劇団「東京乾電池」さんの朝の朗読会へ

奥が深い。

初めて朗読会に行ってきました。
俳優の柄本明さんが座長をつとめる
劇団「東京乾電池」さんが行っている朗読会で
3人の俳優さんがそれぞれ10分ずつ本を読むというもの。

下北沢にある「東京乾電池」さんのアトリエで行われ
はたして毎日なのか不定期なのかはわかりませんが
平日の朝9時スタートという会でした。



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柄本明さん含め、3人の俳優さんが選んだ
おそらく好きな本を読んでくださるのですが
「前回の続きから」とおっしゃっていたので
継続して読んでおられるのでしょう。
さくらももこさんのエッセイ、京極夏彦さんの本
そして柄本さんが選んだのは、春日太一さんの
「なぜ時代劇は滅びるのか」という本のあとがきでした。
この時代劇の本、すごく面白そうでした。

ひとりの俳優さんだけの朗読だったら
気づかなかったと思うのですが
朗読とひとくちに言っても、かなり個性が出るというか
10人いれば10人の朗読のスタイルがあるのだろうと思いました。
もちろん選ぶ本のジャンルによっても
そのスタイルは変わると思います。

今回の3人の俳優さんの朗読、みなさんスタイルが違って
すごく面白かったです。
文章をわかりやすく相手に伝える朗読
芝居のように演じる朗読
書き手の熱量を伝える朗読
こんな感じでした。

さくらももこさんのエッセイって
読んだことがなかったのですが、続きが気になる面白さでした。
京極夏彦さんの作品の朗読は
なかなか大変そうですが、お化け?の演じ分けが
とてもよかったです。

やはり榎本さんが印象的だったのですが
まず、あとがきを読むという選択が面白かったです。
本のあとがきって作者の「その本にぶつけた熱い思い」が
凝縮されていると思うのですが
それを汲み取るかのような熱のある朗読で
引き込まれました。

文章や本の世界が聞き手の耳にどれだけ残るか、ということと
すらすらと淀みなく読むことはイコールではないように感じました。
声の強弱や、説得力、登場人物の特徴を掴んだ演じ分け。
そういった要素と声のトーンが合わさってできている世界。
あとやはりトレーニングされている方は違うな、と感じる
聞き取りやすい発声…大声張り上げるわけでもないのに
言葉がきちんと耳に届く心地よさ…。
とても面白かったです。

最近、Netflixで「新宿野戦病院」を見ていたので
柄本さんが出ていらしたとき「院長だ!」って思いました。
小さなアトリエの真ん中にポツンと置かれた椅子に座り
朗読をしている姿が不思議な感じでした。
素敵な俳優さんですね、柄本さん。
お客さんもご近所の方なのかな?常連さんが多いようで
あたたかないい雰囲気でした。
朝の30分をこんなふうに過ごせるって贅沢だなと思います。
しかもプロの技を無料で!なんだか申し訳ない…。

いい朝の過ごし方でした。
また聴きに行きたいです!



by atougarashi | 2024-10-29 17:56 | コンサート・美術館・映画・博物館 | Comments(0)

ぺちこです。SHINeeが大好きなジョンペンです。韓国留学のこと、韓国のことなど書いています。[email protected]


by ぺちこ
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