発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2025-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.どうすればしぜんな声が出るのでしょうか。しぜんな声には、メリハリ、インパクトはないのですか。

A. 日本人の日本語における“しぜんな声”(一般の人の声)には、いろんな弱点があるといえます。 特に欧米圏の言語を話す人々との大きな違いの原因となっているのは、高低アクセントと浅い発声ポジションで成り立つ日本語そのものの性質、そして日本人のコミ…

Q.もっと自由な場で表現したいです。

A.全くの自由な場でやれる表現などありません。どのように制限のなかで表現を活かしていくかということだからです。よいものは取り入れて自分で大きくしていけばいいわけです。自由にしたければ力をつけることです。

Q.先生の価値観で自分の才能が活かせなくなるものですか。

A.選ぶのは本人の自由で、どこであれ、自分のものを自分で創っていくということです。 押し付けられたくらいで、自分の個性がなくなってしまうとか、歌い方が変わるなどというのだったら、もともと表現に対してのポリシーも個性もないのです。

Q.ていねいになんでも教えてくれますか。

A.日本人にはていねいに何でも教えてくれる先生が評判がよいのです。 しかし、そういう人に教えられると、その方向に片寄っていくともいえます。 先生の教えとその影響は、きちんと捉えておくことです。が、難しいことです。

Q.レッスンをやりたいようにやりたいのですが、できますか。

A.私のところでは、他の人に迷惑をかけない限り、やりたいようにやらせています。 そこを「どうすればよいですか」と考えを押しつけられたがっているのは、むしろ、習おうとする人のように思います。

Q.理論や考え方を学ぶことで表現が片寄ったものになるということはないのでしょうか。

A.片寄ったことを恐れてどうしますか。表現にど真ん中なんてありません。どうしても偏るものです。誰でも生きてきて、何かやるということは、思想ができていくことです。そういうことでは、たくさんのことを知っていた方がよいでしょう。

Q.日本人のシャウトは、喉を締めるのか。

A.人によります。本当のシャウトというのは「ハイ」とやったあと、「ラーラ」とやっても、すぐに普通の声に戻せるものです。シャウトしたあとバラードで歌っても、喉を戻せます。 その分、身体で支えます。それで上のひびきに逃がさないのです。高い音にな…

Q.歌のメロディでだいたいのことはわかるけれども、英語やフランス語を勉強した方がいいのでしょうか。

A.メロディと歌詞は、歌の二面です。両面がわかるほうがよいのは、当然でしょう。何語で歌うのかは、別の問題です。

Q.フレーズの意味のわからないことには、感情の入れようがないのではありませんか。

A.あなたはピアノやトランペットの言葉はわかりますか。それが、ことばの意味ということでしたら、ことばでなく音楽で意味をとらえられなくもないでしょう。

Q. 息・声を出すとき、身体で支えるというと、力が入り、しぜんな呼吸にはならないです。今の自分の感覚からいくと、リラックスできたしぜんな呼吸で身体を使い、息・声を出せる感覚をみつければよいのですか(息も言葉も歌も、全てこのやり方でやるのが基本なのでしょうか)

A.条件が整うまで、状態を整えて待つことです。条件は決まっていても、状態づくりはいろんなアプローチがあります。そのやり方でもよいし、別のアプローチもあるでしょう。できると思えば、少しハードにやってもかまわないでしょう。

Q.レッスンをどのように活かすのでしょうか。

A.まず、あなたはどこにいるのですか。そこから、自分自身の問いを持つことです。 どんな答えを誰からもらっても、何にもならないということです。だから自分で答えてみて、問いをつくり直すことです。

Q.僕らは、向こうの一般人さえも、声では、越えられないのではないのでしょうか。

A.向こう、海外の誰。だからって、どうしたいのでしょうか。あなたは、僕らって誰、一般人って誰か、ということです。

Q.外国人の一般人は、それだけの声量があっても、プロのシンガーは目指さないのですか。

A.声のある人と、プロのシンガーは、求められる条件が違います。声は、一つの条件に過ぎません。 そこは、声から考えても仕方ないことです。

Q.外国人並の声量を手に入れたとして、プロシンガーになれるのでしょうか。

A.まず、自分の問題として捉えてください。プロシンガーとは、具体的に何ですか。 こういう質問に答えても、何にもなりません。声量は、歌唱力の要素の一つです。

Q.プロのヴォーカルになるのには、どういう声を参考にした方がよいですか。☆

A.そういう世界観がそれほど固まっていない、ほとんどの場合、これから勉強しようという人たちに、この声がよいなどというのは勧められません。それに限定してしまうことはよくないのと、同じような声になったところで売りものがないなら、プロにはなれな…

Q.この声を習得したら、プロになれるという声はありますか。☆

A.ありません。ヴォーカルも突出した個性とトータルの中でのバランスをとるものだからです。声そのものというより、その使い方に比重がおかれているからです。

Q.バンドから始めると歌はうまくならないのでしょうか。☆

A.ヴォーカルというのは、バンドの中に入ると、声そのものに注意できなくなることが多いです。バンドのスケジュール、さらに世界観があるからです。でも、あなた次第でしょう。

Q.最初は、他の人に手本を求めた方がよいのですか。この人の声はすばらしい、という人の声には、なかなか出会わないのですが。

A.いろいろなヴォーカルを目でも見られますが、耳から全身で感じることをくり返すというのが大切です。他の人は、あくまで参考ですが、自分と比べて、得ることも多いでしょう。

Q.なぜ広くいろんな曲を聞く方がよいのですか。

A.自分の馴染んでいる好きな歌ばかりより、違う歌を歌う方が気づくことが多いでしょう。それらを学ぶ方が、学ぶことに関してであれば、よい場合が多いのです。 同じ歌でも、人によって、いろいろな声の出し方があります。それをくらべるためにもよいでしょ…

Q.いろいろなものを見てばかりいて、自分がどうするのかわからないままです。

A.広く見聞するのはよいのですが、結局、自分が何をどうしたいのかということを考え、そこに集約することが大切です。今の問題点、それを解決する材料、どうしたいのかがあってこそ、集まってくるし使えるのです。

Q.アカペラというのは、個人としての歌の完成度というのがわかりやすいですか。

A.マイクやバックの伴奏と一緒よりは、歌や声の力がわかりやすいでしょう。声だけで集中して聞くことができるからです。

Q.フレディ・マーキュリーなどが声に関してすごいと思っていたのですが、正しくない発声をしていると思うことも多いです。どんどん自分以外の人で理想とする声がみつからなくなっています。

A.それはそれで一つの判断としてよいとも思うのですが、それに対して、自分が何を出していくかということになるのです。そのときに、声だけで考える人もいれば、トータルのなかでの一つの役割と考える人もいます。ケースバイケースです。

Q.人前では、声よりも見てくれが大切と言われました。

A.人前に出るということは、それだけリスキーなことです。一目、見られたときのイメージで決められてしまうこともあります。来た客を楽しませる責任も伴います。でも、後のことまで考えたら、実力をつけることです。

Q.ライブに向けて、充分な声が出ないので不安です。

A. そういうことなら、バンドやお客さんのことを考えて、トータルで見せていく演出でカバーするしかありません。音響的にカバーできることもあります。

Q.ライブに毎日、出ていますが、それでは、うまくなりませんか。☆

A.ライブというのはアウトプットですから、すでに自分にある力しか出せません。もちろん、そこで経験を積みながら、あるところまで、力もつくでしょう。しかし、それでは、足りないものがあると知るからこそトレーニングをするのです。

Q.ライブの練習とヴォイストレーニングというのは両立しますか。

A.本来なら両立すべきものです。しかし、ライブそのものは、必ずしも歌のうまさや音声の表現の上に成り立っているとはかぎりません。目的を踏まえて活用するとよいでしょう。

Q.歌の声では、勝負できない実力しかないのですが、どうにかなりませんか。

A.お客さんは、ヴォーカリストの声だけでなく、総合的に音楽を聞いています。ですから、歌っている雰囲気に、まわりの音を聞いて、盛り上がっていたら、歌は、それでもちます。

Q.歌の声だけでの勝負は、難しいですか。

A.喉を競うような舞台もありますが、それでトータルとして、今のお客さんを満足させられるかでしょう。

Q. 2週間後にライブがあって、それまでに声を調整したい。トレーニングとどう兼ね合いをつけるのでしょうか。

A.ステージをやると考えたときに、どちらをとるかということです。振り絞って声を出しても、それでもつのなら問題ないでしょう。喉を休ませた方がよいこともあります。

Q.MC抜きでは、難しいでしょうか。

A. MCをステージで分けるよりも、両方で自分たちがやりたいことを示せばよいでしょう。 何をやりたいのかを示すことで、お客さんに何かを持ち帰ってもらうことでしょう。 一所懸命、ステージとして成功させることが肝心です。でないとお客さんに失礼です。