FarmerZen’s blog

田舎暮らし、農業奮闘中!

今年一年を振り返って 〜 感謝 〜

ブログを始めた一年

 今年の4月はてなブログでこのブログを立ち上げました。父の後を継いで農業を始めたことをきっかけに、日々の農作業の様子や感じたことを記録として残したい、そして同じように農業に興味を持つ方とつながれたら――そんな思いでスタートしました。

 正直なところ、最初は「本当に続けられるだろうか」「読んでくれる人はいるのだろうか」と不安もありました。それでも、畑仕事をしながら写真を撮り、記事を考え、更新を重ねてきました。

農業とともに過ごした日々

 今年は、じゃがいもやトウモロコシ、栗、柿、イチジク、さつまいもなど、季節ごとの作物に向き合ってきました。
 剪定や伐採、収穫、干し柿づくり、猛暑の中の草刈りなど――決して楽な作業ばかりではありませんが、多くの学びがありました。

 また、ヒマワリやコスモスなどの花畑の美しさや、収穫した作物を調理する楽しさを発信したりすることができたのも、このブログならではだったと思います。
 花に癒され、食べる喜び、その両方を実感できた一年でした。

読者の皆さまへの感謝

 何より嬉しかったのは、記事を読んでくださる方がいたこと、そしてコメントや反応をいただけたことです。アドバイスや励ましの言葉に、何度も背中を押されました。このブログを通じて誰かとつながれていると感じられたことは、大きな支えになりました。

来年に向けて

 この一年は、自分にとって大きな節目となる年でした。

 来年も、無理のないペースではありますが、農業のこと、農村での暮らし、日々感じたことを発信していきたいと思います。
 読者の皆様、本当にありがとうございました。

 良いお年をお迎えください。そして来年も、よろしくお願いいたします。

 

🌳晴れ間を活かして、栗の枝の手入れ

 先日雪が降り積もってから中断していた栗の木の伐採作業も、晴れの日が続いて雪がとけたので再開することにしました。

 今回手を入れたのは、隣接する畑まで大きく伸びてしまった枝と、軽トラックなどの車両が通れなくなっていた場所の枝です。

 伐採作業にはチェーンソーを使用しますが、普段から刃を研ぐなど、こまめなメンテナンスが不可欠です。しかし、最近はどうも切れ味が思うように回復しません。そろそろ新しい刃に交換する時期なのかもしれません。

 包丁やノコギリなども同じですが、「切れない刃物ほど危ない」とよく言われます。無理に力を入れることで、キックバックなどの危険があります。切れ味が悪いと作業効率も落ち、結果的に体への負担も大きくなります。

⚠️危険な「キックバック

キックバックとは、チェーンソーの刃先(先端部分)が木に当たった瞬間、本体が自分の方へ勢いよく跳ね返ってくる現象のことです。

 一瞬の出来事なので、反応が遅れると大きな事故につながる危険があります。特に、切れ味が落ちた刃を使っているときや、無理な体勢で作業しているときに起こりやすくなります。

キックバックを防ぐためには、
・刃先を使って切らない
・チェーンの切れ味を保つ
・必ず両手でしっかり持つ
・焦らず落ち着いて作業する

といった基本を守ることが大切です。

 農作業では、つい作業そのものに目が向きがちですが、農機具のメンテナンスも非常に重要な仕事のひとつです。安全に、そして効率よく作業を進めるためにも、道具の状態を見極めることが欠かせません。

ソーチェーンの目立て(研ぎ)

 今回も「安全第一」を心がけ、無理をせず慎重に作業を進めました。木の伐採や剪定は一度に終わらせようとせず、これからも少しずつ進めていく予定です。

🟠☀️干し柿を出荷しました

 今年も干し柿が無事に仕上がりました。表面にはうっすらと白い粉が吹き、いよいよ出荷の時期を迎えました。この白い粉は果肉の糖分が表面に現れたもの。甘みがしっかりのった証拠でもあります。

 今年の干し柿づくりでは、例年以上に手間をかけました。乾燥の途中で何度も柿を揉み、仕上げには表面をたわしでやさしく擦るなど、細かな作業を積み重ねてきました。その分、見た目も食感もよく、納得のいく出来になったと感じています。やはり手をかけた分だけ、きちんと応えてくれるものです。

 出荷方法も、今年は少し工夫してみました。昨年までは吊るしたままの状態で出荷していましたが、今年は消費者の方が手に取りやすいよう、5~6個程度の少量を袋詰めにして出荷しています。袋詰めはどうしても手間が増えますが、店頭に並んだときに「ちょっと食べてみようかな」と思って手に取ってもらいやすくなったのではないかと思います。

 出荷した干し柿は2種類です。ひとつは、大きくて食べ応えのある蜂屋柿。しっかりとした甘さと濃厚な味わいが魅力です。もうひとつは、小ぶりながら上品な甘さが特徴の西条柿。後味がよく、ついもう一つ手が伸びてしまう干し柿です。

 今年は合計で約300袋、重さにして約80kgを出荷することができました。天候や作業のタイミングに気を配りながら、ひとつひとつ仕上げてきた干し柿です。

🍵年末・年始のお茶請けや贈り物に、無添加・天日干しの干し柿をぜひ味わっていただけたら嬉しいです。

老木の栗の木を伐採 ― 安全のために

 今日は久しぶりに青空が広がりました。ここ最近ずっと雨続きで気になっていた、枯れた栗の木の伐採をようやく行うことができました。

 この栗の木は、植えてから数十年が経つ老木。幹回りもすっかり太くなり、存在感はあるものの、近頃は「いつ倒れてもおかしくないのでは…」と不安になるほど弱っていました。ずっと心に引っかかっていたので、今日作業を終えられてひと安心です。

 あえて地面から高い位置で切り倒す理由は「草刈りの安全確保」です。栗畑では草丈が高くなると、残った切株が見えにくくなり、うっかり草刈り機をぶつけてしまうことがあります。刃の破損や機械の故障にもつながるため、作業中の事故を防ぐためにも、切株の場所が一目で分かる高さで伐採しているのです。

 そして何より大切なのは、伐採作業そのものの安全。チェーンソーは、一歩間違えれば命に関わる危険な道具です。伐倒方向の確認、足場の確保、チェーンソーの状態チェックなど、一つひとつ慎重に確認しながら作業を進めました。緊張感はありましたが、安全第一で丁寧に進めたおかげで、無事に伐採を終えることができました。

 倒木のリスクに備えて行った今回の伐採。長年畑を支えてくれた栗の木に感謝しつつ、来年の夏は草刈りも安心して進められそうです。

🍠豊作のさつまいもを毎日アレンジ!

チップスと焼き芋で秋の味覚を満喫

 今年はさつまいもが本当に豊作でした。収穫してからというもの、毎日手を変え品を変え、さつまいも料理を楽しんでいます。焼き芋、天ぷら、サラダ…いろいろ試しましたが、中でもいちばん消費できたのが「さつまいもチップス」でした。特に大きなサイズのさつまいもは、チップスにすると一気になくなってくれるので助かります。

しっかり揚げるのが“カリッ”の秘訣

 写真をご覧いただくとわかると思いますが、「ちょっと焦げている?」と思うくらいまで、しっかり揚げるのがポイントです。このくらいまで揚げないと、時間が経つにつれてどうしてもしなしなになってしまい、せっかくの食感が台無しに…。ここまでしっかり揚げておくと、時間が経ってもカリッとした食感がしっかり持続します。

さらにおいしく!特製“さつまいも蜜”がけ

 さつまいもだけでも十分おいしいのですが、今回はさらにひと手間加えて、大学芋風の糖蜜を作ってみました。

 フライパンに ・砂糖 ・みりん ・醤油 ・水 を加えて煮詰め、仕上げにチップスへ回しかけます。
 これがもう…甘じょっぱさが絶妙で、手が止まらなくなるおいしさです。

熟成が進んで、焼き芋の甘さもアップ

 さつまいもは、ちょうど熟成が進んできた頃。焼き芋にすると、以前よりも明らかに甘みが増してきているのが分かります。焼き芋もチップスもおいしくて、つい食べすぎてしまいそうですが…そこは要注意ですね。

 ちなみに、チップスを盛り付けている器ですが、実はこれ、「〇っくり〇ンキー」のディッシュなんです。一気にたくさん揚げてしまい、ちょうどよい器を探していたところ見つけました。

❄初雪の朝

 まだまだ秋の名残を感じさせてくれていた畑。しかし今朝、目を覚ますと一面の銀世界に変わっていました。今年初めての雪です。

 元気いっぱいに咲いていたひまわりも、今朝はすっかり雪の中。黄色い花の上に白い雪が積もってうな垂れてしまいました。季節が一気に冬へと歩みを進めたようです。
 太陽に向かって力強く咲いていた姿とはまた違い、静かに雪を受け止める姿もどこかはかなく、美しく感じられました。

 柿の木を見ると、赤く色づいた実の上に雪が積もり、まるで白い帽子をかぶっているかのような可愛らしい姿。雪の白さが赤い柿をより引き立てています。

 熊の出没のため1か所だけ剪定をまだ行っていないイチジクの畑があります。そのイチジクの木もまた、すっかり雪に埋もれていました。枝も地面も一面真っ白で、普段の畑の表情とはまるで別世界です。

 この雪がこのまま根雪になることはないと思いますが、もしそうなった場合は、今年と同じように来春の雪解けを待って剪定することになりそうです。

 秋と冬の境目に立ち会えたような、そんな初雪の朝。ひまわり、柿、イチジク、それぞれが雪に包まれた今だけの風景をお届けします。

霜の朝に咲く、ヒマラヤユキノシタの力強さ

 ぐっと冷え込み、畑のまわりには霜がおりていました。冬の足音が近づくと、草花もまるで凍えているかのように葉を丸めたり、色を失ってしまいます。今年植えたざる菊も、白い霜に包まれてひんやりと寒さに耐えている姿が見られました。

 そんな中で、ふと足元に目をやると、ひときわ鮮やかなピンク色が目に飛び込んできました。ヒマラヤユキノシタです。周囲の草花が寒さにうずくまるように縮こまる中、この花だけは堂々と立ち上がり、まるで冬空に向かって「まだまだ咲くよ」と言っているようでした。

 葉には霜が降りて白くなり、冷たい空気が写真からも伝わってきます。その背景に映えるヒマラヤユキノシタの濃いピンク色の花は、とても力強く、そして美しく感じられます。

 厳しい寒さの中でも、こうして懸命に色鮮やかに咲かせてくれる花があるというのは、本当にありがたいものです。冬の始まりを告げる霜の朝、ヒマラヤユキノシタが見せてくれた生命力に、温かい気持ちになりました。