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クレパスで模写、イリヤ・レーピンの『トルストイ』


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イリヤ・レーピンの『トルストイ』を、F4水彩紙にクレパスで模写。

イリヤ・レーピン(1844~1930)は、同郷の著名人たちの人物画も多く描き、
トルストイ(1828~1910)の絵も多い。
これは、晩年のトルストイ。

福沢諭吉(1835~1901)とほぼ同世代ということは、
トルストイも日本に生まれたら、幕末に生まれ、明治大正を生きることになる。

で、ひげがフサフサなのだ。
ひげは伸び続けるものなのか?

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日本の明治人たちもひげフサフサの人は多い印象。
写真は、由利公正(1829~1909)、トルストイと同年代の同じ【口ひげ+頬ひげ+あごひげ】の人。

由利公正、福井藩士。
坂本龍馬が、「天下の人物といえば西郷隆盛と三岡八郎(由利公正)」と評した。


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では庶民はどうかというと、江戸の男たちは徹底的にひげを剃る。
写真の髪結いさんたち、気合の入ったいい顔している。

ブログ『乱志&流三の落語徘徊』の【浮世床(2019年1月26日記事)】によると、
月代は剃っても2~3日もすれば新しく毛が生えて来ます。
ですから、4~5日に1回は髪結床に通わないと、無精でだらしなくなります。
江戸っ子が好んだ粋とはほど遠い姿になりますから。
江戸っ子の中には「月代が少し伸びたぐらいが粋だ」などと負けず嫌いを言うのもいたそうですが。

江戸後期の武士の日記(「石城日記」)を見ると、短い時には一日おき、
間が空いても5日に1回は髪結床通いをしている。
・・・・とのこと。

江戸は単身男性が多く、女性が少なく、モテるためには男の子は頑張る。
脱毛も頑張ったようだ。
どうやって脱毛したかってーと、軽石でこするとか、線香で焼き切るとか。
そりゃ痛いなんて言ってらんねー、スネ毛?ケツ毛?ぼーぼーだってぇ?許されねぇ! 

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なんでかって、ふんどし一丁で勝負の飛脚だ、毛ぇがはみ出してちゃぁ粋じゃないだろが。

女の子たちが飛脚にキャーキャー言ってるから、
おいらは飛脚じゃないけど、・・・やるしかないぜ。

肌は、風呂屋だ、ぬか袋でこすってツヤツヤのピカピカのすべすべだ。
きっちり剃って、一筋も乱れなくギューッと結い上げて、髷の先だけちょいと斜めが粋だぃ。
彼女ができたら、腕にその娘の名前を入れるぜ、〇〇命、なんてな。がんばるぜ。

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武士、あるいは武芸者の写真。

江戸末期、明治初期の写真に写る日本人たちは。
いずれも眼光鋭く、細身ながらたくましく、サッカーの本田圭佑選手風。


一方、鏡に映る自分の顔は、ぶったるんで生気に欠けてみっともねぇっ。



コメント

Re: No title

>さえき奎さん、

イリヤ・レーピンの人物画のうち名前を知っているのが、トルストイとムソルグスキー。
ムソルグスキーの絵はヘアスタイルが乱れ過ぎていたので、トルストイの方を描きました。

ロシアで80過ぎて冬に突発的に家出なんかしたらどうなるか、
そういう最期だったとは、知りませんでした。

ダゲレオタイプという20分プルプルタイプのカメラがどんどん発展改良し、
この飛脚の撮影の頃は(1880年頃と思われます)20秒プルプルくらいになってた、
と、勝手な想像ですが。

飛脚のポーズ、ナンバ走りスタイルですよね。

No title

トルストイで来ましたか。
彼の「最期」を誘発することになった家出騒動は、大変興味深い事件でした。
真相は知る由もありませんが、大作家らしく自ら演出したドラマだったんじゃないのかと思っています。

写真に残る幕末の男達は。確かに皆いい面構えをしています。
粋は意地を維持するための方便だったんでしょうか(笑)。
それにしても、当時のダゲレオタイプの銀板写真は、露出時間が20~30分も必要だったので大変だったと思います。
飛脚さんなんかは、ずっとあの姿勢で足とかプルプルしていたんじゃないかと気の毒になりました(笑)。

Re: No title

>マラどーなさん、

口ひげのマラどーなさん、
フレディ・マーキュリー? ハルク・ホーガン? どっちタイプ?

ポアロさんが小さなはさみとクシで口ひげを丁寧に手入れしていますが、
女性用の眉ばさみみたいなものですね。
まゆは眼鏡をかけてチョキチョキできませんが、
口ひげは眼鏡をかけても手入れできるのがうらやましいです。

ねばねばも粉コナも、口ひげの敵・・・それは盲点でした。
目玉焼きの黄身なんかついたら嫌ですもんねー、ラーメンもダメかも。
吐く息が凍って鼻タレ風になるとは。
その点は、白いヒゲになれば問題解決ですね。
白髭のマラどーな、なんかいい響き。

No title

はい!退職してから口髭を伸ばし始めました。
あご髭は伸ばしてません。

ヒゲ用のちっちゃいハサミで、2〜3日に1回、切り揃えてます。
あんまり伸びると、食べ物がヒゲについたりしてイヤなので、
そのあたり気をつけてます。
特に、納豆のネバネバなんかがヒゲについたりすると顔を洗い直します。
ハッピーターンの粉もついたりするとイヤですね。

冬のウォーキング時、鼻から吐く息がヒゲにとどまって
“ハナタレ坊主”みたいになります。
とてもじゃないけど“粋”には見えないです。息だけに。。。

Re: No title

>野付ウシさん

女性はもちろん男性も美容に力を入れていた・・・江戸っ子。
美容というか、「粋」の追求でしょうか。
歯磨きも頑張っていたようです。
江戸っ子はそんなに美容に時間を費やすことができたのか、
それで食っていけてたのか、というのが不思議です。
地方の百姓は食うや食わず・・・
でも、「この国の子どもは幸せな笑顔、」と当時の外国のカメラマンが評しています。

平均寿命が長くなっていて、つまり年を取っても生きているので、
昔は乾燥肌なんて悩まなかった年齢まで生きていられる・・・
だから、保湿クリーム塗らなきゃかゆくてやってらんない、みたいな。

昔の日本人は大人びた、気骨のある顔をしていたからひげも似合ったのでしょうか。

No title

昔に比べたら、いかに現代が贅沢になったかですね。
風呂は毎日でも入れるし、自宅で髪や髭も調整可能。
男までスキンクリーム使う時代ですからね。
まぁTVに出る人みたいに、男まで化粧しませんが。
髭は「男らしさ」の象徴みたいに思われますね。
海外で暮らす日本人は髭を伸ばす人も増えます。
子供っぽい顔の日本人ですから、それをボヤけさすのには髭がいいのかな?
現役時代に無理なので、退職してから髭伸ばす人も少なくないです。
こればかりは髭をのばしたことのある人にしかわからないでしょうね。

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プロフィール

アルジェリマン

Author:アルジェリマン
コーギーを二代続けて飼い、それぞれを変性性脊髄症(13歳)と悪性リンパ腫(4歳)で失った。
体格はいいものの、すっかり運動不足の中高年が、はたしてもう一度これから犬と暮らせるのか。
保護犬里親サイトをながめ、もんもんとしたあげく、あきらめ半分で問い合わせたところ、縁あってやってきたのが、黒犬の万太郎。

万太郎について:
イケメン雑種の男の子。
徳島出身、推定生年月日2016年1月20日、保護日4月2日。
徳島アニマルオアシスの皆さんのお世話になりました。

20年続けたメモ帳にテキストタグ打ちの手作り素朴饒舌系犬バカホームページは2024年9月末で閉鎖し、その反動で、犬のことだけほのぼのブログのはずだったこの場所が、時々毒舌の本性が出るか、ほのぼのお絵描きブログに成長するか、予定は未定。

文系出不精片付け好き、意識は普通にコンサバ、無意識に毒舌、蚊に喰われやすい下手の横好き週末ガーデナー。

よろしくお願いします。

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