姫リンゴの実と芽接ぎ -芽接ぎ編-

2021/09/30
こんばんは。
昨夜からの続きです。


この春に行った芽接ぎが上手く行っている姫リンゴNO3


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この樹にこの秋も芽接ぎをしてみることにしました。


私は刃物研ぎが下手くそなので、接ぎ木のような自分にとって難易度の高い作業を行う時は、小刀ではなく替刃式カッターを使うようにしています。

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↑新しい刃に替えて、工業用油を取るために表面を砥石で擦ってあります。


接ぎ木の手順はひこさんのブログを参考、手本とさせて貰っています。
接ぎ穂の切り口を楔形に削り、乾燥防止のため濡らした水苔を入れた小袋で保護し↓

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今回は芽の遠くなってしまった枝の元に芽が欲しかったので、そこに切込みを入れ、とにかく形成層を合わすことを第一に差し込みました↓

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接ぎ目を接ぎ木テープでしっかりと縛り↓

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最後にトップジンMペーストを糊付し、袋のグラつき防止の為針金で固定しました↓

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↑この樹も今は姿の見えない接ぎ木の練習木ですが、接ぎまくって芽だらけになれば、何か姿が見えてくるのではと淡い期待をしています。


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姫リンゴの実と芽接ぎ -実編-

2021/09/29
こんばんは。

春に受粉させてあった姫リンゴの秋の実の様子です。



NO1

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小さな個人ブログとは言え、本来、徒長枝の剪定くらいしてから皆様にご覧頂くべきなのですが、剪定枝を接ぎ穂に回したいと思っていまして↓

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↑それにはまだ枝が若いというか固まりきっていない感じがして(感覚での物言いです、間違っていましたらご指摘頂けたらと思います)、今回は見苦しい姿のまま実の記録をすることにしました。
以下の樹も同様の理由でボサボサなままでの記録となります。





NO2

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↑この樹は枝枯れと、最初の姿出しの失敗で、未だに芯と差し枝がありません。
昨年芽接ぎを行いましたが、それも失敗に終わっています。

これも秋に出来るか、春となるか、もう少し枝がしっかりとしたら再度接ぎ木に挑戦しようと思っていますが、枝でなくこのような↓

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胴に直接接ぐのは何となく難しそうな気がしていますがどうなんでしょう?





次の樹は挿し木から作っています↓

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↑面白がって摘果せずに来ましたが、こんな細い幹に↓

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↑よくこれだけの実をつけたものだと思います。
品はありませんがインパクトはあります。





最後に、春に芽接ぎしてあったため、全ての実を間引いてあったNO3

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他の樹よりも不要枝が固まっているように見えたため↓

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今回芽接ぎしてしまうことにしましたが、記事が長くなったので次回に分けたいと思います。



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設計図を描いて、カエデに模様を入れる

2021/09/28
こんばんは。

コロナ前に、先輩の棚場にお邪魔した際に頂いたカエデです↓

kaede (1)


2本の苗を束ねて作られたものだったこともあり(癒着が不完全に見えた)、やり直しに当たっては一気に叩かず、少しづつ切り戻ししてきていました。
そろそろこの樹にも改めて模様を入れようということになり、ノープランでグニャグニャやって失敗しないように、今回は事前に絵を描いてみました↓

kaede (3)


↑毎度毎度のワンパターンですね。引き出しがありません。
ともあれ描いてみた絵図に従って↓

kaede (4)


↑針金で模様を入れました。
ちょっとキツく曲げるには枝が固まってしまっていましたが、グニャグニャはやっていないので枯れないで欲しいです。



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ニオイカエデの挿し木素材を切り戻す

2021/09/27
こんばんは。

今期も何度か手入れしていますが、ニオイカエデの挿し木苗たちがまた茂ってきたので

03ニオイカエデ (1)


バツバツと切り戻していきました↓



作業前
03ニオイカエデ (2)

↓↓↓

作業後
03ニオイカエデ (3)





作業前
03ニオイカエデ (4)

↓↓↓

作業後
03ニオイカエデ (5)





作業前
03ニオイカエデ (6)

↓↓↓

作業後
03ニオイカエデ (7)





作業前
03ニオイカエデ (10)

↓↓↓

作業後
03ニオイカエデ (11)



と似たような画像が続きましたが、こんな感じで全てのポットの作業をしました。


03ニオイカエデ (12)


↑表土と共に、同じカゴにまとめられていた真柏が見えるようになりました。


この樹も太らせることを主眼におけば、もう少し放っておいてもいいのかもしれませんが、放置すればしたで先日のプランター植えのグミのようなことも起きかねませんし、なかなかこれがベストだという加減が分かりません。



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腰水の記録

2021/09/26
こんばんは。

今年の初夏~夏は随分と水切れに悩まされました。
その対応策としてはじめたのが腰水。
昨年から水に浸けっぱなしの藤に問題が出ていないことをヒントに、カピカピにしてしまったサルスベリに導入、成功を皮切りに、鉢の乾きやすい幾つかの樹種に順次試して行きました。
その簡単な記録です。

まず↑の話でも出ましたサルスベリ。現在は腰水をやめ、用土を敷いたトレイの上で管理していますが順調そうに見えます↓

02腰水 (1)


次にまだ水に浸けたままの柳類↓

02腰水 (2)


↑針金のせいで現在は色の悪い部分が出てしまっていますが、一度萎び掛けた御柳は、腰水にしてから一気に勢いがついたのを覚えています。
また御柳は昨年から何度か挿し木を試していますが、一度も着いたことがありません。
先日挿した剪定枝も↓

02腰水 (3)


↑もう枯れているように見えます。
かなり水を好みそうな樹種なので、次は挿し木も水挿しにしてみようと思います。


蔓ものも腰水との相性は悪くないと感じました。
これも何度か萎れかけた、アケビとビナンカズラの挿し木苗ですが↓

02腰水 (4)


↑腰水にしてからは、目に見える不調は今のところありません。

鉢が汚くて恐縮ですがテイカカズラも↓

02腰水 (6)


↑元気そうですし、春に枯れることを覚悟していたチリメンカズラは↓

02腰水 (7)

02腰水 (8)


↑腰水にしてから、網目から根を伸ばすようになりました。
そんなことから、根腐れなどは起こしていないのではないかと考えています。


蔓もので成果がイマイチだったのがアオツヅラフジ↓

02腰水 (5)


↑これは一度水切れで枯れかけたので、ダメ元で腰水にしたところ復活したのですが、その後また調子を崩したように見えたので今は腰水を止めています。
ただエビデンスなどは勿論ありませんが、これは腰水が悪かったというよりも水切れの際に痛めた根のダメージが治りきっていないためではないかと勝手に思っています。


またガマズミもやたらと鉢が乾き、葉を何度も萎れさせたので腰水にしたところ↓

02腰水 (9)


↑元気になり、今でも腰水継続中です。


また雑木だけでなく、炎天水挿しで発根した錦松も、そのまま腰水を継続していますが↓

02腰水 (11)


↑これも問題なさそうです。(極めて芽の弱かった2本は枯れましたが、これは水切れ、腰水とは関係ないと考えています)



以上が今夏の腰水の記録ですが、今のところ総じてデメリットらしいデメリットが見当たりません。
ただこのことはあくまで個人的な記録、感想であって、一般にタブーとされている(と私は認識しています)盆栽への腰水を推奨するものではありません。
大した経験もない人間が、2か月ほど試したことの結果で何かを言い切ることなど出来ません。
まだ植え替えもしていないので、根っこを見たわけでもないですしね。
ただ今年の結果を踏まえ、自分は今年調子の良かったものに加え、夏場やたら萎びたもの(ウツギ、ノバラなど)にも、また来年夏に腰水を試してみようとは思っています。



腰水をしたもの

好調
ガマズミ
サルスベリ
柳類
アケビ
ビナンカズラ
テイカカズラ
チリメンカズラ
挿し木錦松


微妙
アオツヅラフジ


来年試そうと思ったもの
ウツギ
ノバラ(うちの方では湧き水の側、湿地のような場所にも自生)


2022/7/2
初夏から腰水していたノバラに根腐れの症状が見えたため、挿し木素材以外の腰水を中止した。





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老爺柿の植替え

2021/09/25
こんばんは。

今年2本叩いた老爺柿の内の1本。
化粧鉢に入った老爺柿を駄温鉢へ植え替えることにしました。

01ロウヤ (1)


なかなか鉢から抜けませんでしたが、ホースの水圧で用土を吹き飛ばしながら、どうにか鉢を割らずに抜くことが出来ました↓

01ロウヤ (2)


この樹は現状↑が表のつもりで作りはじめていましたが、こうして見返すと、↓の方が立ち上がりの模様が良いように思えます↓

01ロウヤ (3)


正面変更を睨みながら、4号の駄温鉢を用意し合わせてみたところ↓

01ロウヤ (4)


↑収まりません。
この外の根っこ(赤線)が邪魔をしているのは分かるのですが↓

01ロウヤ (5)


↑この根っこを外すと、人間の正座のような姿の模様が出てきてしまうため、あまり格好が良くありません。
外すか否かで迷いましたが、正面変更すればこの面は裏になるわけですし、先送りにしてもいつかは外すことになりそうな気がしたため、今回やってしまいました↓

01ロウヤ (6)


更に走り根を処理↓

01ロウヤ (7)


開いていた根上がり部分も、結束バンドでまとめました↓

01ロウヤ (8)


これで4号駄温鉢に入り、完成後はうちにある化粧鉢にも収まるサイズとなりました↓

01ロウヤ (9)

01ロウヤ (10)


次に上に目を向けて↓

01ロウヤ (11)


不要枝を実ごと抜いてしまいました。


作業後、また作り途中もよいところなので、余裕を持たすために結局4.5号の駄温鉢へ↓

01ロウヤ (12)


↑一応、何となくの絵も描いてみました。


それと作業で抜いた走り根は、根伏せに回しておきました↓

01ロウヤ (13)


結構キツイ作業を繰り返したので、冬越しはしっかりと養生します。



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プランター栽培の寒グミ

2021/09/24
こんばんは。

先日、一旦切り戻したものの、落ち着いて見直さなければならないと感じた寒グミ。
カッターで大きめに切り込みを入れ、プランターから抜いてみることにしました↓

02寒グミ (1)


野菜栽培用の土はまだフカフカなままで、簡単に抜けました↓

02寒グミ (2)

02寒グミ (3)


↑やっぱりダメですね。
枝が幹と変わらない太さになってしまっています。
引っ張る芽もないので、綺麗に巻くか分かりませんが、抜くしか無いものなので抜きました↓

02寒グミ (4)


抜いたついでに、立ち上がりから正面を考えてみましたが、これまで正面のつもりでいた面よりも↓

02寒グミ (5)


裏と正面変更した方が良さそうに思いました↓

02寒グミ (6)

02寒グミ (7)


今期の結果だけみれば、メリットに対してデメリットが大きすぎた気もしましたがやりかけですからね、もう一度だけプランターに戻してみました↓

02寒グミ (8)


↑普通にしていれば鉢より顧みる頻度が低いので、来年はもう少し意識的に見ていこうと思います。



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久しぶりの自作鉢

2021/09/23
こんばんは。

今年4月からはじめた鉢づくり。
記事にはしていませんでしたが未だ飽かず継続中です。

成形でとにかく難しく感じるのが高台周りと、均一の厚さでつまむこと。
なかなか思ったようには行きませんが、その2点には特に気をつけています。

今回は8月頃に成形したものが焼き上がっていたので受け取り行きました。


薄飴に白萩をかけたもの↓

05鉢 (1)


↑これは今回釉薬が上手くいったと思うもの。
垂れた白萩の水色が綺麗です。
ただ釉掛けは上手く行っても、成形が今ひとつ↓

05鉢 (2)


↑内側を覗くと影があります。
土を均一の厚さで伸ばせていないので凹凸が出来てしまっています。
絞り始める位置が悪いのか、反りを入れたものは特に、下が厚くなってしまうきらいがあります。
内を削ればもう少し実用的なものに近づくのですが、自分の目標のひとつに『高台以外は削らず、手びねりで満足なものを作る』
というものがあるので、例外を除いて極力削らないようにしています。

指の跡を残している素朴な風の丸鉢は↓

05鉢 (3)

05鉢 (4)


↑先のものよりも成形は良いように思えますが、形に対して瑠璃が派手、明る過ぎるように見えます。
もっと地味な釉薬が似合いそうです。難しいです。



色が合っていないように感じるものは他にも。
黄瀬戸に織部を流した六角鉢↓

05鉢 (5)

05鉢 (6)


↑今の自分の実力では、大きなミスは無いと思うのですがしっくり来ません。
ああ、でも織部が多すぎる気もします。

もうひとつ黄瀬戸に織部↓

05鉢 (7)

05鉢 (8)


↑同じ六角鉢でも、まだこちらのほうが色をすんなり受け入れられる感じがします。
それは多分、高台に向かって六角から丸に変化させていることが↓

05鉢 (9)


理由ではないかと。
窯で織部だけを扱った写真集を見させて貰ったのですが、角張ったような作品は全くと言って良いほど掲載されていませんでした。
盆栽鉢ではそんなイメージもありませんでしたが、カッチリとした作りのものに織部はあまり用いられないようです。
逆に先程の指跡を残した丸鉢なんかは織部が似合いそうに思います。



基本的に今は丸鉢を作ることが多いのですが、飽きてくると変り鉢にも挑戦したりします。

これはもう少し前に作ったものですが、辰砂を掛けたこの鉢、画像ですとどんな形に見えますかね↓

05鉢 (10)


↑実はこの鉢、上から見ると3角だったりします↓

05鉢 (11)



変り鉢は今回も作っていたのですが、大失敗に終りました↓

05鉢 (12)

05鉢 (13)


↑鉢と台が分離するものを作ってみたのですが、釉薬が剥がれてしまいました。
以前『色々試して良いよ』と言われたことを拡大解釈して、窯に迷惑を掛けてしまってからは、なるべくセオリーから外れないように気をつけていたので余計なことをした覚えもなく、今回釉薬が剥がれた理由は分かりませんでした。
釉掛けが一番苦手意識があり、現状一番の課題でもあります。



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色づくガマズミ

2021/09/22
こんばんは。

5月に受粉してあったガマズミの実が色づきました↓

04ガマズミ (1)


この樹は早春の植替えで本鉢に入れてありましたが、その後何度か軽い水切れを起こしたため、途中から2重鉢にしてありました。
本鉢を掘り出します↓

04ガマズミ (2)


↑ぐるりと根っこが回っていました。
鉢底のみならず、こんな風に表土から回ることもあるんですね↓

04ガマズミ (3)


鉢を洗って、実を隠す葉を刈りました↓

04ガマズミ (4)


↑手前の枝に実がつかなかったのが残念なのと、少し鉢が小さかったですかね。
撮影後、再び2重鉢に戻しておきました。





参考

入手時の姿

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2019年展示会直後の姿

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ミヤマカイドウほぼ満開

2021/09/21
こんばんは。

鑑賞目的ではなく、姫リンゴの授粉木として大きく育てているミヤマカイドウですが↓

03海棠 (1)

03海棠 (2)


↑ほぼ満開を迎えました。
多分すべての枝の花が開いて(開きかけて)しまっています。
狂い咲きには慣れてきましたが、ここまでにものははじめてかも知れません。
台風の吹き返しの海からの風にやられて葉っぱが傷んだのが一番の大きな原因ではないかと考えています。

因みに摘果しなかった、この樹の剪定枝を挿した子たちは↓

03海棠 (3)


↑正しい秋を迎えつつあります。
この挿し木素材が他にも幾つかありますので、来春の姫リンゴへの授粉も完全にオジャンというわけでもありませんが、それにしても主力の受粉木だったことは間違いないので、戦力ダウンは避けられません。



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