自民党総裁選の投開票日まで、あと二日に迫った二十四日、町村信孝元官房長官(67)を除く四候補は札幌市で街頭演説を行った。四候補は、またも持ち時間の多くを外交・安全保障問題に費やし、国民の暮らしに直結する社会保障政策などは二の次という演説内容。過去の総裁選と比べても、これほど外交分野に偏った論調が続くのは異例だ。 石破茂前政調会長(55)は、北海道が抱える北方領土問題と沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中の対立を絡め「構造は同じだ」と指摘。「海上自衛隊の北海道への展開能力を上げていかないといけない」と、当該地域で自衛隊を増強させることの必要性に踏み込んだ。

