Billion Hits!

ダウンロード売上、ストリーミング再生回数、Billboard JAPAN Hot 100などのデータを通じて国内の楽曲人気動向を把握するブログ

あいみょんの人気曲【売上・再生回数ランキング】

あいみょんは2016年に「生きていたんだよな」でメジャーデビューした女性ソロアーティスト。2018年にブレイクし、その後も令和時代の幕開けとともにヒット曲を大量輩出している。

 

本記事では、現代の主要楽曲人気指標であるストリーミング再生回数、MV再生回数、ダウンロード売上の3指標を参照し、あいみょんのヒット史を追っていく。当ブログ独自の計算式により作成した、あいみょんの人気楽曲ランキングは以下のとおりである。

 

 

 

(ランキング作成方法および歴代デジタルヒット曲ランキングは以下記事参照↓)

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上記で挙げた楽曲をリリース順で並べた表も以下に示す。

 

 

2015年~2017年

 

あいみょんは学生の頃より作詞作曲を始め、オーディションやYouTubeを通じて歌唱も披露していた。その活動が事務所に見出される形でデビューが決定し、2015年3月に「貴方解剖純愛歌 〜死ね〜」をインディーズから発売した。この曲は歌詞のインパクトやタイトルのイメージを裏切る爽快なサウンドが人気となっており、ストリーミング1.6億再生、MV3,000万再生を突破している。

  

2016年11月に発売したメジャーデビューシングル「生きていたんだよな」はやはり歌詞が話題となり、生死に踏み込んだ内容がリスナーの心に刺さる形でストリーミング5,000万再生、MV3,000万再生を記録した。

 

2017年4月には2ndシングル表題曲「愛を伝えたいだとか」を配信。打ち込みを主体としたファンキーなサウンドに男性目線の女々しい恋愛観が乗った本曲はその緩いグルーヴ感が人気となり、後年のブレイクと共に普及を加速させ、ストリーミング4.0億再生、MV1.3億再生を記録した。


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7月には3rdシングル表題曲「君はロックを聴かない」を配信。本曲はタイトルから推測されるとおりロック好きの少年の片想いをシンプルなバンドサウンドに乗せて歌っている青春ラブソングで、同世代に限らず親世代にも共感が広がる形でじわじわと知名度を普及させ、ストリーミング5.0億再生、MV1.0億再生、フル配信25万ダウンロードを記録した。 


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9月にはこれらのヒット曲を収録した1stオリジナルアルバム『青春のエキサイトメント』をリリース。アルバム曲の中では、「ふたりの世界」ストリーミング1.1億再生、MV3,000万再生を突破している。

 

2018年~2019年

 

2018年はまず4月に4thシングル「満月の夜なら」を発売し、ストリーミング1.2億再生を記録。

 

そして7月には代表曲が誕生した。5thシングル表題曲としてデジタル先行リリースしたマリーゴールドである。本曲は夏に合うセンチメンタルなラブソングで、ノンタイアップでありながらも、音楽フェスでの披露などを通じて懐かしさを感じさせるサウンドが支持を広げた。

 

そして2018年末の歌番組では本曲を集中的に披露し、それを決定打にして人気が爆発することとなった。Billboard JAPANChart Insight(指標別動向を無料で確認できるサービス)ではその爆発がはっきり記録されている。

 

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(青:ストリーミング、紫:ダウンロード、赤:MV)

 

この動向を反映した総合チャートBillboard JAPAN Hot 100では2019年に自身初となる週間1位を獲得した。

 

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年間でも2019年2位、2020年8位を記録した。

 

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各指標の累計数値はストリーミング8.0億再生、MV3.7億再生、フル配信75万ダウンロードとなっており、爆発的な売上と再生回数を記録した。特にストリーミング国内アーティスト史上初の1億再生突破曲になったとBillboard JAPANよりアナウンスされている

 

こうした記録によりあいみょんストリーミング発でブレイクした最初のアーティストと言われるようになり、同時にストリーミング1億再生新たな楽曲人気指標の主流となったことも世の中に知らしめた。令和突入とともに幕を開けたストリーミング時代のパイオニアとなっていたのである。

 

こうした偉業により、当ブログでは「マリーゴールド」を2010年代のヒット曲10選に選出している。

 

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マリーゴールド」の人気が爆発する直前の10月には、6thシングル表題曲「今夜このまま」を配信。本曲は最高視聴率11%を記録したドラマ『獣になれない私たち』の主題歌として書き下ろされた。夜に日常の疲れをビールで癒やしながら好きな人に想いを馳せる女性を描いた歌詞が軽やかなメロディーに乗せて歌われており、ドラマの内容とも相まって大きな支持を集め、ストリーミング3.4億再生、MV8,000万再生、フル配信25万ダウンロードを記録した。Billboard JAPAN Hot 100の年間では2019年の8位を記録した。

 

特にストリーミングチャートでは発売早々独走状態になり、9週連続1位を獲得した。自身かつてない勢いになっていたことを踏まえれば、2018年末の歌番組では「今夜このまま」を披露する選択肢も十分考えられたと思われるが、あえて「マリーゴールド」を集中的に披露する選択が採られたことは大変興味深い戦略であった。

 

結果として「マリーゴールド」が浮上し「今夜このまま」に代わってストリーミング1位となり、以降20週連続1位を獲得したため、あいみょんの楽曲が29週連続1位を獲得することとなった。あいみょん旋風とでも言うべき状況となった点においてこの戦略は成功したと言えるが、もし「今夜このまま」が年末歌番組披露曲になっていたらどうなっていたかは気になるところである。

 

「今夜このまま」が9週連続ストリーミング1位を獲得していたころはまだストリーミングチャートの楽曲人気指標としての知名度が高くない状況だったため見過ごされがちだが、実は「マリーゴールド」より先に大ヒットの推移を見せていたのは「今夜このまま」だったのである。


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2019年2月にはこれらの大ヒット曲を収録した2ndオリジナルアルバム『瞬間的シックスセンスをリリース。アルバム曲の中では、「ら、のはなし」ストリーミング1.0億再生「恋をしたから」「GOOD NIGHT BABY」ストリーミング5,000万再生を突破している。 

 

大ブレイクの勢いに乗り、アルバム発売から僅か2ヶ月後の2019年4月には7thシングル「ハルノヒ」を発売。この曲は興行収入20億円を記録したアニメ映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜』の主題歌として書き下ろされた。クレヨンしんちゃんの父親である野原ひろしの視点で家族愛を描いた歌詞が心に沁みるとして支持が広がり、ストリーミング4.0億再生、MV1.2億再生、フル配信25万ダウンロードを突破した。


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以降も好調な動向が続き、7月発売の8thシングル「真夏の夜の匂いがする」ストリーミング5,000万再生、9月配信の9thシングル表題曲「空の青さを知る人よ」ストリーミング1.8億再生、MV4,000万再生を記録した。

 

2020年

 

2020年はまず2月に自身初の配信限定シングル「さよならの今日に」を発売し、ストリーミング1.0億再生を記録。

 

そして5月には頭一つ抜けた人気曲が誕生した。10thシングル表題曲としてデジタル先行リリースした「裸の心」である。最高視聴率19%を記録したドラマ『私の家政夫ナギサさん』の主題歌に起用されたこの曲は恋をする女性の心情を描いたラブバラードで、ハートフルなラブコメディだったドラマにマッチした内容になっていた。加えてどこか懐かしさを感じさせるシンプルな楽曲アレンジも支持を集めた。

 

各指標の累計はストリーミング5.6億再生、MV1.9億再生、フル配信25万ダウンロードを突破している。中でもストリーミング1億到達所要週数22週は自身最速記録となった。Billboard JAPAN Hot 100の年間でも2020年の10位を記録した。

 

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2020年9月にはこれらの大ヒット曲を収録した3rdオリジナルアルバム『おいしいパスタがあると聞いて』をリリースした。

 

2021年

 

2021年も大ヒット曲が連発された。まず2021年2月にデジタル先行リリースした「桜が降る夜は」ストリーミング2.4億再生、MV3,000万再生を記録。本曲は恋愛リアリティーショー『恋とオオカミには騙されない』の主題歌。春の淡く青い恋心を描いた歌詞が支持され、新たな大ヒット桜ソングとなった。


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続いて5月にリリースした「愛を知るまでは」ストリーミング1.7億再生を記録。

 

そして10月にリリースした12thシングル「ハート」は、「裸の心」に次ぐ自身2番目の速さとなる所要23週でストリーミング1億再生を突破する好調な出足を見せ、累計ではストリーミング2.6億再生、MV3,000万再生を突破した。本曲は最高視聴率10%を記録したドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』主題歌に起用されたバラードナンバー。偽装結婚という偽りの恋が次第に本物になっていくドラマの内容に沿い、複雑な関係性の中でも相手を真っ直ぐに想う恋心を歌詞にしており、多くの共感を集めた。


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2022年以降

 

2022年リリース曲の中では、「初恋が泣いている」ストリーミング1.0億再生「双葉」「3636」ストリーミング5,000万再生を記録した。

 

2023年6月には14thシングル「愛の花」を配信。本曲はNHK連続テレビ小説『らんまん』主題歌として書き下ろされた楽曲で、愛情に溢れた歌詞と温かみのあるサウンドが毎朝の日常を彩る形で人気となり、ストリーミング2.0億再生を記録した。同年のNHK紅白歌合戦でも本曲が歌唱された。


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以降も、2024年5月にリリースした「会いに行くのに」、同年7月にリリースした「ラッキーカラー」ストリーミング5,000万再生を突破している。同年9月には5thオリジナルアルバム『猫にジェラシー』をリリースした。

 

まとめ

 

以上まで見てきたとおり、あいみょんは懐かしさを感じさせるサウンドや等身大の歌詞表現が支持される形で大人気を獲得していた。その規模は令和突入とともに幕を開けたストリーミング時代のヒットシーンを牽引するほどのものである。今後の一層の活躍も楽しみなアーティストである。

 

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以上までに紹介したヒット曲を手元に所有したい場合は、入り口として『青春のエキサイトメント』『瞬間的シックスセンス』『おいしいバスタがあると聞いて』の3枚がお勧め。

 

 

この記事で紹介したストリーミングやダウンロードのデータはBillboard JAPANの公式サイト日本レコード協会の公式サイトから検索することができる。新たな発見の宝庫なので、時間があれば好きな曲やアーティストのデータを検索してみることをお勧めする。