
ガラス製の浮き球はよく美大の受験前のデッサンなどで描かされたもので、ガラスの透明感と縄の複雑さなどで初心者には難しいものである。慣れてくると見た目ほどにはたいした複雑さはなく、色と質感を利用して静物画のモチーフに使われることも多い。その海をイメージしてサザエの貝殻などと組み合わせたP6号の油彩を描いてみた。
色彩の対比として黄色のレモンを持ってきたが、添え物として小さなナイフも置いてある。このナイフはフランスの食卓には欠かせない牡蠣(カキ)開けのナイフである。日本に帰ってからは家で牡蠣を開けることもなく随分懐かしくなったモチーフである。
赤色のソース入れも組み入れているので背景などは出来るだけ色を抑えるようにしてみた静物画である。