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『アーセナルvsボーンマス』 守備の揺らぎを越えて光ったインカピエとウーデの謎視野

『アーセナルvsボーンマス』Bournemouth 2 - 3 Arsenal - Match Report | Arsenal.com

2着弾を狙ってのバリ上手ウーデ
4インカピエ、タイミンググッド
34ライスはコースどりもええなぁ

53やっぱギョケはアバウト強い、からのウーデの謎視野
70サカも早いし見えてるわ
91インカピエの良き対応

12月に入ってから、リーグ戦においてエバートン戦意外、失点しがちでしたが、この試合も中々苦労しました。

やはり年末年始は過密過ぎます。

そんなスタメン。

両ウイングがマドゥエケ、マルティネッリ。なぜエゼは出ないんだ。こういう疑問は応援クラブあるあるかとは思いますが、出ても良い選手が出てこないというのは何かしらあるのかと勘ぐってしまう。

それにしても前半のマガリャンのミスは驚きました。

珍しいですよね。あんなポカをするというのが。サリバと勘違いしたのか、もしくはティンバーへのパスがキックミスによりあのような形になったのか。

いずれにせよその後自ら地上にて取り返すというのもさすがという責任感の塊魂。

その間わずか6分。

空中戦ならまだしも、「足元まで上手いんかい」と思わず突っ込んでしまったのは言わずもがな。

決められて、決めての展開が早く、総じてトランジションの早さが際立つ試合となりました。

この試合、とりあえず終始ハラハラしたのですが、その中でインカピエに関しては不慣れなSBながら攻守にわたり、平均点以上だったのではないかと思っております。

ちょっと逆SBティンバーが異次元ということもありますが、彼はいちよ正SBということも踏まえると、インカピエの成長を賛辞したい。

攻守の切り替えや予測の精度が上がったなと思いますし、ダイナミックなプレーはカラフィオーリにも通じるところがある。

慣れもあるのでしょうが、SBとしてもカウント出来るようになると、これはこれで一定のアドバンテージが持てそうな予感。

終盤でのガッツリ奪取のプレーなどは機動力も申し分なく、しっかりと刈り取ってくれてましたからね。とにかく、今後もお楽しみにといったところでしょうか。

今回、中盤でのウーデとライスがマンマーク気味でマークを付かれているところがあり、ビルドアップに苦しめられる展開も多かった印象ですが、それでもこじ開けるというのは大きくなったなと。メンタル的にも。

ウーデなどはらしいさ溢れるパスも多分に見られましたし、ライスへのアシストは「どこに目を付けているんだ」という極みのスルー。

67分投入でそのウーデを上回るキーパスとビッグチャンスを創出するサカもサカですが。

ライスもボックス内への関与が上手くなりましたよね。

ボックストゥボックスの動きが様になり、こうしてみると今の2列目くらいが最善のポジションだと思ってしまうのは私だけでは無いはず。

アンカーも出来、SBもやれるって、マルチ過ぎる。そして2発は心強過ぎた。

終盤猛攻でのボーンマスは脅威でしたし、守備面の若干の不安定さも気にはなってきておりますが、勝てたのでまず良し。

まあボーンマスも強かったですよ、そもそも。

セメンヨは相変わらずヌルヌルした動き出しが一級品でしたし、スコットもしつこかった。エバニウソンもプレスの切り方、からの攻撃時の動き出しとフィニッシュワークは脅威でしか無い。クルーピは19歳なんですね。得点シーンが衝撃的だったのと、アグレッシブなプレースタイルは今後伸びそう。

昨シーズンから主力をあれだけ抜かれているにも関わらず闘志は落ちず。

いやぁ強かった。

この厳しい時期なので結果第一主義でひとまず乗り切り、その後のことはその後考えましょう。

と言っている間に次節リヴァプー戦。

ホームエミレーツということと現状そこまで調子が良いとは言えないわけですが決して侮れる相手でないのは間違いありません。

では。

『アーセナルvsアストン・ビラ』なぜ一気に崩れたのか|xG急上昇とアルテタの修正力

『アーセナルvsアストン・ビラ』年内首位の過去6回で優勝はたった1回も…アーセナルOBは期待「楽々優勝できるかも」 | Goal.com 日本

45サリバの対応力と速度

53ウーデらしいやつ
56ビッグガブ強し
65トラップ上手し
74ガブ空中戦が強い

快勝。そしてこれまでのビラ戦への苦手意識も解消。

どうなるかと思っていたのですが、終わってみればこの結果。前半から余裕ということは無く、正直1点目までは全然わからない状況だったのですが、そこからなし崩し的になりまして。

スタメンから。

ライスが怪我というのが意外でしたが、どのシーンだったんでしょうか。もしくは蓄積によるものなのか。いずれにせよ軽症をいのりたいところ。

そのライスに変わり万能の我らがアイドル、メリーノ投入。さらにインカピエが左SBにて投入というのも驚きでした。スケリーは序列が落ちているのでしょうか。

ゴール期待値を見ても前半はぬるっとしたスタートで、両者ともにこれといった決定機や攻防は見られず。

逆に後半からは急上昇してますね。アーセナルに関しては。

ハーフタイムでのアルテタによる喝入れ、ビラのオナナ交代というところもあり、アーセナルのエンジンが俄然掛かったというのも大きかったことでしょう。

ビラに関してはアウェイということもあり、前半は様子見、ないしは結構プラン通りに進んでいるのかと思ってしまったのですが、1点目の予想外の展開がプランを崩してしまったのでしょうか。

ビッグガブによるさすがの得点。まああれは彼のポジショニングとフィジカル、対応によるところからの得点という色が強いですが、それでも彼だから入ったというのもまた事実。

そしてそこからラッシュが始まろうとは。

すぐさまスビ、サーモンと完璧なシュートセンスが光る得点を重ね、何と言ってもジェズスの得点が痺れましたね。

サーモンの完璧なタイミングでのドンピシャアシストをいとも簡単に決めて見せるジーザス。

復帰後からコンディションは悪くないと思っておりましたが、フィーリングも良く、完璧な得点。

受けてからのアクション、完璧なコースと強さのキックはザ・ストライカーのそれでしたよ。

質の違うストライカーとしても是非残ってほしい、そう思わされたアーセナルファンは多いことでしょう。

一方でギョケは良さは出ていたものの、相手FWワトキンスと比べても枠内0本、タッチ数も16というのは少ない気がしますね。

やはり何かきっかけを・・・。

それにしても最近最も頼りになるのはサーモン先生ですよ。

この試合でも得点とアシスト1、キーパスも3本と痒いところに手が届く働きっぷり。

強みであるボールへのフィーリングの良さが相変わらず絶好調で、周りの選手との関係性も試合を重ねるごとにスムーズに。まあ以前から少ない試合数でもフィッティングしていた彼の器用さが無せる技なのでしょう。

とにかくこの厳しい日程と怪我人が増えつつある中頼りになる。

ウーデも調子を取り戻してきておりますし、層も厚くなった実感がこの年末年始にどこまで高まるのか。

ボーンマス戦を控えておりますが、シティとは得点差を広げ、ビラを押し下げることにも成功という上位戦勝利。

まだまだ全く余談は許しませんがこのタイミングでの直接対決での勝利はまことに大きかった。シーズン終了後にこの勝利の大きさを語れることを祈りつつ、次戦を待ちたいところです。

では。

『アーセナルvsブライトン』ラヤ歴代級セーブとウーデ待望の一撃

『アーセナルvsブライトン』Odegaard sets tone, Rice the standard as Arsenal continue to build momentum

5ラヤ、ボレーの精度も高っ
8スビの素早いカバー
14これが見たかった、キャップ
25さっきもだけどインカピエ反応早いな
29スケリーの共感覚
30サーモンの連打
31サリバわかってんな
35ギョケこういう強さは間違いないんだよな
40ライスカッコ良すぎの刈り取りだろ
45ギョケ迫力がヤバい

59三対一でもウーデさすが
76ラヤ神降臨
90マルティのんなクロスも上げれるのか

勝ち切れたのは大きかった。

最近、後半に相手チームの脅威を感じる機会が増えているような・・・今宵もそんな一戦でしたが勝ちきれてよかった。

まずスタメン。

ついにSB不在となり、ライスが右SBとして緊急出動。

選手層が厚くなっても起こってくるこのプレミアの魔のシーズン到来です。

ただライスのSB、良かったんですよ。これはこれで。

以前のパーティがSBに入っていた時の上位互換のような、基本は右に張り付いているわけですが、ハーフラインより前目にいることが多く、後ろは3バック気味に。

スビとツーボラを組んでいる時と同じような感覚で、さらにウーデとメリーノもいるという。中盤がボックスのような感じに見えましたね。

攻撃時の連動性は落ちるものの、いうて右にいるのはサカ。彼の独力でこじ開け、時折コンビネーションなどでという助けがあれば何のその。

勿体ないのでそこまで使用されることは無いと思いますが、これはこれでありなんだなと。

まあブライトンがそこまでゴリゴリに攻めてこなかったというのもあるわけで、守備的に押される局面ではどうなのかというところは残りますけどね。本職では無いので。

ただ、おかげで中盤での制圧力が高まっており、4人の関係性(ライス、スビ、メリーノ、ウーデ)は悪くなかったですね。

それにしてもライスのこのプレーはエグかった。男気しか無い根性のプレーで痺れまくった。

インカピエのこれも同様。

スーパープレーでいうとラヤのビッグセーブの痺れました。いつも有難うラヤ、今日のこれも半端じゃなかった。歴代トップ3に入りそうなほどの驚愕プレー。

そんな中、ギョケは惜しかったですね。

というかああいうポスト直撃の豪快なプレーをあれだけコンパクトに繰り出せたり、ボックス外からのキャリーなどもパワフルで負けない。

ただ、タスクが多いんでしょう。

コースを切りながらのプレッシングも出来るようになってますし、かなり色々なエリアにも顔を出している。

まあ実際競り合いの場面、ロングカウンターの場面での起点と軸としての強さは間違いなくて、相手DFからしたら嫌なのは間違いないですし。

残る得点という課題はいまだ健在。ハヴァーツの時も言っていたような気が。これはアーセナルのCFにおけるある種の鬼門であり入門の儀式なのではとすら思えてきてしまう。

いずれにせよ決定力がチームとしての課題。

この試合でもシュート数24本でビッグチャンス4もあったのに自力は1ゴールですからね。

ブライトンに関してはシュート数8本ですけど、前半は0なわけで、ようるすにここまで苦しんだのは決めきらなかったからということ。

ただあのウーデのゴールはメチャクチャ気持ちよかった。

調子の良かった頃の抑えの効いたコース狙いの良きシュート。これをずっと待っていたわけですよ。

ゴール後のライスとの関係も涙もの。いいチームに育ちましたよアルテタさん。

次はビラですか。

好調なようで、恐ろしいのですが、今回はホーム、エミレーツでの試合ということでサポの最大限の力を源に絶対に勝ってほしい試合ですね。

では。

『アーセナルvsクリスタル・パレス~カラバオカップ準々決勝~』決め切れなかった前半と、試された後半の真価

『アーセナルvsクリスタル・パレス~カラバオカップ準々決勝~』

23ジェズスのアウトからのインはタイミングバッチリなのよ
41なんやかんやサリバの足元鬼

49サリバの狙いとタイミングがええ
55今日のノアゴーはピカイチ

前半は善戦、だが後半は苦労した。

パレスは意図的に後半にかけていたのでしょうね。それくらい前半後半の強度が違い、さらに主力級を出していたことでもかける思いに違いを感じました。

まずはスタメン。

GKケパ、カラフィオーリがCB採用ということと、ノアゴーのアンカー、ジェズスのトップというのがいつもとの大きな違いだったでしょうか。

このモメンタムを見れば先に書いた前後半の違いは見て取れると思うのですが、本当に前半に決められなかったのは大きかった。

前半だけでビッグチャンス3、トータルシュート12でしたからね。

とはいえ相手GKが4つもセーブしているという、これは後半もそうでしたが止めすぎ。

最終的にセーブ7ですし、本気で入ったと思ったシュートが何本あったことか。

まあこれも時の運ですし、結局もつれこんだPKで止めたのはケパという皮肉な結末。それにしても止めすぎでしょ。

そんな試合の中、ノアゴーは今季ベストくらい良かったですね。

まあそもそも出場している試合数が少ないわけですが、それでもスビの代役を出来るほどには良かった。

プレーエリアも広く、地上戦3/4、空中戦3/5というのも悪くない。

何より首を良く振り、フィジカルでの不足分をポジショニングで補うということが良くできており、悪く無かったですよ。

とはいえこの試合最も目を引いたのがマルティネッリ。

対峙したカンボがちんちんにされる様を何度見たか。

彼の守備対応にも難はあったのだと思いますが、それにしてもマルティの対人が素晴らしかった。

常に付きまとうあとはゴールだけという呪縛からはいまだ解けず、ここぞの時にそれが可能になれば本当にスーパーなのですが。

CLではその感が出てきたのでリーグ戦や他のカップ戦でも是非日常的にお願いしたい。

それにしてもキーパス5はヤバいですね。

ドリブル突破は3/5となっていますが、正直体感はもっと突破していたような。それくらい持てば突き抜けていた印象。

改めてというか、ライスのCKもエグかったですね。

2本蹴ってたと思うんですが、さすがにレベチなキック精度で、なんなら直接も狙えるのでは。

PKで勝利が決した試合ですが、まあそこは運も多分に左右されるところですし、それ以上に勝ち方と過程にこと意味があると思っている。

ブライトン、ビラと過密に続きますが、この年末年始が正念場なのは毎年のこと。

是非勝ち切ってほしいところです。

では。

『ボルダリングシューズ購入記~スポルティバ SKWAMA スクワマ編 ~』|2足目でわかった“性能と快適さ”の境界線

『ボルダリングシューズ購入記~スポルティバ SKWAMA スクワマ編 ~』

念願の2足目を購入。

むしろよく1足でやってきたなと思うほどに履き込み、さすがに穴も開いてきたのでようやくといったところ。

以前もスポルティバを履いており、何もわからない中、ショップで薦められ購入したのがこちら。

『フィナーレVS 10X』

履き心地がよく、着脱しやすいベルクロ2本締めモデルなので、クライミングシューズのキツさに慣れていないビギナーでも違和感なく履けます。

エントリーモデルのなかでは、比較的、ソールが薄く足裏感覚にも優れるので繊細なフットワークもでき、長時間履き続けても痛みが出ずらいストレートでフラットな形状なので、ジムでのトレーニングにも向きます。

もはや販売終了となっており、本当に世話になった。と同時に39ハーフとサイズも攻め過ぎを購入し、死ぬほどの思いでしたが、それも今は良き思いでに。

 

Amazon | LA SPORTIVA(スポルティバ) フィナーレVS 10X サルファー×ブルー(SB) 37H | La Sportiva |  クライミング

ちなみにスポルティバの説明を少々。

◆スポルティバ(La Sportiva)とは?

 

La Sportiva(スポルティバ)は1928年にイタリア・ドロミテ山脈の麓で創業された老舗シューズブランド。
創業者ナルチーゾ・デラディオが手作りのブーツを作ったことから始まり、その後クライミング・登山・トレイルランニングなど幅広いアウトドア用靴を手掛けています。
クライミングシューズ分野では世界的な人気と実績を誇り、プロクライマーから初心者まで幅広く支持されています。

 

◆スポルティバの特徴


・ 高いパフォーマンスとフィット感

スポルティバのクライミングシューズは、精密なフィット感・高いグリップ性能・耐久性が評価されています。
多くのプロや上級者が厳しいルートやボルダーで愛用しています。

・ 幅広いモデル展開

初心者向けの快適モデルから、競技用・フリースタイル用まで幅広く、目的に合ったシューズが見つかります。

・ 進化する技術

スポルティバは業界でも革新的なモデルを作ってきた歴史があり、たとえば

世界初の市販クライミングスリッパ

「ノーエッジ」ソール

高テンションラウンド構造 など
独自技術を多数持っています。

そして次に購入するのを考えた際、別のブランドも検討し、試し履きもしたのですが、結局フィーリングと試し履きで決めたのがこちら。

『SKWAMA スクワマ』

ラ・スポルティバ スクワマ Purple/Yellow【店頭受取ポイントUP商品】ポイント700Pプレゼント-BaseCamp OnlineShop

様々なホールドを捉える革新的なソール形状

高い足技を持つクライマーは、ホールドを足で掴むように登るため、スクワマのソールに入った三角のスリットはつま先の自由度を高めてホールドをキャッチしやすい構造に。

また、柔軟性の高さからスメアリングにも適しており、ハリボテにベタっと足を置いても安定し様々なフットワークに対応する。踵部には「Sヒール」を搭載したハイパフォーマンスモデル。

形状もですが、カラーリングがとにかく好み。

旧来のカラーリングであるイエロー&ブラックもあったのですが、迷わずこちらをチョイス。

何より足形が合っていたんですよね。

ランニングシューズもそうですが、こうしたスポーツ系のシューズはフィッティングが重要だなと改めて思わされました。

そこまで気にしていたところでは無かったものの、一緒に始めた友人にも言われ、良く行くショップでも言われ、結果的に試し履きは必須だなと。

そんなスクワマの特徴は

・ アグレッシブで柔軟なシェイプ

強い**ダウントゥ(つま先が内側に曲がった形)**で、傾斜の強い壁やオーバーハングでパワフルに足を使えます。

柔らかいソールとフレキシブル構造で**スメアリング(摩擦を使った立ち込み)**が得意です。

 

・「S-Heel(エスヒール)」テクノロジー

ヒール(踵)部分に特許技術「S-Heel」を採用。
これはヒールフック時の安定性を高め、ズレを抑える構造で、フック系のムーブに強さを発揮します。

・ 高グリップラバー

Vibram® XS Grip2 ソールを採用し、高い摩擦力で足裏の感覚が向上。

トウ(つま先)部分にもラバーパッチがあり、トウフックやジャミングにも効くグリップ性能。

 

・ パフォーマンスと快適さのバランス

ソフト〜ミディアムのミッドソールと**P3(Permanent Power Platform)**により、形状を保ちながらも柔らかさがあり、快適さと性能を両立。

指先〜中足部は敏感で細かなフットワークに対応しつつ、柔らかさでスメアも得意とする「多才型」設計です。

今回は前回の経験からサイズ40を購入し、キツいがギリギリ耐えれるレベル。以前の39ハーフは良くクライミングに慣れてなかったのに履けたなと思ってしまうほどに攻めていた。

聞くと時代の流れもあるとのことでしたが。今はそこまで攻めずとも大丈夫とのこと。

二足併用しつつ、靴による助けも借りられるようになればと思っております。

では。

『アフター・ザ・ハント』レビュー|時間と共に歪む真実、知的論理パズルとしての傑作

『アフター・ザ・ハント』

ポスター画像


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「君の名前で僕を呼んで」「チャレンジャーズ」のルカ・グァダニーノ監督が、主演にジュリア・ロバーツを迎えて描いた心理スリラー。

アルマは名門大学の哲学教授として多忙な日々を送りながら、精神科医の夫フレデリックと2人で暮らしている。ある日、アルマの同僚で友人でもある助教授ハンクが、アルマを慕う優秀な学生マギーから告発される。助けを求めるマギーと無実を訴えるハンクとの間で板挟みになるアルマだったが、やがてアルマ自身の過去の暗い秘密が明るみに出そうになり、人生とキャリアの岐路に立たされる。

主人公アルマをジュリア・ロバーツ、告発される同僚ハンクを「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのアンドリュー・ガーフィールド、告発する学生マギーをドラマ「一流シェフのファミリーレストラン」のアヨ・エデビリ、アルマの友人キム博士を「ボーイズ・ドント・クライ」のクロエ・セビニー、夫フレデリックを「君の名前で僕を呼んで」のマイケル・スタールバーグが演じた。「ソーシャル・ネットワーク」「ソウルフル・ワールド」で2度にわたりアカデミー作曲賞を受賞したトレント・レズナーとアティカス・ロスが音楽を担当。

Amazon Prime Videoで2025年11月20日から配信。

真実というものは最初から存在せず、揺蕩いの中、自然的に構築されていくものなのかもしれない。

ルカ・グァダニーノ監督による作品ながら日本での劇場公開は無し。

良質な監督であっても、作品内容、興行収入的な部分から、こういうことが増えるであろう世界線となっている現在。

複雑な哲学的やり取り、構成される内容の多様的解釈。集中して観たとしても、初見でわかることはそう多くないのではと思わされる。

それくらい知的論理パズルをやらされているような周到さ。

ただ、出てくるキャストはそれほど多くなく

・アルマ(ジュリア・ロバーツ)

・マギー(アヨ・エビデリ)

・ハンク(アンドリュー・ガーフィールド)

・フレデリック(マイケル・スタールバーグ)

・キム博士(クロエ・セヴィニー)

この面々が主な人物達。

冒頭から時の経過を知らせる時計のカチカチという音とともにアルマの行動が淡々と流れていく。

最初はなぜこの演出なのかと思いつつ、そこからタイトルが出た時の楽曲、画的な美しさに目がいく。

監督自身、ウディ・アレンからの影響を強く受けていると述べている通り、確かにアレン味の強いエレガントさを感じさせる。

ちなみに全編を通しての音楽はトレント・レズナー & アッティカス・ロスとなっており、昨年の『チャレンジャーズ』とはまた違う独特な嫌さ、スリリングさを担保しているところも注目ポイント。

前作は高揚感に似たようなスリリングさ、そして本作はキリキリと身につまされるようなスリリングさ。

共にトレント・レズナーらしさを感じさせるものの、本作ではよりインダストリアルで嫌味のあるサウンドが耳に残る。

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ルカ・グァダニーノ作品において”性”を過剰に扱っていない作品というのも稀有なところであって、それ以上に道徳や倫理といった複雑で入り組んだ問題にフォーカスを当てているというのも予想と異なるところであり、個人的には大好物な話。

年を重ねればこそ、アルマやハンクの視点が刺さり、逆にマギーの視点には疑問符が付くところも。

実際の構造としてもマギーの不可解さというのは存在するところでもあるだろうし、何より、発言、行動の所在の無さを感じさせるところに不可解な疑念が常に付きまとうことに。

それは全演者に言えることでもあって、とにかく全員の確かさがどこにあるのか、真実は本人にしかわからないという前提に立った上で、その本人が正確な物言いをしているかがそもそもわからないというのが非常に面白い観点であり、見せ方の上手さが光る。

正当なのか、捻じ曲げられたものなのか、解釈の齟齬や隠蔽が交錯し、それらが時間の経過とともに一層の真実性を失っていく。

ちなみにこう考えた時、序盤での秒針による、音の華美性にも納得がいく。時間の経過を誇張し、いっそう際立つものとして表現しているのではないだろうかと。

時の経過により、記憶の中の真実は風化したり増幅したりしていくもの。それにより真実は曲がりならない道を辿り埋没する。

哲学の授業や会話を通してのやり取りの中においてもそのような気付きが散りばめられており、フル回転で頭を使ってもどこまでその構造を認識できるのか。

常に渦中の中心にあったように思うのは”正しさ”ということの所在であり、そこから派生する”真実”や”現実”、”関係性”というものがあったように思う。

序盤でのアルマ宅でのパーティからそうした事柄は端を発しており、マギーがアルマに好意があり、そこからふとあるものを見つけてしまうという流れもまさにきっかけであり歪みへの入口。

そのことから疑念が芽生えたように見えたものの、実際にはそれ以前からアルマの身辺を探っていたようにも思えてくる。

あくまでもアルマへの好意から、何かしらの繋がりを欲していたというような理由だろうけれど、その真意も実際のところわからない。

行為としての、発言としての、振る舞いとしての、起きているところ以外は各々の想像であり、予測でしか無いのだから。

要するにマギーとアルマの境界線も、アルマとハンク、マギーとハンク、アルマとフレデリック、人間関係による線引というのも当人たちですらどこまでが本当で、どこからが偽りなのか、正確に把握することなど到底出来ない。

同様に終盤で授業の最中、生徒とアルマが言い合いになる場面での会話もそう。

哲学や道徳といった高次の学問に終始し過ぎることで、頭でっかちになり、目の前にある実際の現実が見えづらくなる。あくまでも現実をより良く理解するために哲学などの学問があるはずなのに、それらを解釈するために現実を捻じ曲げて見てしまう。

これがラストにも繋がりところで、文字通り「カット」という声が入ることで映画と現実の線引きを認識させられる。

映画だと解釈することで現実とは違うと見るのか、現実を映画と関連させて解釈するのか。

理想と事実という2つの事象をどのように捉えることが必要なのか。

曖昧なことであるのは百も承知で、手段と目的を履き違えることも間々あることでしょう。

その問いに結論を出すこと無く、鑑賞者に投げかける視点というのもまたルカ・グァダニーノ監督ならではの帰結であって、非常に余韻の残るようなエレガントな終幕。

要素としてはミニマルながら、深いところまで切り込まれ、練り込まれた作品となっており、演者の豪華さ、映像的な質感の良さが堪能できるメチャクチャ良い作品でした。

映画館で観れないのは残念でしたが、確実に観た方が良い作品ではありますので。

では。

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『アーセナルvsエバートン』支配は完璧、ゴールは遠い──アルテタの現在地

『アーセナルvsエバートン』

Arsenal are top at Christmas but history shows they cannot rest on their  laurels - The Athletic

5スビのポジショニングに救われた
34おもろいボール出すよな、ウーデは
44ギョケのこういうの増やしたい
51サリバ最高の対応だわ

49サーモンの技アリアウトサイドから
60ラヤのパント精度エグっ
64ライスの巧みな持ち込み
75ティンバー今日の絞り意識高めで良き

いまいちギアが上がらない。

ここ数試合も然ることながら、この試合でも本調子が出ていない印象。ロッカールームでのライスらによる緊急MTの成果はどこへ。

特段ここが悪かったというところわけでも無く、強いて言えばフィニッシュのところでしょうか。ただ、それも気になるほどでも無いという。

ファイナルサードでのパス成功率は81%。圧倒的に繋がっているのに一向に決まらない。

まあこの試合は不運なポストに阻まれというのが2本あったことを考えれば、時の運なのは重々承知しているのですが。

一旦スタメンを。

アフリカネーションズカップやらでエバートンはゲイェや主力級を欠く布陣だったものの、アーセナルは影響無し。

なのでスタメンも変わりなくですが、ゴールは遠かった。

ウーデとエゼの共存も気になるところで、この試合ではそれが見れるかなと期待したのですが、それを見ることも出来ず。

二人の併用は目下一番気になるところで、二人とも素晴らしいだけに、共存出来ると尚良いわけで。

とりあえずウーデが入ることでのメリットとして、縦横無尽に動き回り、自陣からのビルドアップが可能になり、中盤からの連携も右側を主戦場としてクリエイティブなプレーからの展開が期待できる。

一方、重心が後ろになりがちなので運動量が増え、手数も増えてしまう。

ラヤであったりCBからのロングパス、パントなどから、中盤飛ばしのオプションも増えてはいるものの、重くなっているのは事実。

ライスとスビが2ボラ気味で後ろに構えるのもその一つで、出来ればライスはもう一列前で見たいところ。

ドリブルでキャリーするにせよ、ボックスに侵入するにせよ、パワフルさが魅力となり、チーム全体もつられて前傾するというのも強みなわけで。

とはいえライス。フィジカルの強さからそれでも前線にも顔を出すわけですが、やはり低い位置にいるシーンが増えてしまうというのは惜しいところだなと思ってしまうわけですよ。

逆にエゼがトップ下に入る形だと下りてこない分、ハーフラインを越えての展開に期待が持てる。

トリッキーなプレーにも定評がありますし。

ウーデにもエゼにも良さがあるので別々で使用というのもありではあるんですが、どうせなら共存出来ると良いわけで。

まあいずれにせよフィニッシュでの決定力という部分では難ありでして、そこがボトルネックになってしまう。

ただ、この試合ではギョケにボールが入る機会も意図的なのか増えており、シュート数3。

背負ってのプレーやスペースに出して走り込み競い合う的なのはギョケの得意とするところだなと改めて思うシーンもありましたし、何よりウーデからの直通パスがもっと見たいと思ってしまう。

ギョケのプレースタイルとウーデのパスセンスって相性良いと思うんですよね。

まあ今回はオブライエンの謎ハンドに救われ、PKによる豪快ゴールも決めたことですし、それが自信に繋がれば良いのですが・・・。

とにかく自力での得点を期待したい。

ここ数試合、守備はさておき、フィニッシュワークに課題が残るので、これを改善出来ないと追ってくるシティから逃げるのは厳しくなるかもしれません。

なんせシティはこの時期から強いですから。

まずは糸口を。

では。