ベルリン国際映画祭受賞作品
原題の「Leonora Addio」(イタリア語で「さらば、レオノーラ」 )は ヴェルディのオペラ「イル・トロヴァトーレ」からの引用で お互い血縁関係にあることを知らない 吟遊詩人のマンリーコと、兄のルーナ伯爵が 同じ女性(レオノーラ)を愛してしまい それぞ…
レイの映画を見ていないということは 太陽も月も見ずにこの世に生きているのと同じことだ 黒澤明 原題は「Mahanagar」(強大な都市) 今から60年以上前の映画で、真のフェミズム (女性に対する差別や不平等の解消を主張する考え方)とは何か 女性が自ら仕事…
原題は「Ballando ballando」(イタリア語で舞踏会) 「アラン・ドロン追悼ライブ」のオフ会で当選した ギドラ伯爵からのプレゼントDVD fpdさん超・超・超お気に入りという1本のうえ 日本ではなかなかお目にかかれない 現代イタリア映画界の巨匠と呼ばれたエ…
原題は「La Casa Lobo」(オオカミの家) 物語はオオカミに追われた少女が森にある家に逃げ込み 2匹の子ブタと暮らすようになる、というものですが 一言でいえば、かなり病んでいる 不気味で、アンバランス、後味の悪さ だけど圧倒的な威圧感に目が離せない …
原題は「紅高粱」(紅いコーリャン) チャン・イーモウ(張芸謀)の監督デビュー作 にして 第38回ベルリン国際映画祭では金熊賞(グランプリ)受賞 原作は(2012年ノーベル文学賞を受賞した)モー・イェン(莫言)が 1986年に発表した長編小説「紅高粱家族」…
原題は「Nosferatu: Phantom der Nacht」(ノスフェラトゥ:夜の怪人 ) 今年(2025)公開されたロバート・エガース版と 比べていいものかどうかわかりませんが ヴェルナー・ヘルツォーク版は古典作品らしく登場人物それぞれのエピソードは控えめ 過激なシーンも…
「それで要点は?」 「要点なんかないよ」 原題は「Boyhood」(少年時代) まるでどこかの家庭のドキュメンタリーを見せられているようですが(笑) れっきとしたフィクション 12年もの間、毎年同じスタッフ同じキャストが集まり 脚本にミーティングで出た…
原題は「TESTROL ES LELEKROL」(身体と魂について) ベルリン国際映画祭で金熊賞 国際批評家連盟賞、エキュメニカル審査員賞のトリプル受賞 アカデミー賞では外国語映画賞にノミネート (受賞はセバスティアン・レリオ監督の「ナチュラルウーマン」) 冒頭…
「今日の結婚式は、花婿と媒酌人が共に反体制活動をした 前科者であるがゆえに実現しました たぐいまれなる結婚式でございます」 凍り付く花嫁と親族たち(笑) すみません、これはコメディ映画でしょうか 「田中角栄を殺す」 「宇宙人の聖書!? 」の選挙カー…
「誘惑してねじ伏せろ」 「イチモツを敬え」 原題も「Magnolia」(マグノリア) マグノリアとはアメリカ南部を象徴する木蓮の花のことですが ここではポール・トーマス・アンダーソン(PTA)監督の故郷 ロサンゼルス郊外サンフェルナンド・バレーの 「Magnol…
目でなく心で眺める 周りは魔法だらけ 魔法が見えたらつかんで飲み込むんだよ 原題も「Dhanak」(虹) 10歳の姉が8歳になる盲目の弟に 角膜移植の手術を受けさせるため 300キロを旅するロードムービー よかったです 見ず知らずの大人たちの親切に温かい気持…
村上春樹の短編小説「女のいない男たち」の中から 「ドライブ・マイ・カー」「シェエラザード」「木野」 3つの物語から構成されたドラマ テーマは男が過去を見つめ直し、強さや威厳より 自分の弱さを認めて再生していくもの(たぶん 笑) 各賞を総なめにし、…
原題も「CUL-DE-SAC」(袋小路=行き詰まり) クラッシック映画の名作を見て思うことは とびきりの美人女優が出ているだけで傑作になること その役がアバズレだろうがビッチだろうが 可愛い小悪魔にしか見えないことを、名匠はわかっている ロケ地はイングラ…
原題は「大象席地而坐」(象は席に座る) ハンガリーの名匠タル・ベーラ (「サタンタンゴ」(上映時間7時間30分)で知られる) を師と仰いだというだけあって(雰囲気はガス・ヴァン・サントだけど 笑) 長回しの圧倒的な力のある、監督の胡波(フー・ボー 19…
エリック・ロメール「喜劇と格言劇」シリーズ第3作目 ロメールの中でもっとも有名な作品 原題「Pauline à la plage」(ビーチでポーリン) 副題は「Qui trop parole, il se mesfait」(言葉多き者は災いのもと) ショートボブに青い襟のセーラー服、どこか寂…
原題は「TOIVON TUOLLA PUOLEN」(希望の向こう側) カウリスマキが欧州の社会問題を描くとこうなる(笑) シリアからの難民を取り上げたデッドパン(無表情)でシュールなコメディ そして人々の善意こそが希望であるというメッセージ 洋品店にシャツを卸売り…
「僕の話をしよう 少なくともそう努めたい」 原題も「L'HOMME QUI MENT/THE MAN WHO LIES」(嘘をつく男)またもや現実と虚構とSMしかも"嘘"がテーマなので、少しややこしいロブ=グリエが戦争PTSDを描くとこうなります 【ここからネタバレあらすじ】 第二次…
原題は「جدایی نادر از سیمین (英:Nader and Simin, A Separation)」(ネーダーとシミン、分離)ネーダーとシミンという夫婦の離婚問題と平行に介護や経済格差、宗教や女性差別という社会問題が描かれていきますそこに妊婦の転落事件にまつわるミステリーが加…
非白人女性(ハル・ベリー)が初のアカデミー主演女優賞を受賞したことで話題になりました 原題は「Monster's Ball」(怪物の舞踏会)アメリカの刑務所は死刑執行前日に看守たちが行う宴会のことをこう呼ぶそうです 面白かったです車の中でビリー・ボブ・ソ…
原題はフランス語で「REBELLE」国賊や反逆者、反抗という意味があるそうです 紛争の絶えないコンゴ民主共和国日本のメディアは芸能人の些細な失言とかは大きく取り上げてバッシングするくせにアフリカで今も起こっている大虐殺はまず報道しない私も日常生活…
わっ! イーライ・ウォラックが出てるよ!! 涙がでる~ この年の日本公開洋画のキネマ旬報ではベストワン ベルリン国際映画祭はじめ海外でも多くの賞を受賞しているのは これが理由かと思いました(笑) だいたいカーナビが勝手に重要人物の家に案内してくれ…
広い宇宙からすれば地球はちっぽけな星 資本主義とか社会主義などと対立したり 東と西に分かれていがみ合わず 家族の思い、人々の思いが通じ 皆仲良く暮らせればそれに越したことではないか 私がこの母親と同じ立場だったら やはり息子に「素晴らしいわ」と…
ウェス・アンダーソン監督の作品はお初です 海外では高い評価を受け、ヒットしたという本作 ごめんなさい、映画の質は別として どこがそこまで面白いのか、よくわかりませんでした 戦争や、差別、ファシストや、共産主義に対する 風刺や皮肉が込められている…
「人生に立ち向かい 、いかなる時も 人生から逃れようとせず あるがままを見つめ 、最後には受け入れ あるがままを愛し 、そして立ち去る 」 時代も居場所も違う、三人の女性のある一日の様子。 私には難解な作品でした。 この作品を理解するためには、レズ…