2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧
「あなたのお嬢さん(ベルギー人と日本人の間の子ども)のアイデンティティはどうなっているの?」 日本の知人から不安げに投げつけられた、「お嬢さんは何人(なにじん)なの?国籍アイデンティティがはっきりしないと根無し草になるんじゃないの?」という…
わたしは「女の腐ったみたい」(思いっきりポリティカリー・インコレクト)な性格だが、好みはさほど女(の子)っぽくない。 例えばソフィア・コッポラ描くマリー・アントワネットのお茶の時間を夢に見るよりも、李白の酒宴を夢に描く方である。 酔っぱらっ…
教会建築内部が暗いのは、建築技術の限界という理由もあるだろうが、「神の体内」であるから暗い、という話を聞いたことがある。 ブルージュのワルブルガ教会(日本の中学生にはおなじみ、フランシスコ・ザビエルゆかりの教会)は、その内部がご覧のように晴…
英国の方向を睥睨する騎乗のベルギー王。 ブルージュから車で30分、オステンドの海。 oostende つまり「東の終わり」という意味だ。 極東から来たわたしには、ここは東の果てというよりヨーロッパ大陸の西の果て、なのだが、東の果てということは、英国か…
フリッツ、リエージュ・ワッフルに続き、ベルギーのおやつ代表クレープ。 オランダ語では pannekook パンナクック。 直訳するとフライパン・クッキー、つまりパンケーキ。 厳密に言うとクレープとパンナクックは別物なのかもしれない。考えれば考えるほどそ…
週刊ポストの記事(見つけたのは某掲示板)にマジでつっこむのは自分でもどうかと思うが書く。 「現在フランスに留学中の仁美さん(仮名・24歳)が一番驚いたのは、フランス男性と日本男性の違いだった。 『フランス人は成熟している相手じゃないとダメなん…
「ソフィの世界」。 ノルウェーの高校の哲学教師ヨースタイン・ゴルデルによって1991年に出版されたファンタジー小説(ウィキペディアによる)だ。 少年少女向きに哲学への興味を喚起し、注意をそらさないよう計算されて書かれている。日本で翻訳が出た…
娘の部屋に行くと、鳥かごの中に "a bird" (鳥)という本が入っていた。 うむ、マグリットだろうか。「これはパイプではない」(この場合は「これは鳥ではない」)。 あるいはシニフィアンとしての鳥?
ウァルブルガ教会前。
うちから徒歩2分くらいの位置に、ルブタンを扱っているセレクトショップがあり、石畳の街には合わないからかほとんど売れず(店員さん談)、常にサイズ37半はわたしが独占選び放題というハーレム状態だった。 まあそんな幸福な蜜月環境が長く続くはずがな…
先日の記事、フリッツ・マヨネーズの、 「でもこれだけでお腹いっぱいになるので注意。だって他にワッフルとかパンナクック(クレープ)とか、食べにゃならんでしょう?」 を引っぱってきて、今日はブルージュで食べにゃならんもののひとつ、ワッフル*を。 …
うちにあるリモワのスーツケースの一番古いのが修理から戻ってきた。 ロック部分にはがびがびのステッカーが5ミリくらいの厚さで堆積している。まるで動物の巣か何かが形成されていく過程みたいだ。 スーツケースのピカピカのを持っているのは気恥ずかしい…
一昨日の記事「さらばブルージュ」に対して多くのメールを頂いた。恐縮です。発表するのが早すぎたかもしれない... わたしには「パリに引っ越す」とかいう前科もあるの(笑)。 でも、「Moetがブルージュにいるうちに行って案内してもらわないと」と思う…
ねずみとうさぎのムズリー一家である。 こういうおもちゃを買う時は、わたしは娘に買い与えているのではなく、自分自身の童心に買い与えていると思う。 ... 昨日の記事...いつになくシリアスやったわーと親友からメールが来たので、言い訳。 (ちょっ…
今年いっぱいで、13年住んだブルージュを去ることになった。 思えば13年前、「毎週末パリに遊びに行ける距離」「ただの仮住まい」「(旦那の仕事の関係で)いつでもどこでも住みたい国に引っ越しできる」と、深く考えもせず、 絶対引き止めてくれると思…
先日、友人のご両親がブルージュ観光に来られたのに、予定が調整できず、ご案内すること叶わなかった。 あれはご覧頂きたかったなあ、あそこにはお連れしたかったなあ、きっと楽しかったろうになあ...とグチグチ。 そこで自家版のブルージュ・ガイドブッ…
娘と一緒にペアで集めているものがある。 emmanuelle zysman の小さなジュエリー。 パリの友人の近所を歩いていて一目惚れした、線でつないだ北斗七星のような、糸で留める極細のブレスレットがそもそもの始まり。 またお店の女性が、いつ会ってもありえない…
芍薬の季節が来た。 一番好きな花だ。 どんどん花びらがほぐれて開いてゆく様子に魅入られている間に一日が過ぎる。 (上2枚が頂戴して二日目、中2枚が三日目、下2枚が五日目) 今年こそは庭に植えてみようか。咲かせるのは難しいらしいけれど。 今年こそ…
「ブルージュでぜひフライドポテトを食べたいです。おすすめはありますか」 レストランやチョコレート屋さんについてはよく聞かれるが、 おお、フリッツに関して質問を頂くのは初めてだ。 わたしはそれほどフリッツ好きというわけではなく、味の良し悪しが分…
バリエーションはいくつかあるが、ブルージュの「最古の市民」の伝説はこうだ。 9世紀のこと。 フランダース伯ボールドウィン一世が、カロリング朝西フランク王国の初代国王シャルル二世の娘ジュディスをフランスの修道院から誘拐した。 シャルル二世の承認…
こちらにより新しい完結編「Brugge 地名の由来 完結編」があります(2015年5月12日)。 ...... ブルージュのグルトゥス美術館で、中世ブルージュが繁栄するまでの歴史を追った展覧会をしている。 「ブルージュにローマ人のキャンプはあったか」…
今年最高気温。 暑い。
わが家の庭は南側、ダイニングキッチンに面している。 夏は高い太陽の光が庭にさんさんと差し、ダイニングキッチンはひんやりと涼しい。 冬は低い太陽がダイニングキッチンの中に差し込み、天気のいい日はぽかぽかと暖かい。 この家は400年前の建築だ。 …
娘の通う小学校のお昼は3種類から選べる。 家で食べる(昼休みは1時間45分) カフェテリアで食べる お弁当を食べる(スープと飲み物が出る) 娘は幼稚園の子どもたちの昼食世話係をしていて、園児達と一緒にお弁当を食べる。 普段、彼女のお弁当はサンド…
美人の条件は時代や文化ごとに異なる。 最近、晴天が続き、ここぞとばかりに肌を太陽にあてているベルギーの女性(男性も)を見ていると、現代の「美」の条件のひとつは「経済力を背景に、より手をかけていること」ではないかと思った。 ヨーロッパのこのあ…
夫がブラジル出張に本を携帯するのを忘れたそうである。 それでリオの街なかの大型書店に入り、英語の本を物色するものの、ビルドゥングスロマンのシリーズしかなく、仕方なく「未読」という条件の下で「ジェイン・エア」を手にしたらしい。 40がらみのお…