの永遠

スリリング・ワンウェイ (2017)

スリリング・ワンウェイ

スリリング・ワンウェイ

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エレキギターの音が印象的なAqoursの楽曲。「待ってて愛のうた」とは打って変わり、自己実現のために「命燃やして」未来へ突き進むアイドルの貪欲な一面が表現されている。

とまらないよ とまらないよ あふれそうな想いは
世界中で遊びたいって心からの希望
とまらないよ とまらないよ あふれそうな想いは
誰かのためじゃなくて 自分勝手なパッション

Landing Action Yeah!! (2017)

Landing action Yeah!!

Landing action Yeah!!

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こちらもAqoursの楽曲で、ファンからアイドルを見つけたのではなく、ファンの内なる声を感じ取りアイドルの方から見つけてくれたフレンドリーさが嬉しい。各地に散らばるファンのためにライブツアーでやってきてくれたような情景も感じさせる。

遠くから聞こえたよ ここにおいでって
誰の声かはわからない でも聞こえたよ
まだまだいっぱいあるんだ 話したいこと
待ってるだけじゃ伝わらない
だから…来たのさ!

ウルトラブラスト (2018)

ウルトラブラスト

ウルトラブラスト

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夢を実現したST☆RISHの新境地となる楽曲で、それまでキラキラとポップな楽曲をよく歌っていた彼らの強い意志や貪欲な一面を強く感じられる楽曲。

タイトルのブラスト(blast)は「爆発」やスラングとして「楽しい時間を過ごす」という意味があり、アイドルがメンバー同士あるいはファンと過ごす時間への喜びと感謝はもちろん、そして星を冠するグループ名であることから命燃やすほど歌い続ける勇ましい内容が含まれ*4、この楽曲もまたアイドルの欲望の強さを鋭く表現している。

真っ赤に燃えた
ウルトラブラスト
また0-ゼロ-から
物語-れきし-を熱へ
星の名を
背負うならば
煌めき歌え

Hop? Stop? Nonstop! (2019)

Hop? Stop? Nonstop!

Hop? Stop? Nonstop!

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アニメ作品におけるAqoursは3年生メンバーの卒業(学校・グループ共に)を経ることで物語としてもコンテンツとしてもある種の区切りを迎えるのだが、そこで改めてアイドルとは何か、なぜこれまで歌ってきたのかが語られている原点回帰の一曲。ポップなメロディに合わせ「ワクワクしたくて させたくて」「キラキラしたいね させたいね」とサビで繰り返されるフレーズは、普遍的でありながらアイドルの真髄でもある。

そう!
ミライはいまの先にある
しっかり自分でつかまなきゃ
それには自由なツバサで Fly away!!

ワクワクしたくてさせたくて
踊ればひとつになるよ世界中が
Come on! Come on! Come on !
熱くなあれ!!
ワクワクしたくてさせちゃうよ
踊ればココロつながってくみんなとこんなステキなことやめられないそうだよ!

Brightest Melody (2019)

Brightest Melody

Brightest Melody

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アニメ世界観のAqoursとしては9人体制最後の楽曲。出会い別れることの切なさや尊さ、今生きるこの時のかけがえのなさ、それでも感じる未来への希望とときめきがメンバーの卒業と重ねて表現されている。

アイドルのターニングポイントは、悲しみと喜びを共に抱えながらも、本人達にとってこのように前向きなスタートであってくれたらいいなと願わずにいられない。

サラサラ流れる風 僕らを誘ってるの?
向かってみよう 立ちどまらない方がいいね
もう行かなくちゃってさ
キモチがせつない そのせつなさを抱きしめ
いっしょにBrightest Melody

NEO SKY, NEO MAP! (2020)

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こちらは同じくラブライブ!シリーズである虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の楽曲。グループで活動しているμ'sやAqoursとは違い、彼女達は通常同じ部活に属するソロスクールアイドルとして活動している。そんな違うけど同じ夢を共有している彼女達が時に共に歌うことで、グループアイドルの一体感とメンバーそれぞれの個性や自立の両方を尊重して表現した楽曲とも解釈できる。

どこに向かうか まだわからないけど
面白そうな未来が待ってると
笑いあえる君がいれば嬉しい
今日もありがとう
さあこれからは それぞれの地図(マップ)
広げたら気軽に飛びだそう
夢見て憧れて また夢が見たいんだ
見たい、見たいんだ!

Dance All Night (2021)

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きっとこのブログを読んでくれた皆さんの多くがようやくSixTONESかよとお思いでしょう。すみません。長らくお待たせ致しました。

Let me get you so high, Baby, All we got is one life
(人生は一度きりだよBaby、超highにさせて)
Just dance until the sunrise and won't you let me stay by your side?
(日が昇るまでただ踊るんだ、君のそばにいさせてくれない?)

この楽曲はEDMにあわせクールにセクシーにスマートに、共に音楽に身を任せるその時間にただただ夢中にさせてくれるライブにぴったりな楽曲だが、それらのSixTONESらしさと私の思うアイドルらしさの良いところどりなのではないかと感じている。

Let's party up ‘til the sunrise
(日が昇るまでパーティをとことん楽しもう)
No one can stop us, We go all the way
(どこまでも行こう、誰も僕らを止められない)
Just let me feel the beat
(ただビートを感じさせて)
So we can rock, Just you and me
(僕と君だけ、だから最高になれる)
Let's keep on dancing through the night
(一晩中踊り続けよう)

誰にも邪魔されない、アイドルとファンだけの特別な時間。この真摯で切実な向き合い方は、広く愛を歌い抜く私の思うアイドルらしく、それでいてSixTONESが元々併せ持っている性質でもある。発表から今までもこれからも、パーティアンセムとアイドルの哲学を両立した大好きな一曲。

プリンセスでんぱパワー!シャインオン! (2021)

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でんぱ組.incが初期から活動してきたメンバーの卒業公演後、新体制として初めて発表した楽曲。

おとぎ話の世界をモチーフに、新メンバーが夢の世界に憧れる導入から、ついにそこに足を踏み入れたかと思いきや既存メンバーによって現実を突きつけられる構成が面白く、己の手で運命を掴み取っていくアイドルの精神の強さ、我の強さを表現し、歌詞通りいろんな意味で規格外な彼女達らしさもふんだんに詰まっている。

「王子様が幸せにしてくれる」
そんなの幻想!
待っていたって 来りゃせんわ
幸せなんてものはね
むしゃりむしゃり 掴み取れや てめえの手で

smile smile ship Start! (2021)

smile smile ship Start!

smile smile ship Start!

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Aqoursの5周年を記念した楽曲で、ターニングポイントを迎え、この先の未知なる世界へ一体どこまで行けるのか?わからないけど行けるところまで行ってみよう!という意思を、海と縁深い彼女達らしく船の出港になぞらえた楽曲になっている。

何か一定の夢や目標を達成しつつも新たなことを成し遂げようとする冒険心を忘れないアイドルには、いつだってときめいてしまう。

歌いたいから(歌いたいから)
歌ってるよ(歌ってるよ)
伝われば
ココロ重なってく
揺られてひとつになりたい
そしてもっと 楽しくなりたいね
笑顔で楽しくね!

not ALONE not HITORI (2021)

not ALONE not HITORI

not ALONE not HITORI

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SixTONESファンお馴染みのオールナイトニッポンだが、ラブライブシリーズもGOLD枠で月一レギュラーを持っている。このAqoursの楽曲は番組とのタイアップで離れていても繋がることができるラジオパーソナリティとリスナーについて歌われたものだが、その離れていながらも…という部分こそ、まさに音楽を通してファンと繋がるアイドルの真髄としても解釈できる。

Aqours以外にもシリーズメイトである虹ヶ咲、Liella!もそれぞれのグループらしい色でタイアップソングを同時に出しているので、興味のある人は一聴の価値あり。

ひとりだと思った夜は
そっと僕らを呼んでみな
そっと声で抱きしめちゃうから
ひとりじゃない ひとりじゃない
ネガイおんなじだよ みんなみんなと会いたいよ
オールナイトパーティー

Everlasting (2022)

www.youtube.com
この先はしばらくSixTONESの曲の紹介。いつになるのかはわからないけれども、終わるその時まではこのかけがえのない関係、時間は永遠に続いていくんだと、切なくも優しく力強く歌ってくれるこの楽曲。彼らの暖かい一面を感じ、愛し抜く、信じ抜くアイドルらしい一曲でもある。永遠とは思い続ける限り信じ続ける限りそこに存在するのかもしれない。

どんな時も この物語は途切れない
明日へ繋いでくよ Till the end of time
Stay 僕らの日々は色褪せない
永遠に続いてくよ
Till the end of time

Fast Lane (2022)

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ファンと共に、誰も追いつけないほどに、どこまでも速く、どこまでも遠く、まだ見ぬ先へ突き進んでいくスマートな楽曲。SixTONESの洒落た一面をもって、アイドルとファンとのただ一つの関係を揺るぎなく約束してくれる。「Dance All Night」などにも通ずる真摯さがある。ていうかいつになったらライブでやってくれるんだ。

二人でスピードを上げて
Get away! 赤い光跡だけ残して
宇宙に描く刹那の shooting star
I'll show you a world that you've never seen before
(君が見たことない世界を見せよう)

Dawn (2022)

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SixTONESの名刺とも呼べる「RAM-PAM-PAM」と同じくONIGASHIMA氏による作詞だが、歌詞・メロディ共に打って変わって重々しく、ダーティで、SixTONESの泥臭い部分を強く感じる楽曲になっており、雨の中アイドルの強き意志が語られる様はある意味ではデビュー曲に近いかもしれない。

Never looking back now, Showing you what we're about
(決して今は振り返らない、君に私たちが何者か証明する)
Now we're gonna break it down
(さあ突き進もう)

どんな困難を前にしても決して臆することなく、高みを目指してひたすらに成し遂げていく様を、夜明けまで“雨”の中も歌い踊り続ける様に喩えた彼ららしいアイドルソング

Until the break of dawn
(夜が明けるまで)
We won't let it go
(手放さない)
Now we're gonna take, take, take you away
(さあ君を連れてゆこう)
Until the break of dawn
(夜が明けるまで)
We will never stop
(決して止まらない)
We're just gonna dance, dance, dance in the rain
(雨の中ただ踊り続けよう)
Until the break of dawn
(夜が明けるまで)
Until the break of dawn
(夜が明けるまで)
Until the break of
(夜がーー)

共鳴 (2022)

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かなりSixTONESそのものに寄った楽曲ではあるが、自分の広義のアイドル観を語る上でもやはりこの楽曲は欠かせない。先の見えない暗闇だろうと、如何なる困難に直面しようと、自身らの唯一無二性や音楽を信じ生き抜く、ドラマティックな展開のメロディにふさわしい内容。ミクスチャーサウンドで変化に富んだメロディでありつつ全体的に和テイストであり、自問自答していく言い回しの歌詞と合わせ非常に彼らの矜持を感じさせる渋い仕上がりのアイドルソングである。

このような楽曲をアイドルが自身らの音楽として歌い繋いでいく奇跡を噛み締めてしまう。全編がサビと言っても差し支えないほど一つ一つのフレーズから覚悟を感じる一曲であり、この曲を知っている人も知らない人もぜひ読み込んで欲しい。

頂上の地位 くれてやったっていいわ
存在意義 奪ってみなさいな
僕らには 僕らにしか出せない共鳴で
傀儡な俗世を踊るわ

Outrageous (2023)

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EDMでトラップが激しい重低音鳴り響く楽曲。退路を絶ったほどの極限状態で研ぎ澄まされたSixTONESの不屈の精神と、泥臭さすら感じるような質濃さ、自尊ぶりに痺れる。

You know this is how we do it
(知ってるだろ、これが俺たちのやり方だと)
We'll get it no matter what it takes
(何があっても手に入れる)
Cuz we're fighters
(なぜなら俺たちはファイターだ)
Nobody can break us down
(誰にも打ち砕けやしない)

人人人 (2023)

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楽曲の全貌がほぼわからないまま、元日の夜に突如目まぐるしいマイクリレーと何よりも音楽を楽しむその姿に圧倒されたのが記憶に新しい楽曲。

ステージはアイドル、スタッフ、ファンらあくまで人と人同士が紡いでいるものであり、アイドルも1人の人間であり、神経質な時も、だるい日も、本番を前にお腹が鳴るほど空く時も、何度ステージに立ってもどうしようもないくらい緊張する時もある。それらを語った上で音楽を紡ぐ者としての欲、矜持、喜び、全てが込められた煌めくアイドルソング

ほら笑って 人人人 夢を与えて 人人人
我ら Factory ゆえに100通り
何があったって Show time
もう一回ね 人人人 ただ描いて 人人人
あぁ飲み込んで
そう 何があったって Show time yeah…

オンガク -声 ver.- (2023)

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原曲は2022年発表だが、やはりここは声 ver.を選曲したい。

愛や恋も飛び越えて Flyer/時代や老いも君と見たいな

まず忘れてはならないのがこのフレーズ。ありとあらやる感情や障壁を超越し、彼らと共にできるだけ長く時間を過ごしたい旨を的確に言い表している。少しずつ改善されてはきながらも、アイドル界隈のみならずこの世に異性愛規範および恋愛至上主義が根強く残る現実においても格言的であろうと思う。

歴史に残る数人より 君の景色に映る一人がいい

そして、なんといってもアルバム『声』収録ver.で追加されたフレーズ。その中でも特にこの部分は、アイドルからファンへのメッセージとしても、ファンからアイドルへの思いとしても、なにものにも代え難いこの特別な関係を一行で表している。該当部分の振付でメンバー同士で指差していることについてはまた別の機会に…。

Rising (2023)

Rising

Rising

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今回唯一のK-Popアイドル・tripleSの楽曲で、数ヶ月前にはまったばかりだが今とても熱く、せっかくなので選曲。現実的でソリッドで等身大の少女像の語りが魅力のグループ。それを一見24人という大人数だが、女子校のクラスのような部活動のような良い意味でバラバラでありつつ結束のあるメンバーで歌うことにアイドルとしての意味を感じる。

2年かけて徐々にメンバーが合流しており、10人合流したタイミングと夢が目前に迫ったその時を重ねて表現した楽曲。後ろ指差すライバルや困難を物ともせず夢へと邁進するアイドルの毅然とした姿が表現され、ファンを共に高みへ導いてくれる。

비바람 좀 더 세게
(雨風もっと強く)
더 강해질 내게 바래
(更に強くなる私に願う)
날 믿어 Just Let Me
(私を信じて ついてきて)
I Can Make It Raise It Recover It Now
(私ならやりとげられる 巻き起こせ 今立ちあがれ)

ちなみに、この楽曲のアンサーソングのような「24」もおすすめ。

Magic of Love (2023)

King & Prince Magic of Love 歌詞 - 歌ネット
言わずと知れたKing & Princeによる、彼ららしくキラキラと夢見心地にさせてくれる楽曲。体制変更後のアイドル・ファン双方で未来が不安になるであろうタイミングで、会いたい気持ち、溢れる思いを迷わず歌にしてくれ、そしてアイドルとファンがお互いにこんな気持ちでいられるなんてとても素敵ではないだろうか。

試聴動画とか何も見つからなかったのでとりあえず歌ネットのリンクを貼っておいたが、知ってる人がいたら教えてほしい。

巡り逢えた夢の中で 君を抱きしめると
溢れ出した想いが 時を止める
目が覚めても夢の中で 永遠に醒めない魔法が解けぬまま
巡る僕らの日々

Never Ending Love (2023)

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SixTONESジェシーのソロ曲。自担。長年憧れている堂本剛氏から念願かなっての楽曲提供であり、ジェシーの人となりや価値観をふまえた歌詞になっている。

タイトル通り、冒頭でも述べたような荒れた世でも愛を歌い抜く、信じ抜く私のアイドル観そのものな内容に乾杯。今回改めて歌詞を噛み締め、彼の内面やアイドル性を把握しきらないうちに担当になったが、なるべくして担当になったのかもしれないとすら感じる。

空は広がる 自由の未来へ
この愛は 世界の心に成る

Never Ending Love

That's life Love my soul

Love Is For Everybody

Something From Nothing (2024)

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「ST」などとも迷ったが、直近の作品からも何か選びたいと思い最後にこの楽曲で締める。

Just keep on coming
(ただ突き進む)
We never running
(決して逃げない)
But I’m always trying
(常に挑戦しているだけだ)
To finish what I started
(始めたことをやり遂げる為)
Just keep on coming
(ただ突き進む)
No 戸惑い
(戸惑いはない)
But I’m always aiming
(常に目指しているだけだ)
To be the one that changes
(変化をもたらす存在になる為)

ロックサウンドの激しさに、彼らの弛まず歩み続けていく覚悟、アバンギャルドな風格などを強く感じる内容でこれもまた彼らのアイドルとしての本質が歌われた楽曲である。

3年前に同じロック系の楽曲で「ST」を発表しているが、この曲の「終わりはまだまだ 遥か先の方だ…」というフレーズなどから見えてくる精神的な共通点や言い回しの違いに感じる年月を経た上での変化など、細かな部分を比較してみたくなる楽曲である。

SixTONESにはぜひともこの楽曲のように、いつまでも果敢に追随を許さぬ勢いで走り抜けていって欲しい。

総括

まずはご覧いただき誠にありがとうございました。今回はアイドル全体に適用できる語りと、それぞれのアイドルが故の語りとを織り交ぜながら選曲してみました。自身の中のアイドル観や好きな楽曲たちを改めて分析して振り返る良い機会になりましたし、自分の中の哲学や嗜好をより強固なものにできたと思います。皆さんもぜひ自分だけの本質アイドルソングデッキを組んでみてください。それでは。

何かあれば箱にどうぞ。(🦀 (@chappikimy) | お題箱

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*1:あるいは職業アイドルに限らないアイドル性

*2:あくまで恋愛ゲームがベースであるため、もちろん広範的な解釈が難しい部分もある。

*3:ディアステージは従業員によるカフェ&バーでの給仕とライブ出演を兼ねるメイドカフェライブアイドルのような業務形態をとっている。 (ディアステージとは? | でんぱ組.inc 最上もがオフィシャルブログ「もがたんぺぺぺ」Powered by Ameba

*4:星は死ぬって本当ですか?│星の一生│宇宙科学研究所キッズサイト「ウチューンズ」