Codex CLIで「自分仕様」にする方法 ─ .codex/AGENTS.mdの設定ガイド

Codex CLIで「自分仕様」にする方法 (日本語で対応してほしい)

Codexを日常的に使うと、「毎回同じ設定を伝えるのが面倒だ」と感じる瞬間がある。
たとえば「チャットは必ず日本語で返してほしい」「特定のテンプレで出力してほしい」など、個人の使い方に合わせて常に同じ指示を反映させたい。

この問題を解決するのが、ホームディレクトリ配下の .codex/AGENTS.md だ。
ここに自分の指示を書いておくと、Codex CLI や IDE 拡張が常に自動で読み込んでくれる


構造と設定手順

① ファイルパスを確認する

まず、ホームディレクトリ直下に .codex フォルダを作成する。

mkdir -p ~/.codex

この中に、AGENTS.md というMarkdownファイルを置く。

touch ~/.codex/AGENTS.md

理解しづらいポイントは「ホームディレクトリ」や「~/.codex」という表現が、
普段ファイルを扱う感覚と少し違うからです。
順を追って、パソコン上でどういう場所・意味なのかをわかりやすく説明します。


ファイルパスを確認する:構造の意味

「ホームディレクトリ」とは

自分のユーザーアカウントの「作業のスタート地点」です。
Mac なら Finder の左側に出てくる「家マークのフォルダ(例:/Users/あなたの名前/)」がそれにあたります。
Windows なら「C:\Users\あなたの名前\」が近い場所です。

つまり「ホームディレクトリ」は、
あなた個人の設定や書類が入っている“自分専用の部屋”のような場所です。


「.codex フォルダ」とは

このホームディレクトリの中に、Codex が設定ファイルを読むための専用フォルダを作ります。
名前の先頭に「.(ドット)」がついているのは、「隠しフォルダ」という意味。
Finderやエクスプローラでは通常は見えません(Macでは ⌘ + Shift + . で表示できます)。


コマンドの意味

mkdir -p ~/.codex

この1行は次のように分解できます:

部分意味
mkdirフォルダを作る(make directory)
-p途中のフォルダがなくてもまとめて作るオプション
~あなたのホームディレクトリを表す省略記号
.codex作りたいフォルダの名前

つまり、
「自分のホームディレクトリの中に .codex というフォルダを作る」
という意味です。


次のコマンド

touch ~/.codex/AGENTS.md

これは「.codex フォルダの中に AGENTS.md というファイルを新しく作る」命令です。
拡張子 .mdMarkdown形式(ブログ記事などでよく使う書式)です。


まとめると

ステップ実際の動き結果
mkdir -p ~/.codex.codex フォルダを作成/Users/あなたの名前/.codex/
touch ~/.codex/AGENTS.md中に空のMarkdownファイルを作成/Users/あなたの名前/.codex/AGENTS.md

このファイルに、自分用のCodex指示を書けば、CLIやIDEが毎回それを読んでくれるようになります。

これもめんどくさいなら、agent.mdを作ってと頼んでそしてそこに指示内容を記述するようにたのめばいい。


② 指示内容を書く

Markdown形式で書ける。
基本構文は自由だが、次のように「目的」「設定」「補足」を明確に分けると読みやすい。

# AGENTS.md

## 基本設定
- すべてのチャットは日本語で応答すること。
- 文章は論理的で、結論→理由→具体例→次の行動の順で構成する。
- コード例を出す場合は、インラインコメントを省略せず書く。

## 書式ルール
- 箇条書きは3行以内。
- 絵文字を使わない。
- 体言止めの連続を避ける。

## 出力テンプレート
常に以下の構造を優先:
1. 結論
2. 根拠
3. 実践ステップ
4. 代替案(あれば)

③ Codex CLI/IDE での読み込み

Codex CLIやVSCode拡張は、起動時に自動で ~/.codex/AGENTS.md を読み込む。
特別な設定は不要。

確認したい場合は以下を実行:

codex whoami

または、対話開始時に # Agent initialized from ~/.codex/AGENTS.md と表示されていれば成功。


④ 応用:複数エージェント設定

もし複数のプロジェクトで別の設定を使いたい場合は、.codex/AGENTS.md 内にセクションを分けて記述する。

## agent:marketing
- 出力はプレゼンテーション用に簡潔に。
- SEOキーワードは太字でマークアップ。

## agent:dev
- 出力はコード中心。
- コメントは英語で書く。

CLI起動時にエージェントを指定することで切り替え可能。

codex --agent marketing

運用のコツ

  • チームで統一したルールを共有したい場合は、.codex/AGENTS.md をリポジトリにコミットしておく。
  • 個人の習慣化には、「自分の出力ルール」を毎月見直すのが効果的。
  • Codexのアップデート後に設定が反映されない場合は、一度CLIを再起動する。

まとめ

.codex/AGENTS.md は「AIの人格設計書」だ。
ここを整備することで、毎回の指示が一貫し、作業スピードと品質が安定する。
小さなファイルだが、AIを“自分仕様”にチューニングする上で最も重要な設定だといえる。


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