TAG:#評・感想 埋め込み元:リシェス 今年のウィーン・フィル ニューイヤーコンサートのバレエの振付家には、世界のバレエファンが興奮したのではないでしょうか。巨匠ジョン・ノイマイヤーが20年ぶりにウィーン・
パリ・オペラ座バレエ団の気になるニュースとバレエの見方や舞台の感想を綴るブログ
巨匠ジョン・ノイマイヤーが振付を手がけた「外交官ポルカ」/ワルツ「南国のばら」 ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2026
TAG:#評・感想 埋め込み元:リシェス 今年のウィーン・フィル ニューイヤーコンサートのバレエの振付家には、世界のバレエファンが興奮したのではないでしょうか。巨匠ジョン・ノイマイヤーが20年ぶりにウィーン・
TAG:#評・感想 2025年もとうとう最後の日となりました。今年は私にとって、ポストコロナにおける人間関係の再構築という課題を突きつけられた一年でした。 幼少期から集団行動に苦手意識のあった私にとって、コロ
象徴性と詩情に富むバレエ・スエドワへの美しきオマージュ 平原慎太郎振付の『From there』(埼玉県立近代美術館『セレクション―バレエ・スエドワと美術』関連企画)
TAG:#評・感想 埼玉県立近代美術館で『セレクション—バレエ・スエドワと美術』という小さな企画展が開催されました。それに合わせ、平原慎太郎振付の『From there』が上演されました。平原慎太郎ほか、出演ダンサーは
バレエと身体の視野を広げたバレエ団 芳賀直子氏の講演会「忘れられたバレエ団〜バレエ・スエドワとロルフ・ド・マレ〜」
TAG:#バレエ入門・見方/講演会・レクチャー バレエ・スエドワに関わったフェルナン・レジェ《誕生日》 埼玉県立近代美術館で『セレクション—バレエ・スエドワと美術』という小さな企画展が開催されました。それに合わせ、芳賀直
闇の中の赤光に宿る火の鳥の輝き 十二月歌舞伎『火の鳥』(坂東玉三郎主演)
TAG:#評・感想 埋め込み元:SPICEバレエ『火の鳥』の関心から、十二月歌舞伎の『火の鳥』にも行ってきました。脚本は竹柴潤一、原純と坂東玉三郎が演出を手がけています。実は当初、8月公演を配信でチェックするだけに留めようと考えて
ジュニア世代のダンサーたちによるガラ 『Young Star Gala』
TAG:#評・感想 埋め込み元:Young Star Gala「Young Star Ballet Gala」という公演名が示す通り、ジュニアのダンサーが中心のガラでした。まだ完成からは程遠い段階ではありますが、それゆえに彼らがど
スタントン・ウェルチによる音楽性豊かな『シンデレラ』 バレエ・アステラス2025
TAG:#評・感想 埋め込み元:新国立劇場7月に鑑賞した『バレエ・アステラス2025』で、私の一番のお目当てはパリ・オペラ座バレエ学校でした。しかし、期待していた「未来のエトワール」を予感させるような際立った才能に出会えたとまでは
若手と呼ばれたダンサーたちの著しい成長 ウクライナ国立バレエ団『スペシャル・セレクション2025』
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社 今年の8月にウクライナ国立バレエのガラ『スペシャル・セレクション2025』を鑑賞してきました。この3年間、毎年このバレエ団を見続けていますが、3年前はまだ若手と呼ばれて
稀代のエンタテイナー、イワン・ワシーリエフによる大興奮の引退公演(当時) 『アレキサンドライト・ガラ』
TAG:#評・感想 年末も押し迫り、いまだ形にできていない感想を年内処理しようと、あたふたしながらキーボードを叩いております。今回は、すでに半年近くが経過した、8月の『アレキサンドライト・ガラ』です。先日の『ドラゴンク
澄んだ明るさが悲劇を照らし出す ウクライナ国立バレエ団『ジゼル』(クリスティーン・シェフチェンコ&リース・クラーク/オレクサンドル・オメリチェンコ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社今年の年末となり、ウクライナ国立バレエが全幕作品をたずさえて来日しましたが、演目が過去2年と重なっていたこともあり、元々はパスするつもりでいました。 その考えが変わったきっかけは、アメリカン・
会いたい、話したい、無性に 森山開次振付演出『踊る。遠野物語』(K-BALLET Opto×麿赤兒×尾上眞秀)
TAG:#評・感想 埋め込み元:Kバレエひと言でいって大当たりの公演です。 企画力に定評のあるK-BALLET Optoが、振付・演出に森山開次を迎えた今回の公演。舞台に集結したのは、麿赤兒や尾上眞秀、大駱駝艦のダンサー
ドラクエ30周年、スタダン60周年 スターダンサーズ・バレエ団×東京都交響楽団 鈴木稔振付『ドラゴンクエスト』
TAG:#評・感想 埋め込み元:スターダンサーズ・バレエ団今年はブログを書く体力も精神力も尽き果て、ブログ未着手の公演の感想がいまだに6つほど積み上がっています。 誰の役にも立たないこのブログも、唯一、私自身に対してだけ
マレビトとしての火の鳥 金森穣振付・Noism2『火の鳥』(SaLaD音楽祭「親子で楽しむダンス バレエ音楽『火の鳥』」)
TAG:#評・感想 今年9月に開催されたSaLaD音楽祭のうち、Noism2のダンサーたちによる金森穣振付『火の鳥』を見に行きました。これは、子ども向けプログラムである「親子で楽しむダンス バレエ音楽『火の鳥』」として
閉塞した時代を生きる私たちへのメッセージ Noism0+Noism1 金森穣振付『マレビトの歌』
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー 『マレビトの歌』は、金森穣が長年探究してきた「個と集団」「彼岸と此岸」という主題を、折口信夫の「マレビト」の概念を介して昇華させた、この振付家の集大成とも呼ぶ
表現性に乏しいディヴェルティスマン 米沢唯&渡邊峻郁主演 ウィル・タケット振付『くるみ割り人形』(新国立劇場バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー新国立劇場バレエ団では10年近くにわたり、ウェイン・イーグリング版『くるみ割り人形』が上演されてきましたが、むやみやたらな超絶技巧を含むイーグリング版はダンサーたちへの身体負荷が大き
内なるエネルギーがうねりとなって波打つ クラウド・ゲイト・ダンスシアター×真鍋大度『WAVES』
TAG:#評・感想 埋め込み元:KAAT袖から重みを帯びた足取りでゆったりと歩いて出てきた一人のダンサー。舞台のおよそ四分の一まで進んだとき、彼の後頭部や背中の輪郭線がほどけ、背後に溶け出し、糸となってたなびきだした光景に、私は一
他者に、世界に、自分の存在の痕跡は残せるのか 伊藤郁女『ロボット、私の永遠の愛』
TAG:#表・感想 埋め込み元:新国立劇場『ロボット、私の永遠の愛』は、ツアーの多いダンサーとして生きる伊藤郁女が、その多忙な生活ゆえに人間関係を深く構築できず、孤独を感じていたことに想を得て作られました。 この作品では
不在による存在証明は成立するのか ジェローム・ベル『ジェローム・ベル』
TAG:#表・感想 埋め込み元:KAATプロジェクターとパソコンの操作席しかない会場。ダンス公演としては明らかに異質な舞台セットからしてスキャンダルの予兆に満ちていました。やがて一人の男性が操作席に座り、「私はジェローム・ベルです
言葉とディスコミュニケーションのパラドックス カンパニー・ルーブリエ『Ombres Portées/キャストシャドウ』(ラファエル・ボワテル)
TAG:#評・感想 埋め込み元:世田谷パブリックシアター重厚なスモークによって深く閉ざされた舞台。その漠とした空間はつかみどころのない過去のようです。奥の見えない煙の中から、ロープのブランコに乗った一人の女性が照らし出されてきます
水盆に咲く愛の証 勅使川原三郎演出『オルフェオとエウリディーチェ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:新国立劇場勅使川原三郎演出の『オルフェオとエウリディーチェ』は、安易なハッピーエンドを許さず、この世に生きることそのものに付随するはずの幸福を相対化したところに、作品の卓越性がありました。
すべてのかべはくずれる マルコ・ダ・シルヴァ・フェレイラ『CARCAÇA -カルカサ-』
TAG:#評・感想 埋め込み元:KAAT ポルトガルでは、1926年の軍事クーデターから1974年のカーネーション革命まで、半世紀近くに及ぶ長期の独裁政権が続きました。特に、首相アントニオ・サラザールが築いた
私の名前を忘れないで ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団『Sweet Mambo』
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロームシアター京都「私の名前はナオミ・ブリトー。ナヤミではなくてナオミよ。忘れないで」。作品冒頭、ナオミ・ブリトー自身の口から語り出される言葉です。記憶を通じて他者とつながり、自分の存在を認めてもら
月夜を走る芸術の列車ムジカ 森山開次演出 舞台『TRAIN TRAIN TRAIN』
TAG:#評・感想 埋め込み元:TRAIN TRAIN TRAIN『TRAIN TRAN TRAIN』は、2021年の東京パラリンピック開会式で演出・チーフ振付を担った森山開次を中心に、当時のキャストに加え、新たなメンバーを起用し
集団と個をめぐる考察 ネザーランド・ダンス・シアター(NDT 2)『Folkå/Watch Ur Mouth/FIT』(マルコス・モラウ/ボティス・セヴァ/アレクサンダー・エクマン)
TAG:#評・感想 埋め込み元:KAAT18歳〜23歳の若いダンサーで構成されるNDT2では、上演される振付家もNDT1以上に新進気鋭であることが多いといいます。約20年ぶりとなる今回の来日公演は、日本で初紹介となる振付家2人を含
スペインを舞台としたバレエ作品に恥じない音楽性 秋山瑛&池本祥真『ドン・キホーテ』(東京バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS スペインといえば、リズムの国ですが、そのスペインを舞台としたバレエ作品に恥じない音楽性に優れた公演でした。 今回の東京バレエ団の『ドン・キホーテ』はすでに別キ
明るくエネルギッシュでチャーミングな舞台 伝田陽美&ヴィクター・カイシェタ『ドン・キホーテ』(東京バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS 人から舞台美術、小道具に至るまで、すべてに生気が宿り、明るく華やか。この上なく素晴らしい今回の舞台が生まれたのは、舞台に立つダンサーたち全員が役を生きていたからでしょう
小さな生命の銀の瞬きと消滅 ダミアン・ジャレ×名和晃平『Planet [wanderer]』
TAG:#評・感想 埋め込み元:東京芸術劇場生の萌芽が胚の段階のまま、ついに完全な生命の形に至ることなく、その命を終える——この未完の生命の胎動は、銀の砂屑のほかは何も存在しない惑星の地上をさまよう〈Wanderer〉として描かれ
ロマンティック・バレエの様式を貫いた舞台 秋山瑛&生方隆之介『ラ・シルフィード』(東京バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBSフィリッポ・タリオーニが振り付け、1832年にマリー・タリオーニが初演した『ラ・シルフィード』はフランスバレエが誇る歴史的な傑作です。フランスバレエの重鎮だったピエール・ラコットも、その矜持を
ロシア・バレエ界の新しい顔ぶれ Ballet Muses―バレエの美神 2025―(Aプロ・Bプロ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社近年、なかなか来日する機会の少なかったロシアのバレエ団のダンサーたち。ダンサーの昇進情報など、ロシアのバレエ団の動向を耳に挟んでいたものの、踊りを見ていないこともあって、私はほとんど頭に入って
世界一美しいバレエ作品の煌めき 米沢唯&ワディム・ムンタギロフ『シンデレラ』(新国立劇場バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:新国立劇場バレエ団 2年前、生きることに辛さを覚えてならなかったころ、ロイヤル・シネマで見たマリアネラ・ヌニェスの『シンデレラ』に救われるような思いをして以来、このフレデリック
若き才能と芸術の継承 YGP Orchard GALA―Stars of Today meet the Stars of Tomorrow―
TAG:#評・感想 埋め込み元:アットプレス今年、ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)の日本予選が東京で開催され、最終日にガラ公演が上演されました。このガラは、プロを目指す若いダンサーたちとプロのダンサーとの芸術的な交流を目的
密室、恐怖、欲望――メタファーとイメージが混ざり合う美しき悪夢 ピーピング・トム『トリプティック』
TAG:#評・感想 埋め込み元:世田谷パブリックシアター密室は、その中に一人でいるとき、ただの寂しさとは一線を画す孤独の不安と恐怖に苛まれます。また、他者とともに閉じ込められたとしても、閉ざされた空間の中で相対するその人物が、改め
控えめな興奮にとどまった公演 日?世菜・石橋奨也主演『ドン・キホーテ』(K-BALLET TOKYO)
TAG:#評・感想 埋め込み元:Bunkamura5月末に来日したオーストラリア・バレエ団の『ドン・キホーテ』は、劇場が東京上野にあることを忘れ、まるで自分が人々の息づかいと熱気に包まれるバルセロナの街にいるのではないかと錯覚する
クリストファー・ウィールドン―千変万化の魔法 ロイヤルシネマ『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤルシネマ ロイヤルシネマで上映中の『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』は、クリストファー・ウィールドンの抽象性の高い作品4本で構成された公演の収録です。(少なくとも私にとって
言葉、肉体、精神、行動の統合がもたらした三島由紀夫の死 モーリス・ベジャール振付『M』(東京バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS5年前、この作品を鑑賞した感想で「ベジャールの美学と三島の美学はどうも正反対のように思えてならない。前者は生命力への肯定的な信仰であり、後者は美しき生命への破壊欲だ」と書きました。当時、私には
実に美しいオーロラ姫とデジレ王子 パリ・オペラ座 IN シネマ『眠れる森の美女』(ブルーエン・バティストーニ&ギヨーム・ディオップ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式 主演のブルーエン・バティストーニとギヨーム・ディオップが実に美しいカップルを演じてくれました。 第1幕、バティストーニによるオーロラ姫は、登場とともに軽やかな愛
アクシデントが生んだケミストリー 『バレエ・スプリーム』Cプロ(パリ・オペラ座バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS『バレエ・スプリーム』は、ヨーロッパの二大バレエ団それぞれのエッセンスを凝縮したガラとして喧伝されていました。したがって、Cプロのパリ・オペラ座バレエ団チームには、エレガンスの殿堂にふさわしい
ロイヤル・バレエ団とパリ・オペラ座バレエ団の競演 『バレエ・スプリーム』Bプロ
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS『バレエ・スプリーム』Bプロは、ロイヤル・バレエ団とパリ・オペラ座バレエ団の合同ガラでした。 最初の作品はロイヤル・バレエ団によるジョージ・バランシン振付『チャイコフスキー・パ・ド・
愛されないことに不安を抱く私たちへ 舞台版『せかいいちのねこ』(ヒグチユウコ原作、山田うん演出・振付・脚本・作詞)
TAG:#評・感想 埋め込み元:日生劇場 山田うんが演出・振付・脚本・作詞を手がけた舞台版『せかいいちのねこ』はヒグチユウコの同名の絵本を舞台化したものです。主人公は、ぼっちゃんのぬいぐるみ、ニャンコ。赤ちゃ
ダンサーを知り尽くしたサラ・ラムならではのセンスが光るプログラム バレエ・スプリーム Aプロ(ロイヤル・バレエ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS一人のダンサーの素質が、作品が変わることで、これほどまでに違ったニュアンスを帯びるのかと驚きました。 今回、パートナーが固定しなかったことが功を奏しました。おそらくパートナーリングの
熊川哲也とK-BALLETの美しい奇跡 K-BALLET TOKYO 25th ANNIVERSARY GALA
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式これまで熊川哲也の振付にほとんど魅力を感じず、この10年ほど彼の新作にも足を運んでいなかった私が、K-BALLET TOKYOの25周年記念ガラでこれほど感動するとは夢にも思いませんでした。&n
遊び方を忘れた私たちの深い寂しさ パリ・オペラ座バレエ団『PLAY』(アレクサンダー・エクマン)
TAG:#評・感想 埋め込み元:SPICEアレクサンダー・エクマン振付、パリ・オペラ座バレエ団による『Play』が来日しました。作品のテーマはタイトル通り、「遊び」です。2017年初演で、すでに映像化されている作品ですが、今回初め
一輪の薔薇に象徴された豊かな世界の記憶 東京二期会『くるみ割り人形とイオランタ』(マキシム・パスカル指揮)
TAG:#評・感想 埋め込み元:SPICEチャイコフスキー作曲のオペラ『イオランタ』とバレエ『くるみ割り人形』は、どちらも1892年にダブルビルとして初演されました。しかし、今回、ウィーン・フォルクスオーパー芸術監督ロッテ・デ・ベ
「アルルの女」は現実に存在した Noism0+Noism1『アルルの女』/『ボレロ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:さいたま芸術劇場『アルルの女』は、肝心の「アルルの女」が一度も登場しないことにこそ、作品の妙があったと誰もが感じていたことでしょう。しかし金森穣は見事な形でそこにメスを入れました。 もちろ
韓国国立バレエ団の新進気鋭の振付家によるスタイリッシュな作品 東京シティ・バレエ団「現代バレエ? ショルツと韓国振付家」
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式 今年で日韓国交正常化60周年を迎えました。それを記念し、東京シティ・バレエ団では韓国国立バレエ団を招き、東京シティ・バレエ団の看板レパートリーであるウヴェ・ショルツと、韓
『ひかりの素足』と苦しみのマラソン 伊藤郁女振付・演出『ダンスマラソンエクスプレス(横浜⇔花巻)』
TAG:#評・感想 埋め込み元:KAATこの作品は宮沢賢治の『ひかりの素足』にインスピレーションを受けて制作されました。 この童話の主人公は二人の小さな兄弟です。一郎と弟の楢夫はひどい吹雪に遭遇し、雪道を急ぐうち、いつし
ミルタに愛することを思い出させた二人の絆 加治屋百合子&コナー・ウォルシュ『ジゼル』(スタントン・ウェルチ版)
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社掘り起こさなくてもよい音楽を、無理に掘り起こし、いたずらに長くしただけのバージョン、というのが、スタントン・ウェルチ版『ジゼル』に対する私の感想です。 ウェルチ版『ジゼル』の大きな特
スタントン・ウェルチ―バレエの造形美を知り尽くした振付家 ヒューストン・バレエ団『オープニング・ガラ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社プログラムの頭からお尻まで、あまり知らない振付家による、全く知らない作品で埋め尽くされたガラというのは、久しぶりでしたが、スタントン・ウェルチという振付家の優れた音楽性と造形美を目の当たりにし
腹に秘めた重い忍耐 東京バレエ団『ザ・カブキ』(宮川新大主演)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS今回の『ザ・カブキ』は、柄本弾の芸術選奨文部科学大臣賞受賞を記念して上演したものでしたが、昨年の上演で受賞理由となった柄本弾の舞台を見て、宮川新大の初役を見逃していたので、今回は宮川新大の日で
逆境にあっても生きた心を失わない 平田桃子&マチアス・ディングマン『シンデレラ』(バーミンガム・ロイヤル・バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS苦しみの中に現れる希望を描いたプロコフィエフの音楽、デヴィッド・ビントレーの見事な振付、ジョン・マクファーレンによる洗練された美術。『眠れる森の美女』では正直ぱっとしなかったダンサーたちも、こ
未来の子どもたちはどこに向かうのか アクラム・カーン・カンパニー『ジャングル・ブック』
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー 傑作のひと言しかありません。コンテンポラリー作品としては珍しいほどに物語性がはっきりとしていて分かりやすいにもかかわらず、身体表現には強度があり、ダンス作品と
お姫さまであること以前に一人の女性であることを示す エリサ・バデネス&マチアス・ディングマン『眠れる森の美女』(バーミンガム・ロイヤル・バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS今回のバーミンガム・ロイヤル・バレエ団の来日公演では『眠れる森の美女』にアリーナ・コジョカルがゲスト主演する予定でしたが、怪我によりエリサ・バデネスに変更となりました。 バデネスは、
愛する人を失う不安を描く 高田茜&井澤駿『不思議の国のアリス』(新国立劇場バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:バレエチャンネル 『不思議の国のアリス』の「不思議の国」というのは、現実には存在しないへんてこりんな世界ではなく、小さな子どもの目から現実に見えている世界を描いたものなのだと私
ロマンティック・チュチュのような繊細さ ブルーエン・バティストーニ&アンドレア・サーリ『ジゼル』(牧阿佐美バレヱ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:東京文化会館 パリ・オペラ座バレエ団の若手二人を主演に迎えた牧阿佐美バレヱ団の『ジゼル』は、作品のドラマが十分に浮かび上がる舞台だったとはいえないかもしれません。しかし『ジゼル
新しい世界への不安と好奇心の高まり 米沢唯&渡邊峻郁『不思議の国のアリス』(新国立劇場バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:SPICE今さらながら、新国立劇場バレエ団のダンサーたちの芸達者ぶりに驚かされました。 私はこれまで新国立劇場バレエ団の『不思議の国のアリス』を見たことがありませんでした。バレエ団初演のと
見えないゴールへ走り続けて コンドルズ埼玉公演2025年新作『BORN TO RUN』
TAG:#評・感想 埋め込み元:さいたま芸術劇場コンドルズ埼玉公演2025年新作『BORN TO RUN』は、生まれてこのかた走り続けてきた私たち全員へ送られたエールといってよい作品です。 この作品のはじめ、近藤良平の目
ロミオとティボルトの壮絶な決闘 金子扶生&ワディム・ムンタギロフ主演『ロミオとジュリエット』(ロイヤル・シネマ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤルシネマロミオ役は、本当にワディム・ムンタギロフの当たり役だと思います。まず動きの全てが美しい。精密に紡ぎ出される動きの軌跡から優雅さと気品が余韻として残される——その美しさときたら、怪我から
スクリーンから舞台へ―バルセロナに生きる人々の息遣い オーストラリア・バレエ団『ドン・キホーテ』(近藤亜香&チェンウ・グオ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS 今回のオーストラリア・バレエ団来日公演で持ってきた『ドン・キホーテ』は、ルドルフ・ヌレエフとロバート・ヘルプマンが共同で監督し、ヌレエフ自身が主演したバレエ映画をもとに
コピーであるハリーはコピーであることにどのように向き合ったか 佐東利穂子ソロダンス『悲しみのハリー』(勅使川原三郎演出)
TAG:#評・感想 埋め込み元:KARAS この作品は、スタニスラフ・レムの『ソラリス』 およびタルコフスキーの映画『惑星ソラリス』 を下敷きにしたものです。 ソラリスとは2つの太陽系に属する惑星で、 さまざ
愛し、愛を失い、失った愛を探し続けるということ アレクサンドル・リアブコ&シルヴィア・アッツォーニ&二山治雄『EOL』
TAG:#評・感想 この公演は元々、シルヴィア・アッツォーニがプロデュースし、アレクサンドル・リアブコとのデュエットとして2022年にイタリアで初演されました。今回の日本公演は、この作品に二山治雄を加えて作り直したものです。元々の
「親子の情」のありふれた美化 『平家物語―胡蝶の被斬―』(脚本:小林靖子×演出:朴璐美×振付・ステージング:森山開次)
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式もはや2ヶ月前の公演になりますが、振付・ステージングを森山開次が手掛けた『平家物語—胡蝶の被斬—』を見に行きました。脚本は小林靖子、演出は朴璐美。台本を手にした俳優・声優たちによる
「生かされる」人々 ディモ・ミレフ振付『流れに流されてどこへでも―Drifting, wherever the tide takes us. 』
TAG:#評・感想 埋め込み元:8/COURT渋谷ヒカリエの8/COURTというイベントスペースで開催された『流れに流されてどこへでも—Drifting, wherever the tide takes us. 』という公演を見に
永久メイ―ひけらかさない美と気品 斎藤友佳理振付『眠れる森の美女』(東京バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS2年前に初演された斎藤友佳理振付『眠れる森の美女』が早くも再演されました。初演のときにさほど面白いバージョンだとは思わなかったので、再演はパスしようとしていたところ、ゲストとしてオーロラ役に永
テニスンの詩をなぞっただけのバレエ ウィル・タケット振付・演出『イノック・アーデン』(秋山瑛ほか出演)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー 約1ヶ月前の公演で、記憶が薄れかかっていますが、ウィル・タケット振付・演出『イノック・アーデン』の感想を覚えている限りで綴っていきます。 この作品は
三者三様の抽象美 東京シティ・バレエ団『アブストラクト・バレエ―バランシンとプティパ―』
TAG:#評・感想 埋め込み元:東京シティ・バレエ団 マリウス・プティパの様式美を象徴する『パキータ』のグラン・パから、抽象バレエを確立したジョージ・バランシンの作風異なる2作品で構成された珠玉のプログラムで
クラシック・バレエの伝統と革新へのオマージュ 新国立劇場バレエ団『バレエ・コフレ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー 今回のトリプルビルで上演されたのは、ミハイル・フォーキンの『火の鳥』、ウィリアム・フォーサイスの『精密の不安定なスリル』、そしてハラルド・ランダーの『エチュー
上野水香、変幻自在 『Jewels from MIZUKA 2025』
TAG:#評・感想 埋め込み元:神奈川県民ホール約2時間の公演における4つの作品の中で、変幻自在に役を演じ分け、作品ごとに違う表情を見せていく上野水香には、改めて驚きました。 ブラウリオ・アルバレスがこの公演のためにガー
写真から生み出された詩的で独特な世界観 マルコス・モラウ演出・スペイン国立バレエ団『アファナドール』
TAG:#評・感想 埋め込み元:FAHEY/KLEIN GALLERY幕が開くと、何度も点滅するフラッシュの光が目に飛び込んできます。写真の撮影現場を彷彿とさせる舞台には多数のアンブレラが置かれています。フラッシュの嵐の中、挑発的
人間集団の真面目なヘンテコさへの愛 タンツマインツ『PROMISE』(シャロン・エイアール振付)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー これまでどのような舞台でも見たことのなかった、まさにシャロン・エイアールの唯一無二という動きが冒頭から繰り広げられます。その強烈なインパクトときたら、脳天にパ
身体不在の空間に身体を感じるのならば、身体とは一体何なのか 勅使川原三郎『待つ人々』
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式 勅使川原三郎という振付家は、ダンスにとって必要条件であったはずの音楽をダンスから取り去った『静か』を作った人でしたが、今回、とうとうダンスとイコールの存在であるはずの身体
愛を純粋な形で描いたフレデリック・アシュトンの傑作 金子扶生&ウィリアム・ブレイスウェル『シンデレラ』(ロイヤルシネマ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤルシネマ今回のシネマの主演であるウィリアム・ブレイスウェルと金子扶生はさながらスター俳優のごとき煌びやかさを放っていました。 特にブレイスウェルは『シンデレラ』の王子役を踊るために生
新しい世界の始まり 鈴木優人&バッハ・コレギウム・ジャパン×杉本博司 with G.B.Piranesi『ドン・ジョヴァンニ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:リシェスORCHARD PRODUCEは、Bunkamuraが主催であるものの、会場をオーチャード・ホールにこだわらず、外部の劇場を使って上演するオペラシリーズです。この企画が魅力的なのは、極上のク
極限の果てにある何か 「踊れ、その身体がドラマになるまで 〜矢上恵子メモリアルガラ2025 in TOKYO〜」
TAG:#評・感想 埋め込み元:特設サイト新国立劇場バレエ団の山本隆之や福岡雄大、福田圭吾らを育て、振付家としても主にさまざまな国際コンクールの舞台で評価された矢上恵子。2019年、57歳という若さで亡くなった矢上恵子の作品を一挙
人生という円環 Noism『円環』(金森穣『過ぎゆく時の中で/Suspended Garden–宙吊りの庭』、近藤良平『にんげんしかく』)
TAG:#評・感想 埋め込み元:さいたま芸術劇場 今回の公演タイトル「円環」は、近藤良平が約20年ぶりにNoismに作品を振り付け、11年ぶりに宮河愛一郎が、5年ぶりに中川賢がゲストダンサーとして戻り、7年ぶ
東京バレエ団を見守ってきたマジック・キューピーへのオマージュ モーリス・ベジャール振付『くるみ割り人形』
TAG:#評・感想 埋め込み元:東京バレエ団モーリス・ベジャール版の『くるみ割り人形』は、古典バレエの傑作を振付家の自伝として再解釈したものです。登場するのは、ベジャールが7歳のときに亡くした母や、猫フェリックス、14歳のときに出
愛という人生の指針 ロイヤルシネマ『不思議の国のアリス』(フランチェスカ・ヘイワード&ウィリアム・ブレイスウェル)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤルシネマクリストファー・ウィールドン『不思議の国のアリス』の初演は2011年。私はロイヤル・バレエ団の『アリス』来日のときはまだ金銭感覚の健全な学生でしたので懐具合に合わせてチケット購入を諦め
TAG:#評・感想 埋め込み元:渋谷区文化総合センター大和田舞台には、百合をはじめとした白い花で構成されたブーケが点々と置かれています。美しく咲く花はどこか青ざめていて、死の影を感じさせます。中央には白いカンバスのような板が置かれ
疾走しない若者たち L’ART GROUP Presents 石川県復興チャリティー公演『ロミオ&ジュリエット』
TAG:#評・感想 埋め込み元:PR TIMESL’ART GROUP Presents 石川県復興チャリティー公演『ロミオ&ジュリエット』は、元Kバレエの高橋裕哉が発起人となって開催したもの。オランダ国立バレエ団のマ
マチュー・ガニオと柚香光の共演 マチュー・ガニオ スペシャル・ガラ ニューイヤーコンサート
TAG:#評・感想 近年、趣向を変えたガラが多くなる中でも、あまりに意外すぎる取り合わせで話題となった『マチュー・ガニオ スペシャル・ガラ ニューイヤーコンサート』に行ってまいりました。このガラの目玉は、パリ・オペラ座バレエ団のエ
古典から自由なダンサーたちによる衝撃的な解釈 菅井円加&アレクサンドル・トルーシュ『ジゼル』(ウクライナ国立バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社 今回のような『ジゼル』解釈は、普段は古典作品を踊らない、いわば古典のしがらみから自由なダンサーたちだったから生み出せたのかもしれません。衝撃的だったのは、狂乱の場面にお
明澄な寂しさの中で ウクライナ国立バレエ団『プレミアム・ガラ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社今年初のバレエ鑑賞はウクライナ国立バレエ団の『プレミアム・ガラ』でした。ガラの冒頭を飾るのは『ゴパック』。『くるみ割り人形』をはじめ、コサックの動きを取り入れたバレエは、ウクライナ以外のダンサ
バレエ史上、最も壮大な愛の物語 ロイヤル・アルバート・ホールの『白鳥の湖』(イングリッシュ・ナショナル・バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み:公式バレエのフォルムは正面あって成り立つものです。クロワゼやエカルテは観客のいる正面方向なしには成立しえない概念でしょう。正面のある劇場を前提に技術規範が作られているように見えるバレエ。その代表格であ
ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2025 キャシー・マーストンによる回り続けるワルツと直線的なポルカ・シュネル
TAG:#評・感想 埋め込み元:ORF今年もウィーン・フィル ニューイヤーコンサートをNHK Eテレで視聴する日がやってまいりました。今年のバレエシーンの振付はキャシー・マーストン、衣装はパトリック・キンモンスです。 バ
【2024年に鑑賞したバレエ・コンテンポラリーダンスまとめ】今、私たちが意識しなければならないこと
TAG:#評・感想 埋め込み元:NDT2024年来日公演芸術と社会今年は例年以上に芸術と社会について考えさせられる1年でした。芸術は社会の一機構だと私は思っています。芸術とは、この世界がどうあるのか、どうありたいのかを根源的に問い
斬新で刺激的なダブルビル NDT2『Lucid Variations』(マルコス・モロー/ナダフ・ゼルナー)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NDT先日、NDT2による『Lucid Variations』というダブルビルが配信されました。残念ながらもう配信が終わってしまったのですが、とんでもなく面白い公演だったのでブログにまとめておきます
家族という社会―愛と攻撃性 ニュー・アドベンチャーズ『エドワード・シザーハンズ ダンスバージョン』(マシュー・ボーン振付)
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式マシュー・ボーンが手掛けた『エドワード・シザーハンズ ダンスバージョン』が映画館で上映されています。マシュー・ボーンは大の映画好きで知られており、この作品もティム・バートンの名作映画を舞台化した
フランスバレエの伝統と矜持 パリ・オペラ座バレエ団『パキータ』(ヴァランティーヌ・コラサント&ギヨーム・ディオップ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:パリ・オペラ座バレエ団パリ・オペラ座バレエ団のサイトでピエール・ラコット振付『パキータ』が配信されています。表題役はヴァランティーヌ・コラサント。楽ではない境遇を生き抜いてきた女性の強さとしたたかさ
生命の澄み切った明るさ ウクライナ国立バレエ団『ウォータイム・エレジー/ファイブ・タンゴ/スプリング・アンド・フォール』
TAG:#評・感想 埋め込み元:NHK NHKプレミアムシアターオンデマンドでウクライナ国立バレエ団『ウォータイム・エレジー/ファイブ・タンゴ/スプリング・アンド・フォール』が配信されています。いずれもロシア
人間が生まれるとはどういうことか ケダゴロ×韓国国立現代舞踊団『黙れ、子宮』
TAG:#評・感想 埋め込み元:バレエチャンネル『黙れ、子宮』は、振付・構成の下島礼紗の身体と経験が元となった作品です。下島は18歳のとき医師から子宮がないこと、体内に睾丸らしき影があることを告げられたといいます。しかし検査の結果
ジョージアの文化が織り込まれたファンタジー ジョージア国立バレエ団『くるみ割り人形』
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社民族色とファンタジーに満ちた舞台で、まさにジョージア国立バレエ団が踊るにふさわしい『くるみ割り人形』でした。 今回来日した版は、アレクセイ・ファジェーチェフとニーナ・アナニアシヴィリ
触れられない何かを求めて 勅使川原三郎・佐東利穂子・オフィーリア・ヤング『ベートーヴェン 神様とにらめっこ』
TAG:#評・感想 埋め込み元:KARAS それぞれに独自の感覚を持つダンサーたちがベートーヴェンの音楽に向き合った、そのひたむきさが作品の精神性へと結実した時間でした。 この作品がこれだけ高い精神
テクストから純粋な身体へ パフォーミングアーツ・セレクション2024(岡田利規×酒井はな、島地保武、小暮香帆×ハラサオリ、柿崎麻莉子、島地保武×環ROY)
TAG:#評・感想 埋め込み元:神奈川芸術劇場Aプロ・Bプロあわせて5作品あった中、4作品が言葉を使っています。コンセプチュアルな作品が多い印象の公演でした。 『Can't-Sleeper』—眠れない人への優しい
支配する者とされる者の力学と陶酔 ジョルジュ・ラバット『SELF/UNNAMED』
TAG:#評・感想 埋め込み元:YOKOHAMA Dance Collection2024そのダンサーは、自身に生き写しの彫像に口づけする美しい青年のようでした。 プラスチックか何かで作られた半透明の等身大人形が舞台に置
インドの「家族」が生んだ奇跡のダンサー 映画『コール・ミー・ダンサー』
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式 「ボリウッド映画のスターを参考にブレイキンを独学で始めたが、(教えてくれる教師がいないので)どうやってバク転すればよいか分からない。だから身体のメカニズムから考え始めた」
自らの人生を切り裂いて愛と芸術を生み出した芸術家 クリストファー・ウィールドン振付『オスカー』(オーストラリア・バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:オーストラリア・バレエ団 ジョビー・タルボットによる人を追い詰めていくような音楽と、ドラマティックなナレーションが生み出す緊迫感。裁判官たちがせわしなく動き回る中、世紀末文学を
糸が紡ぎ出す信頼と平和、危うさの物語 サーカス・シルクール『ニッティング・ピース』
TAG:#評・感想 埋め込み元:美術手帖客席につくと、すでに一人のパフォーマーが舞台に立っていました。彼女は毛糸玉から太い紐を引き出し、腕を使ってネット編みにしていきます。作品が始まったとき、毛糸玉のすべての紐を使い切って作り上げ
人の心理の本質を掴んだ美しい作品 ウィーン国立バレエ団『冬物語』(クリストファー・ウィールドン振付)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ウィーン国立バレエ団 クリストファー・ウィールドンの『冬物語』が、ウィーン国立バレエ団のレパートリー入りを果たしました。今年の初めにはジョン・ノイマイヤーの『椿姫』がレパートリ
IMAX映像だったから気づいたこと ポール・マルク&セウン・パク主演『白鳥の湖』(パリ・オペラ座バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式パリ・オペラ座バレエ団の今年の6月に収録された『白鳥の湖』がIMAX映像で上映されています。IMAXとは映画をまるで映画の中にいるような臨場感で体験できるプレミアムシアターのことで、12chサウ
マルグリットにとってアルマンは全てだった ロシオ・アレマン&マルティ・パイジャ主演『椿姫』(シュツットガルト・バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBSナニーヌが昔の女主人の家に入ってくる。女主人の遺したものが競売にかけられていることに耐えられなかったのか、ひと思いに部屋を出ていってしまおうとする。しかしつま先に、あの麦わら帽子がぶつかり、思
ジョン・ノイマイヤーがテネシー・ウィリアムズに負わせた罪の意識 アリーナ・コジョカル主演『ガラスの動物園』(ハンブルク・バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:Danses avec la plumeローラにとって大切なガラスの動物が割れるのは、オコナーの不注意で割れたクライマックスの一回だけではない——ジョン・ノイマイヤーの大胆な改変には心底、驚きました
TAG:#評・感想 埋め込み元:リシェス 今年のウィーン・フィル ニューイヤーコンサートのバレエの振付家には、世界のバレエファンが興奮したのではないでしょうか。巨匠ジョン・ノイマイヤーが20年ぶりにウィーン・
TAG:#評・感想 2025年もとうとう最後の日となりました。今年は私にとって、ポストコロナにおける人間関係の再構築という課題を突きつけられた一年でした。 幼少期から集団行動に苦手意識のあった私にとって、コロ
TAG:#評・感想 埼玉県立近代美術館で『セレクション—バレエ・スエドワと美術』という小さな企画展が開催されました。それに合わせ、平原慎太郎振付の『From there』が上演されました。平原慎太郎ほか、出演ダンサーは
TAG:#バレエ入門・見方/講演会・レクチャー バレエ・スエドワに関わったフェルナン・レジェ《誕生日》 埼玉県立近代美術館で『セレクション—バレエ・スエドワと美術』という小さな企画展が開催されました。それに合わせ、芳賀直
TAG:#評・感想 埋め込み元:SPICEバレエ『火の鳥』の関心から、十二月歌舞伎の『火の鳥』にも行ってきました。脚本は竹柴潤一、原純と坂東玉三郎が演出を手がけています。実は当初、8月公演を配信でチェックするだけに留めようと考えて
TAG:#評・感想 埋め込み元:Young Star Gala「Young Star Ballet Gala」という公演名が示す通り、ジュニアのダンサーが中心のガラでした。まだ完成からは程遠い段階ではありますが、それゆえに彼らがど
TAG:#評・感想 埋め込み元:新国立劇場7月に鑑賞した『バレエ・アステラス2025』で、私の一番のお目当てはパリ・オペラ座バレエ学校でした。しかし、期待していた「未来のエトワール」を予感させるような際立った才能に出会えたとまでは
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社 今年の8月にウクライナ国立バレエのガラ『スペシャル・セレクション2025』を鑑賞してきました。この3年間、毎年このバレエ団を見続けていますが、3年前はまだ若手と呼ばれて
TAG:#評・感想 年末も押し迫り、いまだ形にできていない感想を年内処理しようと、あたふたしながらキーボードを叩いております。今回は、すでに半年近くが経過した、8月の『アレキサンドライト・ガラ』です。先日の『ドラゴンク
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社今年の年末となり、ウクライナ国立バレエが全幕作品をたずさえて来日しましたが、演目が過去2年と重なっていたこともあり、元々はパスするつもりでいました。 その考えが変わったきっかけは、アメリカン・
TAG:#評・感想 埋め込み元:Kバレエひと言でいって大当たりの公演です。 企画力に定評のあるK-BALLET Optoが、振付・演出に森山開次を迎えた今回の公演。舞台に集結したのは、麿赤兒や尾上眞秀、大駱駝艦のダンサー
TAG:#評・感想 埋め込み元:スターダンサーズ・バレエ団今年はブログを書く体力も精神力も尽き果て、ブログ未着手の公演の感想がいまだに6つほど積み上がっています。 誰の役にも立たないこのブログも、唯一、私自身に対してだけ
TAG:#評・感想 今年9月に開催されたSaLaD音楽祭のうち、Noism2のダンサーたちによる金森穣振付『火の鳥』を見に行きました。これは、子ども向けプログラムである「親子で楽しむダンス バレエ音楽『火の鳥』」として
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー 『マレビトの歌』は、金森穣が長年探究してきた「個と集団」「彼岸と此岸」という主題を、折口信夫の「マレビト」の概念を介して昇華させた、この振付家の集大成とも呼ぶ
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー新国立劇場バレエ団では10年近くにわたり、ウェイン・イーグリング版『くるみ割り人形』が上演されてきましたが、むやみやたらな超絶技巧を含むイーグリング版はダンサーたちへの身体負荷が大き
TAG:#評・感想 埋め込み元:KAAT袖から重みを帯びた足取りでゆったりと歩いて出てきた一人のダンサー。舞台のおよそ四分の一まで進んだとき、彼の後頭部や背中の輪郭線がほどけ、背後に溶け出し、糸となってたなびきだした光景に、私は一
TAG:#表・感想 埋め込み元:新国立劇場『ロボット、私の永遠の愛』は、ツアーの多いダンサーとして生きる伊藤郁女が、その多忙な生活ゆえに人間関係を深く構築できず、孤独を感じていたことに想を得て作られました。 この作品では
TAG:#表・感想 埋め込み元:KAATプロジェクターとパソコンの操作席しかない会場。ダンス公演としては明らかに異質な舞台セットからしてスキャンダルの予兆に満ちていました。やがて一人の男性が操作席に座り、「私はジェローム・ベルです
TAG:#評・感想 埋め込み元:世田谷パブリックシアター重厚なスモークによって深く閉ざされた舞台。その漠とした空間はつかみどころのない過去のようです。奥の見えない煙の中から、ロープのブランコに乗った一人の女性が照らし出されてきます
TAG:#評・感想 埋め込み元:新国立劇場勅使川原三郎演出の『オルフェオとエウリディーチェ』は、安易なハッピーエンドを許さず、この世に生きることそのものに付随するはずの幸福を相対化したところに、作品の卓越性がありました。
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社 今回のような『ジゼル』解釈は、普段は古典作品を踊らない、いわば古典のしがらみから自由なダンサーたちだったから生み出せたのかもしれません。衝撃的だったのは、狂乱の場面にお
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社今年初のバレエ鑑賞はウクライナ国立バレエ団の『プレミアム・ガラ』でした。ガラの冒頭を飾るのは『ゴパック』。『くるみ割り人形』をはじめ、コサックの動きを取り入れたバレエは、ウクライナ以外のダンサ
TAG:#評・感想 埋め込み:公式バレエのフォルムは正面あって成り立つものです。クロワゼやエカルテは観客のいる正面方向なしには成立しえない概念でしょう。正面のある劇場を前提に技術規範が作られているように見えるバレエ。その代表格であ
TAG:#評・感想 埋め込み元:ORF今年もウィーン・フィル ニューイヤーコンサートをNHK Eテレで視聴する日がやってまいりました。今年のバレエシーンの振付はキャシー・マーストン、衣装はパトリック・キンモンスです。 バ
TAG:#評・感想 埋め込み元:NDT2024年来日公演芸術と社会今年は例年以上に芸術と社会について考えさせられる1年でした。芸術は社会の一機構だと私は思っています。芸術とは、この世界がどうあるのか、どうありたいのかを根源的に問い
TAG:#評・感想 埋め込み元:NDT先日、NDT2による『Lucid Variations』というダブルビルが配信されました。残念ながらもう配信が終わってしまったのですが、とんでもなく面白い公演だったのでブログにまとめておきます
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TAG:#評・感想 埋め込み元:パリ・オペラ座バレエ団パリ・オペラ座バレエ団のサイトでピエール・ラコット振付『パキータ』が配信されています。表題役はヴァランティーヌ・コラサント。楽ではない境遇を生き抜いてきた女性の強さとしたたかさ
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TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社民族色とファンタジーに満ちた舞台で、まさにジョージア国立バレエ団が踊るにふさわしい『くるみ割り人形』でした。 今回来日した版は、アレクセイ・ファジェーチェフとニーナ・アナニアシヴィリ
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TAG:#評・感想 埋め込み元:NBSナニーヌが昔の女主人の家に入ってくる。女主人の遺したものが競売にかけられていることに耐えられなかったのか、ひと思いに部屋を出ていってしまおうとする。しかしつま先に、あの麦わら帽子がぶつかり、思