少し偏った読書日記

ミステリや科学解説書など少し趣味が偏ってます

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

少年の名はジルベール

少年の名はジルベール(竹宮恵子/小学館文庫) 著者は伝説の少女漫画家で、京都精華大学の教授、学長も務めた方。 この作品は、マンガの締め切りに追われて缶詰にされるために上京したときから、トキワ荘の少女マンガ版というべき「大泉サロン」時代を経て…

藤井聡太論~将棋の未来~

藤井聡太論~将棋の未来~(谷川浩司/講談社+α文庫) 昨年9月に先崎学の『うつ病九段』を紹介したときに、谷川浩司も文章がうまかった、と過去形で書いたが、この本を読んで、決してその筆が鈍っていないことを確認した。 谷川さんは、中学生で棋士になっ…

窓辺の風

窓辺の風(宮城谷昌光/中公文庫) 好きな作家の、自伝的エッセー。(エッセーとエッセイの表記は、いつも迷うが、このブログではエッセーにしている。) タイトルは、この人の作品『草原の風』を思わせる。 第一部は、『時代の証言者』として読売新聞に連載…

空想居酒屋

空想居酒屋(島田雅彦/NHK出版新書) 料理に関する本を、たまに紹介したくなる。 この作品は、酒と料理好きの筆者が、自ら居酒屋を開くとしたら、という設定で、自由奔放に描かれた、酒と肴に関するエッセー。題名に魅かれて図書館で借りてきた。 理想的な…