竜に乗って飛ぶのは二度目だが、一度目よりもさらに状況は悪かった。 まず、街の城壁の外で待ってもらっていたグログウジュが、四人も背に乗せるのはいかがなものかと言い出す。確かに、おれたち二人でも十分だった背中だ。乗れないことはないが、狭くて転げ落ちでもしたらたまらない。 「それならどうする?」 『何、こうよ』 ひょい、と前脚で胴を掴まれた。レナルドもだ。がっちりと強い力で締められているものの、痛みを覚えるほどではない。なるほど、これならばあと二人を背中に乗せ……。 すい、と羽ばたきの音と共に足元が浮いた。地面がない。頼るべき床がない。それだけで、ぞっと腑が宙に浮く気持ちがする。 下を見る。大地が遠ざかる。朝だ。背に乗っていた時よりもさらに広く、金色の景色が見える。高く、遠くへ。西へ。山を越えて。 どちらの方角なのかもうわからないが、目の端に何か深い青の色が見えた。建物や街にしてはあまりに広いし

