BanekkiNikki

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2025年にヒロアカ初見

2025年にヒロアカ初見

友だちへ

黒バスにハマったって聞いたとき今!?wwwとかバカにしてすみませんでした

※この記事は上鳴電気くんと相澤消太さんに夢自我を持っている人間が書いています。途中そういう感じの思想が出てきます。

今!?

自分が一番驚いています。今なんだ。

 

そもそも

ヒロアカの連載開始が2014年。ドンピシャ世代なうえに当時はハイキューや暗殺教室などのジャンプ作品が大流行していたためオタクではないクラスメイトも追っていたくらいだった。

例に漏れず私もジャンプを読んでいたが、当時はバレーボール漫画の大王様に青春を捧げていたためヒロアカに触れることはなく、10年が過ぎ今に至る。

 

いわゆるオリジン組の名前と顔が好きなキャラがいること、爆豪勝己さんが緑谷さんをいじめていたっぽいことくらいしか知らなかったので、読む前の知識はこれ。

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オールマイトさんのことヒョロガリとか言ってすみません

正直こんだけデッカいジャンルにも拘らず一切通らずにここまで生きてきてるんだからこの先も触れることはないんだろうな~と思っていたので、本当に「こんなはずでは」状態の今。上鳴の顔が好みすぎるのが全ての原因である。

ということでこの記事は10年間素通りしてきたジャンルのキャラクターの顔に釣られてフラフラと立ち寄った結果あまりに良すぎるストーリーにブン殴られた元ジャンプっ子のヒロアカの感想記事です。以下コミックス最終巻までのネタバレを含むので注意。

 

 

読むぞ

あらためて僕のヒーローアカデミアのあらすじから。みんなもう知ってるよだとは思うけど10年間素通りで生きてきた人はまだいるはずなのでね

 

人口のほとんどが「個性」という超常能力を持つ世界。「個性」を持っていることがデフォルトなので「ヒーロー」が職業として存在している。そんな世界で個性を持たない「無個性」として生まれた主人公・緑谷出久がヒーローになる、というお話。

 

ヒロアカの世界では、「ヒーロー」は単なる職業でありながら、同時に"象徴"でもある。職業としてのヒーロー:A HEROと象徴としてのヒーロー:THE HERO。

職業としてのヒーローでありながら同時に"象徴"そのものでもあるトップヒーロー、オールマイトとの出会いが、ヒーローに憧れる無個性・緑谷出久の人生を大きく変えていくことになる。

 

流れに沿ってよかったところをすべて挙げると源氏物語みたいな文章量になってしまうので、特に好きな部分を振り返ろうと思う。

 

 

ヒーローのはじまり

🎵ドッキリドンドン‼️🥳

Q.自分に「個性」がないならど~~~~~する?

A. がんばる💡

これを大真面目に言うのが緑谷出久である。

 

各々の個性を活かしたヒーローがプロとして活躍する時代、デクもまたプロヒーロー・オールマイトに憧れていた。

爆轟勝己を筆頭に、周囲はそんなデクをことあるごとに馬鹿にしてくるが、デク自身に「個性」が無いながらも、オールマイトのようなヒーローになりたいと夢見ていた。

 

その当人に諦めろって言われるんですけどね。

 

まあ、当然ちゃ当然である。どれだけ好きでルールに詳しくても、グローブを持っていなければ野球選手にはなれないので……

 

憧れ本人からヒーローは難しいと言われ、失意の中で家路に着くが、奇しくも爆轟が敵に襲われている場面に遭遇してしまう。駆け付けたプロヒーローたちが動きあぐねている中、救おうと立ち向かったたった一人は無個性のデクだった

 

爆轟にどうしてお前なんかが来たと訊かれた時、デクは「君が救(たす)けを求める顔をしてた」と答える。それは無意識でも使命感でもなく、"デクがデクだったから"だと思う。

 

デクが憧れたヒーローって、職業より"象徴"としてのヒーローだったんじゃないかな-。

多分デクの周囲はヒーローといったら職業のことで、だから個性を持たない者の「ヒーローになりたい」を笑ったけれど、デクが目指していたヒーローはずっと、困っている人を救ける"象徴"だった。

だから、無個性ゆえに焦がれるほどにヒーローに憧れていた、緑谷出久だったから敵に立ち向かえたんだと思う。

 

しかしというかやはりというか、気持ちだけで敵が倒せるわけもなく、オールマイトが割って入ってデクと爆轟は窮地を免れる。

それでも、無個性でありながら爆轟を救けようとしたデクを目の当たりにしたオールマイトもまた、デクにヒーローとしての素質を見出し、自身の個性「ワン・フォー・オール」を引き継がせることを決める……というのが物語の始まりである。

 

もう号泣

 

えなんかァ😢最初から号泣してしまって😢

 

なんでこんなに涙腺を刺激されたのかわからないけど、「少年漫画っていいなぁ」と思っってまぁまぁな号泣をした。病院の待合室で。傍目に見たら採血が嫌すぎて泣きじゃくっている成人女性だったと思う。

 

 

 

余談だが堀越先生はONE PIECEのファンらしい。

て言ってもONE PIECEは超絶デカジャンル、現在進行形の伝説みたいなマンガである。

好きな漫画としてジャンプの先生たちが挙げることもまああるだろうと思うが、堀越先生は少年時代ワンピの読者お便りのコーナーにイラストを投稿するほど熱心なファンだったらしい。

 

 

 

OFAの継承は物理的なものではないけど(物理的ではあるのか…?)、物語が動き出す大きなきっかけとして「託される」が共通していて胸が熱くなったりした。

 

OFAの継承から始まり、ヒロアカは「託すこと」が物語のベースに流れている。個性そのものもそうだし、歴代のOFA保持者からの想いとか、いろいろ。

ヒロアカのテーマってなにかな~と考えたときに「託すこと」と「繋ぐこと」で迷ったけど、ベースにあるのはやっぱり「託すこと」で、そこから枝分かれして「繋ぐこと」に向かっていくのかなと思った。

 

雄英高校文化祭

は、文化祭そのものというより、ミリオ先輩とエリちゃんの話がとても好き。

 

エリちゃんのために、文化祭を楽しんでもらおうと意気込むデク。

文化祭当日、デクたち1-Aのステージは下馬評を覆し、観客を見事に盛り上げる。その観客の中にはミリオ先輩に連れられてステージを見るエリちゃんの姿もあった。

声を上げて喜び、満面の笑顔を咲かせるエリちゃん。そして、それを見守るミリオ先輩の目には涙が光っている。

 

絶対に泣くだろ。こんなのは。

 

重く辛すぎる過去を背負い、笑顔の作り方を忘れてしまったと話していた少女が今はこんなにも楽しそうに笑っている。ミリオ先輩は、亡き師が何よりも大切にしていた「笑顔」を取り戻せたことが嬉しくて泣いたんだと思う。

 

きっとミリオ先輩は喜んでもらおうとしたことが実を結ばなくても、助けるのは当たり前のことだと笑うと思う。

でもやっぱり報われてよかったね~と思うし、エリちゃんの笑顔を見て安堵したミリオ先輩が、少年みたいに顔をくしゃくしゃにして泣くからこちらもべしょべしょに泣いてまうよ~~~

ヒーローって、報われることとか見返りがなくても頑張ることを求められるしヒーローたちもその心づもりでいるんだろうけど、やっぱり人のために頑張ってる人が報われる世界であってほしいなーと思う。

 

あとエリちゃん達の帰り際、デクから手作りのリンゴ飴を渡されるシーンも大好き。

 

エリちゃんの願いを叶えてあげたデクも、ちいさな願いを覚えてて、気にしてくれていたミリオ先輩も、ヒーローたちをヒーローたらしめる根っこの部分がやさしくて良いな~って思う。

文化祭編ってそういう、ヒーロー見習いの子たちの中にあるヒーローらしさを改めて感じられてとてもよかった。

 

 

1-Aの出し物(と練習)については公式でカプ誕生するかと思って普通にBAD入ったけど……

 

 

上鳴電気はあくまで「友達思い」の奴だから😭

 

にしても私って他ジャンルで夢女子してる相手に公式嫁とかがいても全然カプ萌えできるのになんで上鳴に公式彼女ができるのは嫌なんだろーー

 

似た(複数ジャンルでそれぞれ夢女子していていずれかのキャラでは公式嫁がいても平気だけど他のキャラでは我慢ができないダブスタの夢女子)例がいれば教えてほしいです

 

 

 

出久に助けられた大柄の女性

 

AFOに狙われたことで周囲を巻き込むのを恐れ、独り雄英を去ったデクをクラスメイトが説得し、デクがクラスメイトの手を取ったあと。

デク達を待っていたのは、雄英にデクを帰還させることを拒む市民達だった。

受け入れ反対派からの不満は、それまで市民の間に積もっていた社会へのフラストレーションと一緒にデク1人に投げつけられ、ついにはデクは再び雄英に背を向け立ち去ろうとしてしまう。

 

ズーーーーーン⤵︎⤵︎

 

反対派の気持ちもわからなくはないんだよな。

死柄木に狙われている人間を再び雄英に戻せということは、すなわちいつ爆発するか分からない爆弾を抱えてる人と生活を共にしろと言われているのと似たようなものなので。しかもその爆発って本人の意思じゃないからいつ起きるかもわかんないし防ぎようもないし。

デクがAFOに粘着されてるのはデクのせいじゃないけど、自分があの世界のモブならそんな事情は知ったことじゃないが?とか少しは(見栄)思ってしまうだろうしねー。

 

 

市民達からの不満を目の当たりにしたお茶子ちゃんが人々に訴えかけるシーン。

 

緑谷出久は、「特別な人間」なんかじゃなくて、「特別な力を持っているだけの普通の人間」であること。その普通の人間が、困難な道を歩もうとしていること。

 

お茶子ちゃんの訴えを耳にし、ある女性がその目に「緑谷出久」の姿を捉える。

ここで描かれるデクがとてもちっぽけでボロボロで心細そうで、さっきまでA組の手を取るまいと拒んでいたデクとは大違いで、無理して強くあろうともがいてたんだなぁというのが伝わってきて泣いてしまう。

 

彼女の目に映ったのは、ボロボロになり疲弊しきった普通の高校生。そしてその高校生は、彼女がかつて救けられたヒーローだった。

 

デクは周囲を巻き込んでしまいたくなくて独りを選んだけど、その独りの時間でさえも誰かのために使っていた。

その「誰か」がデクに救けられたことを覚えていて、デクが独りで戦っている間もヒーローであったことの証明になった。お茶子ちゃんの主張が実感をもって伝わっていった。

 

「これは僕が最高のヒーローになるまでの物語

 そしてみんなが最高のヒーローになるまでの物語だ」

 

泣き崩れたデクのもとに駆け寄ったのは、雄英の生徒ではなく、デクに助けられた女性と洸汰くん。ヒロアカのテーマ「繋ぐこと」のひとつだなー

「救けた恩を返してもらった」っていうやりとりだけじゃなくて、「ヒーローに救けられた人が、誰かを救けるヒーローになる」っていう、ヒーローの精神性がつながっていっているような気がした。

 

デクがしていたヒーロー活動は、巡り巡ってデク自身を助けるきっかけになった。でもそれって偶然じゃないけど必然でもなくって、救けられた人たちが選ばなければ起こらなかったことでもある。

デクがしたことはそれだけを見ればただの人助けだけど、その本質は誰もがヒーローになる「可能性」の種まきだった。種は自分の意志では成長しないけど、種を受け取った人たちがそれを大事にしてくれたから蒔かれた種が芽吹いたんだと思う。

 

 

ある野球選手は「憧れるのをやめましょう」と言った。彼曰く、憧れてしまったら超えることはできないから。

 

オールマイトに憧れて、彼のようでありたいと夢見た日々が、無力な少年だった緑谷出久をヒーロー"デク"にした。

力を得て、戦いを経験し、傷だらけになったデクは、それでもなおオールマイトのような完全無欠のヒーローを目指し、仲間たちに隣を歩ませることを拒んだ。

 

オールマイトになくて、デクにあったもの。「隣を走ってくれる仲間の存在」に目を向けず、憧れだけで視界を満たしていたら、その先にあったのは「ヒーローだけが戦う世界」だったと思う。

 

仲間の手を取って、孤高への憧れをやめたデクに、それまでヒーローに救けられた人たちが手を差し伸べて、頑張れと声をかける。

だからこそみんながヒーローになれたし、みんながヒーローになれたからこそ、OFAがAFOを凌ぎきれたんだと思う。

 

完全無欠に憧れた「ヒーロー・デク」は、憧れを捨てて、「普通の人間・緑谷出久」の姿をみんなにさらけ出した。

ヒーローが普通の人間であることを知った人は、自らもまたヒーローになり得ることを知る。

そうして根が繋がっていって、みんながヒーローになれる世界の、揺るがない足場ができていくんだろうなー。

 

 

おわりに

 

ジャンプっていいな~。

 

ヒロアカって友情・努力・勝利をドストレートに描いていて、読んでいてめちゃくちゃ気持ちよかったし、堀越先生ってジャンプが本当に大好きなんだろうな~って思った。

 

少年漫画ってよくなんやかんやあるけど結局は主人公が勝つんだろみたいな揶揄をされがちだけど、デクって、最後に勝つことが分かってても応援したくなる「頑張れって感じのデク」だな~と思う。

友達思いで、ぐちゃぐちゃのボロボロになりながらも努力して、たくさんの人から託された想いを乗せた拳で勝利する。王道中の王道だけど、やっぱりこういうのって良いな~と思って読んでる時何度も涙腺が緩んでしまった。

 

若い、というか子ども世代にも読んでほしいし、もしジャンプが好きだけど最近のは読めてない…という人がいたらそういう人にもぜひ読んでほしい。

 

笑って、めちゃくちゃ泣いて、でも最後には最高の笑顔で読み終えられると思います。

 

ぜひ!

 

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