
こんにちは!
アンリのイギリス英語の管理人、アンリです。
前回は、英語の多読の効果を高めるために多読の欠点をカバーした、アンリ流の英語の多読のやり方についてお話ししました。
早速、アンリ流で英語の多読を始めよう!と思っていただきありがとうございます!
でも、「どのレベルの英語の本から読み始めればいいの?」って思いますよね。
今回はGraded Readersのレベルや、読み始めるのにちょうどよい自分に合ったレベルの見つけ方についてお話しします。
ぜひ、英語の多読をする際の参考にしてみてください。
- Graded Readersのレベルは、出版社ごとに違うの?
- まとめ
Graded Readersのレベルは、出版社ごとに違うの?
Graded Readersは、英語学習者のレベルに合わせて文法や語彙を調整して書いた、英語のレベル別の勉強用の本です。
小説が多いですが、ノンフィクションのものも多くあります。
おもなGraded readersの出版社(シリーズ)
ここでは、比較的手に入りやすい Graded Readsers の出版社(シリーズ)を、簡単な特徴と併せてご紹介します。 詳しくは、別の機会にお話しする予定です。
Cambridge English Readers
- イギリスの出版社(Cambridge University Press)
- 中高生~大人向け
- イギリス英語、アメリカ英語
- 出版社のホームページから、無料で音声をダウンロード可能
- 古典作品はなく、舞台はすべて現代。すべての作品がオリジナル。ジャンルもサスペンスからロマンスまで色々あり、読みやすい。
- 入門から上級レベルまで
Oxford Bookworms
- イギリスの出版社(Oxford University Press)
- 子ども~大人向け
- イギリス英語、アメリカ英語
- 音声はaudibleで購入か、MP3のアクセスコード付きオーディオパックの本を購入
- 古典作品が多い
- Oxford Reading Club に入会すると、月額1,000円ほどで読み放題で読める(すべてのタイトルがあるわけではなく、音声も付いていない)。
- 入門から上級レベルまで
Oxford Read and Discover
- イギリスの出版社(Oxford University Press)
- 子ども~大人向け
- アメリカ英語
- 音声はMP3のアクセスコード付きオーディオパックの本を購入か、Oxford reading Clubに入会しないと聞けない
- 理科や社会のノンフィクション作品のみ
- 写真が豊富でイメージしやすい
- 初級から中級レベルまで。ジャンルのせいか、初級でもTOEICやTOEFLに出てくるような難しい単語が登場する。
- Oxford Reading Club に入会すると、月額1,000円ほどで読み放題、聞き放題
Oxford Reading Tree
- イギリスの出版社(Oxford University Press)
- 子ども向け
- イギリス英語
- 音声は、Oxford University Pressにアカウント登録すれば聞ける*(すべてのタイトルではなく、登録時に日本語で住所などの個人情報の入力が必要)。ダウンロードできず、ストリーミングのみ。 *2023年2月からサービス開始
- イギリスの小学校の国語の教科書に使用されている
- 絵本
- 入門から初級レベルまで。初級でもTOEICに出てくるような難しい単語が登場する。文法はやさしい。
- Oxford Reading Club に入会すると、月額1,000円ほどで読み放題、聞き放題
Macmillan Readers
- イギリスの出版社(Macmillan Publishers)
- 中高生~大人向け
- イギリス英語、アメリカ英語
- 音声はオーディオパックの本を購入すれば、ダウンロード可能
- 古典作品、現代が舞台の作品、オリジナル作品など、いろいろあり
- 入門から中級レベルまで
Penguin Readers(Pearson English Readers)
- イギリスの出版社(Penguin Random House UK)
- 子ども~大人向け
- イギリス英語、アメリカ英語
- 出版社のホームページで会員登録(英語で氏名やメールアドレスなどを入力)し、本に記載のUnlock codeを入力すれば、音声のダウンロードが可能
- 映画のリライト版や人気の児童書(ロアルド・ダール、ジャックリーン・ウイルソン、ムーミンなど)、伝記などがある。
- 入門から上級レベルまで
National Geographic Kids Readers
- アメリカの出版社(National Geographic)
- 子ども~大人向け
- アメリカ英語
- 音声なし
- 理科のノンフィクション作品のみ
- 写真が豊富でイメージしやすい
- 入門から中級レベルまで。ジャンルのせいか、初級でもTOEICやTOEFLに出てくるような難しい単語が登場する。
Info Trail
- イギリスの出版社(Pearson Education Limited)
- 子ども~大人向け
- イギリス英語
- 音声は、オーディオパックの購入が必要
- 理科や社会のノンフィクション作品のみ
- 絵や写真が豊富でイメージしやすい
- 入門から上級レベルまで。ジャンルのせいか、初級でもTOEICやTOEFLに出てくるような難しい単語が登場する。
Seed Learning
- 韓国の出版社(Seed Learning)
- 子ども~大人向け
- アメリカ英語
- 出版社のホームページから、無料で音声やビデオをダウンロード可能。BGMや効果音付き。ビデオはYouTubeで見られる。
- 理科や社会のノンフィクション作品のみ
- 写真が多く、文章中のキーとなる言葉がハイライトされてい。
- 初級から中級レベルまで。ジャンルのせいか、初級でもTOEICやTOEFLに出てくるような難しい単語が登場する。
Compass Readers
- 韓国の出版社(Compass Publishing)
- 子ども向け
- アメリカ英語
- 出版社のホームページから、無料で音声をダウンロード可能。BGMや効果音付きで、聞き流しにおススメ。
- 絵が多く、文章中のキーとなる言葉がハイライトされてい。
- 入門から中級レベルまで
英語レベルと語数の関係

| レベル | Headwords | Total Words |
| Beginner 入門 |
200~250 | 1000 |
| Elementary 初級 |
300~400 | 3000 |
| Pre-Intermediate 初中級 |
600~800 | 7000 |
| Intermediate 中級 |
1000~1300 | 10000 |
| 1400~1900 | 20000 | |
| Upper-Intermediate 中上級 |
1800~2800 | 28000 |
| Advanced 上級 |
2200~3800 | 30000 |
| 4000~5000 | 50000~ |
Headwordsとは基本単語数のことで、そのレベルのGraded readersで使われている単語のレベルのことです。
出版社によって、多少ばらつきがあります。
Total Wordsは、その本で使われている単語を足した総単語数のことです。
いわゆる、本の長さ(ボリューム)が分かります。
英語のレベルとおもなGraded Readersのレベルの関係
では、Graded readersのレベルと英語のレベルの関係を表で確認しましょう。
表に出てくる「CEFR(セファール)」や「YL(読みやすさレベル)」、「LEXILE(レクサイル)」は、次回お話しします。
入門~初級レベル
| レベル | Beginner (入門) |
Elementary (初級) |
| CEFR | Pre-A1 | A1 |
| YL(読みやすさレベル) | 0 | 1.0 |
| LEXILE | ~535L | |
|
Cambridge |
STARTER | LEVEL 1 |
| Oxford Bookworms | STARTER | STAGE 1 |
| Oxford Read and Discover |
LEVEL 1-2 | LEVEL 3-4 |
| Oxford Reading Tree | STAGE 1-9 | - |
| Macmillan Readers | - | LEVEL 1 |
| Penguin Readers | - | STARTER |
| National Geographic Kids Readers |
Pre -reader, LEVEL 1 |
LEVEL 2-3 |
| Info Trail | LEVEL 1 | LEVEL2-3 |
| Seed Learning | - | Culture: Lv. 1-3 Technology: Lv. 1-2 History: Lv. 1-2 |
| Compass Readers | LEVEL 1 | LEVEL 2 |
初中級~中級レベル
| レベル | Pre-ntermediate (初中級) |
Intermediate (中級) |
|
| CEFR | A2 | B1 | |
| YL(読みやすさレベル) | 2.0 | 3.0 | 4.0 |
| LEXILE | 540L~800L | 805L~1090L | |
| Cambridge English Readers |
LEVEL 2 | LEVEL 3 | LEVEL 4 |
| Oxford Bookworms | STAGE 2 | STAGE 3 | STAGE 4 |
| Oxford Read and Discover |
LEVEL 4-5 | LEVEL 6 | LEVEL 6 |
| Oxford Reading Tree | - | - | - |
| Macmillan Readers | LEVEL 2 | LEVEL 3 | LEVEL 4-5 |
| Penguin Readers | LEVEL 1-2 | LEVEL 3-4 | LEVEL 5 |
| National Geographic Kids Readers |
- | - | - |
| Info Trail | LEVEL 3-4 | LEVEL 5 | - |
| Seed Learning | Culture: Lv. 4 Technology: Lv. 3-4 History: Lv. 3-5 |
History: Lv. 6 | - |
| Compass Readers | LEVEL 3 | LEVEL 4 | LEVEL 5 |
中上級~上級レベル
| レベル | Upper-Intermediate (中上級) |
Advanced (上級) |
|
| CEFR | B2 | C1 | C2 |
| YL(読みやすさレベル) | 5.0 | 6.0 | 7.0~ |
| LEXILE | 1095L~1320L | 1325L~1460L | 1465L~ |
| Cambridge English Readers |
LEVEL 5 | LEVEL 6 | - |
| Oxford Bookworms | STAGE 5 | STAGE 6 | - |
| Oxford Read and Discover |
- | - | - |
| Oxford Reading Tree | - | - | - |
| Macmillan Readers | LEVEL 6 | - | - |
| Penguin Readers | LEVEL 6 | LEVEL 7 | - |
| National Geographic Kids Readers |
- | - | - |
| Info Trail | - | - | - |
| Seed Learning | - | - | - |
| Compass Readers | LEVEL 6-7 | - | - |
Graded Readers を読み始めるレベルの見つけ方
やっと本題です。
「どのレベルの英語の本から読み始めればいいの?」の答えです。
前にお話しした一般的な多読のやり方では、
- どんな英語のレベルの人でも、絵本から読み始める
- 自分の英語レベルの1つ下のレベルのGraded readersから読み始める
という2つが、読み始める本の選び方でした。
でも、アンリ流の英語の多読のやり方では、「絵本から読む!」とか「Graded readersのこのレベルから読む!」とは決めないです。
絵本でもGraded readersでも、どちらを読んでもよいです。
自分が「読みたい!」、「読んでいて楽しい!」と感じるものを読んでいきます。
アンリ流の英語の多読のやり方は、「きっちりやらずに、ゆる~くやる!」がモットーなので!
ただ、レベルがたくさん分かれているGraded readersから、何のアドバイスもなく自分に合うものを選ぶのは大変ですよね。
ということで、Graded readersを読み始めるために必要な、自分に合ったレベルの見つけ方のポイントをお教えします。
自分に合ったレベルの Graded readers の見つけ方のポイント
使用するのは、Cambridge English Readersです。
Cambridge English Readersには、書かれた英語のレベルが違う、同じ主人公のミステリー小説があります。
このシリーズものを低いレベルから順番に読んでいくことで、どこのレベルから読みにくくなっているかを客観的に見ることができます。
イギリスのスコットランド・エジンバラが舞台の警部補 LOGANシリーズは、特におススメです!
イギリス英語で書かれていて、レベルは1から4まであります。
ストーリーが面白く、読みやすいです。
警部補 LOGANシリーズ↓
ほかには、
探偵Marleyシリーズ(アメリカ英語、レベル1から6まで)や、スパイMunroシリーズ(イギリス英語、レベル0から3まで)などもあります。
探偵Marleyシリーズ↓
スパイMunroシリーズ↓
同じ主人公のシリーズを読んで、「このレベルはスラスラ読めるぞ」とか「このレベルは、ちょっと読みにくいな」という、読んでいるときの「スラスラ」の感覚で多読の開始レベルを決めます。
読んでいてつっかかってしまった本の1つ下のレベルから読み始めると、多読を楽しみやすいです。
このレベルの本を3冊ぐらい読んでから、スムーズに読めなかった1つ上のレベルをもう一度読んでみると、今度はスラスラ読んでいることに気が付くと思います。
レベルを上げる時も、このスラスラ読めているなという感覚で決めます。
AmazonのKindleルアプリで、2~3ページぐらいのサンプルページを読めます。
購入前にレベルを確認できるので、よかったら読んでみてください。
途中のレベルから読み始めるたら、下のレベルで学ぶ内容の漏れはないの?
途中のレベルから読み始めると、下のレベルで学ぶ内容の漏れがないか、いつも不安になっていました。
でも、気が付きました。
Graded readersは前のレベルで書かれていた文法や単語をベースにして、1つ上のレベルの文法や単語が追加で盛り込まれているのだと。
つまり、1つ上のレベルにも、その前のレベルの文法や単語が出てきます!
これは当たり前のことなのですが、この事実を客観的に捉えたことで、まったく不安にならなくなり、多読を継続することができるようになりました。
まとめ
では、まとめです。
今回はアンリ流で英語の多読を始めるために、Graded readersのレベルや、「どのレベルの英語の本から読み始めればいいの?」についてお話ししました。
簡単にまとめると、次の通りです。
アンリ流の英語の多読のやり方では、
- 絵本でもGraded readersでも、どちらを読んでもよい
- 自分が「読みたい!」、「読んでいて楽しい!」と感じるものを読む
- きっちりやらずに、ゆる~くやる! きっちりやろうとすると、多読の継続は難しい
自分の英語のレベルに合ったGraded readersを見つけるには、
- Cambridge English readersの複数のレベルにまたがってあるシリーズものを、低いレベルから順に読んでみる
- つっかかってしまったレベルの1つ下のレベルを3冊ぐらい読むことで、英語の多読を始める
きっちりやらずにゆるく英語の多読をすることで、多読を継続し、自然な英語が身に付く英語脳を作りましょう!
Seeya!
またね~



