ど近眼のオーバー40は眼科に走れ
理由は ど近眼のオーバー40は眼科に走れ②にて…
先日、網膜裂孔のレーザー固定手術をした。
今でもなんだか目はぼやけているし、運転も怖くてままならない。
何より大変なのは、ウォーキングを含む運動を1ヵ月禁止されたことだ。
毎朝起きて歩いていたのに、一体どうしたらいいんだ。
私の体は日々、トドのように、
まったりと、ごろごろと、ダラダラと過ごし、
まんまるくなっていっている気がする。
網膜が裂けているのに、気がついたきっかけは
家から歩いて30秒の眼科に息子の付き添いに行ったことだった。
息子は結構な心配性で
目が痛い気がする、歯が痛い気がする、湿疹が出た気がする。
と、よく病院へ行く。
といっても、一般的な家庭より病院通いは少ない方だと思う。
なぜなら、息子とは正反対に、
私はほとんど病院へ行かない。
行ったところで風邪薬をもらっても風邪が治るわけでもないしなぁ。
そんな気持ちがある親が育てたので、
病院に行くと、難病が隠れていたりしたこともあった。
(その反省から、最近は息子が何か言えばすぐ病院へ)
その日も息子の付き添いが終わりかけた時、
ちょっとだけ我が身で気になっていることを先生に尋ねた。
「最近、ちょっと飛蚊症がひどくなった気がするんですが、
何か大きい病気のきっかけ…
なんて事は無いですよね…?ワラ」
大きな病気と言われるのも怖く、ヘラヘラと聞いた。
すると先生は
「そんなの見てみないとわかんないでしょ。
大きい病気かどうか知るために見るんだから!」
と、こいつアホか?!と言うような口調で答えてくれた。
「…そうですよね〜、ハハハ…
今ちょっと診ていただけたりしますか」と聞くと、
「見れるわけないでしょ。出直してきて。」
とピシリ。
そりゃそうだ。
(後から知ったが私の数少ない友人2人が、
泣きながらここのクリニックの診察券を破り捨てたり
もう、いいです!!と途中で激昂して帰ったことがあるらしい。
2人ともかなり穏やかな性格なのだが…
先に知りたかった小話だった。)
さて、私、
何が気になっていたかというと
2週間位前から、家にコバエが湧き始めていた。
テーブルで本を読んでいると、端の方からコバエがスーッと走ってくる。
もうそんなに暑くないのになぁ、一体どこからわいてくるんだろう。
私は不思議に思いながら机の上を走っているコバエをバシバシ叩いた。
叩けども叩けども、コバエは素早く逃げる。
一体どこから来てどこへ行くんだろう?
(なんだか哲学的な問いの割に、目の前にいるのはコバエ)
捕まえられないコバエにいらっとしながら、
コバエが沸きそうなものは何もないのになぁと不思議に思っていた。
しばらくして気がついた。
もしかしたらこれ…飛蚊症なのか?と。
2週間ほどして、検査してもらおうと思ったのだ。
当日、病院に行ってから手術が決まるまではあっという間だった。
瞳孔を開いた検査の時、先生はちらりと
私の左目を見ながら言った「破れてるかもな。」
その後写真を撮り、
また診察が始まると
「右目の網膜に裂け目がある。診察終わった後、すぐに手術するから待ってて」
と言われた。
え?左目じゃなくて右?
それ、本当?
すぐに手術?
(セカンドオピニオンが取りたい。)
何より、週末テニスがあるからその後がいいな。。。
なんて、ぼやっと相談したら…
「普通、この説明をして、すぐに手術をしなかった人はいない。
明日は僕は地域の検診でいないし、明後日は休診。
3日後に、網膜がそのままだという保証はどこにもない。
テニスなんてもってのほか。
手術後は1ヶ月、運動しないで。
え?ウォーーキング?それも運動。」
そんな風に言われて、
3日後でもいいです💕
なぞという鋼のハートは持ち合わせていなかった私は
網膜が破れていたことがわかって良かったではないかと
数分後には同意書にサインをしていた。
歩いて30秒の自宅に戻り、
夕飯の準備をし、
現金を持って、再来院した。
点眼型の麻酔をした後、
レーザー手術は少し痛みを伴うこと。
けれど、しっかりと器具に固定することを看護師さんが説明してくれた。
レーザー照射台の前に座ると
薄っぺらいバンドが1本あった。
こんなの「痛い!」と頭をずらせばすぐに外れてしまいそうじゃないか。
そう思った私は、後ろにいた看護師さんに
「すみません。怖いからしっかりと抑えていて下さい。」と頼んだ。
「はい。」そういった看護師さんは少しだけ力を込めて、
私の頭を後ろから押さえた。
弱い。
全然弱い、弱すぎる。
あなたは優しい人すぎる。
「すみません。もっと強く抑えてください」
「はい。」
「もっと強く!もっと強くて大丈夫です」
何度かお願いして、
やっと微動だにできない位力強く押さえつけてもらった。
これなら痛くて頭を逸らすこともできないだろう。
目を閉じることができないようにレンズも嵌め込んである。
そのレンズのせいで、(多分痛いんだろう)
泣きたくもないのに涙が溢れてきていた。
「瞬きしないでね。」
そう言うと、先生はレーザーを右目に照射し始めた。
眩しすぎるっ!!
瞳孔が開いているせいで尚更眩しいのか?
クラクラする。
フラッシュライトを浴びたら、こんな感じなのだろうか。
最初はそんなに痛くもなかったので、
なるべく目を見開いていた。
「いいよ。いいよ。その感じ。」
先生に褒められたのもつかの間、
目に激痛が走った。
い、痛い。注意書きにあったように痛い。。。
出産の痛みに比べれば、蚊に刺されたようなものだが、
今は陣痛中でもない。
身一つで、椅子に座っている産後10年以上経った巨体だ。
普通に痛い。
まぶしくて痛い。
「瞬きしないで!」
と先生はピシッと怒ったが、
痛くてまぶしいのは、止まらない。
まばたきを我慢しようとするも、
まばたきは、意志では止まらないのだ。
反射なのだ。(そうだよね?先生?)
ピシッ、ピシッ、ピシッ
レーザーが光を放つたびに
目の奥に鈍痛が走る。
「すみません。ちょっと瞬きがしたいです。」
そう言って私は思う存分まばたきを数回した。
ピシッ、ピシッ、ピシッ
瞬き
ピシッ、ピシッ、ピシッ
瞬き
数回繰り返しいた後、先生は仰った。
「あと10回だから」
ピシッ、ピシッ、
まばたきを堪えようと、どんどんひどくなる鈍痛に耐えようと
気がつかず、うめき声が漏れた。
「う、うううううう」
自分でもびっくりの、ど太い声だった。
「ちっ」先生の舌打ちが聞こえた。
ピシッ
「はい、終わり。」
え?
あと10回じゃないの?
まだ3回だけど…
なんて思わない。
気づかない。
私は(10回じゃなかった。意外と早かったな)よかったと思った。
しばらく中待合室で待っている間に、
あれ?あと10回って言ったていたのに、3回で終わったな。
先生、その前に舌打ちをしてた…?
本当にちゃんと全部終わったんだろうか。
「もう少し我慢できるから最後までしっかりレーザーを当ててください。」
そう言ったほうがいいのかどうか
一瞬頭を過ったが、
私は痛みが終わってほっとしていた。
最後の診断で、もう一度私の右目を覗くと
「うん、ちゃんとできている。」
先生はそう言った。
(良かった、3回で良かったんですね?)
日常生活はいいけれど、運動は一切禁止
と言う注意事項をもらって、私は帰宅した。
現在2週間目
いまだに運動の許可は降りていない。
ありがたいことに、バイトもやめて、短期的に専業主婦なので、
日常生活には通勤も通学も入っていない。
日々、トドのように、
まったりと、ごろごろと、ダラダラと過ごしている。
前回、先生に
「通勤通学は良くて、運動はダメということですが
ウォーキングってどれぐらいからだめなんですか?」
と聞いたところ
「そんなの眼科医にわかるわけないじゃない。
何分何キロからのウォーキングがダメとか。
通勤通学がダメって言ったら何もできないでしょ。
余計な運動はしないで。」
と言われて、
チキンな私は、自宅でできることをしている。
トド🦭への道まっしぐらだ。
網膜剥離があまりに身近だったことや
近所の眼科でいきなり手術になったことをネタとして
5、6人の友人に話していたら
「あの眼科は2度といかない」とう友人が2人もいた。
割合高くね?
歩いて棒に当たるレベルやん。。。
なぜもっと、早くに近くのおすすめ眼科を話題にしてこなかったんだ、私。
今、思っていることは
「あの先生は口は悪いけど、腕はいいに違いない。」
だって、毎日あんなに人が並んでいるんだもん。
「あの先生は無愛想だけど、本当はいい人に違いない。」
だって、あんなにたくさん若いスタッフさんがいるんだもん。
先述の1人がつぶやいた。
「そう思ってないとやってらんないよね」
いや、きっといい先生なんだと思う!!
ね??先生??
だって、私の目の網膜が裂けていることに、
いち早く気がついてくれたんだもんね?
画面に向かうのも億劫で、
しばらく離れていましたが
最近音声入力という暇つぶしを発見しました。
ビバ!ハイテク技術。
