1.はじめに
世の中的にも自社でも、生成AIを利活用して業務を効率化する機運が高まっています。
それこそ、生成AIに、生成AIの活用法について質問をすれば答えてくれます。
ただ、一度、腰を据えて、実際に何ができるのかを勉強したく、丸の内の丸善で売上上位の本を購入しました。
2.内容
(0)はじめに
- おすすめの使い方は、あなたが監督になって「時間をかければできるが面倒でやらない作業」を任せること。人間のアシスタントをこき使ったら、パワハラで訴えられるかもしれない。でもAIアシスタントの場合は、それが効果的な使い方。このときのポイントは、仕事の内容を「自分でも時間をかければできること」に絞ること。
- 生成AIへの指示を工夫することを、プロンプト・エンジニアリングと呼ぶ。これには、作業者を監督するディレクターやプロデューサーのような、上からの視点と見識が必要になる。この知識がある限りは、仕事をAIに奪われたりしない。
(1)頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方
- 文章の要約やコメントをする際、あなたがすべきは「この文章を300字程度に要約してください」「この文章のよい点を3つ、改善点を3つ見つけて、それぞれ150字以内で教えてください」と指示することだけ。作業の部分はChatGPTに任せて、自分は本当に重要な業務や頭を使う作業に時間を割く。これこそChatGPT時代の「頭のいい人」の働き方。
(2)ChatGPT&Copilotの基礎知識
- 複雑なプロンプトは、シンプルなプロンプトと比較して結果の確実性が低くなる。シンプルなタスクを実行させて完璧な100%の回答をもらったら、そのデータをもとにして次のシンプルなプロンプトにつないでいく。はじめてやらせる作業では、シンプルで確実なプロンプトのパイプラインを作ることを心がける。
- ユーザの要求に応えようと頑張りすぎて、学習していないのにそれっぽい回答を出力することをハルシネーションと呼ぶ。これに対応するにはユーザにハルシネーションを認識できる知識が必要。正しいとわかっている情報、十分に信用できる情報を与えて、その情報を土台にして文章を生成させる。先にそのテーマの重要な情報を入力し、「まずはこれを読んで」とか「○○について検索して基礎知識を学んで」と支持をしておくと、グラウンディングに使える情報が準備される。
(3)思考を補助してもらう
- 「100字で要約してください」「ですます調で要約してください」などと、アウトプット形式を指定することも可能。また生成AIには複雑な情報を分類・整理する能力がある。分類制度が悪いと感じたら、「Webを調べながら分類して」と指示すると、時間はかかるが精度が上がることがある。
- 「発想」の部分を効率化する具体的な活用シーンとして、ゼロから考えるよりも格段に早く、良質なアウトプットにたどり着くことができる。「○○というトピックでブレインストーミングしてください。キーワードを30個」とリクエストする。「オズボーンのチェックリストを使って画期的な○○を発想してください」「○○をシックスハット法で議論してください」と1人ブレインストーミングをすることができる。
(4)企画書を作ってもらう
- 生成AIに企画書を作ってもらう際のポイントは、フォーマットを指定すること。具体的なフォーマットを指定し、それを埋めてもらうようにすると、より精度の高いアウトプットが得られて、手直しが少なくて済む。生成AIであれば何度繰り返しても全く問題ないので、その中からよい案があれば採用すればよい。
3.教訓
ここでは(4)までを引用しましたが、本書はさらに続きます。
有料版の生成AIを使えば、例えば以下のようなことができることが紹介されています。
- スピーチ原稿を作り、映像化してAIにしゃべらせる
- 統計データを分析して、グラフや表を生成する、相関分析をする
- データを可視化したり、アニメーションにする
- 簡単なプログラミングを手伝ってもらう
しかしながら、現在の勤め先で業務用に展開されている生成AIは、Edge版のCopilotのみです。また、情報を社内で留め置く仕組みはなく、顧客情報の入力は不可で、かつ電子ファイルのアップロード機能もありません。そのため、本書やUdemy等の学習ツールで紹介されている一般的な機能の何分の1かしか活用することができません。
それでも、世の中ではここまで技術が進んでいると理解しておくことに意味があります。
また、生成AIの利用には、プロンプトを工夫することが何より重要です。Googleの代わりとして単一の内容について調べるだけではなく、いかに作業の部分はChatGPTに任せて、自分は本当に重要な業務や頭を使う作業に時間を割くことができるのか、そのためにどんな指示を与えればよいか、うまい使い方を考えていくつもりです。
