
同じ青木平に住んでいる太田さんから石膏の婦人像を貸してもらって静物画を一枚描いてみた。以前からこの像には惹かれていて、なんとか作品にできないものかと迷っていたのだが、思い切ってお頼みしたものである。太田さんもこの像で制作を目論んでいるそうである。早速アトリエでモチーフを組んでみた。ちょうど家にきれいな柿が届いていて、三つを取り上げ赤い線の入った白い布を敷いた上に置いてみる。婦人像はその背後に、そしていつも使う模様の布を背景にする。
少し小さめのF8号のキャンバスをイーゼルに据えて描き始めた。9月中風邪をひいていたり、個展があったりして落ち着いて制作するのは本当に久しぶりである。こんなに筆を持たないことも珍しいことである。ペースとしてはスムーズに筆が運べて気持ちの良い制作だった。画面としての強さもこれでいいと思われる。
もう少し大きなキャンバスに、構成的な考えで制作してみたいのだが、今回はこれで満足しておく。またの機会にもう一度太田さにお頼みしようかと思いながらお返ししたのである。ただし今回はもう一点水彩画も描き上げている。次回のブログはこれである。