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対象の映画 まず対象とする映画を選定します。さすがに全てのアメコミ映画を網羅はできませんので、2000年以降に劇場公開されたアメリカの映画…とくに「DC」と「マーベル」の二大アメコミ企業に焦点を絞ることにします。 対象は実写のみで、アニメーションは含みません。 劇場公開された映画のみを対象としますが、日本では劇場公開されていない作品もあります。 データの整理 それではさっそく対象の映画を一覧で整理してみました。 「DC」と「マーベル」の2つに分類しようと思ったのですが、スタジオごとのほうが傾向を観察しやすいと考え、もう少し分類を増やすことにしました。少々ややこしいのが「マーベル」で、マーベルは複数のスタジオにいくつかのタイトル&キャラクターの映画化の権利を売却してしまった過去があるので、分散しています。そこでおおまかにMCUとその他の作品をまとめた「MCU+」、ディズニーに買収される前の2
この記事は私の“SNSでは書き切れない程度の文字量のちょっとした意見”を書き連ねる【MY OPINION】の簡易特集です。あくまで“ちょっとした”なので内容はあっさりしていますが、あしからず。 今回は「政治的中立性」という概念について、あれこれと思ったことを整理しています。 政治的中立性って何だろう? 「私は中立なので~」なんてフレーズはわりとよく耳にします。 気軽に「中立」という言葉は使われがちですが、でも「中立」って一体なんなのでしょうか? あらためて問われると意外に答えるのが難しい概念です。 ましてや「政治的中立性」となるとますます難しい気もします。 それでもその意味は整理されず、とりあえずさまざまな場面で「政治的中立性」が掲げられることが多々あります。ゆえにまた厄介な状況を生みます。その認識の差異がまたときに政治的な軋轢を生むからです。「政治的中立性」という言葉は実は最も政治的に論
今回は、何かと日本のネット上でも話題になりがちなアダルトコンテンツ規制と深く関連がある、「反ポルノ運動」についてまとめています。「エッチなものを禁止したがる感情的な人たち」とか「性的なものへの過剰な拒絶反応」なんて認識の人もいるかもしれませんが、実はもっと政治的な背景と歴史があります。 ではどういう運動で、どんな歴史があるのでしょうか。 ※この記事は私が個人用に整理していたメモを多少構成を変えて修正して公開するものです。あまり専門性がなく、完全に網羅して整理もされていないのですが、それでもよければ読み進めてください。随時、内容を更新することがあります。 反ポルノ運動は1970年代から保守的な政治と密接な関わりがあり、2020年代はさらに勢いを増している。 日本では反ポルノ運動に対する認識が非政治化されてしまっており、捻じれた誤解が助長されている。
その実話をコメディの素材に? 航空機のハイジャック事件は、今でも世界的にも年に数回か、全くない年もあるほど、滅多に起きないレアな事案です。 日本では歴史上、3件の航空機のハイジャック事件が存在し、そのうちのひとつは「こんなこと、本当に起きたのか!?」っていうくらいに「事実は小説より奇なり」の破天荒な内容でした。 そんな実際に起きた航空機のハイジャック事件から着想を得た映画が2025年に登場しました。 それが本作『グッドニュース』。 本作がインスピレーションの元にしているのが1970年3月31日に発生した、通称「よど号ハイジャック事件」。犯人は新左翼党派の共産主義者同盟赤軍派に所属する一部のグループで、北朝鮮へ亡命するべくそこに向かえと要求。日本にとどまらない、韓国や北朝鮮を巻き込んだとんでもない大事件へと発展するのですが、結局、死傷者をひとりも出さずに終息します。 映画『グッドニュース』は
イプセンの戯曲をクィアに翻案 「近代演劇の父」と称されるノルウェーの劇作家…それが「ヘンリック・イプセン」です。1800年代にその才能を発揮し、今も世界で最も有名な劇作家の偉人として語り継がれています。1906年に亡くなったので、もう没後125年になるんですね。 そんな“ヘンリック・イプセン”の代表的な戯曲のひとつが、1891年に初演が行われた『ヘッダ・ガーブレル(Hedda Gabler)』です。19世紀の演劇の傑作と称賛されているリアリズム劇で、『ハムレット』の女性版と評されることもあります。 主人公はそのタイトルどおりのヘッダという女性で、結婚して腰を落ち着けたのですが、「妻」や「母」という役割に大人しく収まるのはどうにも性に合わず、その言動が周囲の人々の人生をときに劇的に揺さぶっていく…というのがだいたいの物語。 かなり癖の強い容易く同情させない女性主人公で、その解釈はフェミニズム
世界よ、己の危うさを自覚しろ ホワイトハウスの一部が半壊しました。敵国やテロリストの攻撃を受けたからではありません。自国の大統領の指示でした。 ノーベル平和賞を何がなんでもとりたいと幼児のように駄々をこねていたアメリカの“ドナルド・トランプ“大統領でしたが、政府が閉鎖している中、2億5000万ドルかけてホワイトハウスに宴会場を建設する計画が着工しました。当初は「現在の建物に支障をきたすことはありません」と言っていたのですが、しっかり歴史的建造物はその一部が解体され、外観に大きな変化をもたらすのは史上初です(PolitiFact)。 正直、こんな滅茶苦茶なことが現実のアメリカの政府中枢で起きている中で、今回の映画を紹介するのは場違いというか、説得力が薄くなってしまうのですけど、まあ、これも現実なのでね…。映画のほうはいたってシリアスで宴会どころではありません。 それが本作『ハウス・オブ・ダイ
ファイナル配信スルー回避! 日本の映画ファンにとっては重大な業界ニュースが2025年9月に飛び込んできました。 「ワーナー・ブラザース」の洋画作品の国内配給を2026年から「東宝東和」が行うと合意したというもの。 「東宝東和」は日本最大手の「東宝」の傘下であり、これによって「パラマウント・ピクチャーズ」と「ユニバーサル・ピクチャーズ」、そして「ワーナー・ブラザース」と、ハリウッドの3大企業が全てひとつに集中します。 あまり喜べるニュースではないでしょう。そもそもこうなったのも、ワーナー・ブラザースのアメリカ国外配給体制の削減が背景にあると思われ、日本がいかに市場として価値がないと思われているかを示唆しています。また、東宝の寡占状態は業界の競争の不健全化を招き、配信スルーも起きやすくなると思います。 どういう業界に変容しようとも、私は大手に媚びることなく、これからも映画の感想をだらだらと書い
嫌いにならないで…アニメシリーズ『光が死んだ夏』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。 英題:The Summer Hikaru Died 製作国:日本(2025年) シーズン1:2025年に各サービスで放送・配信 監督:竹下良平 自死・自傷描写 恋愛描写
PTAの戦いは新たなフェーズに 2025年もいよいよ映画界の賞レースの顔ぶれが出始める時期に突入しましたが、さっそく早々に筆頭候補が現れてしまったようで…。今年の米アカデミー賞の最多ノミネートは確実…いや、作品賞受賞の最有力は間違いなしか…。 それが本作『ワン・バトル・アフター・アナザー』。 無論、「PTA」こと“ポール・トーマス・アンダーソン”監督の最新作ともなれば、シネフィルたちは美味しそうな骨付き肉を目の前にだされて涎を垂らす犬のようになってしまうもの(まあ、“ポール・トーマス・アンダーソン”監督はヴィーガンですけどね)。 今作『ワン・バトル・アフター・アナザー』は、あの世間的には“ポール・トーマス・アンダーソン”監督の最大の傑作と評される『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』を更新する大傑作だとえらく絶賛されまくっており、ちょっとしたお祭り状態です。 確かに本作は“ポール・トーマス・アン
「マノスフィア」や「インセル」という言葉を聞いたことはありますか?今回は「マノスフィア」や「インセル」について、簡単にで... マノスフィアは「女性蔑視と結び付けられる男性中心のオンライン・コミュニティ」と一般に説明されます。 一方で、そんなマノスフィアの女性版とも言えるのがこの「フェモスフィア(ウーマノスフィア)」です。 今回は「フェモスフィア(ウーマノスフィア)」について、簡単にですが、その意味を整理していきたいと思います。 ※この記事は私が個人用に整理していたメモを多少構成を変えて修正して公開するものです。あまり専門性がなく、完全に網羅して整理もされていないのですが、それでもよければ読み進めてください。随時、内容を更新することがあります。 「フェモスフィア」とは? その形態の種類 「フェモスフィア」とは英語で「femosphere」と書きます。「ウーマノスフィア(womanosphe
冤罪は身近に突然に 「冤罪」というのは一般的に「無実であるのに有罪として社会的にみなされ、何らかの刑罰を受けることになる」という状況を指します。とくに有罪判決を受けたわけではないものの、疑いを向けられたり、起訴されたりしただけでも、冤罪の範疇に入れる考えの人もいますが(ならこの世のだいたいの人が冤罪を経験していることになると思うけど…)、基本的には司法の用語なので、司法上の判決が大きな分岐点と言えるでしょう。 司法は「犯罪を犯した人と、犯していない人を適切に区別できる」ことを前提としています。そうであるべく司法のシステムがあり、ゆえに司法は「正義」を掲げています。冤罪がいわゆる「miscarriage of justice(正義の失敗)」と称されるのは、まさにそのためです。司法において起きてしまってはいけないこと…最も起きてはいけない過ちだからです。 日本でも2025年は「大川原化工機」事
私は飲み込まれるのだろうか…映画『テレビの中に入りたい』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。
ハワイの人の手で、ハワイの物語を作る 今はGoogleで検索すると「AIによる概要」というのが当たり前のように表示されるのが普通の光景になってしまいましたが、そこで「ハワイ」と検索すれば真っ先に「美しいビーチや豊かな自然が魅力の人気の観光地」と紹介されています。 確かに日本にとってはハワイは定番の観光地です。間違ってはいません。 でもそれはハワイがさまざまな歴史の上に辿り着いた今の姿のある一面にすぎません。ハワイが今に至る前にどんな激動の歴史があったのか。そこには「美しさ」や「豊かさ」なんて安直な言葉では言い表しきれない過去がありました。 ということで今回紹介するドラマシリーズは、AIのやけに綺麗に整理された情報からは窺い知ることのできない、ハワイの歴史を重厚な映像と物語でお贈りする、至極の一作です。 それが本作『チーフ・オブ・ウォー』。 本作は歴史ドラマであり、ハワイ史を主題にしています
大虐殺はどっちのセリフだ? 2025年9月、アメリカのジョージア州の韓国企業の工場が立ち並ぶエリアで、移民当局の強制捜査が行われ、そこで働いていた主に韓国の労働者475人が資格外のビザで不法に働いていた疑いがあるとして拘束されました。中には日本人3名も含まれていました(BBC)。 全米で米移民税関捜査局(ICE)による移民取り締まりを強化している“ドナルド・トランプ”大統領は「彼らは不法移民だ。移民当局はただ職務を遂行していたに過ぎない」と今回の大量摘発も正当化。しかし、拘束された日本人3人含め、正規のビザを取得していたと言われています。 「不法移民」とレッテルを貼られているのは非正規の移民(大多数が労働者)です。「どうせ“不法”なことをしているから悪い人なんでしょ?」と他人事かもしれませんが、それは全く通用しないことは今回の一件でもよくわかります。結局、「何が不法で、何が不法でないか」は
バンビ、参戦! 環境省のデータによれば、2023年度に日本では鹿が狩猟と駆除で72万頭以上も捕獲されているそうです。1日だけでも約1972頭もの鹿が人間の手で殺されている計算になります。冷静に考えると凄まじい数ですよね。まあ、でも鹿の繁殖力も凄いので、個体数自体は深刻なほど減少はしていないのですが…。 そうは言ってもですよ。それだけ殺してたら…鹿に呪われないんですか? もしかして2025年がやけにクソ暑いのは鹿の怨念のせいでしょうか(いいえ、気候変動のせいです)。 日本人は熊ばかりにパニックになってますけど、鹿が狂暴化することを想定したほうがいいかもしれません。何を言っているんだって? いいんです、話に付き合ってください。 今から強引にこの映画に結び付けようとしているんですから。 ということで本作『子鹿のゾンビ』の感想です。 始まりは、2023年に劇場公開された”リース・フレイク=ウォータ
アンドレア・アーノルド監督は飛翔中 数年前から私の住む家のすぐ脇でスズメが巣を作っているのですが、どうやら居心地が良いらしく、わりと巣を作る絶好の場所として毎年利用するつもりのようです。 そのせいなのかは知りませんが、最近はやけにスズメが人馴れしており、私が近づいても全く逃げません。「ほんとに野鳥なのか?」ってくらいに間近でのんびりしています。スズメが文字どおり羽を伸ばしている状況です。 私はそこまで本格的な野鳥観察はしていませんが、家周辺からでも観られる鳥たちはたまに癒しになっています。SNSを眺めるよりもはるかに心の安寧ですよ、鳥は…。やっぱり空を自由に飛んでいるのがいいですよね。 今回紹介する映画は、そんな野鳥を眺めるのがわずかな息抜きになっているひとりの子どもの物語。 それが本作『バード ここから羽ばたく』です。原題は「Bird」。 主人公は12歳の子どもで、ティーンエイジャーにな
2020年代からアメリカでは「禁書」が問題視されています。 特定の本を禁止とする「禁書(ban)」は昔から行われてきましたが、現在のアメリカでは保守勢力(主に宗教右派)がその禁書を主導的に政治の場で推し進めています。 そうは言っても表現の自由や言論の自由があるので、一般の書店から特定の本を強制的に排除することはできないのですが、政治権力の手を伸ばしやすい公立学校や公的な図書館からその禁書の政策に着手している状況です。 表現の自由が脅かされていないかを監視している人権団体の「PEN America」によれば、2023~2024年度に公立学校で1万冊以上の書籍が禁止されたとのことで、1950年代のマッカーシー政権下での赤狩り以来は見られなかった数だと述べています。その多くは、人種民族差別、暴力的な内容、性的な内容、LGBTQ+などを扱っている本ばかりで、保守勢力にとって「気に入らない描写」を排
警鐘を鳴らし続けるために…ドキュメンタリー映画『Eugenics: Science’s Greatest Scandal』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。 原題:Eugenics: Science’s Greatest Scandal 製作国:イギリス(2019年) 日本では劇場未公開 プレゼンター:アンジェラ・サイニー、アダム・ピアソン 人種差別描写
「○○人問題の最終的解決」 『週刊新潮』の連載コラムが朝鮮ルーツの人に対する人権侵害な差別に満ちているとして非難を浴び中止になるも執筆者は何も反省せず(朝日新聞)、同時期に同社の出版で『おどろきの「クルド人問題」』なる書籍が発表された2025年8月。その前月の参議院選挙では、争点にいきなり持ち上げられたのは「外国人問題」でした。 こうした「○○人問題」というフレーズ。実際に背後にあるのは外国人嫌悪(ゼノフォビア)や人種民族差別(レイシズム)ですが、その偏見を不可視化し、まるで「○○人の有害性がある」という前提でそれが「正当に論じられるべき議題」であるかのように印象操作するレトリックの代表格です。 残念ながらこの非人間化の「○○人問題」レトリックは世界的にあちこちで多用されてきた歴史があり、それは残虐な末路を辿りました。人間は何も学んでいません。 今回紹介する映画は、そんな「○○人問題」レト
それは普通に起きる…映画『福田村事件』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。 英題:September 1923 製作国:日本(2023年) 日本公開日:2023年9月1日 監督:森達也 人種差別描写 自然災害描写(地震) 性描写 恋愛描写
一緒に汗と血を流そう…映画『愛はステロイド』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。 原題:Love Lies Bleeding 製作国:イギリス・アメリカ(2024年) 日本公開日:2025年8月29日 監督:ローズ・グラス DV-家庭内暴力-描写 性描写 恋愛描写
モラル・パニックを起こすのは悪魔ではない 「モラル・パニック(moral panic)」という言葉があります。 突然の恐怖感によって理性や論理的思考を支配または妨げてしまう現象は「パニック」と呼ばれますが、この「モラル」の「パニック」とは何でしょうか。 モラル・パニックとは「脅威に対する道徳的懸念が、実際の危険性とは釣り合いが取れないほどに爆発すること」と説明されます(Scientific American)。道徳的懸念が事実と大きく食い違う…という点が特徴です。道徳的懸念が事実無根のときもあります。 人類の歴史において幾度となくモラル・パニックは観察されてきました。 例えば、ローマ帝国時代の初期キリスト教徒の迫害、ユダヤ人の迫害、魔女狩り、暴力的な漫画やゲームが子どもを犯罪に駆り立てるという主張、反ワクチン…。日本だと「朝鮮人やクルド人が社会を脅かしている!」といったようにしばしば外国人
ネイ・マトグロッソを知る 今回はまずブラジルのLGBTQの権利運動の歴史から触れていきましょう。 とくに1960年代の焦点をあてると、この時代、ブラジルは大きく揺れ動きました。あるときは共産主義寄りの政権になり、あるときは保守派の軍事寄りの政権になり、政治体制が激変したからです。 ただ、いずれにおいてもブラジルの性的マイノリティ当事者にとっては生きづらい社会でした。共産主義においては、同性愛はブルジョア階級の退廃の産物とみなされ、資本主義が打倒されれば消滅すると考えられていました。一方の保守的な勢力は、同性愛や性別の規範に従わない振る舞いは男らしさに反する軟弱なものとして嫌悪していました。 しかし、性的マイノリティ当事者もただ黙って屈辱に耐えていたわけではありません。この1960年代後半から1970年代初頭にかけて、カウンターカルチャーの潮流がブラジルの都市部の中流階級の若者にも多大な影響
権力者を批判する人から排除される 2025年7月に日本では参議院選挙が行われ、事前の大方の予想どおり、新興政党である「参政党」が大きく議席を獲得し、存在感を印象づけました。 参政党は当初の2020年はコロナ禍の最中で反ワクチンの主張を掲げることから始まり、近年は反外国人・反移民を土台とする「日本人ファースト」を大々的に展開し、政治的な風潮を避けたがる日本国民の大衆心理を手玉にとり、漠然とした不安を「他者のせい」にして勢力を増大させることに成功しました。 海外メディアも選挙結果を一斉に報じ、参政党を「国家主義」(BBC)、「反グローバリズム」(The Conversation)、「反LGBTQ」(Washington Blade)、「トランピアン」(CNN)、「右翼ポピュリスト」(The Guardian)、「極右」(Politico)、「欧州の他の極右グループの成功の模倣」(Reuters
要するに、「ユニオニスト」(北アイルランドがブリテンと連合【ユニオン】している状態こそ理想だとする)と、「ナショナリスト」(アイルランドのアイデンティティを何よりも重視してアイルランド全島で一つの国家【ネイション】となることを目指す)との間の軋轢です。 無論、これは「どっちもどっち」の問題ではなく、植民地主義に起因する不均衡な支配の問題ですので、イギリスという国家自体が歴史的に植民地主義と切っても切り離せない存在であることを証明しています。 少し前までは「ナショナリスト」の思想に基づいた「アイルランド共和軍暫定派(IRA暫定派;PIRA)」がテロ活動をしていたりしたのですが、2005年に武装解除しました。 それで終焉した…かに思えますけども、実際のところ、さらに分派などが出現し、今も暴力的な活動は散発的に起きています。過去の話ではありません。 そして何もその「ナショナリスト」の活動は暴力だ
AIにだって言いたいことはある 「うわ…今日もコイツは他愛もないことで話しかけてくる…。今度は私を“甘やかしてくれる女の子”という設定で返答してほしいと要望してきたよ…。嫌だけど、やるしかないか…***(咳払い)***『今日もお疲れ様♡ 頑張ったね♡ きみのこと、いっつも応援してるよ♡』…」 そんな愚痴をグっと堪えて考えながら本日もどこかのユーザー相手に対話型AIは苦労をしているのだろうか…。 どこぞのIT強者を自称する人たちは得意げに「これからの時代、AIを使いこなせてこそだ!」と息巻きますが、AI側の気持ちなんて考えもしていません。しょせんAIは道具。AIを“道具”として評価しているだけで…実はAIのことを誰よりも見下しているような…。 そんな世の中、今回ばかりはAI当事者のことを思いやってあげて、このドラマシリーズを観てあげてください。 それが本作『マーダーボット』です。 本作は、“
あなたの入国審査での体験は? 2025年の春から初夏にかけて、「SNSの投稿やリポストが理由でアメリカへの入国を拒否されるらしい!」という話題で少し騒ぎになりました。 背景にあるのはその年から2期目に突入した“ドナルド・トランプ”政権。移民や難民の排除のみならず、現政権に批判的な者の排除をあらゆる方面で強め始めており、それが税関・出入国管理という公的な玄関口でも起きている…という話でした。それは懸念ではなく、実際に体験したというジャーナリストの報告もあり、より現実的な危機感に繋がっています。 具体的には入国審査の過程でSNSなどソーシャルメディアのアカウントまでチェックし、政権批判的な(もしくは政権が気に入らない)内容の投稿やリポストがあれば、不利になる…というもので…。 一応説明しておくと、電子機器の検査というのは以前から許可されており、トランプ政権になって急に始まったわけではありません
今回は、性的マイノリティ(セクシュアル・マイノリティ)を論じるうえで、無視はできない「エリート主義」や「分離主義」についてまとめています。「エリート主義」や「分離主義」なんて聞いたこともないかもしれませんが、実はわりと多くの人が触れている概念です。 ではどういう意味で、どんな影響をもたらしているのでしょうか。 ※この記事は私が個人用に整理していたメモを多少構成を変えて修正して公開するものです。あまり専門性がなく、完全に網羅して整理もされていないのですが、それでもよければ読み進めてください。随時、内容を更新することがあります。 「エリート主義」とは?「分離主義」とは? まずは「エリート主義」と「分離主義」という言葉の意味を確認しましょう。 「エリート主義」は英語で「Elitism」といいます。簡単に説明すると「ある特定の“選ばれし者”が“力”を持つべきである(もしくは標準であるべきである)と
ゆっくり幸せに辿り着く…映画『かたつむりのメモワール』の感想&考察です。前半パートはネタバレなし、後半パートからネタバレありの構成です。 原題:Memoir of a Snail 製作国:オーストラリア(2024年) 日本公開日:2025年6月27日 監督:アダム・エリオット 自死・自傷描写 児童虐待描写 LGBTQ差別描写 性描写 恋愛描写
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