■ 広東麺
歳末RTS治療記 其の壱
大晦日から新年三が日にかけてはいろいろと珍しいものやゼイタクなお料理に明け暮れるのが通例でして、そうなるとRTS患者と致しましてはある程度の予防治療とでも言いましょうか、免疫成分をたっぷり含んだラーメンを食してはそうした期間を安心して乗り越えられるようにするのが正しい過ごし方なのです。

確か前回が味噌ラーメンでしたので、サイクル的には醤油となるのでしょう。すっかり冬も本番に突入しておりますから、ここはトロミのついた醤油スープで充分にカラダを温めてやる必要がありそうですね。
そこでパッと浮かんでくるのが『広東麺』、醤油味のスープにニクヤサイをたっぷりの餡で綴じた具材をトッピングする冬の定番ですね。主たる野菜は旬が冬の甘い白菜、あとはテキトーにモヤシや人参などが彩りに加われば上等かと思います。

かなり昔に釧路の食堂で食した『広東麺』は白菜と豚肉しか入っていなかった記憶がありますが、今はグルメな時代となってそうしたシンプルなスタイルは廃れてしまっているかも知れませんね。
麺が茹で上がるタイミングを見計らって豚肉やヤサイをチャチャっと炒め、中華スープを注いで軽く沸騰させたら水溶き片栗粉でトロミをつければ具は出来上がりです。醤油スープに麺を泳がせたら、そのトロミのついた具をダダっと被せるように乗せれば完成です。
あぁいい感じですねえ、程よく温まってジツに旨い。白菜やモヤシのバリバリシャキシャキした歯応えが心地よく、そして麺とのすき間を埋めるように豚肉の旨味がクチに拡がってゆく様は例えようのない快感があります。

そして食べ進むうちに餡のトロミが醤油スープにも回っていい塩梅になるのですな、慌てて食すとヤケドの恐れがありますから、出だしは慎重に啜ってゆく配慮が必要になります。大丈夫、そのうちにヤサイやニクの旨味と香りが溶け込んだ餡が醤油スープにリッチな響きを与えてくれるようになりますから。
あぁこれでRTS予防治療の第一幕は終了ですね、出来れば年内にもういちどダメ押しのワクチン接種をしておきたいなあ…とウイスキーをキュッと含みながら考えるエロおやぢであります。
