50年以上前の旧車を愛用しています。新車登録から13年超のガソリン車に対して、自動車税に一律で上乗せされる経年重課の制度に疑問を感じます。車の製造に伴う二酸化炭素(CO2)排出量などを考えれば、同じ車に長く乗り続ける方が環境に優しいのでは。古い物を大切にする精神が失われていく気がしてなりません。 名古屋市緑区の片岡康平さん(68) 自動車税の重課分の負担は所有者にとって小さくなく、記者も初めて購入した車を13年のタイミングで手放した経験があります。一方で、環境性能に優れた車が多く開発されています。脱炭素を目指す上で乗り続けるのがいいか、買い替えるのがいいのか。税制の仕組みとともに探りました。(竹内なぎ)