かんとくの日記

Gooブログ移民。東京在住会社員の音楽・演劇・本・旅などのゆるゆる備忘録。 Since2008

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

清水潔 『「南京事件」を調査せよ』 (文芸春秋、2016)

調査報道で実績を積み上げている筆者が、兵士の日記やスケッチなどの「1次資料」を使って、南京事件を題材に切り込む。本書は、その調査のプロセス、結果、考察の記録である。 筆者のフェアなスタンスや真摯な努力は理解できるし共感するが、数か月の調査で…

パーヴォさんのフランス・プラグラム/N響6月定期Aプロ

2月以来のパーヴォさんの登壇。前回から4ヶ月しか経ってないんですが、随分久しぶりの感じがしました。今日は、デュティユー、サン・サーンス、ラヴェルというフランス・プログラム。これまで、パーヴォさんではロシアもの、ドイツ・オーストリアものを中心…

調布国際音楽祭はルピコン川を渡ったのか?

今年で5回目となる調布の音楽祭。日曜日に盛況のうちに終わりました。エクゼクティブ・プロデューサー(随分、大げさなタイトルですが)である鈴木優人氏のユニークな企画(「フェスティバルオーケストラ」の創設や有料公演のテーマ設定(「深大寺・チェンバ…

バッハ・コレギウム・ジャパンのオール・モーツァルト・プログラム @調布国際音楽祭

3年連続で足を運んでいるバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)による調布国際音楽祭のフィナーレ・コンサート。これまでのバッハプログラムから今年はモーツァルト・プログラムへ変身。交響曲40番,41番を柱に、ドン・ジョバンニの序曲、ヴァイオリン協奏曲第…

楽しさ満載! 「ツィマーマンのコーヒーハウス」 @調布国際音楽祭

昨年は「生誕 260 年 モーツァルト・ガラ・コンサート 〜再現1783年ウィーン・ブルク劇場公演〜」という企画で楽しませてくれた調布音楽祭でしたが、今年は「ツィマーマンのコーヒーハウス」と題して、全てバッハの曲で「バッハの音楽会へタイムスリップ」と…

チェンバーミュージック・ガラ・コンサート @調布国際音楽祭

今年も調布音楽祭が始まりました。今年から、名前に「国際」がついて、調布国際音楽祭とグローバル化。イベントが集中するのは来週末ですが、皮きりのコンサート「チェンバーミュージック・ガラ・コンサート」に行ってきました。東京クヮルテット創立メンバ…

大エルミタージュ美術館展 @森アーツギャラリー

ウィギリウス・エリクセン《戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世の肖像》・・・この絵だけ写真撮影可 ロンドン駐在時に欧州のメジャーな美術館はそれなりに訪れたけど、エルミタージュ美術館は「行きたいリスト」に載せたものの、結局行けずじまいだった。…

優れた経営実論!: 三枝匡 『ザ・会社改造』 (日本経済新聞社、2016)

昨年発刊された三枝氏の経営本。これまでの事業・企業変革シリーズ(『戦略プロフェッショナル』、『経営パワーの危機』、『V字回復の経営』)と同様、ストーリー仕立てで企業変革について論じてます。今回は、筆者が社長を務めたミスミを題材に、事実がその…

圧倒的迫力: 清水 潔 『殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』(新潮文庫、2016)

群馬県太田市と栃木県足利市で起こった連続幼女誘拐殺人における冤罪を調査報道によって覆した軌跡を描く。 筆者の粘り強く真実を追いかける行動力と記者魂に強い感動を覚えると同時に、「科学捜査」とされたDNA型鑑定の危うさや警察・検察の捜査の杜撰さが…

ちきりん 『自分の時間を取り戻そう』 (ダイヤモンド、2016)

ちきりんさんの著書は読み易く、ちょっとした気づきにつながることが多いので、ちょくちょくつまみ読みしている。今回のテーマは生産性。まさに今はやりの「働き方改革」指南書になっている。 今回の主な気づきは3つ。 1つ目は、「アウトプット(手に入れ…