2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧
学生時代につくった短歌 生きていた証を残しておきたくて腹の痛みに耐えつつ詩を書く 沈みたる我が心を慰めるありがたきかな音楽というもの 我という寂しき人の心には人の入れぬ垣根あるなり 沈めける心で街を歩きけり我何のために生きるべきなり 街角に流れ…
哲学患者 研修病院で統合失調症の患者で、理解が難しい患者がいたので、その事を書いておこう。 その患者は、妄想もなければ幻聴もない。無気力の陰性症状もない。一見すると治療の必要がないようにも思われる。それでも薬を飲んでいる。ベテラン医も彼の病…
姫路城つくった、の妄想の原理 研修病院にいた時、難しい症例の患者をよく任された。 私は、人の心理を分析して得意になろう、などという性格の人が大嫌いである。 ドラマにせよ、漫画にせよ、小説にせよ、私は、そういうのは見ない。そもそも精神科は薬理学…
詩篇二十三編 主は我が牧者なり。我乏しきことあらじ。主は我を緑の野に伏させ、憩いの水際にともないたもう。たとえ我、死の影の谷を歩むとも禍をおそれじ。汝、我と共にいませばなり。 (詩篇二十三篇。ダビデ作) 訳。私は羊で神様はその羊飼いのような関係…
ちょうどドーナッツの一ヶ所をナイフで切って、そこに十円玉ほどの薄い別のドーナッツを入れて、つなぎ合わせた感覚。自分は傍観者ではなく、自分が、社会、経済、を動かしている一部分であるという、まぎれも無い実感。この机の重みこそが、その実感なのだ。…
いじめ対策・・・いじめは永遠になくならない。 いじめに対する対処法・・・それは簡単な事である。もっとも、いじめるヤツには、男の誇りも無ければ、頭もないアッパラパーだから、それを言っても何の事だか、わからない可能性は十分ある。 いじめているヤ…
牧師との対話 ある内向的な少年がいた。彼の両親はプロテスタントのクリスチャンだった。そして、親には、あるアメリカ人のカトリックの牧師との付き合いがあった。彼はキリスト教になど興味が無かった。クリスチャンとは、「キリストのような人」という事で…
さみしん坊 冬の街の空を見上げ物思いに耽って歩いてる。 彼は心の弱い人間だ。 いつも、過去と未来のことをくよくよ考えている。 そして後悔と不安の中で生きている。 彼の心はいつも悲しいことのほうにばかり向いてしまう。 人の心をキズつけることが出来…
兄妹 私は高校時代を東京のK学園で過ごした。 K学園は男子部と女子部に分かれていて男女別学であった。 だが校舎は同じ敷地内にあり、公の行事は一緒に行われることが多かった。男子部にも女子部にも寮があり、全生徒の2/3は寮に入っていた。私も寮に入…
天国入試試験 ある男が死んだ。交通事故だった。人間は死んだら、神の裁きを受けねばならない。それで、天国行きか、地獄行きに決まるのである。 男が気づくと、男の前には神がいた。両側には天子が控えていた。神は大理石で出来た肘掛け椅子に座って、しば…
ある業悪なる者 (これは、たいした事ではないが、こんな事を実行している人間が私の身近にいるのである) 昔々、ある黒井という業悪な男がいました。昔、といっても、これはキリスト教が世界に広まってからのことです。黒井は自分が救われる事にのみ考えをつ…
病気とは何か (大学二年の時、哲学レポートととして書いたもの) 病気は患者にとって、いかなる意味を持つものであろうか。 また病人でなくても人は誰でも病気になる可能性を持っているものであるから、人間にとっての病気の意味といっても同じである。 ま…