大宮日記 ラテン語、チョコザップ、漢文、大宮図書館

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【読了】アイヴァン・カルマ―著、加藤恵津子・神原ゆうこ・坂田敦志=訳『白人になれない白人たち』彩流社

さいたま市立大宮東図書館所蔵

www.lib.city.saitama.jp

2025/06/07 大宮図書館より借入
2025/06/14 読了
2025/06/19 大宮図書館へ返却

 

すみません。楽して、Gemini 2.5 Pro に私の特に印象に残った箇所を読み込ませて、レビューを書いてもらいました。

ハンガリーポーランドで台頭する「非リベラリズム(イリベラリズム)」は、現代ヨーロッパが抱える最も深刻な問題の一つだ。本書『白人になれない白人たち』は、この複雑な現象を、単なる政治や経済の問題としてではなく、「人種」という、きわめて刺激的で根源的な視点から読み解こうとする、画期的な一冊である。
私が本書を読んで最も衝撃を受けたのは、中欧の人々が置かれた「白人だが、完全には白人ではない」という宙吊りの状態についての分析だ。歴史的に、西欧からは「人種的に不純」で文化的に劣っていると見なされてきた中欧の人々 。冷戦後、彼らは晴れて「西側」の一員になれると夢見たが、現実は違った。「『白人になる』論が流行した」ものの、結局は「期待外れの残念な人たち」として扱われ、完全に対等なパートナーとは認められなかった 。
この「部分的特権」こそが、非リベラリズムが根付く土壌なのだと著者は喝破する。彼らは、グローバルなヒエラルキーの中では、有色人種よりは上位にいるが、西欧の「完全な白人」よりは下位にいる 。この「不安定な、部分的特権しか持たない白人たち」 が抱く、西欧への強いルサンチマン(怨念)が、反リベラルな政治家たちへの支持へとつながるのだ。西欧は、中欧が経済的に追いつけないのを構造的な問題としてではなく、彼らの文化的な後進性のせいにする。著者はこれを「『東欧』主義という新しいレイシズム」 と呼び、厳しく批判する。
本書は、西欧が中欧に対して抱く「半分だけの真実」 、すなわちステレオタイプがいかに彼らの自己認識を歪め、反発を招いているかを丹念に検証する。そして、中欧の非リベラル派が西欧を「植民地主義」だと非難する一方で、彼ら自身がいかに排外的なレイシズムに陥っているかを鋭く指摘する。著者は、非リベラリズムの原因を安易に「『東欧』の文化や歴史の中に押し付けることは、それ自体が人種差別的である」 と断じる。
著者自身がカナダ系「中欧人」として、内部と外部の双方の視点を持つからこそ、本書の分析はこれほどまでに多層的で説得力を持つのかもしれない。彼が「まえがき」で述べるように、もし中欧の現状が憂うべきものだとしたら、「それは西欧にも責任の一端がある」 のだ。本書は、遠い国の話ではなく、現代世界における人種、格差、そして民主主義のあり方を考える上で、私たち自身の問題として読まれるべき、必読の一冊である。

中欧かあ、あまり考えたことはなかったなあ。全部東欧だろって。しかし、もうバカは死んでも治らないって。西欧は中欧を見下し、中欧は東欧を見下す。そして西欧・中欧・東欧はロシアを見下す。ロシアは見下す先を失って(かつては中国だったがもうかなわない)暴発すると。救いようがないぜ。おまえら一回滅べや。