2019年 04月 01日
BaliでDegungは『あり』なのか? (4月1日のお約束) |
先日バリに行った折、ウブドのある友人宅を久しぶりに訪れた。彼はガムランの演奏家としては超一流の売れっ子で、複数の楽団に所属しているのみならず、自らもサンガール(私設楽団)を運営しており、毎日どこかしかで必ず演奏している。
やぁ、元気そうだな、こっちに上がれ、と案内された広めのバレ(東屋)には、ゴン・クビャール、スマル・プグリンガンのセット等が所狭しと並べられている。
「相変わらずだな。最近、サンガールの活動の方はどうだ?」
「いまは毎週月曜日と火曜日にペジェンのホテルで演奏している」
「二日連続で同じプログラムを上演してるのか?」
「いや、月曜日はスマル・プグリンガン、火曜日はこっちのセットを使う」
「え?どれ?」
彼が指差した先には見慣れないガムランのセットが鎮座していた。
「これ、なんだ?」
「ドゥグン」
「え?え?俺の聞き間違いか?もう一回言ってくれ」
「ドゥグンだよ。しらねーのかよ?」
(これ、有名ですよね)
ご存知の方も多いと思うが、ドゥグンとはスンダ地方のガムランであってバリのものではない。が、一時期、そのゆったりとしたアンサンブル、親しみやすいメロディーから、聞き流すことができる軽音楽としてバリ島中で絶大な人気を獲得し、レストランやショップなどではバリのガムランよりも好んでカセットやCDが流されていた時期が長く続いていた。
(過去記事はここを参照されたい)
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に、してもだよ。
「いやっ、え〜っ?ドゥグン?」
「結構、人気があるんだよ」
「そうなの?」
「ああ。ゴン・クビャールみたいに音が馬鹿でかくないから食事のバック・ミュージックに最適なんだ」
「でも、これ、バリのもんじゃないだろ?」
「でも、インドネシアのもんだぜ?」
「そりゃそうだけど・・・」
「おい、お前、バリではバリの音楽しか演奏しちゃいけない、なんて思ってないよな?」
「いや・・・でも、基本的にはバリのものの方が良くないか?」
「それじゃあ訊くけどな、その辺のレストランでは普通にジャズの生演奏やってるじゃねぇか。あれはバリのもんか?」
「いや、それは・・・」
「ジャカルタのタマン・ミニではレゴン・ダンスの興行やってんだぜ?バリでドゥグンを演奏して何が悪い?」
「そう言われてみれば・・・う〜ん・・・」
「日本ではこういうのを『タイセイヨーノジダイ』とか言ってむしろ推奨する風潮があるそうじゃねぇか」
「それを言うなら『タヨーセイノジダイ』だ・・・」
「とにかく、バリではなんでもありなんだよ。受け入れられなければ廃れるだけのことだ」
「・・・」
「あ、もしかしてお前、ドゥグンの生演奏、聴いたことないんじゃねぇか?明日、観に来いよ」
「いやぁ、俺一人でディナーショーに行くのはちょっと・・・」
「じゃ、ラウンジで飲んでろ。ディナーの演奏が終わったら編成を縮小してラウンジでカチャピ・スリンを演奏する予定だから」
「えっ?え〜?・・・」
(こっちがカチャピ・スリンの同じ曲)
なんだかなぁ、と思いつつも、ちょっと楽しみだったりするのだが・・・う〜ん・・・
(注:本日4月1日はエイプリル・フール)
by rosinambu
| 2019-04-01 13:59
| バリ
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Comments(2)
お約束のUP待ってました!
でもドゥグンの生演奏聞いてみたいです♪
でもドゥグンの生演奏聞いてみたいです♪
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でしょ?私も観たいんですが、もしかしたらもうどこかですでにやっていたりして・・・

