アーリーリタイアをして自由に使える時間が増えたにもかかわらず、時々、「この時間の使い方は噛み合っていない」という違和感を覚えることがあります。 暇だからでも、怠けているからでもありません。 その違和感を掘り下げていくと、FIRE後に陥りやすい時間の使い方のズレが、いくつか見えてき...
2022年3末に完全リタイア。「FIREの自由で創るセカンドライフ」をテーマに情報発信~FIRE-Driven Lifestyle Innovation~
アーリーリタイアをして自由に使える時間が増えたにもかかわらず、時々、「この時間の使い方は噛み合っていない」という違和感を覚えることがあります。 暇だからでも、怠けているからでもありません。 その違和感を掘り下げていくと、FIRE後に陥りやすい時間の使い方のズレが、いくつか見えてき...
アーリーリタイアをしてから年々強くなっている感覚があります。 それは「自由な時間は思う以上に速く減る」という実感です。 リタイア後に時間は増えましたが、同時に「この時間を雑に扱えば、あっという間に時間が過ぎる」という怖さも感じます。 今日は、そんな前提に立ったうえで、今年の抱負...
2025年末(FIRE43か月目)の資産分析です。 結論から言うと、2025年 12月は 「支出は多め、資産は微増」 でした。 支出率と資産増加率 リタイア時の金融資産を基準にすると、2025年12月の月間では、 ・支出率:0.49% *(月間支出額)÷(リタイア時点の金融資産)...
年初、僕はこのブログで「2025年は刺激のある1年にする」と書きました。 振り返ると、FIRE生活は、 1年目=解放(受験勉強から解き放たれたような1年) 2年目=回復(体力や健康、人間関係を取り戻した時期) 3年目=マンネリ(生活は安定した一方、日常がルーティン化した) だか...
アーリーリタイア生活を送るなかで、僕はいま「2つのインフレ」と向き合っています。 一つは、誰にとっても避けられない 物価上昇というインフレ 。もう一つは、FIRE後に静かに進みやすい ライフスタイルインフレ です。 FIRE後に支出が増えること自体は珍しくありません。問題は、そ...
FIRE生活を維持するために資産寿命は重要です。その寿命は「取崩し率」によって把握できます。 ただ、その取り崩し率を使っても、 数字をただ追っているだけで、本当の資産寿命を把握し、安心を得るには不十分 だと気づきました。 問題は、取崩し率そのものというより、 その計算前提が雑す...
多くの人は「FIREをすると孤独になる」と思っています。 なぜなら「社会との接点がなくなること」といった外的な環境変化が孤独を生むと考えるからです。 ですが実際は、孤独は物理的な状況より、内的な感覚に左右されて生まれるものだと僕は感じています。 内的感覚ゆえ、FIREをしているか...
孤独という言葉は一括りにされがちですが、実際には置かれた立場や人生のフェーズによって、その正体は大きく変わります。 僕自身、サラリーマンとして働いていた時期と、FIRE後の生活の両方を経験する中で、「同じ“孤独”という言葉では説明できない違い」を強く実感しています。 今日は、...
FIRE後の生活を、「人生の消化試合だ」と感じる人は少なくないと思います。 働く必要がなくなり、資本主義のルールに従って我慢を強いられる日々からも解放される。勝敗はすでに決していて、あとは無理をせず、のんびり時間をやり過ごすだけ・・。 そんな感覚を持つのは、とても自然なことです...
FIRE後の生活は「下り坂」だと思っていました。 仕事という重荷を降ろし、あとは惰性で下っていく、楽だけれど刺激は減っていくフェーズです。 実際、多くの人がFIREをそう捉えていると思いますし、当初の僕も例外ではありませんでした。 ですが、FIREしてから約4年が経ったいま、...
世間でよく「都会の人は冷たい」という評価があります。 今日はこの点について、先日のあるエピソードをもとに感じたことを綴ります。 都会生活は孤独になりそうだと感じている人への一つの視点でもあります。 日曜夜の都会で見た一場面 ある日、夜10時ごろ、普段は帰路を急ぐサラリーマンで...
「高齢になったら田舎より都会に住むべきだ」という議論が、SNS上で活発なようです。 都会派は「公共交通が整い、徒歩圏で生活が完結する都会は高齢者に向いている」と主張する一方、田舎派からは「電車待ちは無駄」「徒歩での買い物は大変」「車がある生活のほうが圧倒的に便利だ」といった反論も...
FIRE後の生活で、よく語られる課題があります。 それは、①暇を持て余す、②アイデンティティ喪失、③孤独、という3つです。 僕自身、FIREから4年が経ちましたが、今のところこれらが深刻な問題になったことはありません。 なぜそうなのかを振り返ってみると、答えはFIRE後に新し...
先日、FIRE卒業を考えている関西在住の50代の方から相談を受けました。 その方のリアルな気持ちを伺うなかで、セミリタイア界隈でよく語られる「FIREが正解」「FIRE卒業は負け」といった単純な構図とは、まったく異なる実態を強く感じました。 結論から言えば、僕はその方のFIRE...
婚活女性の「年収800万~、身長170cm~、普通の人」を求める失策
最近、「年収800万円以上・身長170cm以上の“普通の人”」という条件で婚活をする女性の記事を読みました。 恋人との破局を経て、自己肯定感の低さを抱えながらも、マッチングアプリで結婚相手を探している女性の話です。 しかし出会う男性は、モラハラ気質、コミュニケーションが成立しな...
先日、旅行先の函館は温泉宿でテレビをぼーっと観ていました。 ローカルニュースでしたが、驚くニュースに出くわしました。 それは「北海道は平和だ!」と感じる内容でした。 今日は、トイレットペーパー窃盗と事後強盗という、一見するとちぐはぐなニュースから感じた「平和さ」と「違和感」につい...
FIREをしてから、お金との向き合い方は大きく変わりました。 前回の記事では、FIRE生活を安全確実に続けるための「安全資産」と、人生の想定外に備えるための「安心資産」について整理しました。 しかし、実際のFIRE生活を豊かにしているのは、それらとは明確に役割の異なる、もう一つの...
FIREをするうえでの不安はお金(資産)の持続性です。 リタイア後の所要額が不確実(見えない)ほど、不安は解消されにくいものです。 リタイアから4年が経った今、その「不安」を解消する枠組みがようやくみえてきました。 結論から言えば、2つの資産が必要で、それは ①安全資産 (生活を...
先日、「お金がなくても楽しく過ごせる人の特徴」という記事を目にしました。 そこでは、①健康であること、②人間関係が良好であること、③自由であること(自分で自分の人生を決めること)、という3点が挙げられ、「お金は一定ラインを超えたら幸せには直結しない」とまとめられていました。 お金...
「投資をちゃんと学べば誰でもFIREできる」資産5億円の民泊旅館投資
先日、僕の関心領域である「FIRE」と「民泊」という言葉が並んだ日刊SPA!の記事を目にしました。 「全国かつ小資本から始められる副業」としての民泊の魅力を、生稲崇氏が語る内容です。 同氏は、高卒・年収500万円未満の状態から不動産投資を始め、3年でFIREを達成し、累計約5億...
もう1年以上前から「自分は貧乏になった」と感じる場面が増えました。 無職リタイア民であるとか、使い込んで生活が急に苦しくなったわけではありません。 東京生活をしている日常のあちこちでそんな「貧乏感覚」を突きつけられる瞬間があるのです。 築地で感じる、価格ではなく距離感 リタイ...
今日は、僕がこれまで行ってきた 株式投資 と 不動産投資 を、 ①キャピタルの伸び(インカム+含み益) ②自己資本リターン(元手効率) の2つの視点から比較した結果を綴ります。 会社員時代の前提:使える資源はすべて使い倒す 僕は会社員時代、 給与所得(+転勤制度などの加算分...
バブル期というと「給料が高く羨ましい時代」というイメージがあります。 しかし、もし当時の環境で“本気でFIRE”を目指したとしたら、現代よりはるかに不利な条件がそろっていたと、バブル後半を社会人として過ごした僕は実感します。 今日は、FIRE達成に必要な基本アクションに沿って、...
12月といえば、多くの会社員にとってボーナスの季節です。 それゆえ、「ボーナスの無いFIRE民はサラリーマンが羨ましいのでは?」と思われるかもしれませんが、僕にはその感覚がありません。 それどころか、ボーナス商戦で賑やかな街のなかではむしろ、「サラリーマンは大変だ。僕は自由で...
恋愛・夫婦関係がうまくいかない!・・は「構造」で説明できる(その2)
前回のシリーズ①では、「自分時間(1人で過ごしたい時間)と共通時間(一緒に過ごしたい時間)の理想とする配分が、そもそもカップルや夫婦で違う場合」にズレが発生しやすい構造を取り上げました。 しかし、関係がうまくいかなくなるパターンはその比率だけではありません。 例えば、彼も彼女...
恋愛・夫婦関係がうまくいかない!・・は「構造」で説明できる(その1)
アーリーリタイア生活は暇だと思われるのか、時々、友人から、恋愛や夫婦関係がうまくいかないという相談を受けます。 そのときの助言は、「時間の過ごし方」という構造で問題の所在を明確にしています。 時間の過ごし方とは、 自分の時間をどう使いたいか(自分時間) 相手とどれだけ...
アーリーリタイアから4年。ようやく僕自身、「リタイア後の人間関係はどうあるべきか」という問いに対して、はっきりとした答えを持てるようになりました。 その答えに至るまでには、大学時代、サラリーマン時代、そしてリタイア後という三つの時期で、人間関係の「広さ」と「深さ」がどのように変...
アーリーリタイアから4年。ふとサラリーマン時代を振り返ると、「あの頃の承認欲求と、いまの承認欲求はまったく別物だ」と実感します。 当時は、大きな仕事を任されれば「認められた」と感じ、評価が振るわなければ「認められていない」と落ち込んでいました。 しかし、FIRE後の視点で改め...
【株で何億円も儲けたら】三流は散財、二流は仕事を辞める、一流は?・・って?
今日は、以下の記事を読んで感じたことについて綴ります。 【株で何億円も儲けたら】三流は「散財する」、二流は「仕事を辞める」、では一流の人はどうする? この記事では、余命宣告を受けながら投資家・麻酔科医として生きる男性(ターちゃん)の生き方が紹介されています。 働きながら50万円...
最近、「資産1億円を築いたものの、築古の木造アパートで家賃7万円の生活を続けていた男性」の記事を読み、強い違和感を覚えました。 20代から投資と節約を徹底し、40代で1億円を達成。しかし猛暑の日に外出先で倒れ、救急隊から「連絡できる人はいますか?」と問われた瞬間、自分には頼れる...
FIREを考えるとき、多くの人が「今どうするべきか」で迷います。 ですがFIREの判断は、正しかったかどうかが見えるのはずっと後になってからです。 だからこそ、将来の自分が振り返って「あの選択で良かった」と納得できることが重要です。 シリーズ最終回の今回は、後悔しないために“自...
FIRE生活に入ってから、旅のスタイルに新たなパターンが加わりました。 それが「プチ移住候補先の街を深掘りする旅」です。 観光やグルメを楽しみながら、その土地の不動産市場もチェックするという、ゆるいようでいて実務的でもある旅を何度もしています。 このスタイルに共感してくれるのが...
FIREに迷った時の5つの判断軸~判断軸④(不確実性の対処)
FIREや早期退職を検討するとき、多くの人は未来の不確実性を想定し、資産面のシミュレーションをしたり、生活習慣を整えたりと、さまざまな備えをします。 将来の収入、投資環境、インフレや税制、健康、家族の変化・・・と、気を配るテーマは尽きません。 しかしどれだけ調べても、未来の不...
FIREに迷った時の5つの判断軸~判断軸③(他者視点の活用)
FIREや早期退職のような大きな局面で判断をする時、「もっと情報が必要だ」、「詳しい人に聞こう」と考えるのは間違いではありません。 どれほど真剣に考えても、視野・経験・思考の深さという「自分の枠」を越える判断をできなければ、その判断が「本当に正解か」という迷いが生じて当然です。 ...
【2025年11月末】取崩し率、資産増加率、純資産推移~FIRE42か月目
FIRE後42か月目(2025年11月)の資産推移を振り返りつつ、今回「取崩し率」と「資産増加率」という2つの指標で月次変動を可視化しました。 結論から言うと、2025年 11月は 「資産は増・支出は控えめ」のバランス良い月 でした。 取崩し率と資産増加率 11月1日~30日の資...
FIREや早期退職など大きな局面で判断が迷う背景には、判断材料の不足よりも、「価値観が曖昧」という構造があります。 なので迷いを無くすには、端的には「 価値観に照らして判断する」 ことが必要です 。 でもこれは難しく、例えば「なぜFIREするの?」という質問に明確に自信をもって...
FIREに限らず、人生では大きな判断に直面するたびに迷いが生まれます。 「本当に今なのか?」、「やめたら後悔するのでは?」、「もっと別の選択肢があるのでは?」 こうした不安は、選択肢そのものより“判断の扱い方”に原因があることが少なくありません。 僕自身のFIRE経験、そしてこ...
FIRE生活を送っていると、時々「仕事が楽しいなら、わざわざFIREする理由はなかったのでは?」と疑問を持たれることがあります。 確かに一理あります。しかし実際には、「楽しいから続ける/嫌だから辞める」という単純な2択では語れない領域があります。 今日は、僕の場合の「仕事を楽し...
最近、読者の方から「このまま賃貸で良いのか、それとも都内区分マンションを買うべきか」という相談をいただきました。 50代半ばのFIRE生活者で、都内で一人暮らし、離婚経験あり、旅行好きで自由を大切にする・・という価値観が僕と重なる方で、「持家派」の僕の意見を聞きたかったとのことで...
FIRE後の不安をどう減らすか・・これはFIRE生活の質を左右する大きなテーマです。 資産額そのものよりも、「このお金は何のためにあるのか」が曖昧なことが、不安の正体だと感じています。 そこで僕は、FIRE資産を「管理会計」として構造化する方法を取り入れています。 管理会計とし...
読者の方から、こんな質問をいただきました。 「WATARUさんは“お金に囚われない工夫”をされていると書かれていますが、私はお金の不安があり、その正体もよくわかりません。どう理解すればいいでしょうか。」 とても本質的なご質問ですし、FIRE前の僕も、まさに同じ壁にぶつかってい...
FIRE後の生活は、基本的に資産所得で暮らしています。 ただし、僕はこの資産所得を「ラクをするための仕組み」や「働かないことを正当化する道具」とは考えていません。 だからこそ、世の中でよく聞く「不労所得」という言葉はあまり好きではありません。 不労所得というと「何もしなくてもお金...
FIRE後の生活で、僕は「旅行」を楽しみの中心に置いています ですが近年、その楽しみ方が以前より難しくなっていると感じます。 理由は、観光地で進むオーバーツーリズムです。 特に中国からの観光客の急増は、国内の観光事情を大きく変えつつあり、結果として僕のFIRE生活にも影響を与えて...
「サラリーマン時代の自由」と「FIRE後の自由」の違いはこれ
サラリーマン時代とFIRE後では、「自由の感じ方」が大きく異なります。 ただ、それを言語化するのは長い間容易ではありませんでした。 ところが、ある秋晴れの昼下がり、近所の公園で紅葉を眺めたとき、微妙な違いがはっきり見えてきました。 今日は、サラリーマン時代とFIRE後の自由の捉...
FIRE生活のおかげで、時間にゆとりができました。 とくに、週2~3回は認知症の母の自宅を訪問し、生活の様子を自分の目で確かめられることに感謝しています。 訪問時には、 ・キッチン周りの整頓状況がきちんとできているか ・スマホに変な着信(詐欺っぽいもの)が入ってないか ・重要...
アーリーリタイアから4年、日本各地をたくさん旅行してきました。 そんな旅での楽しみの一つは「食」です。 都心に住む僕は、普段から東京でグルメ開拓をしていますし、地方でも「その土地ならではの美味しい店に出会うこと」が旅の大きな楽しみになっています。 ただ、困るのは東京で培った「店...
最近、上場企業で「早期退職募集」が急増しているというニュースを目にしました。 しかも前年比2倍。赤字企業だけでなく、黒字の大企業までもが積極的に制度を導入しています。 上場企業の「早期退職募集」が前年比2倍に急増――パナソニックHDなど黒字・大手にも構造改革の波 これは単なるリ...
FIRE直後、僕は「働いても良いし、働かなくても良い」という選択肢を圧倒的なメリットと感じていました。 長年「働くことが前提」のサラリーマン生活を続けてきたゆえ、この自由は想像以上に大きな解放感です。 ところがFIRE4年目の今、そのメリットは完全に消えています。 今日は、こ...
FIRE時点での収益源構成は、リタイア後のメンタリティーに大きく影響すると考えています。 例えば、「給与所得だけでFIREした人」と「投資収入が多い人」では、同じ資産額であっても、お金に対する安心感や使い方の姿勢は変わります。 そこで今回は、僕自身の収益源構成を起点に、FIR...
早期リタイア後は、以前よりも車に乗る機会が確実に増えました。 東京の自宅の車、別の場所に置いている2台目の実用車、そして旅先ではレンタカー。 FIRE前と比べても、車の使い方がずいぶんと多様になりました。 その変化を感じた頃から、僕の備え方も「車に保険をかける」より「自分に保険...
早期リタイア後の生活設計を考えるとき、多くの人がまず「資産」を軸に考えると思います。 給与という定期収入(キャッシュフロー)がなくなるゆえ、資産(ストック)とそれが生み出すキャッシュフロー(配当金等)に注目します。 ただ、キャッシュフローの全てをリスト化してみると、当然、資産が生...
FIRE後に取り組んできたテーマはいくつもありますが、その中でも最も自分の生き方に深く関わったのが「Die With Zero(DWZ)」の是非でした。 つまり、 「 資産は使い切って死ぬべきなのか、それとも安心のために残しながら生きるべきなのか」 という問いです。 FIRE...
リタイア後は、「資産をどれだけ増やすか」から「資産をどう使いながら守るか」という出口に向けた戦略が求められます。 この出口戦略が順調か否か、それを測定する指標も異なります。 ちなみに僕自身、現役時代やFIRE直後までは資産を増やしたいがゆえに「資産増加率や貯蓄率」という指標でその...
FIREという生き方を語るとき、「孤独が好きな人じゃないと無理だ」と言われることがあります。 確かに、FIRE後は仕事を通じた人付き合いが減り、ひとり時間が増えます。 ですが、ひとり時間(≒孤独)を好むからFIREが向いていて、ひとり時間が嫌な人がFIRE卒業する、という単純...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)には「社会とのつながりがなくなる」という批判がつきまといます。 多くの人にとって仕事は、日常的に人と関わる最大の場であり、「社会=職場」と捉えがちだからです。 しかし、実際にFIRE生活を経験してみると、この批判は少し的外れに感じます。 僕自身...
FIREは逃避か?~② FIとREのタイミング構造から考える
FIRE(早期リタイア)に対して「仕事から逃げる行為だ」という批判があります。 前回触れたように、これは「労働=自己実現」という価値観に基づく見方です。 ただ、それだけではありません。もう一つ批判を生みやすい背景があります。 それは、 FIとREのタイミング構造を正しく理解してい...
「FIRE(早期リタイア)を目指すのは、仕事からの逃げだ」という意見を耳にすることがあります。 確かに「辞めること」をゴールに掲げると、後ろ向きに見えるかもしれません。 しかし、この批判の背景には、「 働くこと」に対する価値観のズレ があります。 今回はその構造を整理します。 ...
世間では、「FIREは暇だ」といった批判を耳にします。 けれど、「FIREは退屈だ」という表現は、あまり聞かない気がします。 なぜ「暇」と言われても「退屈」とは言われないのか? この違いを掘り下げると、FIREという生き方を 外から見た印象 と、 内側から実感する世界 のあいだ...
FIREから3年半、ずっと「サラリーマンに戻れない」と感じています。 ただ、その「戻れない」という感情も、FIREから1年目、2年目、3年目で微妙に違います。 今日は、その変化について綴ります。 1年目:「習慣の自由」が生んだ解放感 FIRE直後の1年目は、とにかく会社を辞め...
最近、大学時代のゼミ仲間たちと「そろそろ還暦同窓会をやろう」という話が持ち上がりました。 数十年ぶりに一堂に会する機会なんて、なかなかないものです。 僕はこれまで小中高の同窓会には顔を出していませんが、大学は少し違います。 学部や専攻で価値観が近く、就職先もお互いになんとなく把...
FIRE後、楽しく過ごす日々が定常化してくると、次に気になってくるのが「この生活は本当に健全なのか?」という感覚的な問いです。 ここでいう健全とは、支出の 効率性 、つまり「お金の使い方が自分に見合っているか」ということを指します。 例えば、趣味や好きなことに今の2倍お金をかけ...
FIRE後の生活では会社員時代とはまったく違う人生を送るよう意識してきました。 僕は、家族や友人と過ごす時間も大切にしていますが、一人で過ごす時間・・いわゆる「孤独」も好きです。 日々の小さな気づきを観察したり、「支出実験」や「自由投資予算」など、自分でテーマを決めて取り組むこ...
完全FIREをして資産を取り崩す生活が始まったとき、僕は3つの心理的ストレスを感じました。 それは、お金を増やしたいという 未練を捨てること 、資産を取り崩すことへの 不安と対峙すること 、そして想定外が起こるかもしれないという 恐怖を克服すること です。 いずれも、自由を得た...
ところ変われば、常識も変わります。 これまで転勤生活を重ねてきましたが、その中でも強烈に覚えている1つは、アメリカでの「車」をめぐる常識でした。 IDがないと生活が始まらない アメリカでは運転免許証が単なる「車を運転するための証明」ではなく、社会生活のあらゆる場面で使う「身分証明...
アーリーリタイアをしてから3年半が過ぎました。 FIRE1年目は、長年のサラリーマン生活から解放された「爽快な自由」に少し浮かれ、2年目は「穏やかな自由」に幸福感を得ていました。 ですが3年目になるとFIRE生活のルーティンが整いすぎ、「暇ではないが、どこか退屈」といった感覚が...
【2025年10月末】取り崩し率、資産変動率、純資産推移~FIRE41か月目
今回、アーリーリタイアから41か月目(2025年10月末時点)の資産推移と、その背景として初めての「取り崩し率と資産変動率」の分析をしました。 取り崩し率と資産変動率 FIRE41か月目(2025年10月1日~10月31日)の取り崩し率は0.44%です。 これは、当該の(月間支出...
FIRE後の生活として「東京と地方を行き来する二重生活」に憧れていました。 そのため、東京で使う車は完全に「都会仕様」とし、地方では軽自動車などをレンタカーする作戦で進めていました。 やはり車好きとしては、車を単なる移動手段ではなく「生活の一部」として捉えています。 なので、都...
FIRE資産の“資産寿命”をどう捉えるか(FIRE4年経過後の感覚)
FIREをしてから丸4年もあと数カ月です。 「4年単位でFIRE生活を区切る」というマイルールを作った僕としては、自分の経済基盤の在り方をどうするか、そろそろ総括に向け頭を整理中です。 結論を言えば、最初は資産が何年持つかという「数字」で考えていましたが、昨今は「どんな構造でお金...
テレビで浜田敬子氏の発言~高市総理は「はしゃぎすぎた」のか?
今朝、テレビでジャーナリストの浜田敬子氏が「高市総理は少しはしゃぎすぎた場面もあった。もう少し堂々としてほしかった」とコメントしていました。 訪日中のトランプ大統領の隣で、高市総理が笑顔を見せたり、拳を上げて応じたりする姿を見ての発言だったようです。 浜田敬子氏、高市総理は「はし...
いまの時代にもし僕がFIREを目指していたとしたら、何に最も苦戦するだろうか?・・そんな仮説を立てて、改めて考えてみました。 もちろん、生活費や物価の上昇は確かに気になります。 ただ、僕の場合、生活コストはある程度コントロールができます。 光熱費が上がっても使い方を工夫すれば抑...
FIRE後に「暇を持て余す」と言う人は少なくありません。 そんな「暇」とは、単に時間が余っているというより、「欠乏している」との意味で使われることが多いと思います。 欠乏とは、会社という仕組みの中に長くいたことで、無意識のうちに会社から「与えられ、満たされていた」というのが、FI...
FIRE達成するのは運なのか実力なのか。 この問いはよく議論になりますが、僕自身の経験ではどちらか一方では語れないと思っています。 僕自身、経済的自立(資産形成)は若いころから意識していましたが、FIRE(早期リタイア)は「目標」ではなく「結果的に到達した状態」でした。 その過...
FIREを目指す人の多くは、「お金の不安さえなくなれば自由に生きられる」と考えます。 実際、経済的自立はFIREの絶対条件です。 ですが、それは スタート地点に過ぎない と僕は感じています。 なぜなら、FIRE後の充実度を大きく左右するのは「お金」よりも「自分の存在をどう定義で...
退職時に「辞めると成長は止まるよ」との忠告を今どう解釈するか?
上司やお世話になった人に早期リタイアを伝えると、さまざまな反応がありました。 基本的にはポジティブでしたが、ある上司からは間接的に「辞めたらもう成長は止まる」といった助言をもらいました。 悪気のある言葉ではなく、「せっかく一緒にやってきたのにもったいない」という温かい気持ちからの...
FIRE後の1日の過ごし方~ネットで10時間も何を調べているか
先日、FIRE後の1日の過ごし方として「在宅する日」のタイムテーブルを紹介しました。 それは旅行や家族・友人との予定がなく、完全に自宅で過ごす日で、実に10時間近くパソコンに向かって調べもの(ネット)をしています。 すると、「そんなに何を調べているのか?それこそ暇ではないか!...
FIRE生活をアクティブに過ごしている僕は、「陽キャ」と思われがちです。 でも実は、子供の頃から“陰キャ的”な過ごし方も多くしてきました。 今の僕は、単に場面や状況に応じて、陰と陽を切り替えているだけなのですが、もし僕が 陰キャ一辺倒のタイプ だったら、どんなFIRE生活を送って...
先日の夜、都内の電車に乗ったとき、ふと車内の吊り広告をじっくりと眺めてみました。 車両が空いていたこともあり、いくつかの車両を歩きながら観察したのですが、その光景に「まさに今の世相が映っているな」と感じました。 僕が現役で通勤していた頃は、旅行、家電、本、娯楽施設など、余暇や夢...
FIREをして4年目になりますが、改めて「1日をどう過ごしているのか」を見える化してみました。 FIRE生活はその日によってまったく違うリズムになりますが、今回は最も多い 在宅中心の標準的な1日 を取り上げます。 僕のスケジュールには、埋める順番があります。 まず、数か月先の①...
日本に徴兵制度があったとしたらFIREにプラスかマイナスか?
韓国や台湾では、成人男性に一定期間の兵役が義務づけられています。 韓国では約18〜21か月、台湾でも最近は1年の兵役期間が復活したそうです。 タイの場合は少し異なり、21歳以上の男性がくじ引きで徴兵される「抽選制」です。赤いカードを引くと兵役に就くことになり、YouTubeなど...
アーリーリタイア後の生活というと、「毎日が自由で、時間に縛られない暮らし」を思い浮かべる方が多いと思います。 たしかにそれは間違っていませんが、実際に暮らしてみると、 自由であるほど自分なりの“基本パターン”が自然に形成される ものです。 今日はそんなアーリーリタイアの「1日」...
年金の受給方法として、「早くもらうと損をする」とか「遅くもらっても長生きしなければ損」と、損得勘定で比較されることが多いのが実態です。 もちろん経済性は重要ですが、もう一つ見るべき点は、 年金ならではの特性をどう活かすか ということです。 先般の記事で、僕は「繰り下げ受給」によ...
「頭のいい人は年金を繰り下げ受給しない」という記事のナンセンス
最近、「頭のいい人は年金を繰り下げない」という記事を目にすることが増えました。 こうした「損得勘定=頭の良さ」という構造に、僕はどうしても違和感を覚えます。 年金の受け取り方を、単純に「得か損か」で語るのは、人生全体の設計をあまりに矮小化していると感じるからです。 せっかく、お金...
僕の周囲に、「お金を引き寄せてお金持ちになろう!」という教えを信じている人がいます。 その理屈は「お金持ちになりたければ、まずお金を出しなさい。信じてお金を循環させれば、豊かさは戻ってくる。お金の流れを止めると滞り、引き寄せの力も弱まる・・」。 確かに、お金に前向きな意識を持つこ...
前回の記事で、僕は「FIREをすると物欲が減る」と書きました。 物欲が減るのは「収入が減って節約志向になったから」と捉えがちですが、実態は違って、FIREで会社ストレスや他者評価から解放され「心の安定」が生まれた結果、欲が減るのです。 仕事で頑張りすぎて疲れると「ご褒美浪費」が生...
FIREをすると「物欲が減る」という人が多いように見受けられます。 それは、FIRE生活によって給与収入が減るために「経済的な防衛」を意識した節約ではなく、もっと根本的な 精神的な構造の変化 だと感じます。 今日は、この「FIRE後は物欲が減る」という構造と、そうなる人の傾向に...
ブログ読者から「現役時代の年収と形成資産額を知りたい」との要望について
ブログ読者の方から「現役時代の年収や、その中でどのように資産を形成してきたのか知りたい」というコメントをいただきました。 最近、こうしたお金周りのご要望をよくいただきます。 FIREをテーマにしたブログでは「どのくらいの収入で、どんな支出を経て、いくらの資産を築いたのか」が具体...
関東の海沿いにある古い空き家を、DIYで少しずつリノベーションしています。 都内から片道2時間かけて通う生活ですが、その過程が思いのほか楽しく新たな発見になっています。 最初のうちは、ただ作業のためだけに通っていましたが、通ううちに僕の姿を覚えてくれた地元のお婆さんやお爺さんが声...
アーリーリタイア後の「行動力」はどこから来るのか?~僕の回収思考
アーリーリタイア生活を送るなかで、ふとある疑問が浮かびました。 「もし定年まで働いていたら、今のように“あれもやりたい、これもやりたい”と思っていただろうか?」というものです。 今の僕は、かなりアクティブに毎日を過ごしています。 ただしそれは、定年年齢より若いからとか、FIRE...
先日、ブログ読者の方から「資産額を開示してほしい」というご要望をいただきました。 理由は、「FIRE後の心理的・経済的な感覚や視界は、資産の規模によって大きく異なるため、具体的な数字を示したほうが理解が深まる」というものでした。 単なる興味本位ではなく、「どの程度の資産があれば、...
最近、「国勢調査のお願い」と題した詐欺メールが来ました。 メールには総務省による調査っぽい文面や体裁で送られてきて、きっとリンクをクリックして個人情報を抜き取られる人も出てくるだろうなと思いました。 日頃、アマゾン、運輸会社、銀行などの名前でこうしたメールが到着しますが、僕がひっ...
昨日のブログでは、「FIREは想像以上に暇だ」、「同僚の活躍を見て取り残された気がした」いった「FIRE後の後悔や不安」をテーマにしたオンライン記事を批評しました。 資産1億円超でFIRE後、「居酒屋バイト」をやるのか? 今日は、その記事で感じたモヤモヤの正体をいまいちど整理し...
最近、「FIRE後に社会とのつながりを求めて再び働き始めた」という、人生再発見ストーリーの記事を目にしました。 40代で早期退職し、1億円を超える資産を築いた男性が、SNSでかつての同僚の活躍を知り、「自分も誰かの役に立ちたい」と居酒屋でアルバイトを始めたという内容です。 一見...
資産形成には大きく二つの方向性があります。 ひとつは「老後資金づくり」を目的とした一般的な資産形成で、もうひとつは「早期リタイア(FIRE)」を目指すFIRE達成の資産形成です。 どちらも投資や貯蓄で資産を増やす点では共通しますが、目指すゴールが異なるため、進め方や戦略に違いが...
投資やFIRE関連のブログのなかには、誠実で参考になる記事がある一方、「総資産〇〇円」「年収〇千万円」といったタイトルに派手な生活を公開して読者を引きつけるものがあります。 そして、「嘘ではないが誤解を招く数字」を巧みに使い、自分を大きく見せるケースも少なくありません。 今日は、...
純資産をもとに家計管理をすることは、とても大事だと思います。 今回、アーリーリタイアから40か月目(2025年9月末時点)の純資産について、その構成とそれまでの推移をまとめながら、重要性について綴りたいと思います。 純資産推移 僕にとって純資産は、家計を評価する最も重要な指標です...
昨夜、月末の資産モニタリングをしたところ、資産額が百万円単位で減少していることに気づきました。 外貨資産は円安でプラス要因のはずですし、株式市場全体も大きく下落していません。 「まさか不正アクセスや詐欺被害か!」と慌てて資産の隅々まで点検しました 。 不審な履歴はなし 銀行は取...
つい先日まで「早く夏が終われ」と思っていましたが、いざ夏が過ぎると少し寂しい気持ちになります。 暑さに苦しんだはずなのに、不思議なことに夏の終わりにはどこか哀愁が漂うのです。 ところが会社生活をやり終え、アーリーリタイアを迎えたときには、そうした哀愁は全くありませんでした。 む...
僕が30代前半の頃、すでに「静かなる退職」を体現していた上司がいました。 周囲からは「まったく働かない課長」と言われていましたが、実際に一緒に働いていた僕にとっては学びの多い存在で、歴代上司の中でも最も要領の良い人物だった気がします。 そして不思議なことに、FIREをした今に...
奢るという行動は、サラリーマン時代とFIRE後ではまったく意味が異なります。 サラリーマン時代は「公平」という価値観が前提でしたが、FIRE後は「平等」が基本になります。 ただし共通しているのは、僕にとって奢りは単なる支払いではなく、人間関係への投資であり、感謝を伝える手段だとい...
今から半年後の2026年3月末で、アーリーリタイア生活も4年間の区切りが来ます。 僕はその段階で、このブログも自分のリタイア生活テーマも、1区切りをつけようと思っています。 どのように変えるかはまだ決めていませんが、いずれにしても1区切りをつけます。 今日は、いまこの時点で感じて...
アーリーリタイアをして自由に使える時間が増えたにもかかわらず、時々、「この時間の使い方は噛み合っていない」という違和感を覚えることがあります。 暇だからでも、怠けているからでもありません。 その違和感を掘り下げていくと、FIRE後に陥りやすい時間の使い方のズレが、いくつか見えてき...
アーリーリタイアをしてから年々強くなっている感覚があります。 それは「自由な時間は思う以上に速く減る」という実感です。 リタイア後に時間は増えましたが、同時に「この時間を雑に扱えば、あっという間に時間が過ぎる」という怖さも感じます。 今日は、そんな前提に立ったうえで、今年の抱負...
2025年末(FIRE43か月目)の資産分析です。 結論から言うと、2025年 12月は 「支出は多め、資産は微増」 でした。 支出率と資産増加率 リタイア時の金融資産を基準にすると、2025年12月の月間では、 ・支出率:0.49% *(月間支出額)÷(リタイア時点の金融資産)...
年初、僕はこのブログで「2025年は刺激のある1年にする」と書きました。 振り返ると、FIRE生活は、 1年目=解放(受験勉強から解き放たれたような1年) 2年目=回復(体力や健康、人間関係を取り戻した時期) 3年目=マンネリ(生活は安定した一方、日常がルーティン化した) だか...
アーリーリタイア生活を送るなかで、僕はいま「2つのインフレ」と向き合っています。 一つは、誰にとっても避けられない 物価上昇というインフレ 。もう一つは、FIRE後に静かに進みやすい ライフスタイルインフレ です。 FIRE後に支出が増えること自体は珍しくありません。問題は、そ...
FIRE生活を維持するために資産寿命は重要です。その寿命は「取崩し率」によって把握できます。 ただ、その取り崩し率を使っても、 数字をただ追っているだけで、本当の資産寿命を把握し、安心を得るには不十分 だと気づきました。 問題は、取崩し率そのものというより、 その計算前提が雑す...
多くの人は「FIREをすると孤独になる」と思っています。 なぜなら「社会との接点がなくなること」といった外的な環境変化が孤独を生むと考えるからです。 ですが実際は、孤独は物理的な状況より、内的な感覚に左右されて生まれるものだと僕は感じています。 内的感覚ゆえ、FIREをしているか...
孤独という言葉は一括りにされがちですが、実際には置かれた立場や人生のフェーズによって、その正体は大きく変わります。 僕自身、サラリーマンとして働いていた時期と、FIRE後の生活の両方を経験する中で、「同じ“孤独”という言葉では説明できない違い」を強く実感しています。 今日は、...
FIRE後の生活を、「人生の消化試合だ」と感じる人は少なくないと思います。 働く必要がなくなり、資本主義のルールに従って我慢を強いられる日々からも解放される。勝敗はすでに決していて、あとは無理をせず、のんびり時間をやり過ごすだけ・・。 そんな感覚を持つのは、とても自然なことです...
FIRE後の生活は「下り坂」だと思っていました。 仕事という重荷を降ろし、あとは惰性で下っていく、楽だけれど刺激は減っていくフェーズです。 実際、多くの人がFIREをそう捉えていると思いますし、当初の僕も例外ではありませんでした。 ですが、FIREしてから約4年が経ったいま、...
世間でよく「都会の人は冷たい」という評価があります。 今日はこの点について、先日のあるエピソードをもとに感じたことを綴ります。 都会生活は孤独になりそうだと感じている人への一つの視点でもあります。 日曜夜の都会で見た一場面 ある日、夜10時ごろ、普段は帰路を急ぐサラリーマンで...
「高齢になったら田舎より都会に住むべきだ」という議論が、SNS上で活発なようです。 都会派は「公共交通が整い、徒歩圏で生活が完結する都会は高齢者に向いている」と主張する一方、田舎派からは「電車待ちは無駄」「徒歩での買い物は大変」「車がある生活のほうが圧倒的に便利だ」といった反論も...
FIRE後の生活で、よく語られる課題があります。 それは、①暇を持て余す、②アイデンティティ喪失、③孤独、という3つです。 僕自身、FIREから4年が経ちましたが、今のところこれらが深刻な問題になったことはありません。 なぜそうなのかを振り返ってみると、答えはFIRE後に新し...
先日、FIRE卒業を考えている関西在住の50代の方から相談を受けました。 その方のリアルな気持ちを伺うなかで、セミリタイア界隈でよく語られる「FIREが正解」「FIRE卒業は負け」といった単純な構図とは、まったく異なる実態を強く感じました。 結論から言えば、僕はその方のFIRE...
最近、「年収800万円以上・身長170cm以上の“普通の人”」という条件で婚活をする女性の記事を読みました。 恋人との破局を経て、自己肯定感の低さを抱えながらも、マッチングアプリで結婚相手を探している女性の話です。 しかし出会う男性は、モラハラ気質、コミュニケーションが成立しな...
先日、旅行先の函館は温泉宿でテレビをぼーっと観ていました。 ローカルニュースでしたが、驚くニュースに出くわしました。 それは「北海道は平和だ!」と感じる内容でした。 今日は、トイレットペーパー窃盗と事後強盗という、一見するとちぐはぐなニュースから感じた「平和さ」と「違和感」につい...
FIREをしてから、お金との向き合い方は大きく変わりました。 前回の記事では、FIRE生活を安全確実に続けるための「安全資産」と、人生の想定外に備えるための「安心資産」について整理しました。 しかし、実際のFIRE生活を豊かにしているのは、それらとは明確に役割の異なる、もう一つの...
FIREをするうえでの不安はお金(資産)の持続性です。 リタイア後の所要額が不確実(見えない)ほど、不安は解消されにくいものです。 リタイアから4年が経った今、その「不安」を解消する枠組みがようやくみえてきました。 結論から言えば、2つの資産が必要で、それは ①安全資産 (生活を...
先日、「お金がなくても楽しく過ごせる人の特徴」という記事を目にしました。 そこでは、①健康であること、②人間関係が良好であること、③自由であること(自分で自分の人生を決めること)、という3点が挙げられ、「お金は一定ラインを超えたら幸せには直結しない」とまとめられていました。 お金...
先日、僕の関心領域である「FIRE」と「民泊」という言葉が並んだ日刊SPA!の記事を目にしました。 「全国かつ小資本から始められる副業」としての民泊の魅力を、生稲崇氏が語る内容です。 同氏は、高卒・年収500万円未満の状態から不動産投資を始め、3年でFIREを達成し、累計約5億...
2025年を迎える時点(2024年12月末締め)の資産状況です。 今回より金融資産に限定せず 資産全体を広く 月次管理する 方法(テンプレート)に変えました。 FIRE生活の財務状況について、「今」から「出口」までの長い時間軸をカバーしつつ、資産区分(流動資産から固定資産)を超え...
FIREをした後は資産運用や預貯金の取り崩しによって生活を支えます。 そうした変動する保有資産を効率的に管理する方法なくして、FIRE生活を長期的に安定させることはできません。 ですが問題は「資産は幾つもの単位や測り方がある」といった複雑性です。 リタイア以降、ベストな資産管理方...
新年あけましておめでとうございます。 アーリーリタイアから3回目の新年を無事に迎えることができました。 大学生に例えると今の自分はリタイア3年生で、次の春から4年生になるわけです。 この時期は就職先の進路決定や卒論テーマの選定など、大きな方向性を定める大事なタイミングです。 そこ...
2024年も残りわずかとなり今年の10大ニュースを思い出しています。 先日の記事に書いた通り今年は何を達成したか覚えていない特異な状況です。 なぜなら当初から「目標を持ってそれに縛られるより、今の気持ちややりたいことを大事にして過ごす」をやった結果、これぞといった目標の達成感を得...
2024年末の自分の「2024年10大ニュース」を思い出そうとしたのですが、驚くほど何も思いつきません。 いつ、何を達成したのか、それがまるで空白です。 その理由は「今を楽しむ」をやり過ぎたからです。 「今を楽しむことが大事だ」というリタイア生活の思考はサラリーマン思考とは対極で...
今年の年越しはかなり残念な気持ちになります。 それはリタイア民の特権である「住民税非課税」というステータスが今年いっぱいで終わる予定だからです。 あらためてこの心境を共有したいと思います。 住民税非課税の特権とは 住民税非課税とは、ある一定額以下の所得の場合、住民税が非課税という...
これまでずっと長期投資で資産形成をしてきたのですが、株関連の投資でいけばかなりしょっぱい思い出があります。 それは「強制退場」というものです。 昨今はルールがやや緩くなったようですが、非居住者は証券口座を持てなかったり取引制限を受けるというものです。 なので海外勤務となって住民票...
FIREをしてから「会社を辞めて本当に良かったのか?」と考えることもあります。 時間的にも精神的にも自由を得たことから「お金で買えない価値」を感じています。 でもそうした「ふわふわした精神論」ではなく「計測可能な経済論」で見直してみることにしました。 今日はFIREの価値を経済面...
やはり年末になると1年を振り返ることをします。 その一環で「このブログもどうしようか?」と考えてしまいました。 極論をいえば「止める」「続ける」をどうするかです。 今回はそれを整理してみました。 ブログを止めるか続けるか 既にブログを開始して2年が経過しました。 更新時間はばらば...
今年のクリスマスは平日です。 真昼間から時間に融通がきくアーリーリタイア身分ゆえ、やはりこんな時は母親を平日ランチに誘って親孝行でもしようと思いたちました。 ですが結果、何ともいえない寂しい(でもほっとする?)クリスマスデーになるとは思いもしませんでした。 そんなエピソードを綴り...
FIRE後の働かない日々が長くなるにつれ「労働ストライクゾーン」が極端に狭くなります。 「これならやりたい」と思える仕事が無いのは、完全リタイアでの怠惰が原因ではなく、自分のスケジュールが束縛されたり上下関係を面倒と感じる心理的抵抗感です。 そう した中、クリスマスイブでざわつく...
リタイア生活は 「旅行」 との相性が抜群です。 繁忙期を避けた旅程を組めば、混むこともなくコスパの良い旅行ができますし、「旅行が終わったら仕事に戻らないと」なんて圧もなく 心底楽しめます。 ただこれはリタイア(時間的余裕や柔軟性)がもたらす物理的・経済的・精神的な環境恩恵でしかあ...
2024年も残り10日となりました。 今年、僕が挑戦すると宣言した「あれくれ自由投資実験」の進捗を報告します。 この実験の取り組みの一つが「空き家をリノベして再生する」というプロジェクトです。 2023年の挑戦と2024年の変化 2023年は「お金をとことん使う実験」を行いました...
FIREブームはアメリカのミレニアル世代を中心に2010年頃から広がりました。 アメリカ発祥のFIREでありながら、FIRE生活を送るならアメリカより日本が楽だと思います。 それは日本のほうが低い生活コストで快適なFIRE生活を送れる環境が揃っているからです。 今日はFIRE生活...
完全リタイアをしたいまは短期で手軽なパート労働もできないと思ってしまいます。 本当は、経験していない分野で働きながらお金を得るのは新たな発見やらメリットはあると思いますが、それよりも労働的環境(時間の拘束、責任、上下関係、仕事を覚える等々)への抵抗感だと思います。 そんな心理を8...
「FIRE後は思ったよりお金がかからない」という感想を多くの人が口にします。 僕自身も実際にFIRE生活をしてみて、その通りだと実感しています。 どうしてそんな現象が起こるのでしょうか? 今回はその理由について掘り下げてみたいと思います。 仕事関連の見えない支出が減る FIRE後...
FIREやリタイアが見えてきたら年賀状仕舞いをどうするか悩むことになると思います。 これはいわば「人間関係をどう整理するか」というテーマに他なりません。 なにしろフェードアウトするのは失礼ですし、かといって惰性で続けることも無駄です。また退職したとたん年賀状を送っても返信が来ない...
高齢者で「年金だけで老後生活ができない」と文句を言うひとがいます。 そんな声を耳にするたび僕はいつも心のどこかでモヤっとしていました。 老後に備えて計画的に貯蓄をせず、年金に過剰に頼る人生設計で、いざ老後になってから「年金で生活できない!」と不満を言う。これがどうも納得できなかっ...
世の中には「ブランド品を持つなんて見栄だ」というムードがあります。 特に「節約は美徳」とするFIRE界隈ではなおさらブランド品は批判の的かもしれません。 先日、僕の友人が投資で成功した資金を使って外車を購入しました。 それが彼にとても良い状態をもたらし、僕も嬉しく感じたのです。 ...
FIREを達成するとこれまでの「資産を増やす」を重視した考え方が大きく変わります。 恐らく多くの方は、FIRE後はリスクを取らず「資産を減らさない 防衛を主軸にリスク抑制する」と思われるでしょう。 それは必ずしも正しくなくて僕に限らず周囲においても 「資産の用途で両極端なリスク許...