深夜特急の足跡を追うVol.37

沢木耕太郎氏の著書、「深夜特急」を基にした実験的ドラマ、「劇的紀行 深夜特急」という番組がありました。
沢木耕太郎役が大沢たかおで、1996年~1998年に年に1回だけ放映されていました。その初回が「第1便 熱風アジア編」として香港、タイ、マレーシア、シンガポールを舞台として、オールロケで放送されていたのですが。

さて、その香港ではチョンキンマンションの某ゲストハウスを舞台にドラマが繰り広げられます。

ここで、主人公は船乗りの馬(マー)さんと大小の博打をすることになるのですが。そこに登場するのが、「麗儀」(日本語読みで「れいぎ」、広東語読みで「ライギー」)役のキャシー・チャウ(周海媚、Kathy Chau、Chau Hoi-mei、1966-2023)でした。
このテレビシリーズに出演する俳優、少なくとも香港のシーンではのちに大物になる人物も出演していたりします。
例えば、主人公が飲茶の店で出会う「張くん」は歌手・俳優のイーソン・チャン(陳奕迅)だったりします。
キャシー・チャウもそのひとりで、19歳のころからテレビ、映画、司会などで活躍した人でした。日本でも活動していた時期もあったようです。
面白いことに、この方、満州族なんですね。
さて、キャシーさん、残念なことに北京で心臓発作によりお亡くなりになっていたのです。2023年のことで、57歳でした。
前述の博打のシーンも印象的でしたが、主人公と筆談をするシーン、博打後に主人公とまちの食堂で乾杯し、深圳が本当の出身だと明かすシーンもよかった。

残念なんですけどね。久しぶりに「劇的紀行 深夜特急」のDVD(3巻セット)でも見て、キャシーさんを偲ぶことにしましょうか。
追悼の曲はこちら。
Cyndi Lauperの「Witness」という曲なんですが、テレビ版では筆談をするシーンで使われていました。
この番組はのちにビデオを経てDVD化されていますが、そちらでは権利の問題なのか、音楽を差し替えられているか(ほとんどが井上陽水の「積み荷のない船」)、音楽なしになってます。
筆談のシーンではBGMなしでした。
★★★
冒頭のサブタイトルみたいなもの、ブログ本家で沢木耕太郎「深夜特急」と今回の「劇的紀行 深夜特急」に登場する、自分が訪れた場所などを記事にしていたものの、続編だったりします。
きっかけだったのは、実際に沢木氏がたどったルートと、自分が訪れたことのある場所がかなり被っていたからですね。氏のたどったデリー(インド)~ドゥバヤジット(トルコ)はすっぽりと抜け落ちてます。また、パトラス(ギリシア)~ブリンディジ(イタリア)の海上ルートも未踏ではありますが。
castellamoon.cocolog-nifty.com
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今回のマレーシア、ペナンでいうと同樂旅社に行ってみたり。テレビ版になっちゃいますが、バラナシで大沢たかおにまとわりついていた子役(現在は40歳くらい)の店に行き、話をしてみたり。
そんな記事もありますので、見てやってくださいませ。
沢木さん関連でいうとすでに半世紀以上が過ぎ去っていますので、なかなか見つけるのが難しいのですが、機会があればこちらでも取り上げたいと思います。





























































































