12月14日といえば、赤穂浪士の討ち入りの日。
数年前までは、年末になると必ずどこかの局が、
赤穂浪士の討ち入りドラマやスピンオフドラマを制作し放送していた。
地上波で見なくなって何年?5年くらい?
時は旧暦元禄15年(西暦1703年)12月14日・・・・。
元禄時代は西暦1688年から1704年。
父方の祖父が、「うちの仏壇には元禄時代からの位牌がならんでおる、」
と言っていたが、本家の仏壇は今どうなっていることやら。
伯父の次男(つまり従兄弟)がその実家に住んでいるようだが、
「兄貴め、ゴミ屋敷化させおって!」、ときれい好きの父が憤慨していた。
その仏壇と墓を継いでいく次の世代はいない模様。
今日、『ファミリーヒストリー』を観た。
サラ・ジェシカ・パーカーが先祖をたどっていた。
出だしで、長兄さんと「移民よね、メイフラワー号には乗ってないわよね、」と。
存命の母親から得た情報を手掛かりに、1620年代のゴールドラッシュと、
1629年のセイラムの魔女裁判に行きつく。
12代ほどさかのぼることができた。
移民大国アメリカの人は、だからこそルーツを知りたいのだろうと思った。
系図学者がいて、とても古い書類も電子化されていて興味深い。
『CSI:科学捜査班』のエピソードだったか、
系図学者に依頼して、夫の家系図をプレゼントしていたような・・・。
先祖を調べた人たちは、先祖たちが歴史に立ち会っていたことを知り、
生き残りの子孫のひとりである彼女たちは、人生が変わるほどに感動する。
そして、自分の国が好きだ、と確信する。
父が存命の頃、原戸籍(はらこせき)を入手したことがある。
戸籍というものは、永遠に保存しているものと思っていたが、
保存期間が150年で、それ以前のものは廃棄されてしまう。
廃棄されたかと思いきや、横流しする人も当然いるようで、
身分も載っていた時代の戸籍がヤフオクで売り買いされていたりする。
明治5年の壬申戸籍がそれである。
現在見ることのできる原戸籍で、曽祖父は明治6年(1873年)生まれ、
その親は嘉永4年(1851年)生まれ、などの情報を読み取ることができる。
「人権」とかでそこまでしか知ることができない。
庶民には、たかだか150年前までしかさかのぼることができない。
1世代30年として、たったの5世代だ。
檀家帳や墓碑銘などからもっとさかのぼれたとしても、
廃棄・破損・紛失・焼失なんてこともあろう、自然災害国日本においては。
残っていても達筆すぎて読めないのだろうな、たかだか200年前であっても。
ご先祖様たちの時代と比べて、歴史と国文学の教養はゼロに等しい現代。
NHKが『ファミリーヒストリー』の真似っこ番組をやっていた。
捏造疑惑もあって、全面的に信用はできない番組だったが、
子孫である女優など有名人たちは、調査結果に感動し、
自分のルーツに誇らしげだった。
有名人の特別扱い、うらやましい。
すべてが急流の水に流すがごとく消えてしまう。
逆らわず、ものも言わず、抵抗せずに、消してしまう。
歴史ある国なのに、プライドを持てない仕組みになっている気がする。
なぜだ。
なぜ、『忠臣蔵』を放送しないんじゃい!
・・・え、そこ?