brugge style

喫茶モエ 営業中 

新都マホンの ハイブリッドが心地よい




メノルカ島は、バルセロナから地中海を南に眺めて南方にある。

西から、イビザ島、マヨルカ島、メノルカ島。


メノルカ島の東端に位置するマホンはヨーロッパ最大級の天然港を抱えてい、これを目当てに18世紀から一時期、英国が領土とし、シウタデリャからマホンに遷都した。

古代はフェニキアからローマ、イスラム、英国まで、この港を巡って覇権を争ったのだ。




イビザはパーティーの島として、マヨルカはショパンがジョルジョ・サンドと共に避寒に来た島(あるいはわたしの好きなホテル Cap Rocatがある島)...
というのが、わたしがバレアレス諸島をひとことで説明するなら、になるが、さしずめメノルカはなんだろう?




タライオティック文化という古代巨石社会(世界遺産)があったこと?

この文化は紀元前2000年頃からローマ支配が始まる紀元前123年まで続いたという。

科学的に証明はされていないが、わたしは直感的に古代クレタ島のミノア文明や、キプロスを含む(船を思いのまま操った古代フェニキア人は絶対にここまで来たろう)他の地中海文化の影響を受けているのではないかという印象を受けた。

他の巨石文化、例えばストーンヘンジやマルタの神殿が宗教的でスペクタクルな印象を残す一方、タライオティック文化は日常生活ぽさが強いからか、有名な文明に直結していないからか、さほど古くないからか...
世界遺産に指定されている割にはあまり有名ではないが。




カスティーリャ文化の華麗さに、18世紀から始まる英国支配のコロニアル風情がミックスされている点だろうか?

カスティーリャ文化だってあれほど美しいのはイスラム的要素を取り込んだからだ。




旧都シウタデリャが迷路状の中世都市であるのに比して、マホンは英統治期に整えられた比較的整然とした街並みが特徴だ。

石畳の坂道からは、巨大な天然港が見下ろせ、スペイン的センスと英国的センスが混じり合う。




イギリス海軍が持ち込んだ蒸留酒文化が根づき、島独自のジンが作られるようになったことや、英国的なショートブレッドとスペインのアーモンド菓子文化と融合して「パスティス(Pastissets)」も...
パスティスはバターではなく、ラードを使う。
意外にさっぱりしていて、紅茶にもコーヒーにも合う!



スペイン的なオープンな広場とカフェ文化に、英国的なティータイムやジン文化が並存している、とガイドブックは書く。




宗教祭礼や広場は祝祭的なスペイン様式、家屋や生活様式の中に「英国流」が織り込まれている...

インテリアはどこもいちいちかわいい!