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星新一の傑作は長編にあり!おすすめの隠れた名作長編・中編小説

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星新一 長編 おすすめ小説

星新一=ショートショート?

そう思っている方も多いでしょう。
しかし実は、彼は長編・中編作品も書いています。

「ショートショートの神様」として有名になりすぎたがゆえに、
長編の存在があまり知られていません。

でも――実はその長編が、静かな傑作揃いなんです。
この記事では、あまり知られていない「星新一の長編・中編小説」を紹介します。




星新一とは?おさらい

まずは星新一についてです。
今さら必要ある!?といった声が聞こえてきそうですが、意外と知らないことも多かったりするのです。

生い立ち

父(星一)は、星薬科大学の創立者で星製薬の創業者。
いわゆる御曹司ってやつですね。

経歴

東京大学大学院在籍時、父の急逝により、星製薬の社長になる。
つまりは、東証一部上場企業の社長だったということになります。
しかし、当時経営は悪化しており、社業不振で破綻、社長業から身を引く。

星製薬を退社後、浪人生活を経て作家デビュー
それからは皆さん知っての通り、ショートショートの名手として知られ、数々の作品を発表。

ショートショートとは

今回は、長編作品を紹介するつもりでしたが、星新一を紹介するにあたりショートショートに触れないわけにもいきませんので少しだけ。

ショートショートとは、短編小説よりさらに短い小説のことです。
明確な定義はありませんが、原稿用紙で言えば長くても20枚程度と言ったところでしょうか。
言ってしまえば、面白い設定と面白いオチさえあれば出来てしまうジャンルですが、それだけに発想力やセンスが求められるジャンルでもあります。

星新一の場合、1000編を超える作品の全てが代表作と言われるぐらいですから恐ろしいものです。

作風・特徴

星新一の作品は、想像力に秀でたユーモラスさ、時に社会を風刺したような痛烈なブラックジョークが魅力的です。
純文学のように文章力・表現力というより、純粋にストーリーが楽しむことができるといったところでしょうか。

また、未来を予見・予知していたとか、先見の明があったと言われることがあります。
作品内の空想の出来事が今、現実となっていることが多々あるわけです。
ロボット、ネットショッピング、スマートフォン、マイナンバー等々、キリがありません。

似たように言われる作品として、ドラえもんの秘密道具も近いものがあるかもしれません。
ただ、星新一の作品の場合、そうなった時の世界においてどのような事態が起きるのか、をより色濃く描かれています。
テクノロジーの発展への警告のような気がしてなりません。

また、越えて万人に受け入れられる要因の一つとして、基本的に固有名詞が使われていないことが挙げられます。
星新一の作品に頻繁に登場する人物の名前が「エヌ氏」や「エス氏」という名前であることが代表例です。 この具体的な地名や人名を出さないという手法により、時代の変化や地域性にとらわれることがなくなります。
現代の人でも違和感なく読めるのは、このおかげも大きいと思います。

ちなみに小松左京、筒井康隆と共に「SF御三家」と言われていますが、星新一は括りが違う気がします。
お三方ともSF作品が中心であることは確かですが……。

星新一おすすめ長編作品

ブランコのむこうで

夢に迷いこんだ「ぼく」が、人の夢から人の夢へと駆け回る童話的ファンタジーと言ったところでしょうか。
ほのぼのとした柔らかい文体となっており、幻想的な世界観は絵本を読んでいるかような感覚にもなります。

主人公が子供なので、子供が読む本としてもいいのですが、大人の視点で子供の頃を思い出しながら読むこともできるかと思います。
考えてみると、星新一作品の中で子供が主人公の話って意外と少ない?ような気がします。

全て繋がっている話ではありますが、章ごとの短編と捉えることもでき、ショートショートで見せる星新一らしさも垣間見えます。

夢って不思議。
と思うとともに、印象的な場面も多々あり。
子供にも大人にもおすすめの作品です。


▼ファンタジー作品については以下の記事でどうぞ。

夢魔の標的

腹話術師の人形・クルコちゃんが突然しゃべり出すという不気味かつ、怪奇的な長編ホラー
暴走が始まり、少しずつ判明していく事実・・・・・・と、シリアスで恐怖や緊迫感のある作品です。

人民は弱し 官吏は強し

こちらは通常の星新一作品とは異なり、父・星一の実話をベースにしたノンフィクション(伝記)となります。
官僚や関連企業から目の敵にされ、理不尽で陰湿な嫌がらせとの争い・・・・・・。
タイトルは「人民は弱し 官吏は強し」であるが、それは現代においても継続されている実情があるかもしれません。
星新一作品にブラックが多いのも頷ける気がします。
また、「人民は弱し 官吏は強し」から十年程前の父・星一の活躍を描いた作品や、祖父・小金井良精を描いた作品もあります。

【明治・父・アメリカ】
【祖父・小金井良精の記】
▼ノンフィクション作品については以下の記事で紹介しています。

星新一の長編が愛される理由

・読みやすいのに深いテーマ性
・ブラックユーモアとヒューマニズムの融合
・子どもでも読めるが、大人になると“別の意味”が見えてくる
・固有名詞を排した普遍的な設定で、時代を超えて響く

つまり、「誰が読んでも、いつ読んでも面白い!」

どんな人におすすめ?

・ショートショートしか読んだことがない人
・改めて“星新一”を深く味わいたい読者
・SFよりも「人間」を描く物語が好きな人
・昔、星新一を読んで「もう卒業した」と思っている大人たち

子どもの頃に読んだ物語を、大人になってもう一度読む。
その時、まったく違う世界が見えてくる—— 星新一の長編は、まさにそんな「再発見の読書」にぴったりです。

【まとめ】

星新一の長編・中編作品は以下6作品になるかと思います
(他にもあったらごめんなさい)

・ブランコのむこうで
・夢魔の標的
・人民は弱し 官吏は強し
・明治・父・アメリカ
・祖父・小金井良精の記
・気まぐれ指数

※「気まぐれ指数」に関しましては今回、おすすめとしては省かせていただきました。

星新一作品を子供の頃に読んだことある方も多いと思います。
是非そういった方にこそ今一度、星新一作品を読むことをおすすめしたいです。



なお、古い本は絶版になっていて、中々手に入らない場合もあるのですが、今は電子書籍で読める時代。
星新一作品は、Amazon Kindleや楽天Koboで読める作品も多いので、そちらで読破するのもいいかもしれません。

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Amazon Kindleで販売していた電子小説「甲子園のプロデューサー」が、この度、ペーパーバックとしてもご購入頂けるようになりました。

そもそもペーパーバックって何?という話ですが カバーがなく、紙表紙を用いたソフトカバーの本です。 コンビニコミックやをイメージして貰えばいいかと思います。

そんな説明より見た方が早いということで、今回発売する商品のサンプル版の画像を載せておきます。
甲子園のプロデューサー_ペーパーバック01甲子園のプロデューサー_ペーパーバック05
甲子園のプロデューサー_ペーパーバック02甲子園のプロデューサー_ペーパーバック06
サイズは、ほぼ新書サイズです。
※画像はサンプル版ですので、本の上部にある「再販禁止」と書いてある帯のようなものはなくなります。

今回のペーパーバック発売に際し、内容の少々の改訂・再編集もしております。
値段はKindle版よりお高くなってしまいましたが、よろしかったらポチって下さるとありがたいです!
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よろしければ以下のKindle小説を是非↓