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道草米


気がつけばもう12月、田んぼの景色は目まぐるしく変化していった。
田植え以降、初期の除草が遅れ、真夏の一番暑い時期に除草するはめになった。
これは大反省しなくてはいけない。
恐らく初期なら半日で終わったであろう作業が、1週間ほどかかってしまった。
暑さ、繁茂した草、思い出しただけでもくらっとくる。

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出穂し、開花する頃には、苦しかったことなど忘れさせてくれるくらいの喜びだった。
そして、品種による違いが明確に現われ始めたのもこの頃。
とよさと、旭一号、緑米、黒米、コシヒカリ、ハッピーヒルが栽培した品種。
自然農でつくられた種籾(とよさと、緑米、黒米)から育てたものが抜群に出来がよかった。
次いで、旭一号。コシヒカリは目も当たられないような出来だった。
ハッピーヒルはもち米なので、また違って、独特の感じ。

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上から、とよさと、緑米、黒米。
コシヒカリの写真を撮り忘れたが、本当にひょろひょろで稲というより草のような見た目だった。
無肥料の土壌では、コシヒカリのような品種改良されたものはできないということなのだろうか。
今年作ったものから厳選して品種を絞っていこうと思う。

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黒米や緑米がアクセントになって美しいグラデーションをつくる。
田んぼの景色の変化には魅せられっぱなしだった。

水が途中で抜けたり、水を抜きたいのに抜けなかったり。
水の管理の難しさも感じた。

稲刈りも遅れ遅れになりながら全て手刈りでやり終えた。

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竹を切り出して、見よう見まねで、憧れのはざ掛け。
みちくさのお客さんで田植えから、稲刈りまで体験してもらえた人もいて良かった。
来年はもっとたくさんの人に関わってもらって、是非食べてもらいたい。

そして今、脱穀機を使って脱穀中というところ。
それから籾摺りして、精米してようやく米ができる。
のらりくらり道草くいながら、途方もない長いみちのりだったように感じる。
今年は麦と米を栽培してみて、絶望と希望を感じた。
やはり穀物をつくるということは、食料を作っているということで、野菜とは少し違う。
苦労してこれだけかという絶望と、これさえつくっておけばという希望。
表現が難しいけど、他にも色々な絶望と希望。

今回、色々な人の助けを借りてはじめての稲作がなんとかできた。
関わっていただいた全ての人へ、本当に有難うございました。

また次回まとめて書くが、畑の方も色んなことが起こっている。
良いことも悪いことも本当にドラマチック。

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畑の新しい仲間はゆきちゃんという名の白ヤギ。



Commented by soken-t at 2020-12-06 04:06
豊作ですね!羨ましい。自然農米の実りがよいとありました。水位の管理はどんな具合でされましたか?わたしの経験だと 慣行農米は 分げつ時期に水位を上げられないとよろしくない気がしています。そうですね、根元が5~10cmくらい水につかる感じ。
とよさとの出穂はいつごろですか?晩生種だと9月中旬に出穂がはじまる。慣行米が8月中旬ですから、ひと月くらい遅れる。そうすると稲刈り&脱穀時期と冬野菜の仕込み時期が重なり、大変な気がしています。
Commented by a-une at 2020-12-07 22:54
soken-tさん
恥ずかしながら稲作はど素人で、水の管理は本当に適当でした。おそらく穴だらけの水が抜ける田で、雨が降った日以外は入水しっぱなしでした。
出穂に関しては、9月中旬ごろでした。まわりより一月ほど遅い感じで、仰られている通り冬野菜の支度と、もろかぶりです。ただし、田植えもかなり遅かったです。
by a-une | 2020-12-04 23:42 | 稲作 | Comments(2)