★☆☆☆☆
あらすじ
ニューヨークで新生ゴーストバスターズを始めた一家。未成年を理由にメンバーから外された娘は、旧メンバーのもとに持ち込まれた球体の謎を探り始める。
ダン・エイクロイド、ビル・マーレイら出演。シリーズ第4作目。原題は「Ghostbusters: Frozen Empire」。115分。
感想
メンバーから外されてしまった主人公が、何もかもを凍らせる最強ゴーストの脅威に立ち向かう物語だ。
冒頭でゴーストの恐ろしさを匂わせる過去の出来事が描かれた後、現代のゴーストバスターズの物語が始まる。彼らの現在の状況を説明した後、さっそくゴーストが現れて対決の構図になっていくのかと思いきや、そうはならない。
まずゴーストが封印された球体が持ち込まれるところから始まり、球体の謎を解く過程、そして明らかになった伝説の詳細と、すべてがじっくり丁寧に描かれていく。だが、ホラーコメディにそんな厳密な設定など求めていなかったので、かなりしんどかった。
ディズニーアニメのように、そういう設定は冒頭の数分で適当に終わらせ、さっさとゴーストとのやり取りを見せて欲しかった。時おりゴーストの気配は漂わせるものの、メンバーを外された主人公の疎外感や家族の問題、旧メンバーの現況など、やたら多い登場人物のサイドストーリーが延々と語られ、遅々としてメインのストーリーは進まない。
コメディパートも外し気味で、全体的に生真面目で重苦しい雰囲気が漂っている。主人公のキャラと似ているかもしれない。本部に設置されているすべり棒に異常に興奮する「ファイアマスター」の末裔が面白かったくらいだろうか。
映画も半ばをだいぶ過ぎた頃、ようやく封印が解かれてゴーストが登場する。これで面白くなるかと思ったが、ゴーストのキャラや特徴もよく分からないままに本格的な対決が始まってしまった。散々待たせたのだから、氷の世界ならではの趣向を見せて欲しかった。待った甲斐が何もない。
長過ぎる導入部分が終わり、ようやく本題に入ったと思ったら、すぐにクライマックスに突入して呆気なく終わってしまう映画だ。退屈と苦痛しかなく、忍耐が鍛えられる。
スタッフ/キャスト
監督/脚本/製作/製作総指揮 ギル・キーナン
脚本/製作 ジェイソン・ライトマン
製作総指揮/出演 ダン・エイクロイド
出演 ポール・ラッド/キャリー・クーン/フィン・ウルフハード/マッケナ・グレイス/クメイル・ナンジアニ/パットン・オズワルト/セレステ・オコナー/ローガン・キム/ダン・エイクロイド/アーニー・ハドソン/アニー・ポッツ/ビル・マーレイ/ウィリアム・アザートン/ジェームズ・エイキャスター
音楽 ダリオ・マリアネッリ
ゴーストバスターズ/フローズン・サマー - Wikipedia
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前作 シリーズ第3作目

