スマホアプリが担っている役割の一つは、「患者に反すうが困難の解決に役立つという考えから、反すうによるネガティブな影響に気付かせる」こと 仮想現実(VR)技術を活用したデジタル治療の開発などを手掛けるスタートアップのBiPSEE(ビプシー、東京都渋谷区)は、高知大学医学部付属病院(高知県南国市)との共同研究で、うつ病に対するVRデジタル療法の有効性を確かめた。対象患者のうつ病スコアが大きく減少したという。今年中の治験開始を目標に準備を進め、治験後は医療機器としての承認を目指す。 今回、VRデジタル療法を高知大の医師主導で行われた特定臨床研究に採用。50人のうつ病患者の協力を得て同療法の有効性を評価したところ、うつ病症状を軽減する効果を確認できた。 VRデジタル療法は物事を繰り返し考え続けてしまう「反すう症状」の軽減を足がかりとして生かし、抑うつの改善につなげるという試み。認知行動療法で用いら