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犬の悪性リンパ腫で学んだこと


今朝、ゴミ出しのあと、ラブのレディちゃんに会った。
思う存分なでなでかきかきさせてもらった。

もっともっと、と、レディちゃんはせがんでくれた。

10月だったか11月だったか、散歩中に会った時、
レディちゃんはやせていた。
ダイエット成功したのかな、と思っていたが、
今思えば・・・。


「その頃、いちばんひどかったの、」と飼い主さん。

「今、ステロイド、服用してるね?」
レディちゃんはむくむくに体重復活していた。


あご下、両側にしこりが触れる。
大きな犬だから、しこりも大きい。
抗ガン治療していてこれか・・・。


レディちゃんの頭や耳や体をカキカキしながら、話を聞く。
医者はやる気満々らしい。
その医者、若いの?と聞くと、40代くらい、と。
そりゃ、ヤバいね・・・。

「治る、」ってどういうこと?って確認するほうがいいよ、
医者のいう「治る」と、我々が思う「治る」は違うよ。
「治って」どのくらい生きられるのか、
どういう治療を続けることになるのか、聞いてごらん。
クリスマス、正月を超えた時に、どうしたいか覚悟決めなきゃ。
共倒れになるのは、だれも望んでいないよ。レディちゃんも。
外国では、悪性リンパ腫の診断を受けたら安楽死を勧めるそうだよ。

聞きようによっては、残酷なことをアドバイスした。


「何もしなければ2週間、ステロイドだけなら2か月、抗ガン治療で1年、うまくいけば2年」
ジェリーの時、そう言われて、まだ2歳10か月だったので、迷わず抗ガン治療選択したけど、
医者のいう「ガンが治る」と私の思う「ガンが治る」は違った。

「このしこりが消えれば、たとえジェリーが力尽きてもそれが『がんが治った』ってこと?」
と聞いた時に、その医師は、売り言葉に買い言葉で勢いで言ったのだろうが、
「そうです!」と答えたのを忘れはしない。
「ほかの部位がどうなっているのか検査して、」と頼んでも、
どうせガンなのに無駄だ、と医師は言った。
その日、22回目の抗ガン治療を受けて後、そこには行かなかった。

ビンクリスチン、ドキソルビシン、エンドキサン、ロムスチン、
Lアスパラギナーゼ、フルダラビン・・・・
強い薬になるほどに、効果は見えなくなっていった。

ジェリーは、薬を拒否した。
欲しがるものを与え、好きなところで休ませ、散歩に付き合った。
その時の直前まで歩いて、水を飲んで、オシッコした。
抗がん剤をやめて、3か月後、父に見守られジェリーは空へ駆け上がった。

結局は、自分の体と病気との一騎打ちなのだ。
医薬も助けにはなるだろうが、万能ではない。

医者こそが無力感に日々さいなまれているだろうと想像する。


すべてを疑う、抵抗する、
そんな姿勢はジェリーに習った。






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プロフィール

アルジェリマン

Author:アルジェリマン
コーギーを二代続けて飼い、それぞれを変性性脊髄症(13歳)と悪性リンパ腫(4歳)で失った。
体格はいいものの、すっかり運動不足の中高年が、はたしてもう一度これから犬と暮らせるのか。
保護犬里親サイトをながめ、もんもんとしたあげく、あきらめ半分で問い合わせたところ、縁あってやってきたのが、黒犬の万太郎。

万太郎について:
イケメン雑種の男の子。
徳島出身、推定生年月日2016年1月20日、保護日4月2日。
徳島アニマルオアシスの皆さんのお世話になりました。

20年続けたメモ帳にテキストタグ打ちの手作り素朴饒舌系犬バカホームページは2024年9月末で閉鎖し、その反動で、犬のことだけほのぼのブログのはずだったこの場所が、時々毒舌の本性が出るか、ほのぼのお絵描きブログに成長するか、予定は未定。

文系出不精片付け好き、意識は普通にコンサバ、無意識に毒舌、蚊に喰われやすい下手の横好き週末ガーデナー。

よろしくお願いします。

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