蔵書目録

明治・大正・昭和 音楽:声楽、作曲、提琴、洋琴、西洋舞踊、女子教育。目録:煙火、蓄音器、楽器、音譜。事件:二・二六事件、文革、北京之春

「記念帖」 清国上海東亜同文書院 (1909.10)

   

     第六期卒業生 

     記念帖 

    清国上海東亞同文書院
 
  ・母校寄宿舎(北寮)、母校庭園
 同志東亞の經論を策するもの九拾名、明治三十九年初秋各郷に擧げられて來て學に禹域に就き、根津門下に四百餘州の事を研鑽す。
 爾来寒往暑此に三度今茲明治四十二年孟夏業成つて桂墅里を去る。
 嗚呼同志九十名、各生を當代に享け志を東亞の事に懸け而して又同じく來て此に經世の策を講ず、命運予等に幸する深しと云ふべし、一度蓋を傾けて古きが如きものある亦宜なる哉。
 然かも今皆三年習得の所を提げて其活動の舞臺に立たんとして、爾後同志東西參商の嘆をなさんを思うては誰かよく懐に悵然たらざるなきを得んや。
 故に今去らんとするに際し三載の間専心予等が指導に任ぜられたる我東亞同文會長、副會長及東亞同文書院長始め教職員諸公の英姿に我同志の俤を併せ寫して以て記念とせんとす、此に此議なりて此記念帖なる。
 よし或者は北の方萬里の長城に出没し月を才壁に賞せ、よし或ものは南の方蒼梧の野に行いて船を濁江に艤せ、東に去るもよし、西に入るもよし、各其志す處に去つて東亞の爲に策し日東帝國の爲に計れ、而して朝夕此一巻を手にして申城下の三載を偲び併せて同志東に策し西に計りつゝあるを思はん哉。
   明治四十二年夏抄

 ・母校正門、母校講堂ノ一部
 ・母校寄宿舎(北寮)、母校庭園
 ・上海帝国総領事府、城堭廟
 ・上図 西湖湖畔雷峰塔(曾遊記念)、下図 清国上海市街(正金銀行楼上ヨリ見タル)
 ・東亜同文書院第六期生(華族会館ニ於ケル)
 ・鍋島会長一行来院記念
 ・第二年端艇競争優勝記念
 ・優勝記念 第三年端艇第一撰手、第二年端艇第二撰手
 ・東亜同文会々長 鍋島侯爵、東亜同文会副会長 清浦子爵
 ・東亜同文書院々長 根津先生、東亜同文書院教頭 上野先生
 ・東亜同文書院教授 福岡先生、東亜同文書院教授 中川先生、東亜同文書院教授 森川先生
 ・東亜同文書院教授 布施先生、東亜同文書院教授 大村先生、東亜同文書院教授 青木先生
 ・東亜同文書院 小田寮監、東亜同文書院 和田幹事、東亜同文書院 品川校医
 ・東亜同文書院教授 大原先生、東亜同文書院教授 橋詰先生、東亜同文書院寮監 土屋先生
 ・東亜同文書院助教授 松永先生、東亜同文書院助教授 辻先生、東亜同文書院 佐藤事務員
 ・東亜同文書院講師 Rev.H.V.S.Myers.、〔以下、東亜同文書院講師 中国人3名省略〕

 〔以下、86名の出身県名付の生徒写真17頁、各頁生徒5名:最終頁のみ6名は省略〕

    明治四十二年十月廿五日発行 (非売品) 

    発行者 東京市赤坂区溜池町 東亜同文会 松本忠雄 

    印刷所 東京市小石川区久堅町 精美堂