犬の悪性リンパ腫で学んだこと
- 2021/12/20
- 12:34
今朝、ゴミ出しのあと、ラブのレディちゃんに会った。
思う存分なでなでかきかきさせてもらった。
もっともっと、と、レディちゃんはせがんでくれた。
10月だったか11月だったか、散歩中に会った時、
レディちゃんはやせていた。
ダイエット成功したのかな、と思っていたが、
今思えば・・・。
「その頃、いちばんひどかったの、」と飼い主さん。
「今、ステロイド、服用してるね?」
レディちゃんはむくむくに体重復活していた。
あご下、両側にしこりが触れる。
大きな犬だから、しこりも大きい。
抗ガン治療していてこれか・・・。
レディちゃんの頭や耳や体をカキカキしながら、話を聞く。
医者はやる気満々らしい。
その医者、若いの?と聞くと、40代くらい、と。
そりゃ、ヤバいね・・・。
「治る、」ってどういうこと?って確認するほうがいいよ、
医者のいう「治る」と、我々が思う「治る」は違うよ。
「治って」どのくらい生きられるのか、
どういう治療を続けることになるのか、聞いてごらん。
クリスマス、正月を超えた時に、どうしたいか覚悟決めなきゃ。
共倒れになるのは、だれも望んでいないよ。レディちゃんも。
外国では、悪性リンパ腫の診断を受けたら安楽死を勧めるそうだよ。
聞きようによっては、残酷なことをアドバイスした。
「何もしなければ2週間、ステロイドだけなら2か月、抗ガン治療で1年、うまくいけば2年」
ジェリーの時、そう言われて、まだ2歳10か月だったので、迷わず抗ガン治療選択したけど、
医者のいう「ガンが治る」と私の思う「ガンが治る」は違った。
「このしこりが消えれば、たとえジェリーが力尽きてもそれが『がんが治った』ってこと?」
と聞いた時に、その医師は、売り言葉に買い言葉で勢いで言ったのだろうが、
「そうです!」と答えたのを忘れはしない。
「ほかの部位がどうなっているのか検査して、」と頼んでも、
どうせガンなのに無駄だ、と医師は言った。
その日、22回目の抗ガン治療を受けて後、そこには行かなかった。
ビンクリスチン、ドキソルビシン、エンドキサン、ロムスチン、
Lアスパラギナーゼ、フルダラビン・・・・
強い薬になるほどに、効果は見えなくなっていった。
ジェリーは、薬を拒否した。
欲しがるものを与え、好きなところで休ませ、散歩に付き合った。
その時の直前まで歩いて、水を飲んで、オシッコした。
抗がん剤をやめて、3か月後、父に見守られジェリーは空へ駆け上がった。
結局は、自分の体と病気との一騎打ちなのだ。
医薬も助けにはなるだろうが、万能ではない。
医者こそが無力感に日々さいなまれているだろうと想像する。
すべてを疑う、抵抗する、
そんな姿勢はジェリーに習った。

