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東京五輪で野球に金メダルを過度に期待してはいけない3つの理由

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いよいよやってきた東京オリンピック。
一生に二度とないかもしれない自国開催ということで、楽しみされている方も多いことでしょう。
その中でも野球に金メダルを期待されている方も多いのではないでしょうか。

近年ではサッカー等の他競技の人気も高いとはいえ、
長きに渡り日本のスポーツの代表格であったのが野球であり、
それは今でも変わりません。
歴史が長く、現在の世界ランキングも一位ですので、実力も申し分なし!

しかし、だからと言って、
過度な期待をしてはいけません!

簡単に金メダル獲得できるほど甘くないのが
オリンピックであることは誰もが承知の事と思いますが、
その中でも特にいばらの道と言えるのが野球なのです。







その① 野球は番狂わせが起こりやすスポーツ


野球は番狂わせが起きやすいスポーツです。

プロ野球を例にすると、
優勝チームの勝率は毎年だいたい6割前後で、
5割5分に満たないなんてこともあります。
7割を越えたのは1955年まで遡らないとなりません。

「ソフトバンクは敵なしだ」
「最近のカープの強い」
「さすがは常勝軍団の巨人だ」

なんて言っても3試合に1試合は負けているのです。
故に首位のチームが最下位のチームに負けることは普通のこと。

仮に日本代表と、どこかの球団の二軍チームが試合したとして、
二軍チームが勝つなんてことも大いに有り得ることでしょう。

ではなぜそのようなことが起こるのか。

【投手について】
まず、野球は投手の出来によって、試合の勝敗が大きく左右されます。

いい投手がいるということは、いい打者がいることよりも重要です。

しかし、いくらいいピッチャーでも調子の悪い日があります。
田中のマー君にしても、ダルビッシュにしても、菅野智之にしても、
完封する日もあれば、炎上する日もあるのです。

日本を代表するピッチャーでさえそうなのです。
いくらいいピッチャーと言っても、
あくまでいい投球をする確率が高いだけに過ぎません。

その調子の悪い日が大事な一戦で当たってしまう可能性があり、
逆に言えば、ある程度の力を持ったピッチャーであれば、
調子が良ければ、強力打線の相手にもいいピッチングが出来てしまう
こともある、ということになります。

「調子の悪いダルビッシュ<絶好調の一軍半のピッチャー」
という図式が成り立つのが野球だと言えるでしょう。

また、その調子の良し悪しは
実際に試合で投げてみないと分からない部分があるというのが
野球の難しいところです。

≪余談になりますが……≫
そう考えると、改めて2013年の田中将大投手の24勝0敗という成績は
有り得ないことと言えるでしょう。
実力はもちろんですが、あの年の楽天には何か別の力が働いていたに違いありません。
でなければ説明がつきません。
今後、二度とこんなシーズン成績を残すピッチャーは出てこないことでしょう。

【打者について】
投手と様に、いい打者というのもあくまで打つ確率が高いというだけに過ぎません。
イチローでさえ、ノーヒットの日があるのです。

また、先に述べたように、相手投手の調子がいいとなると
打ち崩すのは容易ではありません。

加えて国際試合となると、大抵の投手が初見となり、
即座に対応するのは中々困難なこととなります。

【総合すると】
野球は一つ一つが確率のスポーツだということです。
その日、その時の調子が勝敗を分けます。

他のスポーツでも同じことが言えるかもしれませんが、
その傾向が他のスポーツ以上に強いのが野球というスポーツなのです。


≪余談になりますが……≫
野球と異なり、比較的実力通りの結果が出ると言われるのが
ラグビーです。

2015年のラグビーワールドカップで日本が優勝候補の南アフリカに勝った試合が
「スポーツ史に残る番狂わせ」と大騒ぎになったのも
ジャイアントキリングの少ないスポーツだからこそですね。



その② 短期決戦の難しさ


まだ決定事項ではありませんが、
オリンピックにメジャーリーガーが出場する可能性は低いと思われます。

となれば、戦力的は日本が一枚上となるでしょう。
(とは言っても、他国はマイナーリーガーが中心となるでしょうから、
大差があるわけではありませんが)

ペナントレースのように100試合以上をこなして優勝を決めるのであれば、
日本の優勝は固いかもしれません。

しかし、オリンピックのように短期決戦となれば、話は微妙に異なります。

長いペナントレースでは、
トータルでいい成績を残せばいいのですが、
短期決戦では、わずか数試合で結果を出さなければなりません

サッカーであれば、選手のコンディションが
スターティングメンバ―を決める大きな要因となるのでしょうが、
野球はその見極めが実に難しい。

その理由として、
・野球の打者は調子の波のサイクルが短い、
・調子の良し悪しが一日でコロッ変わる

ということが挙げられます。


【2009年のWBCのイチロー選手】
2009年のWBCのイチロー選手を例に上げればわかりやすいと思います。

WBC一次ラウンド、二次ラウンドと中々ヒットが出ず、
メディアは「どうした、イチロー」と書きたてました。
中には「イチローを(スタメンから)外せ」の声もありました。
決勝ラウンドに入ってからも調子は上がらず、
バント失敗なんてこともありました。

さすがイチロー! とも言えますが、
あのイチローでさえ、調子が上がらなければ
メジャーリーガーより一枚も二枚も劣る予選ラウンドの投手が相手でも
簡単には打てないわけです。

しかし、決勝では6打数4安打。
そして忘れもしない延長でのあの決勝打!

さすがはイチローとも言えますが、
このように、一日二日でコロッとまるで別人のように蘇るなんてことは
野球ではよくあることです。

だからこそ、当時の原監督はイチロー選手をスタメンで使い続けたのだと思います。

また逆もしかり、
調子が良くても急に打てなくなることもあるわけです。


【大量点を取った次の試合では打線が沈黙しがち】
また、「大量点を取った次の試合では打線が沈黙しがち」というものがあります。

これは野球ファンなら一度や二度は耳にしたことがある野球あるあるであり、
ペナントレースでもその光景を度々見ることが出来ます。

チームとしても、個人としても、
次の試合で好調を継続させるのは容易ではないことの証明ですね。


≪余談になりますが……≫
WBCの予選ラウンドの開幕前の調整試合で負けたり打線の湿りがちだった時、
「これで大丈夫か?」と不安視されることがあります。

しかし、特に問題ないどころか、むしろ安心材料です。

大会期間中、ずっと絶好調なんていう選手はほぼいません。
ですので、調整試合の時点で絶好調であると、
本戦に向けて、大きな不安材料になってしまいます。

大会前はそこそこ、
大会に入ったら順に好調な選手が出てくるというのが、
理想ですね。



その③ 勝って当たり前のプレッシャー


選手にとって勝って当たり前と言われる試合程しんどいものはありません。
そして、そのプレッシャーが試合に影響を及ぼすことがあります。

序盤に点を取れればいいのですが、
打ちあぐねている内に試合中盤に差し掛かってしまった時です。
ベンチや球場の雰囲気が重苦しくなり、
「もしや、このまま……」といったことが頭を過った時は危険信号です。

焦りから無意識に力が入り、余計に打ち損じ増るという悪循環に陥ります。
そして、ずるずると試合終盤を迎えてしまうのです。

こういった試合展開は、特に一発勝負のトーナメントなどでよく見られます

高校野球の強豪校が地方予選で無名校に負ける時は、
このケースが多いのではないでしょうか。


【2013年WBC、一次ラウンドのブラジル戦】
日本代表でも過去に危険だった試合があります。
2013年WBC、一次ラウンドのブラジル戦です。

実力では明らかに日本が上。
サッカーのブラジル代表と日本代表以上の差がありと考えていいでしょう。

序盤は楽観視して観戦していた方も多かったと思いますが、
中々打ち崩せないまま、試合はどんどん終盤に近づいていきます。

気付けば、7回終了時点で3対2で日本が負けている状況。
結果的には、8回に3点取って逆転し、事なきを得ましたが、
かなり危ない試合だったと記憶しています。

このように、
普通にやったら勝てる相手でも、その普通が難しい。

それが国際試合であり、短期決戦であり、トーナメントと言えます。



まとめ】金メダル獲得の為に、期待するのではなく応援をしよう


いろいろと語ってきましたが、
日本は戦力があるので、金メダルを獲る確率は一番高いと思います。
東京五輪は自国開催ということで、もちろんホームの利点もあるでしょう。

しかし、そう簡単ではないことは理解すべきです。

特に、現地観戦する方は、
点を取られたり、凡退をした時に溜息するのは我慢しましょう。
ホームであることが逆に選手を追い込むことにも成りかねません。

金メダル獲得の為に必要なのは、期待ではなく応援です。

応援は間違いなく力になります。
よくヒーローインタビューなどで
「ファンの応援のおかげで……」などと言うと、
優等生っぽいな、と思う方もいると思いますが、
決して嘘ではなく、本心だと思います。

ですので、目一杯応援をして、
選手達に力を与えましょう。


≪余談になりますが……≫
2024年パリオリンピックでは、野球・ソフトバール競技は実施されないことが決まりました。
これは仕方のないことだと思います。

野球はアメリカや日本で人気スポーツなので市場規模こそ大きいですが、
それ以外は一部の国と地域を除き、メジャースポーツではありません。

その上、MLBが乗り気でない以上、
日本のプロ野球界にとってもあまり利点があるようには思えないんですよね。
メジャーリーガーが出ないのであれば、いっその事、
サッカーのU-23のように年齢制限を付けてもいい気がしますが……。

また、「五輪競技になることで野球の普及になる」と言われますが、
実際はその影響は大きくはない気がします。

今後は五輪競技の復活を目指すよりも、
WBCを世界的なスポーツイベントにすることを目標にした方が、
世界的な普及に繋がるのではないでしょうか。

WBCの問題は、アメリカのみが儲かる仕組みになっており、
日本にとってもその他の国にとっても不合理な出場条件となっていることです。
主催であるWBC社は儲けることばかり考えていて、
国際貢献をしようとする姿勢も見えません

野球発祥の地であるアメリカがこれでいいのか。

本来、野球の国際普及の為に、アメリカが先頭を切らなければいけないのに、
その姿勢を見せないことは疑問に思うばかりです。

何にせよ、オリンピック競技としての野球は、
東京オリンピックが最後かもしれません。
少なくとも、しばらくはありません。

ですので、
思う存分楽しんでいきましょう。




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