
秩父宮記念公園での今年の個展も無事におわり一息ついたところである。今年は脳梗塞に始まって、九月からほぼ一か月月半、風邪に悩ませられたりしてあまりいい年の巡りではない。家内も同じ運勢で、二人ともども調子が悪いままこの展覧会をむかえ、悲観的な予想をしていたのだが、まずまずの成果だったのでホットした。周りの季節も富士山の初冠雪など、深い紅葉の頃になってきている。少し落ち着いてきて、制作に戻るときである。
水彩紙を用意して柚野に久しぶりに出かけた。以前から気になっている場所にイーゼルを立てて、目の前の富士と少しずつ紅葉のまじりあった前景とを軽く鉛筆であたりながら画面におさめていく。使い慣れた筆で全体的に彩色していくのは気持ちがいい。とくに水彩画の場合は筆触を大切に考えている。色彩も単独で使う部分や重色、混色で進めていく場合も出てくる。そういった技術も自由に使いこなせると楽しいものである。
久しぶりの戸外での制作に満足した。やはり制作すること、これが一番である。