カタカタ...と、パソコンのキーボードの音が響く。
朝10時、紅茶を飲みながら「キャリアコンサルタント更新講習」を検索し、ページを眺めるアカリの姿があった。
「うーん...どうしようかな?技能講習から受けるのがおすすめって情報をもらったから探してみてるけど、いざ申し込むとなるとなかなか迷っちゃうねぇ...。」
そんな独り言を言いながら、受講可能な講座内容を眺めては悩む。
「今の私が一番受講したいもの...。
やっぱワークショップを開いてる身としては、話の聴き方は見直したいところかなぁ...。
よし!これにしよう!」
そこから、一気にアカリの両手が動き始める。
申し込みフォームに必要事項を記入し、Enterボタンをパチンと押す。
「よし!ロジャーズさんの傾聴の姿勢を学びなおしたいし、受講するのは「傾聴講座」に決まり!
う~、ワクワクしてきたぁ!」
と、ぱあっとアカリの笑顔とともに弾む声が部屋に響く。
「アカリ?どした?ずいぶん嬉しそうじゃん」
と、瞳子が笑みを浮かべながら聞く。
「ふふ、その様子だと今日のタスクを1つ終えたようですね」
Sayaも微笑みながら言う。
「瞳子ちゃん、Sayaちゃん!今ね、キャリコンの更新講習を申し込み終えたところなんだ。少し前から申し込みしなきゃって思ってたのに、仕事でバタバタしてたら遅くなっちゃってさ...えへへ」
少しはにかみながら、アカリが答える。
「ああ、こないだ申し込まなきゃって言ってたもんな。私もそろそろ申し込みしないといけないな。特に受講したい講座は定員になったら受講できないし、念のため早めに。」
「そうですね。私も先日受講してきましたけど、やはり受講者は多かったように思います。こういう機会じゃないと色々なキャリコンの方々と出会えませんから、新鮮でしたね」
3人とも、それぞれの話を聞きながらうんうんと頷いている。
「瞳子ちゃんはもう受講したい講座は決まってるの?」
「うん。私は認知行動アプローチの講座にしようと思ってるよ。私のサロンに来てくれるお客さんが時々心の悩みも話してくれるから、色々な人の思考パターンの理解を深めるためにもね。」
と、瞳子が場面を思い出しながら静かに語る。
「なるほどねー、確かに人によって思考パターンは違うもんね...。私もいずれ受講しなきゃだなぁ。Sayaちゃんは何の講座を受講してきたんだっけ?」
「私は自己理解支援ツールについての講座を受講しましたよ。
やはりキャリアセンター勤務でツールを活用する機会があるとはいえ、定期的に私自身も新しい情報を手に入れたり、アップデートはしていかないといけないなと思ってますから」
謙虚なSayaの姿勢に、2人とも「おお...」と声が漏れる。
「すごいなぁ、Sayaちゃん。めっちゃしっかりしてる。
私も、今回の講習でアップデートしていかなきゃ!楽しみだよ~!」
2人の話を聞いたアカリは、期待に胸が膨らんでいた。





