2025-01-01から1年間の記事一覧
「汝自身を知れ」これは、古代ギリシアのデルフォイの神殿に書かれている、不朽の名言。 私たちの人生の目的は幸せになることですが、自分自身のことを知っていなければ、幸せにはなれません。自分自身を知らないために失敗している人は、たくさんいます。 …
12月は特に交通事故が多いですよね。これは、どれだけ気をつけていても、避けられないこともあります。 本願寺の僧侶、蓮如上人という方の書かれたお手紙にも、私たちがいつどうなるか分からないということが書かれてあります。このお手紙のことを『御文章』…
仏教では、人が亡くなる時に3つの段階があると教えられています。 まず「心明了位の臨終」で、これは前五識、つまり視覚や聴覚などの感覚が終わりを迎える段階です。次に「身体愛法位の臨終」、意識がなくなる段階。そして最後が「心不明了位の臨終」で、阿…
以前、大阪府の小学校で、児童複数人が殺傷されたという事件がありました。この事件をご存知の方も多いと思いますが、本当に衝撃的な事件でした。 最終的に8人もの命が失われてしまった。本当に信じられません。 ご両親の立場からすれば、自分の子どもが亡く…
「天上天下 唯我独尊 三界皆苦 吾当安此」 これは、人生の目的は万人共通だということを断言されたお釈迦様のお言葉です。 普通、人生の目的というと、「人それぞれでいいじゃない」「みんな違って、みんないい」と思いますよね。そんな人生観を持っている人…
お釈迦様はお経に「独生独死 独去独来」と教えられています。人間はみな、ひとりぼっちだということを言われているお言葉です。 また、「独りゆかれた親鸞聖人」なんてことを言われます。でもこれは、親鸞聖人が生涯、誰とも付き合いをされず、いつも一人だ…
浄土真宗の親鸞聖人といえば、教科書にも掲載されるほど有名な方。そんな親鸞聖人がとても尊敬された高僧が7人あって、これを「七高僧」と言います。 仏教はお釈迦様が説かれた教えです。その教えを正しく説かれる仏教の先生を、仏教では善知識と言います。…
仏教では心を最も重く見られます。 実際、私たちの日常生活でも、心を重んじていますよね。他人のことを表現する時に、「根性が曲がっている」とか「心がきれい」と言ったりします。私たちはその人の心を見て、判断しているんです。 ロシアの作家ツルゲーネ…
「本当の自分」って、一体何を指しているんでしょうか。それは心のことです。 真実の自己というのは、心の真実ということ。心でどう思っているか、それが本当の私のすがたなんですよね。 でも、隣にいる人を見たって、内面の心のすがたまでは分からない。分…
お釈迦様が説かれた、私たちが本当の幸せになる道、それが仏教です。ですが、お釈迦様がどれだけ教えを説かれても、それを正しく伝えてくださる方がなければ、私たちは知ることができません。 そういうことで、お釈迦様の正しい御心を明らかにされた、浄土真…
仏教を聞いている人から、よくある質問について。 まず1つ目。「仏教を聞いていても、自分について深く洞察できないとか、 死の問題が自分のこととして受け止められない」という人があります。 これは、簡単に言えば、自分自身のことが分からないということ…
お釈迦様の教えは一貫しています。けれども、それを聞いた人が理解を誤ることがあるんですね。 それで、仏教では諍論というのがあります。諍論というのは法論ということで、仏法上の争いのことです。仏法上の争いは、どちらが正しいのかハッキリするまで争い…
仏教では恩を重く見られます。だから、恩のある親を殺す罪は恐ろしい罪で五逆罪だと教えられます。この五逆罪をつくると、無間地獄という最も苦しみの激しい地獄に堕ちます。 その五逆罪よりもっと恐ろしいのは法謗罪といわれるもので、これは一言で言うと、…
仏教は「仏の教え」と書くように、お釈迦様の説かれたみ教えのことです。35歳の時、仏のさとりを開かれて、80歳でお亡くなりになられるまで45年間説かれた教えが仏教です。 その教えは、一切経七千余巻と言われる沢山のお経となって残されています。 そんな…
仏教を説かれたお釈迦様は、仏のさとりを開かれる前、シッダルタ太子と呼ばれていました。 そのシッダルタ太子には幼い頃、学問と武芸それぞれの家庭教師がいたと言われます。お父さんである浄飯王が、シッダルタ太子が3,4歳の頃に最高の先生をつけようと…
日本最大の仏教の宗派、浄土真宗。浄土真宗というと、親鸞聖人の教えということで、親鸞聖人が独自に教えられたことのように思ってしまいますが、実はそんなことはありません。 親鸞聖人の教えを広く弘められた本願寺の蓮如上人という方は、『御文章』に、こ…
親鸞聖人のご和讃に、本当の生きる目的を達成した喜びを詠ったものがあります。 「如来大悲の恩徳は 身を粉にしても報ずべし 師主知識の恩徳も 骨を砕きても謝すべし」 これは「恩徳讃」といいます。本当の生きる目的を教えてくだされた法然上人に巡り会えた…
仏教では、死んだ後に恐ろしい一大事があると教えられています。そういう話を聞くと、頭では分かるけど、正直ピンと来ないという声もあります。この実感が湧くか湧かないかって結構重要だと思う。 例えば、美味しい焼き肉を食べてる時の幸せとか、ぐっすり眠…
蓮華というのは仏教でよく用いられる花です。たとえば、正しい信心ということも蓮華にたとえて教えられます。 その特徴は5つありますが、その1つに「一花多果の徳」というのがあります。蓮華は1つの花にたくさんの実ができるので、信心決定すれば、無量の…
浄土真宗の親鸞聖人のお言葉にこういうものがあります。 「一念というは信心二心なきがゆえに一念という」 この「二心」というのは心の闇のことです。死んだらどうなるか、あるのかな、ないのか。これだと二心がある。 そして一念というのは、二心がない、つ…
仏教では、私たちの行いを、心と口と体の3方面から見られます。中でも、心でどんなことを思っているか、という心の行いを重視されます。 そして心で思う罪は、口や身体の2倍あると教えられる。そうなってくると、今まで自分が思ってきたことを考えれば、極…
お金や財を力にしている人は、お金や財を失った時に顛倒する。名誉や地位を力にしている人は、それらをなくした時に失墜する。親や子供を力にしている人は、親や子を亡くした時に倒壊する。信念を力にしている人も、信念がゆらいだ時にまた崩壊する。親鸞聖…
仏教と聞いて、蓮の花をイメージするという人も少なくないと思います。実際、仏教では蓮華がよく使われます。それは、蓮華には5つの徳があるからで、これを蓮華の五徳と言います。 蓮華の五徳は、私たちの心の闇が破れた世界を表しています。そういう世界を…
仏教の根幹には因果の道理という絶対ルールがあります。因に応じて果が報うということで、因果応報とも教えられます。 この因果の道理について、こんな質問をされた人がありました。 「生きている間の因果の道理は分かるのですが、死んでからの因果の道理が…
私たちは、自分で自分に規制がかけられるとか、自分は判断ができると思っています。でも実際は、それは自惚れで、そう思っていながら、スポンと抜けてしまうんですね。規制も判断も吹き飛んでしまうことがある。 考えてみると、欲にしても怒りにしても、恨み…
仏教に説かれる苦しみの原因と結果、そして幸せの原因と結果、この四つの真理を四聖諦と言います。 お釈迦様の教えを一言でいうと四聖諦です。お釈迦様は一生涯、四つの真理を説かれた方です。 四つの聖なる真理、間違いない大宇宙の真理で、諦というのは真…
「幸せ」と聞いて分かりやすいのが、私たちの欲望を満たす幸せ。欲しかったコスメや洋服を買うとか、人気のお店に行って食事をするとか、旅行に行くとか。そういうのが私たちが想像する幸せです。 でも、仏教に説かれる絶対変わらない絶対の幸福というのはこ…
親鸞聖人は『教行信証』の最後に、『教行信証』を書かれた目的を述べられています。 慶しきかな。心を弘誓の仏地に樹て、念を難思の法海に流す。深く如来の矜哀を知りて、良に師教の恩厚を仰ぐ。慶喜いよいよ至り、至孝いよいよ重し。これによりて、真宗の詮…
仏教の宗派では、それぞれ色々な現世利益が言われることが多いですが、浄土真宗はどうかというと、親鸞聖人は阿弥陀如来に救い摂られると、この世で十種の利益が頂けるとおっしゃっています。これを「現生十種の益」と言います。 その十種というのは、1つ目…
親鸞聖人の教えを、二益法門といいます。親鸞聖人の教えを二益法門という、ということは、阿弥陀仏の本願が二益法門である、ということです。 「益」とは幸せということです。ですから阿弥陀仏は、2つの幸せにすると約束されているということになります。 …