例のごとく新作アニメの感想を簡単にサクッとまとめていこうと思います。
※2024.10.6 ATRI -My Dear Moments-と【推しの子】を追記しました。
はじめに
今回は2024年7月に放送開始、同年9月または10月に放送終了した作品が対象となります。今期は27作品視聴しました。
あらすじは省略させていただきます。また連続2クールで来期に続く場合は最終回を迎えたクールで取り上げます。高尚な文章は書けないので簡潔に述べていますのでご注意。
☆エルフさんは痩せられない。はAT-Xで視聴したためぽてぽてverでの感想となります。
※感想はあくまでも個人の意見です。
オススメ度に関しては以下の通りとなります。点数に関しては話の内容、構成、キャラクター、作画、主題歌等を勘案してつけてます。目安のひとつに過ぎません。
★★★★★・・・95点〜。傑作の中でもとりわけ優れている神作品。これがつまらないわけがない!
★★★★★・・・90点〜94点。傑作。私個人が推す絶対に見て欲しい作品です。見て後悔はさせないくらいには自信を持ってオススメできる作品。
★★★★☆・・・80〜89点。名作。★5つとまではいかないけど、見ていて面白かった、ハマったアニメでオススメしたい作品が対象。
★★★☆☆・・・70〜79点。良作。70点台は良作判定で、名作とまではいかないけれども安定した面白さがありオススメできる作品。
★★★☆☆・・・60〜69点。佳作。良作には及ばないがそれなりに見ることができる作品。
★★☆☆☆・・・50〜59点。普通。特に面白いわけでもなくギリギリ見られる中途半端な作品。
★★☆☆☆・・・40〜49点。微妙。★1つとまではいかないけれどもどこか残念に感じた作品はこちら。
★☆☆☆☆・・・20〜39点。個人的に残念と感じた作品。このあたりになると途中切りするケースが多いため事情がない限りは見たり取り上げないと思います。
☆☆☆☆☆・・・〜20点。駄作はこちら。また評価対象外で見るまでもないと判断した作品なので基本は取り上げません。
作品一覧
※一部ネタバレを含みます。
女神のカフェテラス(2期)
話数:12話(1期+2期通算24話)
ジャンル:ラブコメ、ハーレム
制作会社:手塚プロダクション
オススメ度:★★★★★(97/100)
☆2024年夏アニメオススメ作品☆
1期の感想はこちら
2期になり千代田食堂のメンバーも加入して面白さがますますパワーアップしていました。話のほとんどが下ネタでしかも隼のハミ◯ンの話というどうしようもないネタを擦りまくる点は、狂っているとしか言いようがないのですがこれがまた面白いのが悔しいところ。実際2期の半分くらいはこのネタだったような…。そして鹿威しをピー音代わりに使ってはいけない。単行本で裁判のシーンを見ておバカ過ぎて笑いを通り越して頭を抱えてしまいましたが、アニメでは原作通りにきちんと描かれており、ネタに拍車をかけている描写は見られて良かったの一言です。2期になり急にアクセル全開で、下ネタやギャグに徹するかと思えば秋水のおばあちゃんの話や流星のお母さんの回など、シリアスなシーンはきちんと描写するメリハリは1期に引き続きできていました。このメリハリこそが面白かったと思える要因のひとつではないでしょうか。
最終話で桜花がフランスへと旅立って行きましたが、最後のキスシーンでEDが流れるシーンは、個人的今期のベストシーンだと思います。EDテーマが「なっちゃった!」というタイトルから隼とキスする権利を使いキスをした桜花は、隼のことが…と考えると今後の展開もあり感動してしまいました。ここでアニメ2期は終わってしまいましたが、原作を見ていないと桜花が脱落したままだと思われてしまうため、3期制作はぜひして欲しいところですね。実はこの先もっと面白くなり、アニメになれば化けること間違いなしだと思うので。
1期では微妙だなと感じた人も2期では面白くなったという声が多々聞こえますが1期から面白いアニメでしたよ!ただ1期で断念してしまった人でも2期ではバカバカしさ面白さでハマること間違いなしです!これぞ深夜アニメといった要素がこれでもかとあり満遍なく楽しめること間違いなしです。
ATRI -My Dear Moments-
話数:13話
ジャンル:ラブコメ、ファンタジー
制作会社:TROYCA
オススメ度:★★★☆☆(78/100)
※原作をプレイしていないため比較できませんのであしからず。
最後のバーチャル空間に移行するというところは落とし所としてはまずまずだったかと思います。アトリと今後もともに過ごすという一種のハッピーエンドで終わったことはいい最終回だったと言えますが、やはり最後の展開がやや強引だったかなと思えてしまいます。アトリがカプセルに入りお別れした後いきなり70年後の世界になり上記エンドではそれまでの感動も薄れてしまいました。とはいえアニメ全体で見るとクオリティは高くアトリの仕草や言動がかわいいことも手伝い見応えはありました。まあかわいいは正義ってやつです。
真夜中ぱんチ
話数:12話
ジャンル:コメディ
制作会社:P.A.WORKS
オススメ度:★★★★☆(88/100)
PAオリジナル作品その1。コメディ調で展開されるストーリーはテンポが良くかつ面白い内容でした。特に終盤の鬼ごっこはリアルな視聴者までを騙すなど凝っているなといったところです。設定11話からの流れ的にドッキリだったというのはいいオチではないでしょうか。これって真咲抜きのマヨぱんメンバーで構成した初めての企画だったりもするので、彼女らの成長も伺えるんですよね。とここまでだといつものマヨぱんなのですが、最後の最後でりぶと真咲の過去の関係性を描写した点にも注目。これってこの2人の百合作品だったりもするのです。
PAのオリジナル作品の中でも胸糞悪いギスギスがあまりなくギャグ多めでテンポが良い作品なので楽しく見ることができる作品でした。
ダンジョンの中の人
話数:12話
ジャンル:ファンタジー
制作会社:オー・エル・エム
オススメ度:★★★☆☆(67/100)
ダンジョンの構造や管理方を事務的に描写するという構成は面白く、いち企業かと思うくらい事務仕事で見入ってしまいました。安定して毎週進んでいたため作品自体のクオリティは中々だったかなと思います。野菜のように生えてくるゴブリンなど他のダンジョン作品とは一癖ある描写にも注目。と言っていますが実際このアニメはクレイとベルの百合作品ですのでお間違えのないように。
エルフさんは痩せられない。<ぽてぽてver>
話数:12話(※1話15分)
ジャンル:コメディ、異世界
制作会社:Elias
オススメ度:★★☆☆☆(63/100)
補足解説:ぽてぽてverとはAT-Xで放送されたバージョンで、地上波版との違いは湯気がありませんが乳首は隠されています。またAT-Xでは配信限定の短編アニメ「直江くんは痩せさせたい。」も同時に放送されていたため実質放送枠は30分となります。
確かに湯気がにゃい!が見られてお色気シーンが多いのはいいのですが、キャラクターが全員デブなのでデブ専でもない限り嬉しくありません。お色気シーンでなんとも思わないアニメは初めてでした。これ本当に誰に向けたアニメなんだろうか…。ただしそれはお色気に限った話でギャグ方面ではしっかり笑いを取ることが出来ており、15分という短編からグダグダしない良いテンポで展開されていたと感じました。なお完全解禁版を見るにはAnimeFestaでの課金が必要となります。犬ひろのようにいずれはAT-Xで解禁版を放送するのでしょうが見たいかと言われると・・・?
負けヒロインが多すぎる!
話数:12話
ジャンル:青春、ラブコメ
制作会社:A-1 Pictures
オススメ度:★★★★★(94/100)
☆2024年夏アニメオススメ作品☆
負けヒロイン達の玉砕っぷりを見事に演出できていた傑作アニメでした。タイトルからわかる通りヒロイン達が絶対に恋が成就しないとわかっていてもアタックする場面や、そこからの立ち直り方等をときに真面目に、ときに(というよりこっちがメイン)コミカルに話が進んでいくところやそれぞれのシーンがキチンとギャグとシリアスに振り切れていたため面白おかしく、楽しく視聴することができたのだと思います。八奈見さんだけはひたすら食べていただけに、最終話の観覧車のシーンにはやられました。ラストでこれでもかとあざとさを出してくるとは…。八奈見さんの毎話見られるドカ食いや顔芸、仕草が公式でも徹底的にイジられるくらい多岐にわたり今期のトップヒロインじゃないでしょうか。でも負けているけど。そして彼女の食事シーンがまた面白いんですよね。ちくわをかじったり、あすけんもびっくりの量を出店や他所の家でひたすら食べまくったりと、気合の入った作画による食事シーンが見どころでもあったりします。
もちろん他のキャラクターにも注目。焼塩さんも2話でカラダで釣っておきながら7話でキチンとラブコメしていてただエロいだけの女ではないのがズルい。温水和彦の妹、佳樹にも注目。もう妹しかいないだの妹エンドでいいという声もありましたが、こういうキモウト歪んだ愛情を持つ妹キャラが勝てるわけがないので安心してください、立派な負けヒロインの一人なのです。
またこのアニメは聖地巡礼アニメとしても人気が出ていました。アニメ放送前からJR東海とコラボをしていたりと余念がないのです。実際アニメ内にも豊橋鉄道や最終話の舞台となったのんほいパークなど地元の人にはたまらないのではないでしょうか。豊橋市以外にも新城市など周辺の地域にも足を伸ばしているため聖地巡礼がガッツリとできるアニメでもあります。実際自治体も協力しているので新幹線で一駅隣の浜松市と違ってやりやすいと思います。
気合の入ったクオリティの高い作画とコメディ調ながらも真面目に語られるストーリー構成、一癖二癖もある独特なキャラクターと非の打ち所がない作品だったと思います。負けるとわかっているからこそ笑って見られて、そこからの立ち回りをどうするか楽しめるアニメでした。余談ですが、マケインのイラストはリコリコを担当していたいみぎむる氏であり、アニメの制作会社はA-1 Picturesとどこかリコリコを彷彿とさせるんですよね。さらには千束役の安済知佳さんやたきな役の若山詩音さんも声を当てているのでなおさらリコリコみを感じてしまいました。ちなみにこのような投稿もあるので少なからず意識はしていたのかも…なんてね。
なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?
話数:12話
ジャンル:ファンタジー
制作会社:project No.9
オススメ度:★☆☆☆☆(35/100)
なぜ前の話を誰も覚えていないのか?正直な話印象に残っていないです。AT-Xで視聴していたため、マケインの後に放送していたから惰性で見ている感覚であり他の枠だったら切っていたと思います。好きな人には申し訳ないけど興味がない作品の感想はいくら絞っても出てこないのです。
杖と剣のウィストリア
話数:12話
ジャンル:ファンタジー、アクション
制作会社:アクタス、バンダイナムコピクチャーズ
オススメ度:★★★☆☆(60/100)
アクションというか戦闘シーンは悪くなく良かったのですが、個人的にはあまり刺さらなかった作品でした。好きな人にはごめんなさい。結局剣で全部解決するのでそれが見せ場なので仕方ないのですが、大体決まったパターンだったかなといったところでした。だからといってつまらないわけでもなくそれなりに見られるところでダラダラ見てしまったのが原因かなと思います。まあコレットちゃんが可愛かったからいいや。
話数:12話(※1話15分)
ジャンル:ラブコメ、魔法少女
制作会社:ボンズ
オススメ度:★★★★★(91/100)
☆2024年夏アニメオススメ作品☆
ミラと白夜のやりとりやイチャイチャが尊いの一言に尽きます。毎回健気な白夜とその性格につけこんだ御使いさんのセクハラまがいの言動と、御使いさんをぶっ飛ばしつつ白夜の前ではデレデレなのに、身内には冷酷でいるギャップが面白いミラの絡みがなんといっても最高でした。そして時々見せる白夜のエッッッなシーンも見どころです。
原作者が死去したため作品自体は未完なこの作品、アニメ化で余計な肉付けをせず原作を尊重するため敢えて15分枠にした点は成功したと言えます。またラストのEND…からのLESSが表れてENDLESSとした点は粋な計らいでした。ここで終わりにせず物語はずっと続く、特に2人の付き合いも永遠に続くことを示唆した点はスタッフが本当に原作を愛していた証拠でしょう。
15分という短編アニメながら堂々とラブコメをしていた点と、魔法少女と悪という明確な身分から決して知られてはいけない禁断の恋をうまく描写できているため、尊いラブコメが見たいという人にはオススメできる作品です。ちなみに同じ原作者の妖狐×僕SSもオススメですのでそちらもぜひチェックしてみてくださいね。
モブから始まる探索英雄譚
話数:12話
ジャンル:ファンタジー
制作会社:月虹
オススメ度:★★☆☆☆(55/100)
前半は特に大きな展開もなくダンジョンに潜ってを繰り返し、ハーレムを形成するご都合主義のお約束ななろうアニメでした。ただシルフィーとルシェリアがかわいいだけのアニメ。後半はダンジョン外でも話が展開されていたり、幼馴染の春香との絡みも多く持ち直してきてはいたのですが、それでも微妙さは拭いきれませんでした。作画も芳しくない点も残念でした。ただし話自体はありきたりながらも著しく破綻していることはなく、使い魔やダンジョンで知り合った女子高生達もかわいいのでそこだけは救いでした。
菜なれ花なれ
話数:12話
ジャンル:青春
制作会社:P.A.WORKS
オススメ度:★★★★★(90/100)
☆2024年夏アニメオススメ作品☆
PAオリジナル作品その2。チアリーディングを題材にした青春ドラマで、登場人物のキャラクターの可愛さもあり放送前の番宣から期待していたアニメでした。1話ではどうなるか気なるところでしたが、大会での失敗によりトラウマになっていたかなたが、再び飛べるようになり克服する場面でこのアニメを確信しました。また9話では車いす生活だった恵深が無理をしてでも立ち上がりエールを送りジャンプしたシーンは、それまでのいきさつから見ると感動するかと思います。めっちゃ高く飛んでたよね。節目節目でチアで飛ぶことで克服していってることを表しているのかななんて思ったりもしました。PAお約束のギスギスも理不尽や無茶な内容でなく高校生らしい等身大の内容であり、1クールという短い尺の中でも登場人物の持ち前の明るさやチアを通じて解決していたため気になりませんでした。というか青春ドラマに影はつきものなので無菌状態なんてないんですよね。それって物語に変化がないから面白くないと思いますし…。かなたが一人で抱え込んだり、毬がSNSで不適切な書き込みをしたりとマイナスの部分はありますが、周りのメンバーで支えられ応援し、みんなで乗り越えていく点が影の部分を浄化できたかなといったところです。
ただ欲を言うともう少しPoMPoMsの人物や鷹ノ咲の先輩キャラを掘り下げて欲しかったところと、終盤の展開が少々駆け足な点が気がかりでした。最終回はこれからの彼女らを描いているためこれでいいとは思いますので、ないものねだりですがPoMPoMsの応援エピソードを増やしてくれていればもっと評価上がったかなといったところです。
駆け足ではあったけれども無駄な場面もなく、かわいい登場人物達もさることながらトラウマを克服し乗り越えていく様は見ていて気持ちが良いもので、全体的にも安定して見ることができた作品でした。元気になりたい人やもらいたい人、程よい青春ドラマを見たい人にはオススメできるアニメです!
SHY(2期)
話数:12話(1期+2期通算24話)
ジャンル:アクション
制作会社:エイトビット
オススメ度:★★★☆☆(75/100)
1期に引き続き戦闘シーンがアツく、魅せられる演技でした。日常パートは緩く進むけどいざ戦闘シーンとなると打って変わってシリアスなバトルシーンへと変化するメリハリがうまくできていたと思います。その戦闘シーンも崩れることなくキチンと描写している点や、敵の心理描写や回想に余念がなくうまく同情されるよう誘導しているあたり特に1期OPが流れ始めて(しかもシャイの中の人である下地紫野さんのカバー)黒いドームを破壊するシーンがある11話は、オタクの好きな演出がこれでもかと詰め込まれているため必見です。
恋は双子で割り切れない
話数:12話
ジャンル:ラブコメ
制作会社:ROLL2
オススメ度:★★★☆☆(67/100)
双子との三角関係を描いたこの作品ですが、結局どっちつかずで落ち着かないというより優柔不断すぎるんですよね。しかもお風呂で逃げて、ベッドではキスしてその先に進まないってこの主人公ついてないだろとしか思えません。最後に琉実と那織のキャットファイトは思い切っているなと思う反面シュールで笑ってしまいました。しかも止めようと割って入った純が双方から殴られるのは、優柔不断な結果からきているため自業自得です。評価点は割り切れないおっぱいがある那織のカラダです。もちろんOPテーマである内田真礼さんのパラレルなハートも良い楽曲ですのでぜひ視聴してみてください。
義妹生活
話数:12話
ジャンル:ラブコメ
制作会社:スタジオディーン
オススメ度:★★★☆☆(72/100)
アニメ自体は質アニメって感じで静かにゆっくりと話が進んでいくことと、うまく言語化できないのですが構成やストーリーが良いんですよね。雰囲気が良いのはもちろん二人の距離感にも注目。同じ屋根の下で暮らしているのに心の距離感は離れていくばかりで、最終回でどう近づいていくかにも注目。うまく言葉にできないけれどもぜひ視聴して何かを感じ取ってほしい良作でした。原作者の長文怪文書解説もこれでもかと補足されていますのでそれも読んでみると良いと思います。
僕の妻は感情がない
話数:12話
ジャンル:ラブコメ
制作会社:手塚プロダクション
オススメ度:★★★★☆(89/100)
最初はまたとんでもないアニメが始まってしまったとでも思ってしまいましたが、見始めると不思議とハマってしまいました。全く表情を変えないロボットのミーナとそれを溺愛するタクマをどこまで受け入れられるかがこのアニメを楽しむためのキーポイント。正直最初気持ち悪いとまで思っていたこの作品、見れば見るほど夫婦を努めようとする2人に魅了されていき、感情がないのは表情だけなのではとも思ってしまいミーナの可愛さに気づくまで魅力を感じることとなりました。特に8話でマモルを布団から追い出すシーンは絶対ワザとやってるよね。その他にもタクマの妹あかりやスーパーミーナ等狂った個性的な登場人物達が話の面白さに一役買っており、彼女らとミーナのやり取りにも注目です。
ギスギスした場面もなくタクマとミーナの関係も良好に進んでいくため一風変わった作風ですがラブコメとして見れば上々の出来かと思います。
しかのこのこのここしたんたん
話数:12話
ジャンル:日常、コメディ
制作会社:WIT STUDIO
オススメ度:★★★★☆(84/100)
今期の問題作枠その1。3話のこしたんのダンスとOPテーマのシカ色デイズが各所でバズっているためそれだけ知っているという人もいるかと思いますが、ちゃんと本編も見ましょうね。肝心のアニメ本編ですが一口では説明できないとしか言いようがなく、唐突な展開は茶飯事で狂気の一言。しかし狂気の中にも面白さがあるのでギャグアニメとして見ると中々の出来かと思います。支離滅裂な鹿ネタで12話やりきったことやアイキャッチにも景勝地や観光地で実写の鹿を映す等凝っている演出は多々あるかと。まさか鹿せんべい工場もこんな狂ったアニメの映像に使われるとは思っていなかったと思うよ。また令和のキルミーベイベーと言う人もいますがキルミーとはちょっとジャンルが違うんですよね。そしてこのアニメは馬車芽がかわいいアニメでした。そこまで出番は多くないのですが見ていくうちに馬車芽の魅力に気づくはずです。自分のこと名前や名字で呼ぶ人リアルでは地雷ですがアニメだとかわいいんですよね。その他にもサクナヒメばりに米作りに一途だったり、うまく言語化できませんが動作全てがかわいいので馬車芽を見るためのアニメであり彼女のお陰で評価も上がったハズ。
今期でもトップクラスに話題になっていた今作ですがしっかりとギャグアニメとして作られており、OPだけで本編を見ないのはもったいないです。変に逆張りせず素直に楽しむことも重要ですよ。
異世界ゆるり紀行 〜子育てしながら冒険者します〜
話数:12話
ジャンル:異世界転生、ファンタジー
制作会社:EMTスクエアード
オススメ度:★★☆☆☆(45/100)
他の異世界転生モノとの差別化は双子ちゃんのアレンとエレナだけであり、お約束のいつもの異世界転生モノでした。可もなく不可もなく無味無臭のどこかで見たような話が続くのでこれ以上語ることもありません。良い点を挙げるとすれば、主人公に変なイキリがないのでストレスフリーで見ることができたことと、双子ちゃん達がかわいいのでなんとか完走できました。カレーを作っているシーンはなぜかちょっと笑ってしまった。個人的に述べておきたいことが、OPテーマが謎の中毒性がありヘビロテしてしまったことでしょうか。手羽先センセーションというアイドルグループをここで知ったため、名前の物珍しさや楽曲に関しては発売日まで一切情報が出てこなかった点が気になっていたこともあり楽しみにしていた点ではあります。実際OP映像のサビの双子ちゃんの仕草がかわいい。
ラーメン赤猫
話数:12話
ジャンル:グルメ、動物
制作会社:E&H production
オススメ度:★★★★☆(85/100)
放送開始前は全くのノーマークであったため本編の面白さに驚かされました。どうせ日常的な話がダラダラ続くのかと思っていたのですが、キチンとお仕事だったり猫達のことが描かれていて評価が上がりました。なぜ猫がラーメン屋を経営しているのか、営業に関する疑問点もすべて本編で解決しているのも有耶無耶にさせないところもポイント。虎のクリシュナちゃんの中の人が早見沙織さんなギャップも好きですよ。
そしてもう一つ特筆すべきはOPテーマソングです。水曜日のカンパネラが歌う「赤猫」は、まさにタイアップにふさわしいアニメの内容に沿った歌詞のアニソンというこれ以上にない最高のアニソンでした。ぜひ聴いてみてください。
【推しの子】(2期)
話数:13話(1期+2期通算24話)
ジャンル:アイドル、ミステリー
制作会社:動画工房
オススメ度:★★★★☆(88/100)
1期の感想はこちら
2期も安定の面白さとクオリティを誇っていました。てっきり東京ブレイド編で枠使い切るのかと思っていましたがそうではなく、キチンと本筋にも触れられており核心に迫り始めてくる話で全て上書きされた気もしますが、前半の東京ブレイド編も中々の出来だったと思います。まず舞台シーンの作画が非常に丁寧というか神がかっており画面のの映像の世界に引き込まれてしまいました。黒川あかねと有馬かなのそれぞれの心情とそれを舞台演技にぶつけ合う場面が絶妙であり、回想シーンもあるなんてバトルモノじゃんこれとも思いましたね。そしてアクアのフラッシュバックという形で本筋に絡めてくるところも見事だったと思います。
2期終盤の舞台終了から宮崎ロケへ行くシーンは特に必見です。何かに勘付いてしまった黒川あかねといい、先生とアイを殺した犯人に復讐を誓うルビーの表情がとにかく迫真で1期のアクア以上にも思えました。この辺は2人の想いがあるのでその分倍増していると考えるのが適切でしょうか。個人的には無邪気で純粋な明るいルビーが好きなのですが、闇落ちする一面を覗かせるルビーにも心からの想いだと思うとそれはそれで魅力を感じてしまうのですよね。3期も制作が決定しましたのでこのあたりは次回作に期待しましょう。
キャラクターの個性的で面白い点や、安定の芸能ネタから演技の魅せ方、ミステリーとしての本筋の流れも完璧だったと思います。人気作だけあり安定したクオリティで完走できた傑作アニメのひとつでしょう。
ちなみにこれは完全に余談ですが、有馬かなの発言がしかのこののこたんにしか聞こえないというどうでもいい問題がありまして、舞台やアクアの想いを全てのこたんが言っていると思ってしまうときがありました。声優さん繋がりなので仕方ないのですが、これは被せてくる制作会社が悪い。それに〇〇のこってタイトルだからなおさらややこしいのなんの…。最終話のMEMちょが簡単作画になっていてのこたんっぽくなっていたのって…。
時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
話数:12話
ジャンル:ラブコメ
制作会社:動画工房
オススメ度:★★★☆☆(68/100)
正直放送前の期待値よりは見劣りしたかなといったところです。本当に時々しかボソッと思い出したかのようにロシア語をつぶやく程度で、あまり要素を感じられませんでした。終盤の生徒会選挙もアニメ内では盛り上がっているけど視聴者は置いてけぼりで、勝手に身内で盛り上がって終わった感じがしました。結局主人公がイキリだして全部解決することで、アーリャさんって実はそんなに強くないのでは?とも感じ取れる終盤でしたね。あと1話でお色気で釣っておいて終盤これはそんなのってないよ!
批判ばかりしても仕方がないので良い点を探すとすれば、各キャラが個性的な点で、だからこそもっとロシアの要素を出しても良かったのではと思うのでした。またEDテーマも毎週アーリャ役の上坂すみれさんが歌うカバー曲も楽しみのひとつでした。むしろこれがメイン…。ハレ晴レユカイが18年前という事実に衝撃を受けた人も多いハズ。
ここまで散々書いてはいますが、酷評するほどストーリーが破綻しているわけでもなく普通に見る分には安定して視聴できるアニメですので、キャラのお色気や可愛さと合わせて見ると良いかと思います。
魔道具師ダリヤはうつむかない
話数:12話
ジャンル:異世界転生、ファンタジー
制作会社:颱風グラフィックス、イマジカインフォス
オススメ度:★★☆☆☆(58/100)
あまり異世界転生を全面に出さなかった点は個人的には高評価でした。前半の重い展開を乗り越え、後半から終盤にかけて魔道具を開発し商売に持っていくシーンはお約束とはいえ安定していました。とはいえこの手の作品にありがちなある程度の既定路線には逆らえず大して盛り上がりもなかったところは残念でした。作画も怪しい点が散見されていて非常に厳しいと言わざるを得ず、評価を下げる一因となった点は残念でした。それにしても終盤の水虫ネタをずっと擦ってるのは面白かったのでプラスかな。気づいたら水虫の話していて思わず笑ってしまった印象がありました。水虫、赤髪って喜多郁代か!?
先輩はおとこのこ
話数:12話
ジャンル:ラブコメ
制作会社:project No.9
オススメ度:★★★☆☆(65/100)
これ自体は悪くないのですが、題材自体が男の娘というニッチなジャンルのためかなり人を選ぶアニメかなと思います。それぞれの悩みや葛藤とどう向き合い解決していくかが見どころです。一応最終回でまことが母親に全てを打ち明け納得してくれたので一通りケリはついたのではないでしょうか。変なお色気等はないので男の娘があまり好きでない人でもラブコメを押しているため受け入れられるハズです。あと蒼井ちゃんがかわいい。
疑似ハーレム
話数:12話
ジャンル:ラブコメ
制作会社:ノーマッド
オススメ度:★★★★★(95/100)
☆2024年夏アニメオススメ作品☆
最初疑似ハーレムとは一体なんだろうという疑問がありましたが、一人で何役もこなす役割だったんですね。七倉凛を演じる早見沙織氏の多彩な演技にハマってしまい中毒性がある危険なアニメでした。ツンデレちゃんや小悪魔ちゃんなどの演じ分けは流石であり氏が好きな人にはたまらない最高の一作になったことでしょう。
もちろんラブコメとしてもきちんと物語は進んでいて、毎週毎週コイツら早く結婚しろ!と何度思ったことか…。ただイチャイチャするのではなく疑似ハーレムのタイトル通り所々に凛の演技が入ってくるところもポイント。少し一風変わった作風かもしれませんが、凛の多彩な演技に魅了されながらも王道のラブコメを見せられていたと思います。1クールでうまくまとめられ、良い仕上がりとなっていた点も評価点でした。結婚して終わりではなくそこがスタートというのもこれまた素晴らしい。
この世界は不完全すぎる
話数:13話
ジャンル:ファンタジー
制作会社:100studio、studioぱれっと
オススメ度:★★☆☆☆(53/100)
ゲームのデバッガーとしてログインしていたら不具合でログアウトできず、ゲームの世界をさまようというコンセプトは決して悪くなく、ストーリーも3話あたりからグッと惹きつけられたのですが、最後の終わりが弱すぎましたね。ただのゲーム内ファンタジーに終わらせるのではなく、バグという一面を活かした点は盛り上がるのですが…。デバッグを悪用しまくるデバッガーの心情や、それを活用してやっつけたりと一味違うストーリーは楽しめました。ただ不完全なのはタイトルだけにしてください。確かに続きは原作を読んでくださいという主張は販促もあるためそれ自体は構わないのですが、アニメはアニメなりのオチの付け方があると思います。おれたたエンドにしてもちょっと投げやりすぎるような気もします。話が面白いだけに画竜点睛を欠くこのエンドは評価を大幅に下げる要因となってしまっている点が残念でした。
魔王軍最強の魔術師は人間だった
話数:12話
ジャンル:ファンタジー
制作会社:studio A-CAT
オススメ度:★★☆☆☆(50/100)
キャラクターは個性的で可愛く、戦闘シーンなんかも多かったので見どころはありましたが個人的には自分の感性とは合わないかなといったところです。AT-Xで視聴していたので次のぶいでんアニメまでのつなぎといった感じで見ていたため印象に残らなかったのもひとつありますが…。ダークファンタジーが好きな人には合うと思います。
Vtuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた
話数:12話
ジャンル:コメディ
制作会社:ティー・エヌ・ケー
オススメ度:★★★☆☆(70/100)
今期の問題作枠その2。このアニメのノリについていけるかどうかで評価が真っ二つに分かれる作品です。会話が衝撃的すぎて見ているこっちが恥ずかしくなってしまう場面が多々あり、特にアニメ前半がひたすらピー音の嵐でよくこれ案通ったなと感心すら覚えてしまいました。佐倉綾音さんになんてこと言わせてるんですかね。あとEPGではどちゃしこはOKなのに作中のセリフではピー音被せてくるのが少々謎でした。所々ネットミームも混ざっているのですが、軒並み10年以上前のネタなのでこれを書いている人の世代がわかってしまいますね、というか20代前半までの世代には通じないよねってミームが多々あったような気も…。私はVTtuberは見ないので詳しくはないのですが、配信にリアリティがあるという声を一定数聞きますので下品すぎる会話はともかく、コメントや企画がその辺再現度高かったのかな、なんて考えたりもしました。実際登場人物同士のコラボや会話自体はお下劣ながらも友情がしっかりとしているんですよね。そして最後にキズナアイから始まる過去のVTuberの歴史を映して終わるという演出も含めて、制作がこの手のジャンル好きじゃないとできない代物でしょう。いやでも最終話で感動シーンを持ってきたからって、今までのアウトなネタを清算したわけではないのですが、まあ終わり良ければ全て良しとしましょう。
天穂のサクナヒメ
話数:13話
ジャンル:ファンタジー、農業
制作会社:P.A.WORKS
オススメ度:★★★★☆(83/100)
原作をぜひプレイしてみたくなる内容でしたね。毎話安定した作りでサクナヒメの成長物語でもあるため、話数を重ねるごとにそれが実感できることから見終えた頃には達成感がありました。ヒノエ島での暮らしが始まったあたりで田右衛門達の挙動言動や、足手まといになるシーンが続く点がちょっと見ていてイラッとしてしまいましたが、そこを乗り越え米を作り上げることに繋がると思うと、まあそういう場面も必要だよねと考えるようにしました。最後も大団円で終わるため1クールでうまくまとめられていたと思います。あと気になった点はサクナヒメとココロワヒメの百合要素もあったのではと思うシーンもありましたね。最終話でサクナヒメがココロワヒメにあやされる幻覚を見るところなんかも、幻覚でそれ見るってことはもうそういうことだよね。
まとめ
今期は非常に豊作でした。私がここまでの数を見る時点で面白いアニメが多く、魅力的なキャラクターやストーリーがそれだけ多かったクールでアニメを見る楽しみが増えて良かったです。女神のカフェテラスのように2期で急激に化けた作品や、マケインや疑似ハーレムのようなヒロインに魅力があり、かつストーリーもしっかりとしている作品が多々あり充実していましたね。これとにごリリがまだ続いているのですが強いクールでした。
どうでもいいですが、放送前がピークとか言われていた「しかのこ」、2クール目に入った「推しの子」、ラストは劇場版へと続く「ぱいのこ(先輩はおとこのこ)」と〇〇の子シリーズが3つありましたね。特にしかのこと推しの子は潘めぐみさんが出ていてややこしかったですね?
おまけ
2024年春アニメ主題歌オススメ5選
前クールに引き続き個人的に好きな今期オススメ主題歌をピックアップします。
・パラレルなハート
内田真礼による恋は双子で割り切れないのOPです。
www.youtube.com
・なっちゃった!
アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノによる女神のカフェテラス(2期)のEDです。
www.youtube.com
・Watch Me
天乃リリサ(CV:前田佳織里)、橘美花莉(CV:鬼頭明里)による2.5次元の誘惑のEDです。作品自体は来期に跨ぐため感想は次回まわしですが、主題歌は1クールごとに変わるため取り上げます。
※最初は恥ずかしながら踊る美花莉ですがサビでノリノリになるところがポイント。
www.youtube.com
・マイクロレボリューション
TrySailによるダンジョンの中のひとのOPです。
www.youtube.com
・赤猫
水曜日のカンパネラによるラーメン赤猫のOPです。
※これぞアニメのための主題歌って感じが最高。
www.youtube.com
おわり