brugge style

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2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

the bolshoi

わたしはバレエ狂いだ。 「最も多い年で56回バレエ鑑賞に出かけ」たというドガよりも多く出かける... もちろんそんな回数など自慢にもならない。 無芸大食家は、観る回数がどんなに多かろうとアウトカムで彼の足元にも及ばないのである。 最後にバレエ…

レモンの葉のリース

先日、こちらに書いた温室で夫が慈しんでいるレモンの木。 いよいよ花がたくさん咲き始め、蜜蜂が飛んで入ってくるので葉や小枝を剪定した。 鉢回りには小さな蟻。せっせとネクターかなにやらを運び出している。 うっかり殺菌剤入りの液体で床を掃除してしま…

イングリッシュ・ストロベリーのムースとソルベ

今年はウインブルドンもキャンセルになってしまった。 ウインブルドン、あの頃までが英国のいちごの季節、すなわち体感的な英国の「夏」だ。 テロワールのフルーツ、無理なく手に入る分だけ、感謝していただきたい。 おいしいいちごはそのまま食べるのが一番…

the sacred canopy

英国の隔離生活が今日で6週目に入った。 ボリス・ジョンソン首相も今日から正式に復帰。 ...... このところずっと天気が良く、おかげで正気を保っていられたと思う。 明日から天気が崩れ、雨模様の1週間になる予報だ。 空が灰色になって低く下がり、…

東ヨーロッパの小包

明日で英国の隔離生活も6週目を迎える。 英国は新型コロナウイルスによる死者が2万人を超え、先は見えない状態だ。 医療関係者、インフラ、小売、運送業他に携わる方々...には足を向けて寝られない。 一足先に規制が緩和された東ヨーロッパから、友達が…

jan van haasteren puzzles

わが三人家族、夕食後はほとんど毎夜ボードゲームをする。 今、進行中なのはものすごく時間がかかるRISK(すでに2週間ダイニングテーブルの上に出しっぱなし)と、チェス、短時間でできるRUMMIKUBだ。 もうひとつ、ボードゲーム以外で始めるとやめられなく…

eclairs à la crème de pistache et aux framboise

ピスタチオ・クリームとフランボワーズのエクレア。 先日、いちごのエクレアを作ったら、とても美味しかったものの、これが非常に食べにくかった。 お皿の上でフォークで切り分けようとしてもなかなか切り離せず、クリームといちごが色々な方向からはみ出て…

旅好き

わたしは基本、出好きだ。 ロンドンまでちょっと出て行くのは全然厭わない。 ベルギーへの週末の車の里帰り(4時間)、そこからさらに3時間で行くパリ。 ロンドンの空港からは、1時間半から2時間あれば、ヨーロッパ大陸内のだいたいどの都市へでも飛んで…

檸檬

平均気温低めの英国の温室内で最も成功したのはバナナの木だった。 どんどん株分けしつつ、あれよあれよと高さ2メートルに成長し、憧れのモロッコ建築、アンダルシア式の中庭の実現も目前かと夢想していた。 モロッコの中庭、このブログにも何度も書いてい…

赤椿

脇庭の西には白椿(白虎?!)、東には赤椿が植わっている。 赤椿、ものすごくたくさん咲いている。蕾も次から次へとついている。なんと健気で美しい。 今日は晴天の強風で、赤い花びらがどんどん落ち、風花のように舞っているので、少々切り分けて家の中に…

カサブランカ、時の過ぎ行くままに

カサブランカ、姿はとても好き、でも、香りが強すぎやしませんか。 昨日の話の続きではないが、わたしたちが花を美しいと思うのはやっぱり左右対称形だからなんでしょうね! ロックダウン前、映画『カサブランカ』を機内で見た。何十年ぶりかだった。 イング…

ルーヴルの上の空

16日、英国のドミニク・ラーブ首相代行は、新型コロナウイルス対策として3月23日から続くロックダウン(都市封鎖)を、「少なくとも」あと3週間は続けると発表。 ...... 昨日はナショナル・ギャラリー、今日はルーヴル。 美術館に行きたくてうず…

トラファルガー広場へ飛ぶ

今週で隔離生活4週目。 普段は最低でも週一で10分だけ立ち寄ったり、半日過ごしたりしているロンドンのナショナル・ギャラリー(入場無料)に行きたくて仕方がない病に襲われている。 あまりにも行きたすぎて、自分がトラファルガー広場を歩いている様子…

イングランドの女子校で習うスコン

お茶が終わった後の写真だが、夕焼けの光が美しかったので。 娘が通ったイングランドの私立女子校で習ったスコンのレシピで焼いてくれた。 (需要があったらレシピ載せます。でもごく普通のレシピです) 外はゴツゴツしている分、面積が増えてカリカリ感が楽…

午前2時のナルキッソス

夜中に下に降りて行ったら、100本の黄水仙が妖しく、夜中の熱帯魚とか、夜中の宝石店とかそういう風情だと思った。 清楚な花かと思っていたが、さすがナルキッソスが姿を変えた花だ。 「ナルキッソス」をまた持ち出したのには理由がある。 ギリシャ神話の…

『ヴェニスに死す』

2019年1月のヴェネツィア。 この時期、なぜかヴェネツィアづいていて、2018年の11月に続いての訪問だった カミュの『ペスト』を「今読むべき」ならば、こちらも。 トマス・マン『ヴェニスに死す』。ヴィスコンティの映画版も凄い。 要約などで「…

イスパハンは遥か遠く

(続きで)それでですね、神秘の仔羊のケーキはケーキ型が復活祭までに手に入らなかったために来年の宿題とした。 復活祭の日曜日にはイスパハンを作ってみるつもりだ...と豪語したので、恥を忍んで載せます。 使用したレシピはマダム・フィガロに掲載さ…

復活祭、神の仔羊

先日、復活祭のお菓子として、ベルギー人の夫が子供の頃よく食べた伝統的な「神秘の仔羊」型のケーキを作ってはどうか、と提案してきた...という話を書いた。 この仔羊は人間の贖罪のために死んだイエス・キリストその人で、中身にはフランボワーズなどの…

四月は最も残酷な月

復活祭当日の中心は八重の黄水仙100本。 艶やかでナルシスティックな芳香を放っている。 復活祭。 十字架にかけられて一旦は「死んだ」キリストが、三日後にふたたびよみがえったという物語は、冬の間死んだようになる自然を、春を迎え入れることによって…

聖土曜日の黒いケーキ

黒い土曜日なので黒いケーキを作った。 ベルギーのココアの3段スポンジとダクワーズ、ベルギーのダーク・チョコレートのクリーム、オーストリア皇后エリザベートのスミレの砂糖漬け(友達のお土産)、金沢の金粉(<モエのお菓子に必須)。 イングランドの…

カラヤンは言った。「彼は天才だ」

タイトルの、「カラヤンは言った。『彼は天才だ』」は本の帯から 普段のわたしの非常に狭い生活範囲の、とても愛しているもの 美術館あちこち 毎夜どこかで何かしら開催されているバレエとオペラとクラシック音楽 しばしば出かける旅先でのひとりよがりな旅…

英国からの手紙

前庭の桜の木。 ゴッホの『花咲くアーモンドの木の枝』のよう。 ロンドン市内では先週末に英国首相ボリス・ジョンソン氏からの手紙が届いたそうだが、うち(ロンドンに隣接した南側のサリー州)では昨日受け取った(下に写真載せました)。 メッセージはひと…

シャネルのカメリア no.2

先日、西側の脇庭の白椿が美しかったので写真を載せたが、 とうとう首から落ち始めた。 ひとつ、綺麗なのを拾った。 これ、シャネルの本の表紙に使えそう... 標本にしたいくらい綺麗だ。 こちらは今年1月のパリ、リヴォリ通りの書店で。 パリに行きたい…

食後のケーキは何にする?

写真、地味ですけど... 内容も地味です。 夕食に必ずデザートを食べるため、普段はこういう簡単焼きっぱなし系ばかり作っている。 シフォンケーキに昨夜はダブルクリームで作った(って、混ぜるだけだけど)抹茶クリームを合わせた。 この週末の復活祭は…

ウェールズの水仙

2020年の復活祭はいよいよ今週末だ。 冬の間死んでいた自然が春に復活するのを祝うお祭り。 豊かに実るためには一度死ななければならない...さまざまな神話に表現されている。キリスト教もその例外ではない。 飾り付けには多産のうさぎや、卵を含めた…

ジャンヌ・ダルクの白い甲冑

外側が緑色で、中心がピンクの薔薇が好きだ。 例えばアルヌワ・ブラン「白い甲冑」とか。 写真の薔薇は「ジャンヌ・ダルクの白い甲冑」と名のついたその薔薇(英国では手に入りにくい)ではないが、こういうの。 薔薇はその名前さえも美しい。 先日惚れたRos…

春の温室暮らし、ローズマリー風味

昨日の『ペスト』の記事に、みなさまありがとうございました! 英国隔離生活もそろそろ2週間が近づき、日付の感覚を失い、携帯をチェックする習慣も失いつつあり、外部とつながっていられるチャンネルがあるのはうれしいです。 これぞカミュのいう「連帯」…

人は神によらず聖者になりうるか

昭和61年三十三刷の新潮社文庫。 さわれば紙の繊維がボロボロ落ちているような... この本は神戸のジュンク堂書店で購入し、 中東暮らし、アメリカ暮らしを経て、ヨーロッパ暮らし中の今もまだ手元にある。 世界中でカミュの『ペスト』が読まれているそ…