少し偏った読書日記

ミステリや科学解説書など少し趣味が偏ってます

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

箱の中の宇宙

箱の中の宇宙(アンドリュー・ポンチェン/ダイヤモンド社)宇宙論学者が書いた、シミュレーションによる宇宙の歴史の解明に関する著作。量子物理学あるいは宇宙論に関する本に、しばしば登場する「ダークマター」と「ダークエネルギー」。ダークマターは、…

かなりいいかげんな略歴

かなりいいかげんな略歴(佐藤正午/岩波現代文庫)この人の作品は、2021年11月に『小説の読み書き』を紹介して以来。「エッセイ・コレクションⅠ」とあり、これまでのエッセイを3冊にまとめて出版する企画の1冊目、のようだ。という訳で、本作には、…

文化の脱走兵

文化の脱走兵(奈倉有里/講談社)ロシア文学研究者、翻訳者のエッセイ。ロシア在住経験もある著者が、2022年から2024年にかけて執筆した文章だから、当然、ロシアのウクライナ侵攻に関する言及がある。「国や政府とは、その行政単位に暮らす人々や…

ガーナに消えた男

ガーナに消えた男(クワイ・クワーティ/早川書房)ガーナを舞台とするミステリ。国際ロマンス詐欺に遭ったアメリカ人が、ガーナに乗り込んで犯人を捜している途中で失踪する。息子が探偵事務所に捜索を依頼し、警察を退職したばかりの若い女性探偵が担当す…