December 25, 2025

クリスマスに贈るプレゼント

今日はクリスマスです。


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日本ではイブを過ぎると終わってしまった感が高まりますが、今日が本番です。子供にとってはプレゼントが楽しみな日で、お年玉が楽しみな正月と並んで待ち遠しい日ということになるかも知れません。大人にとっても年に一度ですが、日本では商業主義的要素が強いので、冷めた人も多いと思います。

欧米でもホリデーシーズンは、クリスマスセールで街も賑わいますが、キリスト教徒が多い国では、やはり宗教的な意味合いを持ちます。静かに過ごす人や、教会で祈る人もいます。今回はクリスマスの欧米の人々の過ごし方を見てみたいと思います。

Photo by Dr. Thomas Liptak,licensed under the Creative Commons Attribution ShareAlike 3.0 Unported.Photo by Kelvin Kay,licensed under the Creative Commons Attribution ShareAlike 3.0 Unported.

子どもたちがプレゼントを楽しみにするのは変わりませんが、もらえる人ばかりとは限りません。親がプレゼントを買えない世帯もあります。そこで子供たちが欲しがっている自転車をプレゼントする慈善団体が少なくありません。もちろん、そこでボランティアをする人も多くなります。

ノースカロライナ州シャーロットを中心に活動する“THE SPOKESGROUP”は毎年地域の貧しい子供たちへの新しい自転車とヘルメットを購入するため募金活動をしています。認定慈善団体なので寄付の100%が購入に使われます。24年前に創設されたとき、贈った自転車は17台でした。それが今年は約2000台を贈る予定です。





昔から自転車は、子供たちの欲しいものの一つでした。喜んでもらえる上に子どもたちの健康や成長にも寄与する贈り物です。ほかにも救世軍や地元紙の「空っぽの靴下基金」などを通じて集められた資金から、経済的に困窮している家庭の子供におもちゃなどか贈られます。

イギリス・イングランドのソールズベリーでも自転車のプレゼントは、四半世紀にわたって続けられてきた伝統の行事です。ソールズベリー警察財団や、トヨタやホンダなど地元に進出する日本企業も運営に協力しています。毎年たくさんの応募があると言います。





フロリダ州の“Jack the Bike Man”も20年以上にわたり、ウェストパームビーチ地域全体で自転車を修復し、困っている子供や大人に自転車を寄付してきました。子どもに限らず、貧困に苦しむ人にとって、自転車は貴重な移動手段となって、生活や求職・就労に役に立つアイテムです。

同じフロリダ州の“St. Pete Fools Charities”は毎年恒例の自転車プレゼント企画が5年目になりました。5年前は13台でしたが、今年は500台を目標にしています。市や地元警察と連携して贈る家庭を選んでいます。この自転車は、子供の不登校の防止にも役立ち、自転車の買えない家庭には大いに喜ばれています。





オーストラリア・ゴールドコーストの“The Gold Coast Convention and Exhibition Centre”でも、毎年クリスマスに、子どもたちに贈るための自転車をボランティアが組み立てています。自転車を贈るのは、その笑顔を創り出し、家族の負担を軽減し、子どもたちに純粋に幸福なひとときを味わってもらいたいからです。

イギリス・スコットランドで活動する“Bikes for Refugees”は、この時期、クリスマスに新しい自転車を買ってもらった幸運な人たちから、いらなくなった古い自転車を寄付してもらっています。それを修理してアフリカなどから来た難民に贈るという活動をしています。



難民申請者は働くことを許可されていません。1日7ポンドの手当てが支給されますが、これで食料、衣料品、移動のための公共交通機関の費用などを賄うのは大変です。そこで、シンプルですが自転車が大いに役に立つのです。修理するのもみなボランティアが行っています。

ノースカロライナ州ウェイク郡の“Triangle Spokes Group”もクリスマスに子どもたちへ自転車を贈っています。クリスマスに自転車をもらえない子を一人もいないようにしたいのです。創設者自身、子供の頃にもらった最も思い出深い贈り物です。この地域の子どもたちに喜びを広め続けたいと思っています。





ハワイ州のマウイ島の“Krank Cycles”もマウイやモロカイ、ラナイのケイキ(KEIKI)たちに今年も約500台の自転車を組み立て贈りました。ケイキとはハワイ語で子供を意味します。金持ちも貧乏人も、若者も老人も、あらゆる階層の人が工具を持ってやってきてボランティアで自転車を組み立てます。

実は2023年のマウイ島の山火事をきっかけに始まりました。大変な災害の後の復興では、当然ながら衣食住が優先され、子供たちのメンタルのケアまでは手が回れませんでした。子供たちが自転車に乗ることなんて誰も大事なこととは思っていませんでした。しかし、それが実は多くの子供たちに必要なことと気づいたのです。





イタリア・ローマではおよそ500人の人が集まり、サンタクロースの衣装を着て自転車に乗って街をパレードしました。これは、今年で14回目となる行事ですが、ガンや白血病で苦しむ子どもたち、その家族の為の募金活動です。これに参加するため海外から訪れる人もいます。

こうしたボランティア活動や、それを行うチャリティ団体は世界中に存在しています。地元の市民が数十台の自転車を組み立て、地域の子供に贈るような規模の小さな活動もたくさんあります。長い伝統を持つ団体もあれば、まだ始まって数年というような新しい活動もあってさまざまです。



場所や規模、内容は違いますがどれもクリスマスの年中行事となっています。ただ、キリスト教と縁の薄い日本人が考えるような、クリスマスだからプレゼントという単純なものではありません。皆クリスマスに、誰かのために何かをしたいという気持ちからチャリティ活動に参加しているのです。





◇ 日々の雑感 ◇

クリスマスもウクライナでは戦闘が続いています。20項目の和平案が示されるも、まだ停戦は遠そうに見えます。

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