かぶとむし日記

映画、音楽、本の感想を中心に日記を更新しています。

読書

ジョン・レノン最後の5年間をたどってみる(映画 〜 ラジオ 〜 書籍)。

12月22日(月曜日)。 池袋の「シネマ・ロサ」へ、映画『夢と創造の果に 〜 ジョン・レノン最後の詩』を見にいく。 ★ 1969年3月にオノ・ヨーコと結婚し、その後ビートルズを脱退したジョン・レノン。ビートルズ解散後も独自の道を歩み、革新的な音楽を生み出…

映画『そこにきみはいて』を見る。

映画『そこにきみはいて』。 12月2日火曜日。「ヒューマントラスト渋谷」へ、竹馬靖具(ちくまやすとも)監督、福地桃子主演の『そこにきみはいて』を見にいく。 久しぶりの渋谷。工事中で駅の通路が変わっている。改札を出て一瞬どこに出たのかわからなか…

垣根涼介『信長の原理』読了 〜 この国はどこへ向かっていく?

11月26日(水曜日)。 午前3時過ぎ、垣根涼介『信長の原理上下』を読了。上下巻で長かったが後半にきておもしろく読んだ。 事実がどうであったかは別として、フィクションとして「本能寺の変」の解釈が新鮮。 明智光秀は、織田信長から、徳川家康を「堺見物…

ジャン・ジンシェン監督『ひとつの机、ふたつの制服』を見る。

11月5日水曜日。 仕事へいくSさんに川越駅で下ろしてもらい、「シネ・リーブル池袋」へ台湾映画『ひとつの机、ふたつの制服』を見にいく。 「シネ・リーブル池袋」は、2026年1月31日土曜日で閉館になるという。 雨の日でも池袋駅から傘なしで行けるという便…

吉田修一『熱帯魚』を読む 〜 映画『ブライアン・エプスタイン⋯⋯』を見る(否定的な映画の感想になります)。

『ブライアン・エプスタイン 〜世界最高のバンドを育てた男』。 9月27日土曜日。 「TOHOシネマズシャンテ」へ、Sさんと『ブライアン・エプスタイン〜世界最高のバンドを育てた男』(ジョー・スティーブンソン監督)を見にいく。11時15分からなので、少し早く…

映画と原作の『国宝』について。

9月2日㈫。朝、小雨。 朝仕事へいくSさんに川越駅まで送ってもらう。天気予報に雨マークがついていたので折りたたみ傘をカバンに入れる。 ここへきて「脊柱菅狭窄症」の痛みも薄れ、「整形外科」の診療もひとまず終了した。 今日は、ひとりで東武練馬駅(練…

ユーモア小説?〜佐藤愛子「ソクラテスの妻」を読む。

8月28日(木)。晴れ。 午後ユーカ遊びに来る。 バリ島へ旅行したとき、ミーミがリスにひっかかれた。病原菌がからだに残らないように、母と上尾まで予防注射へいったので、ユーカひとりでわたしのところへ残った。 ユーカはSさんとスマホの「脳トレ」で遊ん…

Sさん階段を落ちる 〜 8月15日「敗戦記念日」に永井荷風を想う。

浅草仲見世通りを歩く永井荷風(木村伊兵衛撮影)。 8月11日(月)。断続的に雨。 Sさん、ミレイ(孫)のバレー発表会に行き、会場の階段から転倒し、4〜5段落下する。 会場のスタッフが救急車を手配してくれて、近くの病院へ搬送。レイコ(娘)とわたしも救急…

永井荷風は、戦争に熱狂する国民をどう見ていたか?(川本三郎著『荷風の昭和』から)。

「日本現代の禍根は政党の腐敗と軍人の過激思想と国民の自覚なきことの三事なり」(永井荷風「断腸亭日乗」昭和11年2月14日) ★ 7月2日(水)。 午前8時30分、川越警察署に行き、免許更新の手続きを終了する。 帰宅して川本三郎さんの『荷風の昭和』を読む。…

【備忘録】〜桐野夏生著『オパールの炎』〜映画『今日の空が一番好き、と言えない僕は』。

『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』。 1ヶ月くらい前に読んだ本と見た映画──忘れないための記録として。 4月29日㈫。晴れ。「シネ・リーブル池袋」へ、Sさんと大九明子(おおく・あきこ)監督の『今日の空が一番好き、と言えない僕は』を見にいく…

長谷川泰子をめぐる2冊の本〜『ゆきてかへらぬ』(長谷川泰子口述)と『夏日狂想』(窪美澄著)。

新河岸川(川越)の桜見物。 3月30日㈰。曇り。Sさんは今日と明日、友人の女子たち4人で、「埼玉古墳(さきたまこふん)」に近い「茂美(もみ)の湯」温泉へ1泊で行く。 現地集合。 川越からクルマで1時間ちょっとくらいの距離──軽量の旅だ。 「茂美の湯」は…

「兵(つわもの)どもが夢の跡」〜「本郷菊富士ホテル跡」を訪ねる。

本郷菊富士ホテル跡。 3月24日㈪。曇り。仕事へいく途中のSさんに川越駅で降ろしてもらい、わたしは文京区本郷三丁目の「CS眼科」へいく。 4月11日に「斜視」の手術を受ける。その前検査のため。 これまでずっとクルマの運転してきたが問題はなかった。なの…

宇野浩二の恋愛小説『思い川』を読む。

宇野浩二氏。 1月28日㈫。 宇野浩二の書いた恋愛小説『思い川』を読む。 作家や画家などが下宿していた「本郷菊富士ホテル」(東大赤門そばにあった)。 小説家・宇野浩二は、住居とはべつに原稿書きの仕事場として利用していた。 そのころ交際のはじまった…

中原中也と小林秀雄が惚れた女、長谷川泰子を描く映画『ゆきてかへらぬ』が2月21日公開〜アキ・カウリスマキ監督『枯れ葉』のこと。

広瀬すずが演じる長谷川泰子 1月22日㈰。晴れ。この頃雨が降らない。テレビや新聞を目にしてないが、水不足は大丈夫なのだろうか。 昼頃から図書館へ、借りた本の返却にいく。 図書館に「キネマ旬報」(2025年2月号 No.1956)の新しい号があったので目を通…

阿川佐和子の志賀直哉・阿川弘之の話〜三宅香帆著『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の話。

12月26日㈭。晴れ。八王子から各駅の「川越線」に乗って約1時間10分。tukaさん、来る。 川越駅11時に合流。 Sさんの運転で、川越市のはずれにある「野草庵」へいき、お昼。わたしだけビールを飲む。 食事後、わたしの家へ。 tukaさんは、本と囲碁が好き。わ…

韓国の作家・ハン・ガン著『少年が来る』〜キム・ソンス監督の映画『ソウルの春』。

ハン・ガン著『少年が来る』。 12月23日㈪。ノーベル賞を受賞した韓国の作家・ハン・ガンの『少年が来る』を読む(まだ30%くらいまで)。 ハン・ガンを読むのははじめて。 この小説、背景や舞台の説明なし。読者をいきなりその厳しい現場に立たせる。 1980 …

病院→イルミネーション→瀬戸内寂聴著『諧調は偽りなり』。

12月21日㈯。「月一(つきいち)」の南古谷病院。 血液検査にくわえて、心電図、レントゲン撮影。そのあとで医師の診断を受ける。 コレステロール、不整脈、腎臓の数値どれも改善傾向にある、というのでひと安心。 長い事、息切れしやすく、旅行にいっても長…

成瀬巳喜男監督『晩菊』〜近藤富枝著『本郷菊富士ホテル』。

映画『晩菊』の杉村春子。 12月14日㈯。娘の夫の両親とわたしたち夫婦の4人で、昼食をともにする。 それから、ミミ(孫、10歳)のピアノ発表会を見にいく。 娘の話では、「練習しない子だから来てもしょうがないよ」といわれていたが、あちらの両親も来ると…

近所の散歩〜川本三郎作『遠い声 浜辺のパラソル』を読みながら⋯。

11月28日㈭。晴れ。家にいると運動不足になるので、近所へ散歩に出た。 心臓が原因(薬を飲んでる)なのか、長い距離を歩くと息がハアハアするので、体調と相談しながら、いつでも引き返せるように歩く。 いちばんはじめは、近くの「熊野神社」。ここへはよ…

島村洋子さん「ビートルズに殴られなかったら」(里中哲彦氏の著書から)

ビートルズから受けた影響を、どんなふうに説明したらいいのだろう。基本的な価値観を、相手とわたしが共有してないとき⋯。 食堂などのお店で、ビートルズが店内のBGMでちいさく流れていることがある。はじめ、知り合いに会ったようなうれしさがあるけれど、…

五十嵐大著『ぼくが生きてる、ふたつの世界』を読む。

10月9日㈬。雨。 Sさん、親戚Yさんのお見舞いで半日留守。 五十嵐大(いがらし・だい)の自伝的エッセイ『ぼくが生きてる、ふたつの世界』を読んだ。 映画を見て感動していたら、マー君のママさんが、コメントで、原作をご紹介くださった。 おもしろそうだぞ…

呉美保監督『ぼくが生きてる、ふたつの世界』〜水野格監督『あの人が消えた』。

9月25日㈬。 Sさんと、「さいたま新都心駅」の「MOVIXさいたま」へ、呉美保(お・みぽ)監督の『ぼくが生きてる、ふたつの世界』を見にいく。 ★ 予告編 www.youtube.com 【公式サイト】 https://gaga.ne.jp/FutatsunoSekai/ ★ ろう者の両親と、耳が聞こえて…

懐かしい3人の来客あり〜辻村深月『傲慢と善良』を読む。

7月22日㈪。 昼頃、川越駅へフジモトくん(山口県)、ヨシダくん(栃木県)、トミ坊(東京)来る。 フジモトくんが山口から上京したので、いつものように東京で5〜6人が集まった。 本屋さんに務めていたころのアルバイト学生で、みんな、わたしより6〜8歳…

白井聡・雨宮処凜の対談『失われた30年を取り戻す』〜受け身の若葉竜也がすばらしい映画『街の上で』(今泉力哉監督)。

6月13日㈭。 昼、妻は仕事。 自宅で、白井聡(しらい・さとし)と雨宮処凜(あまみや・かりん)の対談本『失われた30年を取り戻す〜嘲笑と冷笑だけが武器!?』(Kindle版)を読む。 「国体護持」という言葉は、いま死語のようになっているが、じつは日本は…

川本三郎著『東京は遠かった〜改めて読む松本清張』〜野村芳太郎監督の映画『鬼畜』(1978年公開)。

6月14日㈮。 娘家族と的場の「くら寿司」で、夕飯を食べる。退院してはじめての外食。 「生ビール1杯くらいなら」とおもって、パネルで注文を入力している娘に頼んだら、隣りにすわっている双子のひとり「ミーミー」にギロッとにらまれたので、取り消す。 …

苦い味の映画3本〜『ありふれた教室』『関心領域』『ミッシング』(2度目)。

5月22日㈬。 午前、練馬区役所へいき、印鑑証明4通。 練馬駅から池袋駅へ出て、ルミネの8Fにあるコーヒー・ショップで、映画の時間待ち。 1時間ほど、栗原康著『大杉栄伝 永遠のアナキズム』(Kindle版)を読む。 こちらはKindle版があるけど、先に読んだ同…

芝木好子の世界を堪能!〜『群青の湖』を読む。

3月19日㈫。晴れ。 午前、芝木好子著『群青の湖』を読了。 琵琶湖のほとりにひとり嫁いできた瑞子は、旧家の重みと夫の背信から、幼い櫻子をつれて生まれ育った四谷に戻る。かつて美しい染めや織りの技を競いあった仲間にむかえられ、瑞子は群青の湖の永遠の…

映画もおもしろいが、原作も抜群!〜瀬尾まいこ『夜明けのすべて』。

2月23日〜25日のあいだ、本は瀬尾まいこの『夜明けのすべて』、映画は、フィンランドの監督、アキ・カウリスマキの旧作を4本見た(「amazonプライム」の配信)。 今回は、アキ・カウリスマキではなく、瀬尾まいこ『夜明けのすべて』を読んだ簡単な感想。 ★ …

映画『風よ、あらしよ』〜伊藤野枝、二十八歳の悔しい最期(2月17日)。

2月17日㈯。 池袋駅北口の歓楽街にある「池袋シネマ・ロサ」へ、『風よ、あらしよ 劇場版』を見にいく。 映画のなかの伊藤野枝と大杉栄。 ★ 大正時代に結婚制度や社会道徳に真正面から異議を申し立てた女性解放運動家・伊藤野枝を描き、2022年にNHK BS4K・8…

川本三郎著『「男はつらいよ」を旅する』〜三宅唱監督『夜明けのすべて』。

2月13日㈫。 「イオンシネマ板橋」へ、三宅唱監督の『夜明けのすべて』を見にいく。早めに出たので、駅前の「コメダ珈琲」で、1時間ほどモーニング・コーヒー・タイム。 以前紙の本で読んだ川本三郎著『「男がつらいよ」を旅する』が電子書籍化されたので、…