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落語は知れば知る程面白くなる!その魅力と歴史とおすすめ本

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落語 本 魅力と歴史

落語が
・噺家による座布団の上に座った話芸
・長い時を越えて引き継がれてきた伝統芸能
であることは皆さんご存知のことと思います。
しかし、落語について詳しく話してといわれて、多くを語れる方は少ないのではないでしょうか。

ということで、
「落語がどのような芸能であるのか」
「どのような歴史をたどってきたのか」
を個人的な見解を含めて語りつつ、『落語を知る』をテーマに落語について詳しくなれる本を紹介します。








落語の演目の種類


落語の演目は、大きく「古典落語」「新作落語(創作落語)」に分けることが出来ます。

簡単に言えば
・古典落語⇒江戸~明治にできた演目
・新作落語⇒大正時代以降にできた演目

つまりは
・古典落語⇒長く親しまれ、時代を越えた語り継がれてきた落語
・新作落語⇒その時代に新たに創作された落語
ということになります。


古典落語の魅力とは?

伝統芸能にもかかわらず、自由さを併せ持っている

現在聴くことのできる古典落語は、長い年月をかけて師匠から弟子に何度も口から口へと伝えられてきたものとなります。

そうして受け継がれてゆく中で、それぞれの時代のそれぞれの落語家さんによって、
独自の解釈、独自の表現にアレンジ・改良がされており、それは現役の落語家さんも同じです。

というのも、古典落語のほとんどは作者が不明です。
著作権もなく、台本もありません。
故に、同じ演目でも落語家さんによって違いがあったりあるいは、客層や聞き手の反応によって微妙に変化することもあります。

「古典」というと多少堅苦しい印象も受けますが、
意外と自由さもあるのが古典落語をより魅力的にしているのかもしれません。


時代に左右されない時代を超える面白さ

映画やテレビドラマ等の映像作品の場合、一昔の作品を観ると映像が荒かったり、セリフが古臭かったり、使用されている家電や街の様子から、時代の違いに違和感を覚えることがあると思います。

しかし、そのような時代背景による古臭さを落語は感じることがありません。

その理由として、
●新作落語(創作落語)のように比較的近い過去の噺の場合は、「噺家が時代背景によって、内容を細かく改変出来る」という落語の特性により、違和感のないリアリティさの表現が可能となります。

●古典落語の場合、時代劇などでも言えるかもしれませんが、
過去の噺は遠くなれば遠くなる程、昔話として時代背景による違和感は薄れていく」為、聞き手はすんなりと受け入れることができます。

また、これは小説も同様ですが、映像が存在しない分、「聞き手が噺家から得た情報に対し、自ら頭の中に映像を作り出す」というのも大きな要素かもしれません。

つまり、
「落語は時代背景に関係なく楽しむことができる」それが落語の魅力の一つであり、時代を超えて愛される理由ではないでしょうか。




落語の歴史


落語は時代を股にかけて引き継がれてきた伝統芸能ですので、その歴史を紐解かないわけにはいきません。

ということでここからは落語の歴史についてまとめます。

「落語の祖」安楽庵策伝

落語のルーツは室町時代末期から安土桃山時代と言われています。

ここでの重要人物は、安楽庵策伝(あんらくあんさくでん)です。
浄土宗西山深草派の僧であった安楽庵策伝は、説教に笑いを取り入れており、それらの噺を「醒睡笑」という笑話集にして、まとめました。

この「醒睡笑」が落語のネタになっている為、『落語の祖』とも言われるようになりました。

「醒睡笑」には、「子ほめ」「牛ほめ」「唐茄子屋政談」「たらちね」など現在でも演じられる演目も収録されています。落語家ではありませんが、今に続く落語に多大な影響を与えた人物ということになりますね。

それにしても、落語に限らず、日本文化にはめっちゃ仏教が絡むなぁ。




またきのふはけふの物語」も江戸時代初期のベストセラーとして推測される有名な笑話集です。


落語の始まり

元禄期になると、不特定多数の観客の噺を聞かせる人物が登場し、人気を博します。
・京都「露の五郎兵衛」
・江戸「鹿野武左衛門」
・大阪「米沢彦八」
ほぼ同じ時代にこの三名が活躍しました。
これが噺家の始まりです。

安楽庵策伝が「落語の祖」であれば、「噺家の祖」はこの三人と言えます。

江戸時代後期になると、
聴衆を集めて席料をとる、いわゆる「寄席」の原型が誕生します。
その後、江戸落語を中心に隆盛を極め、現在まで続く伝統芸能となっていったわけです。


落語界の現在。五つの団体の特徴


現在、東京・江戸落語界に四つ、大阪に一つの計五つの団体が存在しますので簡単にまとめます。
①最大会派『落語協会』
最大会派であり、古典落語を中心とする本格派の落語家が多いかと思います。
最も正統派ともあって古典落語の名手揃いです。

主な所属落語家:柳家小さん、林家正蔵、三遊亭圓丈、金原亭馬生、林家木久扇、林家たい平

②新作落語に精力的な『落語芸術協会』
テレビ出演も比較的多いので、落語に興味ない方でも身近に感じることのできる団体です。

主な所属落語家:桂米丸、桂歌丸、桂米助、三遊亭小遊三、春風亭昇太、笑福亭鶴光

③立川談志が立ち上げた『落語立川流』
七代目立川談志とその一門が、落語協会から分裂して立ち上げた団体です。
落語協会を脱退している為、東京の寄席での定席興行はなく、自力での落語会の開催が活動が中心です。

立川談志の存在がでかすぎますが、立川志の輔、立川談春、立川志らく等テレビで活躍する落語家さんも多いので、馴染みがある方も多いのではないでしょうか。

主な所属落語家:立川談志、立川志の輔、立川談春、立川志らく

④「笑点」おなじみ圓楽師匠の『円楽一門会』
「笑点」おなじみ、五代目三遊亭圓楽が、師匠である六代目三遊亭園生とともに、前身となる「大日本落語すみれ会」を立ち上げました。

1985年に「落語円楽党」⇒1990年に「円楽一門会」と改名しています。

主な所属落語家:五代目三遊亭鳳楽、三遊亭好楽、三遊亭圓橘、六代目三遊亭円楽

⑤笑いの本場『上方落語協会』
関西を中心に活動する落語が所属する団体。
とりあえず、関西ということでお笑い色強め。

主な所属落語家:笑福亭仁鶴、六代目桂文枝、笑福亭鶴瓶、、桂文珍、月亭八方、桂ざこば、四代目桂文枝、明石家さんま(一応)


落語と文学


落語と文学は、共に持つ長い歴史の中で、多かれ少なかれ互いに影響を与えてきた存在です。
そして、現代の小説の中でも、特別に落語と類犠牲を感じるのが、ショートショートです。

※ショートショートとは、簡単に言えば超短編小説です。
星新一さんが有名な作家ですね。必ずしもそうとは言えませんが、ショートショートは、基本的には「設定のアイデア」と「印象的なオチ」が、重要な要素となります。落語も同じですよね。

・・・・・・と思っていたら既に
古今亭志ん朝さんと柳家小三治さんが、星新一のショートショートを落語化していたみたいです。とても興味深い・・・・・・。


おすすめの落語本


「まくら」柳家小三治

「枕」とは、演目へ入るさいの導入部分のことで、つまりは「つかみ」です。

柳家小三治は「まくらの小三治」と呼ばれるぐらい、枕に定評があります。
時には枕のみで噺を終わらせてしまうことも……

そんな柳家小三治の「枕」集です。



「古典落語」興津要

「目黒のさんま」「時そば」「寿限無」など有名どころが網羅されてます。


「ゼロから分かる!図解落語入門」

落語に関する基礎知識が分かるので、初心者におすすめ。
「寄席に行ったことないけど行ってみたい」と考えている人は、一度読んでおくとよろしいかと。

「落語絵本」シリーズ 川端誠

落語を絵本で読むのもいいですね。
子供へのプレゼントとしてもおすすめ。
全15巻。


「落語家」という生き方 広瀬和生


柳家三三、春風亭一之輔、桃月庵白酒、三遊亭兼好、三遊亭白鳥。
人気落語家5人のロングインタビュー集です。

彼らにとっての落語とは?
高座に向かう時の心境は?
等々……下積み時代、師匠、落語家の苦しみと楽しみといった話を通して芸に対する考えや思いが語られた、濃い内容となっています。



「赤めだか」立川談春


17歳で立川談志に入門し、修行時代・二ツ目昇進するまでを綴った立川談春の随筆集。

談志師匠の破天荒さは強烈!
やっぱり多くの人を惹きつけるには理由があるようです。

そして、さすが落語家と思える言葉の言い回しの分かり易さもあって読みやすい。
落語をあまり知らない人にもおすすめしたい一冊です。



「オチケン」シリーズ 大倉崇裕


落語に興味はないのに、廃部危機のオチケン(落語研究会)に名前だけを見込まれて無理やり入部させられた越智健一が、事件に巻き込まれる落語ミステリー。

落語ネタが満載に盛り込まれ、ミステリー好きにも落語好きにも満足いく作品。

著者の大倉崇裕さんは「名探偵コナン」や「ルパン三世」の脚本も担当しています。




 
「オチケン」シリーズはユーモアのある作品ですが、がっつりミステリーが好みの方は以下の「落語シリーズ」3作品がおすすめ。

【短編5編のデビュー作】



 【大倉崇裕さん初の長編】



 【落語の人情話が絡む短編集】



「昭和元禄落語心中」シリーズ 雲田はるこ


多くの賞を獲得し、アニメ化もされた人気漫画。

落語は喜劇であり悲劇でもあります。
また、伝統的でありながら革新も求められる。
そんな葛藤や困難が入り混じる人間ドラマが魅力的です。





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